本日は、“言動”について考えてみたいと思います。

よく「会議での発言がまったくない。どうしても私の
一人舞台になってしまう」とお伺いします。そして
「どうやったら活発な意見ができるようになるので
しょうか?」との質問も多くお受けします。

そのような場合、その原因は、会議の中で最も
地位の高い方、すなわちトップの日頃の言動に
あります。

日頃から
 ・高圧的な態度をとっている。
 ・意見に対して否定から入る。
 ・意見は聴くが、結局は自分の考えを押し付ける。
などの言動があるトップの下では、発言しにくいもの
ですし、「言っても無駄」という感情が芽生えてしまう
のは、仕方のないことかもしれません。

「そんなことはしてない!」という声が聴こえてきそう
ですが、発言がないという結果に対しては、やはり
トップの日頃の言動に原因があるといわざるを得ない
のです。

そもそも会議とは、
 ①目標と現状認識の統合
 ②目標達成に向けた意見交換
 ③参加者への動機づけ
が目的です。

③は別にしても、①と②については、意見が出なけ
れば、会議の目的を果たすことはできません。

逆に、活発な発言が出ている会社や部門には、いく
つかの共通項があります。たとえば

 □社員や部下が求める情報を、タイムリーかつ期待
  以上に伝達されている。
 □社員や部下の発言に対して、肯定的かつ賛辞を
  伴う反応をしている。
    「それ、いいねぇ~!」「すごいじゃん!」
    「やってみようか!」などなど・・・

などです。そして、会議での議論が活発に行われている
会社や部門では、

   部下と上司、またはメンバー間に信頼関係が構築
   されている

ものです。

もし仮に、会議での議論に不足を感じるようでしたら、
一度ご自身の日頃の言動を振り返ってみてください。

私は常々、「トップは役者でなければならない」とお話
しています。どんなに腹が立っていても、ときに笑って
指導しなければならないときがあります。腹の中では
笑っていても、ときに厳しく叱責しなければならないとき
があります。社員や部下の成長のためであれば、それ
くらいのことができないといけません。

トップは常に、自分の言動が社内にどのような影響を
及ぼすかを考えなければなりません。何故そんなに
気を使わなければならないのか?それは社員さんの
力を借りてしか、トップとしての仕事ができないからです。

逆に言えば、自らの言動で、社員さんの力はゼロにも
なるし、百倍にもなるのです。トップはそのことを十二分
に心して、日ごろの言動に気をつけるべきだと思います。