本日は、“改革”について考えてみたいと思います。
コンサルティングを依頼される際、ときに
「せめて3~5%くらい改善したい」
というご要望をいただくことがあります。
それに対して私は、
「すみません、私の力では無理です。
倍(半分)にすることはできますけど」
とお答えします。
3~5%程度の改善とは、今の仕事の仕方はそのまま
にして、部分的な修正を加えることで成果を上げて
いくことを求められることが多いものです。
そのために、その手段として労働密度を濃くしていく
ことを求めざるを得ないことも多く、ストレスフルな
状態を強いる結果になりがちです。
しかし倍ないしは半分にしようとすれば、今までの
仕事の仕方のままでは到底無理で、抜本的に変えて
いかなければなりません。
特に現在は、『働き方改革』が待ったなしの時代に
なっています。
働き方改革に対して私は、
「働きたくても働けない時代がやってきた」
という感覚をもっています。
要するに、“働きたい欲求”を“働くことができる時間”
の中で実現するために、仕事の仕方そのものを変えて
いくことが働き方改革だと思うのです。
それはまさに“改善”レベルのものではなく、抜本的に
改革するという意識で取り組まなければなりません。
採用がままならない現状も踏まえ、これを機に、仕事の
仕方の改革を検討されては如何でしょうか?
