2011年01月

2011年01月31日

水辺環境を残したい。

KOGAMO-4
  イラストは、ケビンさん提供(転載、コピーご遠慮ください)

 本日放映のNHKハイビジョン番組、今森光彦さんの里山を見ていたら、宮城県の蕪栗沼が最後に出てきました。150ヘクタールの沼地に何万羽ものマガンがねぐらを求めてやってくる姿は、壮観でした。今、マガンも含めて、この沼をねぐらとする水鳥が増えているそうです。鳥が休める水辺環境が減ってきているためです。冬水たんぼを作って、水鳥のねぐらを増やそうとしている農家の方々も紹介されていました。
 印西もまた、水鳥がたくさんやってくる地です。ニュータウン計画で作られた調整池をねぐらとするものもいます。今回予定されている21住区の中には、もともと谷津だった場所が、20年以上もほうっておかれたために、水鳥がひっそりと集まる湿地もできています。
 たくさんの生きものの宝庫である水辺環境をできるだけ残すまちづくり、命のみなもと、水循環を活かしたまちづくりができるといいですね。
 なお、21住区など、現在、私たち亀成川を愛する会が生態系を考慮したまちづくりを要望している場所は、工事中で立ち入り禁止区域です。非常に危険ですので、絶対に入らないでください。私たちの会は、許可を得て写真撮影などをしています。ご理解ください。
 

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2011年01月29日

古新田川工事後

2010-3-26 古新田川(鈴木) 工事終了後、2010年3月の古新田川の様子です。(転載、コピーご遠慮ください。)
 びっくりするくらい浅い川となっているのがわかると思います。
 この川の水源地の上流部は千葉ニュータウン21住区などの住宅地として造成されています。その結果、雨水の地下浸透が少なくなり、水源涵養地としての貯蔵も少なくなります。
 そのため、治水対策として、川幅を拡張し、深く掘って、流量が増えても大丈夫なように大きく生まれ変わりました。ニュータウンができたために小川がなくなってしまったのです。
 この川の工事は、多自然型工法をとっているということですが、川幅が何倍にもなったため、去年の夏は川底が見えていました。
 生きものはどうなったでしょう。去年、何度か生きもの救出作戦は実施しましたが、……。
 川遊びの楽しみは……
 今の河川工事は、治水だけでなく、生物多様性も考慮されるようになり、さまざまな工夫がなされるようになりました。
 これから、再生のための活動が始まります。
 ぜひご参加ください。
(撮影者 鈴木盛智) 


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古新田川の工事の様子

河道掘削(古新田川)
 古新田川の工事前として出した川(春の小川)の工事の様子です。
 工事前の川と比べてご感想は………?


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2011年01月28日

古新田川の工事前の姿(2008年5月)

2008年5月古新田川
亀成川の支流のひとつ 古新田川の工事前の様子です。 川幅は1mあるかないか。「ふるさと」や「春の小川」に歌われた小川です。


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2011年01月26日

21住区の雨水浸透のまちづくり(佐野郷美先生よりお便り)

 亀成川流域では、木下ホタル会が毎年ホタル観察を行っています。その講師としてたびたびいらっしゃっている佐野郷美先生(市川緑の市民フォーラム事務局長/利根川・江戸川流域ネットワーク代表/利根川流域市民委員会共同代表)から、次のように、雨水浸透対策についてのお手紙がありました。

 佐野先生からのお便り
 市川市を流れる真間川(千葉県が管理)は、昭和56年建設省(当時)が策定した
「総合治水対策事業特定河川」に指定され、治水を単に河道の拡幅や浚渫だけにたよらず、まちづくりの様々な場面で進めなければ都市型水害はなくならないとして、土地利用や都市基盤整備の中で、浸透、保水、遊水、貯留、そして排水していくことになりました。

 だから、市川市内では公共施設は雨水貯留するようになっていますし、小中高等学校の校庭は皆一時的に雨水を貯留するように設計されていて、時間差で都市河川にその雨水が流れ込むようになっています。緑地の保全も、単なる自然環境の保全という位置づけだけではなく、治水上の保水機能を確保するという重要な意味があるわけです。

  私たちのグループでもできることはやろうと、雨水タンクを設置した人もいます(私もウイスキーの樽を改造した雨水タンクを設置していましたが、それが朽ちてしまったので新しいものをつけようか検討中です)。

 市川市は浸透桝の設置を促しています。そして全国的にも珍しい雨水条例を策定し、雨水浸透を積極的に進めています。モデル地区も作り、その地区に集中的に雨水浸透ますを設置して、治水に活かすとともに、雨水を地下浸透させることによって湧き水も涵養しようとしています。その実証実験も行っていて、小学校の校庭から地下浸透させたことで、近くの湧水量が増加したことを確認しています。

 私たち「市川緑の市民フォーラム」が他の会(真間川の桜並木を守る市民の会、緑のみずがき隊、千葉県野鳥の会、都市鳥研究会)と協力して取り組んできた「大柏川第一調節池(私たちはここを北方遊水池と呼んでいますが)」に内陸低湿地の豊かな自然の復元を求てきた活動も、この総合治水対策事業の一環として整備されることになった調節池に生物多様性を高める工夫をしてもらおうとしたものでした。

 1992年に事業主体の千葉県と地元自治体である市川市に働きかけ始め、行政との交渉、地元での学習会、観察会の実施、私たちの主張を分かり易く表現した絵地図や本の出版、専門家による現地調査と調査報告書の作成など、いろいろやった結果、1994年末に、行政と私たち市民との間で「全面を自然系で整備する。今後は住民と協議して進める」という合意を作り上げることができ、20066月に整備が終了して、市民に開放されました。

  市川市は古い町ですが、このようなまちづくり今進めているのです。

 最も新しいまち「千葉ニュータウン」が、このようなまちづくりを進めるのは当たり前のことです。住民に潤いのある都市空間を提供し、生物多様性にも配慮され、さらに治水にとっても有効な施策としての「雨水利用」「雨水浸透」「自然豊かな調節池」などぜひ進めてください。

 現在大柏川第一調節池(面積16ヘクタール、貯留量25万トン)は、できるかぎりコンクリートを使わず、高いフェンスも設置せず、棚池(数十cmの深さの棚田のような池)がいくつも配置された場所になっていて、自然にヤナギも入って来ています。オオタカが訪れ、水辺には貴重な水草(シャジクモの仲間で、日本新産種の可能性がある)が生え、ニホンアカガエルの産卵も行われるようになっています。

 ビジターセンター(私たちの仲間の建築士が設計したもので、この場所にふさわしいデザ

インになっています。ただし、2階建てで提案しましたが、予算の関係で1階建てになってしまいました。実は排水機場も仲間のデザインが採用されているのです)もあり、広々としていて、湿地景観の場所なので、多くの人が散策、ジョギング、バードウォッチング、凧揚げ等に訪れています。最近では小学校の遠足の場所にもなっています。もちろん人の利用ばかりではなく、自然環境保全ゾーンがあって、そこは人が立ち入ることができません。

 こんな風にできたのも、私たちの会だけではなく、他の会と市や県、そして県の出先機関で工事を担当する真間川改修事務所に働きかけてきた結果と思っています。今回の亀成川流域の問題も、里山シンポジウム実行委員会やそこに集う様々な会との連携で美しく生物豊かな亀成川とその周辺の自然環境保全を成功させましょう。

 私も微力ながら協力させていただきます。

 市川緑の市民の会ホームページwww.ichikawa-midori.com/



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日本の宝 印西の里山 第14回手賀沼流域フォーラムIN印西

ちらし表

申し込み、問い合わせはkamenarilove@yahoo.co.jpまでお願いいたします。

b613rokoko at 10:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月25日

21住区の雨水浸透対策は?


 今後ニュータウン計画により、付近が住宅地になると、汚染された雨水(とくにファーストフラッシュと呼ばれる降り始めの雨が一番汚染されています)は、雨水管を通って、そのまま調節池に入ってきます。
 今、各地では、雨水を調節池に直接流さないような開発が工夫されています。それは、水質汚染を防ぐためだけでなく、ゲリラ豪雨対策にもなるのです。
 低炭素と自然を謳う21住区にも最先端の雨水浸透の仕組みが期待されます。自然にやさしいまちは、安全・安心なまちでもあるのです。


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2011年01月23日

21住区の水鳥

バン 小

 イラストはケビンさん提供です。(コピー、転載はご遠慮ください)
   21住区は、現在立ち入り禁止です。工事中ですので、絶対に入れません。問題を起こすことは絶対に避けたく思っています。生きものを守るための運動ですので、どうか、ご理解ください。
 印西に見られる水鳥の種類は数は、関東では比類のないものです。21住区にできる調節池(今は工事中ですので、危険、絶対立ち入り禁止です)のその例外ではありません。調節池、その上流の池、そのまわりの樹林地が、多くの鳥のサンクチュアリになっています。

b613rokoko at 22:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年01月22日

ケビンの里山自慢その2

ケビンの自画像jケビン・ショートさんの自画像です。
3月13日の講演(手賀沼流域フォーラムIN印西=このブログのケビンの里山自慢をご覧ください)に写真を載せたいと申しましたら、こっちがよいとのこと。本物を見ると「思ったよりかっこ悪い」と言われるのがいやだとか。
これは、マックユーエンというミドルネームからケビンさんの祖先を探しだして、ケルトと勾玉を合わせた民俗学者としての自画像です。
ケビンさんによると、印西の里山は世界に誇るものだそうです。農業の営みと地域の伝統文化がしっかりと引き継がれていて、美しい景観と生物多様性と人間がしっかり共存している姿です。
3月13日には、ぜひおいでください。ケビンさんの里山観を語ってもらえます。
印西の里山の貴重性は、日本中をオートバイでかけまわったケビンさんのおすみつきです。

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2011年01月21日

手賀沼と印旛沼の間

亀成川地図ヤフー
 
 亀成川の位置です。ヤフーさんからお借りしました。合流部という場所から南(下側)に枝分かれする薄い青い細い線が亀成川とその支流です。支流はほとんど、ニュータウンから流れだしています。台地の上に作られたニュータウンは、もともとは樹林地や草っぱらや畑として、亀成川の水源涵養域だったのです。住宅地や業務用地などに変わって、治水対策のため、川幅が大きく拡張されました。生物多様性について考えの及ばなかった時代には、三面コンクリートで拡幅された場所もあります。今は、多自然型工法がとられており、支流によっては、元の自然に近い状態まで生きものが復活した場所もあります。
 現在工事中の場所は、1mほどの川幅が何倍にもなっていて、去年の暑い夏の時には、川底のじゃかごがあらわになっている時もありました。

b613rokoko at 17:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)