2012年09月

2012年09月30日

網を張るクモたち

網に張り付いて獲物がかかるのをじっと待っているクモは、究極のスローライフを送っている生き物と言えます。種によっては網を食べてたたみ、それをもとに新しい網を張りなおすという再利用もしているそうです。少しは見習いたいものです。

オニグモ

オニグモ

建物の周辺でよく見られる大型のクモで、夕方になると垂直の円網を張り始める夜行性のクモです。


ナガコガネグモ

ナガコガネグモ

河原や水田、草地、明るい林縁などで垂直の円網を張ります。危険を感じると網を激しく動かし威嚇します。


ワキグロサツマノミダマシ

ワキグロサツマノミダマシ

河原や水田、草地、林縁など明るい環境に垂直の円網を張ります。


オナガグモ

オナガグモ

林縁で良く見かけるクモで、腹部が細長く枯れたマツバに見えます。円網は張らず、1本から数本の糸を引いただけで、それを渡ってきた別のクモを捕えるそうです。



s2003oct at 18:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月28日

「秋の草花と虫の声」の報告

遅くなりましたが、922日開催の『そうふけっぱらのキツネに出会う散策シリーズ、第1回「秋の草花と虫の声」』の報告をいたします。キツネに出会えるかもしれないというので、そちらを期待してきた方々も。とくに、NPO冨里のホタルからは、5人も参加してくださいました。活動の様子は、ホームページでご覧ください

http://www4.ocn.ne.jp/~okgo/hotaru.htm

すばらしい会報もいただきました。以下のページからぜひご覧ください。近々の催しも載っています。

http://www4.ocn.ne.jp/~okgo/pdf/No.26_kaihou.pdf


 それでは、当日の様子を写真によりご報告いたします。

スライド1
スライド2
スライド3









b613rokoko at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月27日

カラスウリ

カラスウリ

先日行われた「秋の野草と虫の声」の観察会の折、カラスウリがありましたが、時間が早かったこともあり開花を見ることはできませんでした。しかし、まだ結実していないものもありますので観察できるチャンスはあります。

カラスウリは雌雄異株で花の中心部分が少し違います。ちなみに201183日のブログの写真は雄花です。




s2003oct at 17:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月22日

千葉ニュータウンと隣り合わせの豊かな自然

 今日は、いよいよ第一回目のキツネ散策の日でした。当日キャンセルも数組ありましたが、40人近くのみなさんが参加してくださいました。ユーモアいっぱいの河辺先生のお話と秋の花々と虫、キツネには出会えませんでしたけれど、バッタはいっぱい捕まえました。詳しい報告は後日。参加してくださった皆様(一番遠いのは旭市から)、ありがとうございました。

 さて、下記写真(撮影は例によってS@Nさん)は、今日のコースの最初、駅からニュータウンをつなぐ、グリーンネットワークという、結いの丘牧の原の目玉エコ商品です。なにしろ、街のコンセプトがエコ、エアコンのいらない緑にあふれた街が売り物です。

 でも、見てください。枯れ枯れの街路樹ですよね。写真はトチノキ、山にある木です。すっかり枯れています。
 結の丘の街路樹もこんな感じ。結いの丘の街路樹は、カツラの木です。我が家の前の緑道と呼ばれる元祖グリーンネットワークは、広いところでは10mもあり、カツラも植栽されています。カツラというのは、春は一番にやわらかい黄緑の芽をだし、紅葉も一番で、在来種ではないにしても、とても美しい木です。いまどきのカツラは、下を通ると甘いキャラメルの匂いがします。

 結いの丘のカツラはどうでしょう。かろうじてついている葉は、ちりちりです。もともとカツラという木は湿った土地を好む木です。クスノキやシラカシなどの大木に守られて、今年のような暑い夏でも大丈夫な我が家の近所では大丈夫ですが、こんな何もない原っぱの真ん中に突然ポツンと植えられたら、とてもたまりません。

 地域の植生や土壌をまったく考慮せずに植栽した結果です。私が発注者であれば、設計者や施工主を訴えるところです。そういう意味では、納税者として、裁判を起こすべきかもしれません。

 今日の散策では、ニュータウンの造成地とそうでない原っぱの違いをはっきりと知らされました。やはり、地域にあった、在来種を中心に植栽を考えてほしいものです。そうすれば、21住区に残る美しい原っぱとしっかりと地面に根を張る街路樹が育ちます。当会では、在来種を中心にした植栽を提案しています。

 なお、木に関しては、昔から「適地適木」といわれています。公園を図面で作るのではなく、地域のことをよくわかって作ってほしいと願っています。

グリーンネットワーク (585x390)



b613rokoko at 22:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月21日

亀成川の瀬切れ解消に向けて

瀬切れとダイサギ
撮影とキャプションはS@Nさん 「瀬切れが起きているところで餌探しをしているダイサギ。ここはザリガニとウシガエルのオタマジャクシしかいません。」


 本日は、亀成川の瀬切れ問題を解消するため、どんなふうにしたらよいか、URの担当者の方々と現地で話し合いをしました。雷がごろごろと鳴っていましたが、気持ちのよい風が吹いて、カワセミ、ダイサギ、アオサギ、カルガモが川を楽しんでいました。ムクドリもたくさんいて、SNさんに、ムクドリは田んぼの虫を取る益鳥なのだと教えられました。

 瀬切れという言葉、簡単に言えば、水深が浅くて、河床が見えているような状況を言います。今日もコイが二匹泳いでいましたが、背びれがしっかりと見えて、思わず『ジョーズ』の曲がよぎりました。

 これまでに何度も述べてきましたが、亀成川はニュータウン造成のために1mほどの小川が大幅拡幅されていますので、その分、水深が浅いのです。しかもかごマット工法(じゃかごと呼ばれる網目状のかごで河床や河岸をおさえています。じゃかごの下は30センチの深さでごろ石が入っています)なので、かごマットが浮き上がって、とても遊泳する魚が住めるような工事ではなかったのです。当会が要望書を出して、22年度の工事個所については、かごマットとかごマットの間に板を入れて、土砂が堆積するようにしていただき、23年度工事個所については、土水路となっています。

 しかしながら、その前の区間については、どうにもならず、当会がマコモを植えたりしていますが、まだまだ瀬切れ箇所があります。

 それをどうするか、また、大森川との段差をどうするか、古新田川と別所緑地の段差をどうするか、URの河川担当の方々の理解により、生き物にとってよい方法をとることができそうです。

 最終的には、かごマットは取り去りたいのですが(何といっても危ないのです)、今できることを話し合いながら、やりましょうということになりました。感謝です。
 




b613rokoko at 21:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

ユーラシアカワウソ

 ニホンカワウソが絶滅したニュースが出た途端、今日の哺乳類学会では、ユーラシア大陸に住むユーラシアカワウソの遺伝子とニホンカワウソの遺伝子がほぼ同じで、とりわけ中国のカワウソがそっくりだという発表がされるそうです。トキやコウノトリによる外人部隊の遺伝子で、復活を試みるという話も出ているそうです。

 でも、これって違うでしょうと言いたいのです。復活を試みるべきは、まず、環境でしょう。

「希少種を大切にするより、環境を大切にする」これが基本ではないでしょうか。

 トキ・コウノトリ計画は、環境の復元も大変ですが、野に放すためのコストとなると研究費用やモニタリングなど、膨大な準備コストがかかりました。それでもトキ、コウノトリがいる環境を取り戻すことに意義があったのです。
 自然は一度壊すと元に戻すことはできませんし、近くまで戻すとしても、それには膨大なコストがかかります。生態系サービスは、金銭的に価値評価できないと言いますが、復元費用をそのまま資産価値としたらどうでしょうか。


b613rokoko at 09:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月20日

秋の草花と21住区

DSCF2130


 22日のそうふけっぱらのキツネに出会う里山散策に備えて、本日は、2回目の下見、講師の河辺先生にも参加していただきました。

 あのあたりをよく御存じの河辺先生も車でしか通らなかったけど、こんなにすばらしいとは、と感心していらっしゃいました。ツリガネニンジンの群落は見ごたえがあります。先生によると、この花の根っこが朝鮮人参によく似ていたので、偽って売っていたとか。これは、一儲けできると、思わず、おっしゃった河辺先生でした。カラスウリのレースのような開花もちょうど時刻がマッチして見られました。昔ながらの美しいくさっぱらの花々と虫の声、堪能しました。21住区の中には入れませんが、それでも中のすばらしさを垣間見ることができます。
 
 写真は、去年のS@Nさんの撮影です。群落のすばらしさは、Nさんの腕を持ってしても撮影できないとか。


b613rokoko at 21:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月19日

URの事業縮小

本日の朝日新聞の記事です。
20120919asahi


b613rokoko at 22:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月15日

ウチワヤンマ

ウチワヤンマ

開放的な池沼を好む大型のトンボです。ヤンマという名が付きますがヤンマ科ではなくサナエトンボ科です。トンボは種類によって止まり方が違います。ギンヤンマなどのヤンマ科は細い枝や草の茎にぶら下がって止まります。アキアカネやシオカラトンボなどのトンボ科は水平や斜めに止まります。サナエトンボ科は葉や石の上に水平に止まります。また、ヤンマはなかなか止まりませんが、サナエトンボはよく止まりますので、観察がしやすいです。

よく似た仲間に南方系のタイワンウチワヤンマがいますが、温暖化の影響で北上しているようです。




s2003oct at 22:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月13日

ゴール!

 ゴールといってもサッカーのゴールではありません。植物の茎や葉にできる虫こぶのことです。ゴールができる原因はタマバエやタマバチ、アブラムシなどの昆虫以外に、ダニや細菌類、菌類、線虫などによっても作られるそうです。

 ゴールができる過程は詳しく分かってないそうですが、これらの寄生生物による刺激によって、植物組織が肥大成長したりするのではと言われています。
 寄生生物は植物組織を利用して自分の子孫を残そうという戦略ですが、植物にとっては迷惑な話です。しかし、このような寄生関係も生態系のバランスをとるうえで必要なのかもしれません。


 以下、ゴール集です!?


エゴノネコアシ

エゴノネコアシ

植物:エゴノキ  寄生生物:エゴノネコアシアブラムシ



ナラメリンゴフシ

ナラメリンゴフシ

植物:コナラ  寄生生物:ナラメリンゴタマバチ


ヨモギクキワタフシ

ヨモギクキワタフシ

植物:ヨモギ  寄生生物:ヨモギワタタマバエ


ヨモギハシロケタマフシ

ヨモギハシロケタマフシ

植物:ヨモギ  寄生生物:ヨモギエボシタマバエ




s2003oct at 19:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)