「楽しい小学校理科授業」の200のポイント

小学校理科の授業にすぐに役立つ情報が満載です。 「楽しい授業づくり」は、ブログ「新人教師と教育実習生の参考書」に移行、リニューアルしました。

「楽しい理科」を模索しているあなたに、筆者の経験と実践を基に具体的に紹介します。教材の選び方、子どもたちが生き生きとする学習環境、とっておきの授業のネタ、そして授業づくりの基礎をカテゴリーごと分類し、見やすく分かりやすくまとめました。

理科 ポイント204 5年生「植物の発芽」の導入はこれだ①!!

5年生で学ぶ問題解決の力の一つに「条件を制御しながら調べる活動を通して、予想や結果を基に解決する」があります。しかし、実は「条件を制御する」ことは、教師が思っている以上に子どもたちには難しい概念です。

そこで、導入時には「条件」という理科用語を「なくてはならないもの」「どうしても必要なこと」と言いかえてみるとよいでしょう。

この言いかえによって子どもたちからは「土は必要だけど、家でスポンジの上で種を育てても芽が出たよ。だから土が絶対になくてならないとは言えないのではないかな。」等の生活経験や既習知識を基にした「なくてなならないもの」に関する発言が出るようになります。

この「条件」という言葉の言いかえは、「学びを深める教師の出方」の一つとも言えます。子どもたちの投げかけの際のポイントです。

是非試してみてください。
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理科 ポイント203 5年生「天気の変化」の雲の観察はこれだ!

5年生「天気の変化」の学習で、雲の量と天気の決め方の学習があります。子どもたちにとって、雲の量と天気との関係がとらえにくい内容の一つです。

教科書では、空全体の広さを10として空をおおっている雲の広さで次のように定義しています。
0~8「晴れ」、9~10「くもり」、雲の量に関係なく雨が降ってるときは「雨」、雪が降っている時は「雪」

この学習を定着させるために、以下のような工夫が効果的です。
①理科の授業の際、日付、曜日、気温の他に「雲の量」を数字で記入、それに基づいて天気を書きます。
②この活動を、当番が行い、輪番制にする。
③年間を通して行うことで、展着をはかるとともに、季節による変化にも気づかせる。


ちょっとした工夫で、「深い学び」につながっていきます。
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理科 ポイント202 (新学習指導要領シリーズ⑧)「深い学び」とは?

理科でいう「深い学び」とは、どのようなものでしょうか。「深い学び」とは、子ども自身が「見方・考え方」を働かせながら「資質・能力」→(知識技能・思考力、判断力、表現力・学びに向かう力や人間力)を獲得すること、また獲得した知識を次の学習や日常生活で活用することと定義できます。

例えば、3年生の磁石の学習では、「磁石には何がくっつくのかな」「アルミにもくっつくのかな」と言った共通性と多様性の「見方」を働かせて調べたり、それらを「比較しながら」調べるといった考え方を使いながら、磁石にはくっつくものとくっつかないものがあり、鉄は磁石にくっつくことを学ぶことになります。

また、「知識及び技能」は個別の事実的な知識を指すのではなく、社会で生きて働く知識として押さえる必要があります。
例えば、5年生の植物の成長の学習では、植物の発芽、成長の条件を制御しながら学習を進めていきます。その際、成長に必要な条件、発芽に必要な条件にはそれぞれ違いがあることを、獲得した知識をもとに総合に関連させながら捉えることができるように学習を進めるようにします。


このように、各単元で「深い学び」とは、どのような学びなのかというように意識して学習を進めることが重要となります。あなた自身の「深い学び」への具体的な取組が大切となるのです。

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理科 ポイント201 (新学習指導要領シリーズ⑦)「対話的な学び」とは?

では、具体的に「対話的な学び」とはどのようなものでしょうか。

3年生「磁石の働き」を例に説明します。
本単元では、磁石を身の回りに近づけた時に着目して、磁石の性質について学習します。その中で、磁石に引きつけられるものと引きつけられないものがあること、磁石に近づけると磁石になるものがあることを捉えるようにすること。
また、磁石をよく引きつける部分に着目して、どのような磁石にもよく引きつける場所があることを調べることを通して、「極」(N極・S極)を学習することをねらいとしています。

今後、多様な考えが生まれるように、例えば「磁石を切っても磁石」の授業では、従来では教材キットに入っている長さ4センチほどのゴム磁石を使っていましたが、市販されている長さ20センチのゴム磁石を一人一つ用意して提示することで、磁石を切るという行為をさらに視覚化し、子どもたちの多様な考えが生まれやすくなり、対話的で深い学びへとつながっていきます。

また、予想させる段階では目に見えない磁石について、絵や図を使って子どもたちに提示することで、子どもたちの考えが多様であることが子どもたち自身に意識させることができ、自然と考えを交流するようになります。

このように、教材提示の工夫と考えを作り、予想、結果の段階での絵や図を使った視覚化により、「対話的な学び」が生まれてきます。
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理科 ポイント200 (新学習指導要領シリーズ⑥)「対話的な学び」とは?

理科でいう対話的な学びとは、理科で育てたい資質能力を育成するための授業改善の視点であることを確認しておきましょう。ともすると、対話的な学びが目的となり、授業に対話的な学びの場面を設定することに終始してしまうことがあります。

では、対話的な学びの実現を図るためにはどのようなことに留意すればよいでしょうか。

(1)多様な考えが生まれる状況を作りましょう。
「多様な学び」とは、子ども同士が問題を解決するために互いにかかわりあって活動したり、先生や地域住民との対話によって解決したり、これまでの知識を生かしたり新たな結論を見出したりすることです。
ですから、多様な考えが生まれる場面を意図的に設定する必要があります。
つまり、自分の予想が他者と違ったり、同じ実験結果であったのに違う考察になるなどの状況を作り出すことです。ずばり、教師の子どもたちへの課題提示の工夫が必要となるのです。

(2)まず、個人で考えを作る。
「対話的な会話」を目指すあまり、十分に子どもたち一人一人が自分の考えをもつ時間が与えなかったり、個の考えが生まれていない段階でペアやグループで話し合わせることは避けましょう。個の学びのスタートは、子どもたち一人一人が自分の考えを持つことから始まります。
つまり、まずは自分の考えをノート等にまとめた上で、他者との考えの違いにふれることで、話し合いの必要性が生まれるのです。

次回は、「対話的な学び」の具体について紹介します。

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