亀井英孝の「千年続く経営」ブログ

名南経営コンサルティング 亀井英孝 公式ブログ

2022年09月

本日は、“強み”について考えてみたいと思います。

 

皆さんは、ご自身ならびに自社、または携わっている

事業など(以下、自ら)の強みを明確に認識されて

いますか?

 

それも、「誰(どこ)にも負けない強み」です。

 

私は常々、

 

「自らのいいところを100個挙げてください」

 

とお伝えしています。

 

そして、その中から、ないしはそれを集約する形で、

「自らのアイデンティティとは何か」を端的に表す

言葉にするのです。

 

これが明らかになりますと、自らの生きる道が明確に

なりますから、まずは気持ちがすっきりします。

 

そして、人生に対して、勇気と覚悟が生まれてきます。

 

さらには、自信をもって「この指止まれ!」と言い切る

ことができるようになります。

 

また、迷ったとき、悩んだときに立ち戻るべき灯台と

なります。

 

自らの強みを明確にすることは、人生の指針となるの

です。

 

ぜひ一度、自らの強みを明確にしてみてください。

 

そして、人生に、自信と勇気を手に入れていただければ

と思います。

本日は、“議論”について考えてみたいと思います。

 

当社は9月決算で、現在、それぞれの部署で、来期

計画に関わる打合せが実施されています。

 

どの部署でも、最低月1回は、2時間ほどの会議を

行っていますが、やはり月々に発生する諸問題への

対処が中心となり、将来に向けた話ができる時間を

確保することは難しいものです。

 

また、通常は別々に議論している、役割が異なる

メンバーが集う場は貴重なものです。

 

各自がそれぞれの役割を担い、その実践から様々な

情報を得、体験をし、知恵を身につけていきます。

 

その異なる情報や体験、知恵などを、疑似体験とは

いえども、触れる機会を得ることは、とても大切な

ことだと思います。

 

このような場では、2つのルールを設けられるとよい

でしょう。

 

まずは「否定禁止」です。

 

特にアイデアを出す段階では、一切の否定は禁止です。

 

その代り、人の意見に乗っかったり、アレンジしたり、

膨らませたりするのは大歓迎。結果として充実した

議論が実現するものです。

 

二つ目が、「決め付け禁止」です。

 

特に役職・年齢の上の者が対象となるのですが、若手

社員を前にすると、決め付けたものの言い方をして

しまいがちです。

 

しかしそれは、若手の素晴らしい意見を封じ込めて

しまうことになりかねませんから、厳に戒める必要

があります。

 

このようなルールに従って進める議論の場は、間違い

なく充実したものになるでしょう。

 

未来への投資時間として、このような時間を設ける

ことは、とても大切なことだと思います。

 

ぜひ実施の検討をしていただければと思います。

本日は、“家系”について考えてみたいと思います。

 

みなさんは、『家系図』を作られたことはありますか?

 

私は以前、

 

「なぜ、うまくいっている会社の経営者は

ご先祖を大切にするのか」(致知出版社)

 

の著者で、公認会計士の天明茂先生のお話をお聴きし、

早速、作成することにしました。

 

家系図を作成するためには、戸籍を収集する必要が

ありますので、休みを取って、まずは出生地の父方の

町役場に行って来ました。

 

担当の方に、

 

「家系図を作りたいのですが・・・」

 

と伝えたところ、職員の方も慣れたもので、サクサクと、

嘉永元(1848)年生まれの高祖父母まで遡って

戸籍謄本を出してくださいました。

 

自分自身の分も含め、計7部の謄本を渡されたとき、

真っ先に感じたのは、「いのちの重み」でした。

 

「いま、命の系譜を手にしている」その何とも言えない

感覚に、しばし頭の中が空っぽになったように記憶して

います。そして、そのあと、「ありがたさ」がじわっと

湧いてきました。

 

さらに

「これが、子から孫へ、そして曾孫と続いて行くのか」

と、「責任の重さ」を感じざるを得ませんでした。

 

その後、家系図を作成することになるのですが、戸籍を

取得したことにより、感謝と責任を実感できただけでも、

「やってよかった!」と思っています。

 

皆さんもぜひ、実践してみて下さい。そして、「いのち」

の重みを実感していただければと思います。

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