2012年10月

2012年10月31日

川でつながる草原の恵み

 草原サミット報告第二弾です。写真はS@Nさん。
 会場は、みなかみ町藤原地区。ダムの町です。この100m近く下に集落が沈んでいます。
DSCF0151 沈んだ村藤原湖S

 利根川上流の急峻で深い渓谷にあり、橋一本で他地区とつながっていた地区なので、善人ばかりの完全循環型社会でした(地元の林さんの説明より)。たとえば、茅場で刈った茅は、一部は馬のエサとなり、雪の日、そりで、集落まで運び、共同で屋根の茅を葺き替えました。古くなった茅は焼いて灰にし、堆肥として使いました。
DSCF0159雲越家住宅S


 戦後、茅場として使われなくなり、樹林地となっていましたが、東京の森林塾青水さんが、地元との粘り強い話し合いにより、草地を復活させました。森林塾青水は、みなかみ町役場とともに今回サミットの実行委員会事務局でした。http://www.commonf.net/index.html「未来は、昔の里山の暮らしの中の知恵にある」
入会の森看板s


 27日の上ノ原入会の森の観察会。大漁旗が見えます。船橋の漁師さんの祝い歌が開会でした。昔から漁師は、「魚は山のもの」と言っていたとのこと。『海は森の恋人』と同じ知恵ですね。


大漁旗S

 28日の草原シンポ。乙女高原ファンクラブ、公益法人阿蘇グリーンストック、森林塾青水の活動報告、4つの分科会に続き、パネルディスカッションがありました。


シンポS

 草原サミットの首長のがっちり握手。議長のみなかみ町長、参加首長の広島県北広島市長、群馬県沼田市長・川場村長・片品村長・昭和村長、茨城県取手副市長、島根県大田市長、熊本県西原村長。


握手

 
 さまざまな出会いがあり、多くのことを学んだ実りあるイベントでした。




b613rokoko at 11:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年10月30日

第9回全国草原サミット・シンポジウム in みなかみ


10月27日から二泊三日で、紅葉の美しい群馬県みなかみ町で開催された草原サミット・シンポに参加しました。(写真撮影はS@Nさん、一部霧がかかった写真はKの携帯)
紅葉S

 温泉とスキー場、利根川の最上流のダムで有名なみなかみ町は、紅葉の盛りでした。

紅葉と茅場S

 27日の入会の森と藤原地区見学。上ノ原入会の森は、東京に本部のある森林塾青水が地元の方と地道な話し合いをして都市のボランティアを呼び込んで茅刈を実施し、保全している草地と森です。地元の林親男さんの名解説に加えて、いっしょのグループになった養父志乃夫先生、茨城博物館の小幡和男先生(かつて北総里山フェスタでモンゴルの草原について講演あり)、山梨県の乙女高原ファンクラブ代表世話人の植原彰先生からも、直接教えてもらえて超ラッキーな観察会でした。


入会の森観察S


 28日のシンポジウム

 養父志乃夫先生の講演『里山における人の営みが、生物多様な環境を維持』

養父先生S

 全国草原再生ネットワークの高橋佳孝会長 草原サミット・シンポジウムの生みの親。たいへんお世話になり、とても貴重な助言と励ましをくださいました。

高橋先生S

 会では、会の活動や亀成川源流部の自然のすばらしさをパネル展示で紹介しました。

パネルSの1
パネルSの2
 29日のサミット

 まず、会場の藤原小中学校のみなさんの歓迎の歌。藤原の歌や群馬県の歌など。大感動。その他、27日の観察会の時の野点やおやき、28日の懇親会、毎度のおやつとお茶など、地元藤原地区の方々の心づくしのおもてなしに心打たれました。

藤原小中 歌S

 地元の市町村長がそろいぶみの上、熊本県、島根県、広島県からも市長や村長さんがかけつけ、9市町村の長が発表と話し合い。論議のレベルの高さに草原サミットの力を感じました。

サミット様子S

 サミット宣言文を読み上げる岸みなかみ町長

 サミット宣言文S

 29日の朝見られた虹。希望の光のようでした。

 多くの方々から助言や励ましをいただき、とても意義深い三日間でした。

虹S






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2012年10月26日

秋の実と里山散策のマナー

あっというまに秋深しです。とはいえ、今日はセミの声もききましたから、狂い鳴きというのか、遅く羽化した悲しさが漂っていました。しばし、温かい日を望むばかりです。

ケビンさんの写真集から、秋の実特集です。12月のホタルの里クリーン作戦や里山散策でもまだ見られますので、ぜひ、そちらにご参加ください。

 里山散策時のお願いです。里山にある植物は、採取しないでくださいね。ご自分の庭から、花を持っていかれるのはいやでしょう。里山は、かつては共同体のものでしたので、その中での採取は、OKでした。たぶん、今でも共同体の仲間であればOKでしょうが、よそ者がとるのはNGです。どうか、とるのは、写真だけ。その場合も、畑や田んぼや屋敷の中には入らないよう、くれぐれもお願いいたします。
 秋の実


b613rokoko at 21:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年10月25日

ウラナミシジミ

ウラナミシジミは南方系のシジミチョウですが、移動性が高く北海道の南部までたどり着くそうです。しかし房総南部から東海地方以南の温暖な地域でしか越冬出来ずに死滅してしまうそうです。北総地域では秋によく見られ、幼虫はハギやクズなどのマメ科を食草としています。


ウラナミシジミ

ウラナミシジミとヤマハギ




s2003oct at 20:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

これからのイベント


 これからのイベントのお知らせです。

写真はカラスウリ。(10月20日のケビンさんとの散策会でKさん撮影)
121日(土)ホタルの里クリーン作戦

 午前10時 印西中学校駐車場集合

 ホタルの飛ぶ斜面林沿いのゴミ拾いです。

 トン汁が出ますので、おにぎりをご持参ください。

 別所根郷会館でお昼を食べたあとは、地元別所の獅子舞について、お話を聞きます。
128日(土)そうふけっぱらのキツネに出会う里山散策第3

 午前915分 印西牧の原駅北口ロータリー集合

 絵本『そうふけっぱらのきつね』にも出てくる宗甫の集落を中心に、宗甫の石造物と古い農家の家並などを見ながら歴史散策をします。晩秋の里山をお楽しみください。

 講師は、佐々木駿介さん。地元の歴史を詳しく勉強されていて、自然にも詳しく、大阪弁の語り口がなぜか説得ある楽しいお話が聞けます。いずれも下記アドレスをクリックして申し込んでください。保険の関係がありますので、参加者全員の氏名、住所、年齢を記入ください。
事務局メールアドレス kamenarilove@yahoo.co.jp

1020カラスウリ



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2012年10月24日

狂い咲き


イヌザクラの狂い咲き。亀成川周辺の林縁で見かけました。

狂い咲きは、葉っぱが虫に大量に食べられたり、台風などで早く落ちてしまうと、葉っぱで作られる成長抑制ホルモンが花芽にまで回らず休眠しなくなるそうです。そのため暖かい秋を春と間違えて咲いてしまうとのことです。

イヌザクラ



s2003oct at 20:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年10月23日

原っぱの引っ越しの報告

先日も報告しましたが、6月と10月の計3回実施した原っぱの引っ越し。引っ越しは意味があるかもしれませんが、原っぱ自体を守ることがとても大切です。自然は壊したら、もう元には戻らない。誰もが知っていることですが、なかなか実現しないのはどうしてなのでしょう。
原っぱの引っ越し

b613rokoko at 16:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年10月22日

ケビンさんと秋の実を探そう(キツネ里山散策第2回)報告

1020日 そうふけっぱらのキツネに出会う里山散策シリーズ第2回を開催しました。ケビン・ショートさんと探す秋の実とうたった今回の参加者は、総勢64人、うち子ども20人という大所帯となりました。きれいに晴れた秋の半日(9時15分から12時まで、3時間弱)、小さな子どもたちもよく歩きました。
 ここは、集合場所。ハロウィーンと子どもが大好きのケビンさん、さっそく子どもたちにプレゼントを渡しました。ハロウィーンなのにサンタみたいなケビンさん。今回の子どもたち限定の大サービスです。
1020集合

 まず公園でクスノキの実。次は四つ角の草ぼうぼうの場所。メマツヨイグサやクズを前に、最強植物の説明。ススキとセイタカアワダチソウの戦いを見学し、ネムの実と葉の観察。里山にたどり着く前に、観察眼ができあがります。子どもたちは、めいめい虫とり網と虫かごを持って、虫をとりながら歩きました。

1020広場

  亀成川を渡る橋の上で、川を保全・再生する会の活動を紹介。ここは、当会の要望で土水路となった場所。

1020橋の上

  ケビンさん、これなあに? いっぱいつかまえた虫やカエルをケビンさんに見せる子どもたち。

1020これなあに

  最後はハロウィーンのカボチャ(ジャックオーランタン)を作るパフォーマンスを披露。せいいっぱいこわく作ったのに「かわいい」と言われてしまったケビンさんはがっくり。

みんな、ケビンさんを大好きになって、それぞれ記念撮影をして終了となりました。(写真はすべてKさん)
1020カボチャ
 


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2012年10月21日

ダンゴムシは、庭の宝

観察会の結果、しばしお待ちください。というわけで、例によって、NHKの「ダーウィンが来た!」より。今日は、なんとダンゴムシが主役。不快害虫などと呼ばれて、駆除剤まで出回っていますが、それは大変な誤解。庭の植物(鉢植えも含めて)の腐った部分を食べてくれて、植物の生育にとっては、貴重な役割を演じてくれる虫です。ミミズと同様、土つくりにも活躍します。「ムシいっぱいの庭つくり」という本もあります。庭にやってくる虫を大切にすれば、農薬なんかいらないという方法です。自然界の力は、人間にとっても益のあることが多いのに、知らないばかりに、非情な殺生に走っています。たとえば、街路樹を在来の種でないモノカルチャーにして、大量発生する有害な虫を殺すために、人間の体にもよくない殺虫剤を大量にまくなど。

  番組の最後に、ダンゴムシの出産シーンがありました。虫だから、産卵だろうと言ったら、我が家の虫愛ずるヒメも、見たことがあると教えてくれました。実際、白くて小ちゃな赤ちゃんダンゴムシが生まれていました。とても小さい体でお団子になることができるのに、感動。この番組では、3人のダンゴムシ研究家の子どもが登場しましたが、全員女の子(学会で発表した子も)。昨日のケビンさんの観察会で、「なぜ女の子は虫がきらいなの」と質問している人に、「女も男も関係ないよ」と答えましたが、これで証明できました。

b613rokoko at 21:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年10月20日

ケビンさんとの里山散策

本日開催のそうふけっぱらキツネ散策シリーズの二回目。スタッフも合わせると64人の大人数となりました。20人の子たちを含め、ケビンさんの絶妙トークを楽しみました。詳しくは写真を入れて後日。長い距離を子どもたちはよく歩きました。ケビンさんからハロウィーンのプレゼントがたくさんあり、今日参加の子どもたちはラッキーでした。



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