生態系と水循環を活かした21住区に「宝」は持っている人はなかなか気付かない

2011年05月26日

人間も自宅だけあれば生きていけるわけではない


『我々人間も、自宅だけあれば生きていけるわけではないのと同じで、生物はさまざまな空間セットの中で初めて生きていけるものである』20110520 調査         
 日本蜻蛉学会の刈部さんの言葉です。
21住区には、さまざまなエコシステムがあります。池で生まれるトンボも、原っぱや樹林地を生活空間にして生きています。
 冬に水辺で羽を休める水鳥の中には、ここにある樹林地で食べ物を採っているものもたくさんいます。
 希少生物の生まれる場所だけを大切にするのであれば、植物園や動物園でよいのです。生物多様性という言葉が生まれたのは、希少種だけ、人間の目に楽しい種だけをその場所を囲って保護するという考え方では、生き物(人間も含めて)は、いずれは消えていく運命にあるとやっとわかったからではないでしょうか。 
 様々な生き物もいる空間を大切にして、私たち人間も仲間として、共存したいものです。
 もともと里山は、人間が作り出した空間を生き物がうまく利用してきた場所です。もっとも、人間が植物を食物にするために、作ったものですから、先に生き物ありですね。

b613rokoko at 09:04│Comments(0)TrackBack(0)

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