本日は、“教育”について考えてみたいと思います。
当社では、新入社員研修の一環として、
「インターシップ企画コンテスト」
なるものを実施しています。
毎年、インターンシップを実施しているのですが、
長年続けてくるとどうしてもマンネリ化してきますし、
既存社員の発想では、今の学生が何を求め、
何を重視しているのかがわからなくなってくるものです。
そこで、就職活動を終えたばかりの新入社員に、
「どのような企画であれば学生に関心を持ってもらえるか」
を考えてもらうという訳です。
それもただ単に意見を聴くというのではなく、
主体的、かつ責任感をもって考えてもらおうということで、
複数のチームに分かれて、コンテスト形式で実施します。
発表会では、「当事者に聴くのが一番」であることを痛感します。
自分とは立場も、経験も、置かれている状況も違う人の考えは、
「聴かないとわからない」ということです。
一方で、イキイキと発表の場に臨む新入社員をみていると、
やはり「場と役割を与えることが会社の務め」であると感じます。
「育たない」と嘆くのではなく、
「育つ場と役割をどう与えるか」を真剣に考えなければならない
と思うのです。
人は、適切な場と役割さえ与えられれば、
その個性を活かしながらすくすくと育っていくものだと思います。
このような企画に接しますと、その責務の重要さを改めて感じることができます。
皆さんの会社でも、今後の社員教育を考える視点として、
参考にしていただければと思います。
