2011年05月

2011年05月31日

古新田川は花盛り

花盛りの古新田川
 古新田川のうち、21年度に工事が終わった区間です。ここは、河床は素掘りのままですので、砂地です。そこにクレソンがごっそり生えて、狭い川幅の中で、蛇行する小川になりました。クレソンの下に砂がたまり、クレソンが消えてもいい具合になりそうです。
 写真は、5月21日の再生作業のときに撮影したものですが、クレソンが満開。まさに花道の中を流れる小川です。クレソン自体は、外来種ですが、今はとても役にたっていて、ありがたい存在です。たしか湯布院だったと思いますが、このクレソンでまちおこしというニュースを聞いたことがあります。クレソンのサラダに、おひたし、はてはしゃぶしゃぶまで。
 来年は、駆除しなければならないので、その時には、『クレソンといえばステーキでしょ』とおっしゃっているHさんのためにも、クレソンバーベキュー大会など、盛大に催して、しっかり命をいただきましょう。
 今、亀成川は復元に向けて、がんばっています。亀成川自体の復元力は、私たちの想定外のものがあります。がんばってるなという感じです。そうはいっても、もとは、ほんの小さな小川。改修区域については、破壊のスピードよりも復元に時間がかかるため、その復元の後押しのお手伝いをしています。23年度の改修工事(最新の自然保護の工法ですが、治水対策のため、工事は実施されます)では、生き物の救出作戦をしますので、それまでに、22年度工事区間について、生き物の住める環境を用意しておきたいと願っています。

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2011年05月30日

URの河川再生

昨日の総会報告、 なぜか、数字とアルファベットが抜けておりました。アルファベットの関係者の皆様、再度お読みくださるようお願いいたします。
さて、5月に会として亀成川の再生作業を2回、実施しました。その報告は、近々写真で紹介いたしたいと思います。その前に、当会からの提案にURとその関係者が応えてくださり、22年度工事区間について、以下の再生工事を施工してくださいましたので、その紹介です。写真のような土嚢の島を3か所、作ってくださいました。当会の要望により、低価格のビニール製の土嚢袋ではなく、100倍の値段の麻袋を使用し、河川土をぎっしり詰めてあります。マコモなど植え付ける予定でしたが、もともと亀成川の土なので、何が生えてくるか楽しみということで、今は静観です。22年度の工事契約にはなかったものを、工事の一環として、手作業で実施してくださいました。設置場所は逆川橋の少し下流です。ぜひ、ご覧になってください。
UR(あおみ)WEB


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2011年05月29日

おかげさまで第1回総会を無事に終了しました報告

昨年6月22日に設立して以来、怒涛の1年、毎回泥縄の活動でしたが、無事、第1回総会を終えることができました。下記のとおり、関係者の皆様にお礼もうしあげるとともに、円滑な議事進行に努めてくださっ美手連会長の八鍬さんにお礼もうしあげます。
総会表紙
総会議案書より

200910月に開催された第1313213回「手賀沼流域フォーラム」において、千葉県立中央博物館の中村俊彦副館長から「亀成川上流を破壊されたら、もう手賀沼流域からかつての豊かな里山の自然はなくなる」という提言がありました。それを受けて実施した「亀成川見学会」の参加者が中心となり、20106月、印西市民や手賀沼で活動している団体のメンバーが中心となって『亀成川を愛する会』の発足に至りました。

最初に地元の方々との話し合いを実施する中で、本来の川の姿が見えてきただけでなく、地元の方々も大きく変わった川に対して胸を痛めていらっしゃることがわかりました。その後、生き物調査と生き物救出作戦を実施し、さらに河川改修工事や再生作業の具体的な提案や要望書を千葉県・印西市やURに提出しました。

すでに決定済みで、変更はとうてい無理だと言われた河川改修計画が、当会の要望に沿った形で変更される見込みとなり、古新田川最上流部については、上池の埋め立てが中断して生態系保全のための学識経験者検討委員会が設置されることになりました。設立以来1年に満たない活動期間でしたが、会員はもちろん、多くの方々や団体に支えられ、大きな成果を得ることができました。

1年を振り返って、あらためて、手賀沼流域フォーラム実行委員会の皆さま、美しい手賀沼を愛する市民の連合会とその参加団体の皆さまに、お礼もうしあげます。また、当会の話し合いに辛抱強く応じてくださった千葉県、印西市、URUR及びその関係者にお礼もうしあげます。

今年度も、亀成川及びその流域の生物多様性を、地元農家、市民、行政及び関係機関との協働により、地域の暮らしの中で保全し、里山(地域の産業及び伝統文化を含む)とその環境を後世に残すことを目的として、亀成川生き物マップ作りをキャッチフレーズに観察会などを実施し、より多くの市民の理解と参加を得るための企画を実施するとともに、亀成川の保全・再生作業に汗を流し、自然と笑顔がつながるまちづくりを提案していきます。



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2011年05月28日

川の上流域に住む者の贖罪の弁

 本日は、梅雨入りの小雨の中、当会の会長が理事長をつとめるラーバン千葉ネットワークの第15回水系ウォーク「ケビンと歩く亀成川」が、開催されました。
 印西牧の原駅から宗甫に入り、亀成川を渡ります。ちょうど、22年度の工事区域と23年度工事区域の境目あたりの橋です。上流部と下流部の川の様子は天と地ほどの違いがあり、上流の川らしい川の風景に、コンクリートの川しか見たことのなかった参加者からは、感嘆の声があがりました。
 なぜこのような工事をする必要があるのかという疑問は誰しもが抱くことです。答えは簡単。ニュータウンの造成のため、以前は林や畑に浸透していた雨水が、コンクリートやアスファルトではしみ込まないため、雨水溝を通って、直接河川に流れ込むからです。近年のゲリラ豪雨の問題もあり、50年に一度の豪雨を想定して、川の流量を計算しているためです。
 上流部に作られる住宅地やさまざまな構造物については、必ず雨水浸透の対策を講じる必要があります。なぜなら、想定外(人間の想定よりはるかに自然の力は大きいのです)のことが起きている現実を踏まえると、今や50年に一度の豪雨の想定では、河川の流量が足りない可能性がありますし、そもそも、雨水は非常に汚染されているので、川の汚染が進みます。
 これから、21住区に建物(戸建を含む)を建てる会社や個人の皆様、ぜひご協力をお願いいたします。
 20年前にニュータウンに移り住み、亀成の上流に住んでいる者の贖罪によるお願いです。

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2011年05月26日

「宝」は持っている人はなかなか気付かない

20110123 WEB

刈部さんから、補足のお便りがありました。いい話なの、またまた引用いたします。

「たとえばトンボでも池だけ残せば生きていけるわ
けではなく、幼虫時代の生息地としての水域、成虫になって摂食する場所(草地や樹林の中の空き地)、交尾したり、休んだりする場所(多くの場合は樹林、種によっては草地)がセットで存在して初めて生存が可能にるわけです。また一時的な生息地も重要です。

 生物は総体としての生態系のセットがあって、やっと生きていける、とうことを見逃しがちなのです。

 

 「人間が勝手に決めた狭い範囲の中では、そもそも存続できるかどうかもわからない」
 

 また、希少種は、「その生態系を代表するセンシティブな種」として扱います。けれども希少種だけが重要なのではなく、そういう種類が生息できる環境(生態系)が重要なのだということを広くご理解いただきたいですね。一番環境の変化にうるさそうな種を守ることで、その生態系を守ることにつながる、という姿勢は大切なものと思います。
 

 希少種の過剰な評価は、間違った道に行ってしまうこともあり、中には、ホタルの幼虫を食べるというのでオニヤンマを駆除してしまった例すらあります。 

  

 それにしても、千葉の環境はうらやましいです。千葉に生まれたかったなー。

と思います。「宝」は持っている人はなかなか気がつかないんですよね・・・。



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人間も自宅だけあれば生きていけるわけではない


『我々人間も、自宅だけあれば生きていけるわけではないのと同じで、生物はさまざまな空間セットの中で初めて生きていけるものである』20110520 調査         
 日本蜻蛉学会の刈部さんの言葉です。
21住区には、さまざまなエコシステムがあります。池で生まれるトンボも、原っぱや樹林地を生活空間にして生きています。
 冬に水辺で羽を休める水鳥の中には、ここにある樹林地で食べ物を採っているものもたくさんいます。
 希少生物の生まれる場所だけを大切にするのであれば、植物園や動物園でよいのです。生物多様性という言葉が生まれたのは、希少種だけ、人間の目に楽しい種だけをその場所を囲って保護するという考え方では、生き物(人間も含めて)は、いずれは消えていく運命にあるとやっとわかったからではないでしょうか。 
 様々な生き物もいる空間を大切にして、私たち人間も仲間として、共存したいものです。
 もともと里山は、人間が作り出した空間を生き物がうまく利用してきた場所です。もっとも、人間が植物を食物にするために、作ったものですから、先に生き物ありですね。

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2011年05月25日

生態系と水循環を活かした21住区に

調査風~2ここは、21住区内にある樹林地です。今のニュータウン計画だと、伐採されてしまいます。21住区は、何度も触れてきましたが、亀成川流域の豊かな生態系と水循環に恵まれた場所です。とりわけ、北総台地特有の湧水がたまった調整池などは、多種多様な水辺の生き物の宝庫です。夏には、日本蜻蛉学会の方から、南関東一と太鼓判を押されたトンボ類、冬には、きれいな水鳥を含め、山科鳥類研究所の研究員さんから、これほど多種多様な水鳥が首都圏にあるとは信じられないと感嘆されました。
 このような豊かな場所です。どこにでもあるようなニュータウンにするのではなく、里山自然の資産を売り物にしたまちづくりをしたいものです。
 亀成川を愛する会では、広く住民の皆様を巻き込んで、この地域のグランドデザインを描く予定です。7月にワークショップを開催しますので、お楽しみに。
 
 閑話休題 
  今日は、この会とは別の仲間でやっているどぜうの田んぼの田植えでした。先日、持ったこともないような重い鍬で、しろかきをした場所です。印旛沼水系の草深にあります。おたまじゃくしいっぱいの田んぼです。ホトトギスやシジュウカラ、キジの鳴き声を聞きながら、カエルの声に励まされながらの田植えでした。さわやかな風が渡るのが、トトロのネコバスが通っているみたいで、思わず、幸せ!と大声を出してしまいました。もちろん、生計のためではないので、ある意味、遊びの世界です。でも、このような体験がとても楽しいし、楽しい体験は分かち合いたいと思うものです。
 今、田んぼがどんどん荒れてきています。農業では生計がなりたたないためです。その問題の抜本的な解決策にはならないでしょうが、私たちのような市民が田んぼをとりあえず維持する労力になることも事実です。田んぼを続けたいけれど続けられない農家と田んぼを作ってみたいという市民の需要と供給をうまく結びつけるシステムが機能するようになるといいと願っています。亀成川流域でもヨシがしげっている田んぼが増えてきています。私たち、市民に何かできないでしょうか。
 NPO法人しろい環境塾のように、誠実で忍耐強い取り組みによって、地元の信頼を勝ち得ている団体もあります。私たちの会は発足したてで、まだまだですが、先達の取り組みを参考に、地道に活動していきたいと願っています。

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2011年05月24日

湿地帯は熱地獄

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亀成川再生作業を実施しました

 5月の再生作業を2回実施しました。写真は、Hさん撮影の「ウリャー、ドリャー」です。麻袋200に4トンの河川土を詰めましたので、一袋20キロ。この土嚢を川に投げ込んでいるところ。
ウリャ~、ドリャ~[1] web
 
これは、21日の作業の様子です。4月に実施した場所の下流に、100袋を設置しました。


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2011年05月18日

21住区の植物調査を実施しました

16日10時から17時まで 千葉県生物多様性センターの先生お二人を講師に、樹林地の植物調査を実施しました。
ヒトリシズカWEB

コドラート10m四方の中のすべての植物をチェック!と行きたいところですが、なかなかこれがむずかしく、午前の部、お昼も過ぎ、もうおなかがすききって、35種類あれば、もういいのではと言ったら、100種以上見つかると言われ、まだまだと鳴るおなかをはげまし、がんばって70種近くが見つかりました。
午後の部と合わせて、2回実施しました。うれしい新たな発見もあり、とにかく樹林地の美しさにうっとりの一日でした。
講師の先生方、初めて調査にかかわった会員へもあたたかいまなざし、ありがとうございました。

b613rokoko at 21:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)