本日は、「信念」について考えてみたいと思います。

私は次のように考えています。


「信念とは、今この時の最高の自分の姿であり、これを守る時、
 まさに私そのものであり、これを守らなければ、私という存在
 ではなくなるもの。」

よって信念には、変わらずに持ち続けられるものと、変遷して
いくものがあると思います。変遷というより、成長によって昇華・
発展していくもの、といった方がよいでしょう。


その意味において「これが信念」と貫き通しながらも、「今私が
信念と思っているものは、普遍に正しいものだろうか」と自問
自答する姿勢が必要です。しかしその問いに対する答えはまた、
今の信念を貫き通した先にしかありません。


結局信念とは、今の自分を精一杯生きる誓約であり、成長して
いくための道標であると同時に、乗り越えるべき壁といえそう
です。


一方で、「信念と言えるものがありません」とおっしゃるかたが
いらっしゃいますが、これは間違った姿勢だと思います。また
その多くは、「信念がない」のではなく、そもそも明確にしようと
していない、または明確にすることを避けているだけのようです。


信念が明確になっていなければ、何の拠り所もなく、自問自答
すべき相手もなく、乗り越えるべき壁もない。


信念とは今の自分そのものなのですから、今の自分が正しいと
信じ、それを信念として生きていこうと念ずることができるもの
なら何でもよいのです。何でもいいから「とりあえずこれを信念
として貫こう」というものをまず持つことが大切だと思います。


それが立派なものかどうかはどうでもいい。立派でないと感じる
のであれば、それはただ、今の自分が立派でないだけなのです
から、どうしようもありません。


何か一つ、「これが正しいかな?」「こんな生き方、してみたい!」
と思えるものにとりあえず「信念」と名前を付けてみる。


そしてその信念と名付けたものに誇りを感じられるくらい実践する。
「あの信念があったから今の自分がある」と後から感慨深く振り
返ることができるくらい淡々とやり通してみる。そんな姿勢が大切
なのだと思います。