亀井英孝の「千年続く経営」ブログ

名南経営コンサルティング 亀井英孝 公式ブログ

2024年05月

本日は、“教育”について考えてみたいと思います。

 

当社では、新入社員研修の一環として、

「インターシップ企画コンテスト」

なるものを実施しています。

 

毎年、インターンシップを実施しているのですが、

長年続けてくるとどうしてもマンネリ化してきますし、

既存社員の発想では、今の学生が何を求め、

何を重視しているのかがわからなくなってくるものです。

 

そこで、就職活動を終えたばかりの新入社員に、

「どのような企画であれば学生に関心を持ってもらえるか」

を考えてもらうという訳です。

 

それもただ単に意見を聴くというのではなく、

主体的、かつ責任感をもって考えてもらおうということで、

複数のチームに分かれて、コンテスト形式で実施します。

 

発表会では、「当事者に聴くのが一番」であることを痛感します。

 

自分とは立場も、経験も、置かれている状況も違う人の考えは、

「聴かないとわからない」ということです。

 

一方で、イキイキと発表の場に臨む新入社員をみていると、

やはり「場と役割を与えることが会社の務め」であると感じます。

 

「育たない」と嘆くのではなく、

「育つ場と役割をどう与えるか」を真剣に考えなければならない

と思うのです。

 

人は、適切な場と役割さえ与えられれば、

その個性を活かしながらすくすくと育っていくものだと思います。

 

このような企画に接しますと、その責務の重要さを改めて感じることができます。

 

皆さんの会社でも、今後の社員教育を考える視点として、

参考にしていただければと思います。

本日は、“採用”について考えてみたいと思います。

 

先月の話になりますが、41日に入社式を行われた

会社も多かったことと思います。

 

当社でも、ネットワーク全体で28名の新入社員を迎えて、

静粛な雰囲気の中、執り行いました。

 

その後、毎年「オリエンテーション」と称して、

私が「人生とは」「仕事とは」「会社とは」などを

テーマにして2時間弱の講義を行っています。

 

その中で、私は次の「3つの約束」を宣言します。

 

『出る杭は伸ばす』

 

だから、どんどん提案したり、取り組みに対して

手を挙げたりして欲しい。

 

もちろん、時期を待つべき内容もあるので、

今すぐとは断言できないが、必ずその意欲には応えていく。

 

逆にまな板の上の鯉は要らない。

 

「言われたことは何でもやります!」ならいいが、

「言われたことしかやりません」ならば、今すぐ辞めた方がいい。

 

『疑問には徹底的に答える』

 

疑問・質問があったら、気軽に、どんどん声を掛けて欲しい。

 

創業者・佐藤澄男は常々

「CS(顧客満足)よりもES(従業員満足)が先」

と言っていた。

 

そしてそのように私たちに接してくれた。

だから私たちも自然にそれができる。それが当社の文化だ。

 

逆に、たくさんの疑問をもてるようになって欲しい。

まずは何に対しても好奇心をもつこと。

好奇心をもてば、自然に疑問は生まれるものだ。

 

『新しい仕事を創り続ける』

 

人がやる気を失う最大の要因は「マンネリ」にある。

 

一方で、人が意欲を高めることができる要因の一つに

「新しい取り組み」がある。

 

時代が変われば、お客様のニーズも変わる。

お客様のニーズに対応するためにも、

社員のやる気を出し続けるためにも、

私たちは新しい仕事を創り続ける。

 

これらの話をした上で、

 

「皆さんの個性や能力などに応じた最適な仕事を与えていく。

だから皆さんも、「これが天職、私の天職」だと信じ切って、

目の前の仕事に全力投球してください」

 

と結びます。

 

参考にしていただけるようでしたら幸いです。

 

採用とは、ひとりの人間の人生を受け止める約束をすることです。

 

一方で、共に目的・目標に向けて取り組んでいく仲間になる

約束をしてもらうことでもあります。

 

会社からの約束と、約束して欲しいことをきちんと明示し、

お互いが成長し続けていくことができるようにしていきましょう。

このページのトップヘ