5年生で学ぶ問題解決の力の一つに「条件を制御しながら調べる活動を通して、予想や結果を基に解決する」があります。しかし、実は「条件を制御する」ことは、教師が思っている以上に子どもたちには難しい概念です。

そこで、導入時には「条件」という理科用語を「なくてはならないもの」「どうしても必要なこと」と言いかえてみるとよいでしょう。

この言いかえによって子どもたちからは「土は必要だけど、家でスポンジの上で種を育てても芽が出たよ。だから土が絶対になくてならないとは言えないのではないかな。」等の生活経験や既習知識を基にした「なくてなならないもの」に関する発言が出るようになります。

この「条件」という言葉の言いかえは、「学びを深める教師の出方」の一つとも言えます。子どもたちの投げかけの際のポイントです。

是非試してみてください。
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