2013年05月

2013年05月31日

雑木でもきれいな花

あちこちの公園や街路樹にハナミズキやイチョウなどの外来種が植栽されています。確かに花や黄葉は綺麗ですが、当地にも日本古来の美しい花を咲かせる木はたくさんあります。外来種や園芸種ばかりに目が行きがちですが、もう少し日本古来の木も大切にしたいものです。

サワフタギ

サワフタギ

高さ3mほどの落葉低木で、5月頃に白い花を咲かせ昆虫たちが蜜を吸いに来ます。秋には青紫色の実をつけ鳥が食べに来ます。

カマツカ

カマツカ
高さ5mほどの落葉小高木で、5月頃に白い花を咲かせ昆虫たちが蜜を吸いに来ます。秋の終わりに赤く熟し鳥が食べに来ますが、寒くなっても食べられずに残っている実もよく目にします。美味しくないのかもしれませんが、たぶん他の木に実がなくなってから食べてもらおうという戦略なのかもしれません!?

エゴノキ

エゴノキ

高さ78mほどの落葉小高木で、5月頃に白い花を咲かせ昆虫たちが蜜を吸いに来ます。実はとくにヤマガラが好きで、夏の終わり頃から熟し始めます。また実には虫こぶがよくでき、エゴノネコアシと呼ばれています。



s2003oct at 19:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月29日

イヌスギナ

イヌスギナとスギナはとてもよく似ていますが、胞子嚢のつくところが違います。スギナの胞子嚢(つくし)は栄養茎とは別に独立してつきますが、イヌスギナは主軸の先端につきます。
胞子嚢がついてないものは側軸の最下部と主軸についている葉鞘の長さで見分けます。主軸の葉鞘のほうが長いのがイヌスギナです。
またイヌスギナのほうが湿地や休耕田など湿った所に多いです。

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s2003oct at 23:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月28日

キュウリグサとハナイバナ

キュウリグサとハナイバナは庭や道端、公園などでよく見かけるムラサキ科の草本です。一見すると同じように見えますが、近くで見ると違いが分かります。


キュウリグサ

キュウリグサは葉を揉むとキュウリの青臭い匂いがするため、そう呼ばれています。春から初夏にかけて開花しますが、咲き始めの花序は先がサソリの尾のように丸まっているため、サソリ形花序というそうです。また花の中心部分がやや黄色くなります。

ハナイバナ

ハナイバナは葉と葉の間に花をつけるため葉内花(ハナイバナ)という名前になったそうです。開花時期は春から秋までと長く、キュウリグサのようにサソリ形花序にはなりませんし、花の中央も黄色くなりません。また葉が少し波打っていて全体的に毛が多いです。


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2013年05月21日

川のゴミ拾い

一昨日、亀成川のゴミ拾い(ノーバスネット補助事業)を行いました。数日前の天気予報では曇りのち雨で中止になるのではと不安でしたが、当日は晴天になり汗ばむほどでした。

当会から7名の参加に加え、地元の方も飛び入りでお手伝いいただき感謝感激です。

ゴミは畦畔版が一番多く、ついでペットボトルや空き缶、ビニール袋などの不燃ゴミが多くありました。

1時間半ぐらいで終わるかと思いましたが、予想より多くのゴミがあったためか終了したのは12時過ぎでした。

作業途中に写真を撮られている方がいて、当会の活動と目的に賛同していただき入会することが決まりました。その方は写真が趣味で自然から享受しているぶん恩返しをしたいということで、署名の協力を申し出ていただきました。感謝感激です。参加者がどんどん増えて行きます。
ゴミ拾いは今後も継続して行きますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。とくに初めての方は大歓迎です。(写真はCさん)
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写真に写っているゴミは一部でこの倍はありましたが、他の川と比較して少ないようです。

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ゴミ拾いが終了した後は皆で生き物観察です。やはり楽しみも必要ですね。


s2003oct at 23:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月16日

田んぼは聖域


農家にとって田んぼは大切な場所です。調査や生き物観察と称して入ってしまい、畔を崩したり、稲を荒らしたりする人がいますが、田んぼは農家にとって聖域です。田んぼ周辺を歩くときには注意したいものです。
水田1

田んぼに入ってはいかん! と怒っているようですが、そういうあなたもしっかり入ってますよ!?


水田2

動くものを見つけてはアタック!

水田3

どうやらドジョウを捕えたようです。

水田4

この時期、サギやシギ・チドリにとっても田んぼは重要な食糧供給源の場となっています。これもお百姓さんのおかげです。



s2003oct at 22:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月13日

アリとカラスノエンドウ

カラスノエンドウの葉の付け根のところに、花外蜜腺という甘い蜜が出るところがあり、蜜をなめにアリが集まってきます。

アリは蜜以外にも昆虫も捕えて食べますので、カラスノエンドウは葉を食べる昆虫から身を守るために、蜜とういう報酬を与えてアリをガードマンとして雇っているのです。つまりこの2種は共生関係にあります。
アリとカラスノエンドウ
アリが蜜を吸っている黒い部分が花外蜜腺で、蜜の成分は糖やアミノ酸だそうです。


s2003oct at 19:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月12日

アオスジアゲハ

アオスジアゲハの幼虫はクスノキ科を食樹としているため、市街地でも普通に見られます。これは公園や街路樹にクスノキがよく植栽されたことが原因のようです。綺麗なチョウが増えて良いと思う人もいるかもしれませんが、クスノキは本来この地域の自生種ではありませんので好ましいとは言えません。

アオスジアゲハ2

アオスジアゲハはハルジオンやヒメジョオンの花の蜜が大好きなようで、花から花へ飛び回っています。

アオスジアゲハ1
蜜を吸っている時も翅を小刻みに動かしてじっとしていません。





s2003oct at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月11日

エナガの巣を落としたのは誰?

雑木林内にエナガの巣が落ちていました。表面はコケをクモの糸で丁寧に作ってあり、内部には鳥の羽と細い杉の皮が使われていました。大きさは15cmくらいでしょうか。触るととても柔らかく、ヒナにはとても寝心地の良い巣のようです。

鳥の羽を調べるとコジュケイでした。複数ありましたので、オオタカなどの猛禽類に襲われた食痕を拝借したのかもしれません。コジュケイにとっては災難でしたが、これも自然であり無駄は一つもありません。
それにしてもエナガの巣を落としたのは誰なのでしょうか? 巣が破れていた状態からするとカラスではないかと思われます。これも自然かもしれませんが、カラスの増殖に人間活動が影響しているとそうとも言えません。

私たちの生活が思わぬところに影響を与えていることは確かなようです。

エナガの巣を落としたのはカラスだけでなく、人間が知らない間に手を貸したのかもしれません。

エナガの巣1
表面はコケがたくさん使われています。

エナガの巣2

内部は鳥の羽とスギの皮がたくさん使われています。





s2003oct at 23:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月10日

ホソミオツネントンボ

ホソミオツネントンボ

ホソミオツネントンボは成虫で冬を越すトンボですが、冬場は体色を茶褐色に変えて、雑木林内のササ藪などで枝などに擬態しています。そして春になり気温が上がると体色を青色に変え、交尾相手を探しに抽水植物の繁茂した水辺に現れます。

このトンボだけでなく、他のトンボの多くが水辺だけでなく周辺の森や草地を利用していますので、多様な環境を連続性を持たせてセットで保全することが重要になります。



s2003oct at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年05月04日

署名1か月、多くの賛同を得ることができました。

署名活動を始めて1か月たちましたが、予想以上の反響で多くの署名が集まりました。今後もどんどん増えると思いますが、これは多くの市民、国民が自然を身近に感じながら暮らしたいという願望ではないでしょうか。ここでいう自然と言うのは広い芝生の公園ではなく、昔ながらの適度に人の手の加わった里山的な雑木林や草原です。私たちは開発を全面的に否定しているわけではありません。今残っている豊かな自然をいかしながらまちづくりを進めて欲しいだけです。

当会の活動に多くの市民や団体が賛同していただいています。日本自然保護協会のHPでも紹介されています。

http://www.nacsj.or.jp/katsudo/shimousa/2013/04/post-9.html

また多くの市民のみなさまからの激励の言葉も届いております。有難うございました。
タチツボスミレ


s2003oct at 20:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)