2015年05月19日

2015年05月19日

もっと光を……池に

 環境整備作業最終日の本日は、外来種(アメリガザリガニ)侵入防止のための作業と池の斜面林の枝払いをしました。

 斜面林を守ってとあれほど運動した私たちがなぜ木を切るか、自然破壊だと思われる方もいらっしゃると思います。

 実は水辺に光を入れるためです。すべての生きものは太陽がないと生きられないですよね。昔は、別所谷津公園は田んぼとして、農家の方が斜面林の手入れをされていました。だって、光が当たらないと稲は育ちませんから。開発されて、手入れが入らなくなったことで、木が大きく育ちすぎました。水面に日が当たらなくなり、沈水植物や抽水植物が育たなくなりました。そうなると、それらを繁殖や生活の場としている生き物がいなくなります。池は残っても生き物のいない死んだ池となりそうなのです。

 ですから、雑木林自体は広く残し、枝払いや適度な下草刈り(鳥や獣の隠れ家は残す)、伐採は、必要なのです。ご理解ください。

 水生昆虫の研究をしているという大学院生さんは、土木工事でも森林作業でも大活躍でした。

当会は印西市以外の方の会員も多いのです。
 手賀沼水生生物研究会の皆様は、会設立前から、亀成川の調査や生き物救出に関わってくださっていて、当会の設立の柱となってくださった会員ですが、神奈川のトンボの会の人たちも、遠くから応援してくださっているのだなと思っていましたら、今回、そのわけがわかりました。初めての方も含め、苅部さんを筆頭に何名もきてくださって、18日の作業の中心として、ばりばりもりもりで、圧倒されっぱなしでした。「神奈川で守るのも大切だけど、守りがいのあるところにエネルギーを使いたい」とのこと。本当にありがたいことです。印西はまだまだ残っている場所なのです。

枝払いs

 3日間の参加者はのべ34人でした。ほんとうにありがとうございました。
参加者s





b613rokoko at 10:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)