亀井英孝の「千年続く経営」ブログ

名南経営コンサルティング 亀井英孝 公式ブログ

2021年07月

本日は、“成長”について考えてみたいと思います。

 

社員の成長は、すべての経営者・経営幹部の方々の

心からの願いだと思います。

 

一方で、特に中堅・中小企業においては、トップ

自らが成長を止めたらおしまいです。

 

もちろん「トップの器に左右されない組織作り」は

必要ですが、絵に描いた餅とまではいわないまでも、

トップにあらゆる機能と権限が集中する中堅・中小

企業では、とても難しいことであることは事実です。

 

それだけに、企業が持つべき経営目標の筆頭に据え

られるべきは、

 

 「経営陣の能力向上目標」

 

に他なりません。

 

そしてその目標を実現していくためにはまず、

 

•経営のセオリーをきちんと学ぶこと

 

です。

 

しかし実際にはセオリー通りいくとは限りません。

 

否、その組織固有の問題があるがために、セオリー

通りにはいかない方が多いものです。

 

そこで大切なのは、

 

•そのセオリーを実践の場で活用し、百戦錬磨の訓練

の中から“生きた知恵”を得る

 

ことです。これこそが真の学び、気付きなのです。

 

繰り返しになりますが、トップが自らの成長を止めて

しまったらおしまいです。

 

ぜひ皆さんも自らを磨き続けていってください。

 

そのためには、セオリーを学び、実践することが欠か

せません。

 

さらにはその内容を共有し、高め合う仲間をさらに

増やしていっていただければと思います。

 

当社では、昭和63年から『経営者大學』という講座を

開講しています。

 
https://www.keieisha-daigaku.jp/

600名を超える経営者・後継者・経営幹部の皆様に

ご参加いただいている経営者のための『大学』です。

 

開講から一貫して「経営者の器づくり」をコンセプト
、単なる知識の習得だけではなく、経営者として
「知」「技」「心」を醸成し、経営者としての成長を
実現することを
目的に運営しております。

 

57期が10月から開講するにあたり、830()

にオリエンテーションを実施します。

 

ぜひ一度覗いてみてください。お待ちしております。

本日は、“採用”について考えてみたいと思います。

 

採用活動は、実に難しいものです。

 

「この子は間違いないなく当社に来てくれるだろう

と思っていたら、他社に行ってしまった」という

ことは日常茶飯事であり、また逆も然りです。

 

その原因のひとつに、コミュニケーションの難しさ

があります。

 

人は自分の経験と独自の価値観から「こう伝えれば

わかってくれるだろう」と思って話をします。

 

ところが聞き手側には2つのフィルターがかかって

います。

 

一つは聞き違いや聞き漏らしなどの「受信機の精度」、

もうひとつは聞き手の「価値観」や「捉え方」です。

 

話し手に独自の価値観があるのと同様、聞き手にも

独自のそれがあるのです。

 

よって「分かり合えていたと思っていたら、お互い、

まったく違った思いをもっていた」などということは、

実によくあることなのです。

 

採用活動に限らず、コミュニケーションを図る場合は、

 

「話し手は注意深く、聞き手はより注意深く」

 

というのが原則ということでしょう。

 

一方、採用環境は毎年変わりますから、過去の経験が

通用しない、それどころか阻害要因になっている場合

もあるかもしれません。

 

よって、採用事情は毎年変わるものと認識し、常に

最新の情報を入手する努力を怠ってはいけません。

 

一方、そもそも採用活動は、人間関係構築活動とも

言えるものですから、何よりも“誠心誠意”が一番

です。

 

もちろん「採用したい」という“欲”からスタート

するわけですが、目の前に座る人がどうしても採用

したいと思えるほど魅力的な人であればあるほど

「幸せになって欲しい」と心から願い、自社でその
願いが
叶えられると確信できたらその思いを熱く語る。

 

それでもだめなら、他社での活躍を心から希う、

そういう姿勢が一番大切なのだと思います。

その意味において、採用活動とは「幸せ提案活動」
と言えるものかもしれません。

少なくとも、そのような思いで行う採用活動は、
採用する側、される側双方の幸せを生み出す活動に
なるのだとうと思います。

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