「楽しい小学校理科授業」の200のポイント

小学校理科の授業にすぐに役立つ情報が満載です。 「楽しい授業づくり」は、ブログ「新人教師と教育実習生の参考書」に移行、リニューアルしました。

2019年01月

「楽しい理科」を模索しているあなたに、筆者の経験と実践を基に具体的に紹介します。教材の選び方、子どもたちが生き生きとする学習環境、とっておきの授業のネタ、そして授業づくりの基礎をカテゴリーごと分類し、見やすく分かりやすくまとめました。

理科 ポイント157 4年生「ゴーヤやツルレイシを簡単に確実に発芽させる方法」③

3 灌水チューブを利用した水かけ(200m 1300円)
ゴーヤやツルレイシの水かけは、子どもたちによる自主的な活動または当番活動して行われているのではないでしょうか。しかしm夏休みになると最近では安全を考慮して、子どもを登校させて、水かけをする活動はほとんど見かけません。

このような中、夏休み中の水かけは、日直教師の仕事の一つになっています。しかし、教師による水かけは、夏の暑さもあり、十分ではない場合がよく見られます。そして、結果的に夏休み明けには、枯れてしまうことが頻繁に起きてしまいます。

そこで、以前紹介した灌水チューブの出番です。これならば、水道の蛇口を開いて、一定の時間放置しておくだけで、まんべんなく水かけをすることができます。これで、簡単にかつ確実に水かけをすることが可能となります。

以上、ゴーヤやツルレイシを簡単にかつ確実に発芽・成長させる3つの工夫を紹介しました。
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理科 ポイント156 4年生「ゴーヤやツルレイシを簡単に確実に発芽させる方法」②

②地温を一定に保つ黒マルチの使用

ミニコンテナで発芽させた苗を、次は地下植えするために理科園に移し替えなくてはいけません。この際、ゴーヤやツルレイシは亜熱帯植物の一種であることを考慮し、地温を一定に保つことで成長を促進することができることに着目しました。

つまり、発芽した苗を理科園に植え替える際には、黒マルチを使用して地温を一定に保てるように工夫しました。黒マルチを使用することで、太陽の熱をマルチ内に保つことができ、多くの雄花や雌花をつけることにもつなります。そして、多くの実をつけることができます。

また、黒マルチには直径10㎝程の穴を15㎝間隔で空けて、子どもたちが苗の成長を観察しやすいように工夫して、一人一観察への意欲も高めました。

さらにら、黒マルチにより雑草が生えにくく、水も地面に保つことができ、長期の栽培にも耐えうる環境をつくることもできました。

このように、発芽したゴーヤやツルレイシの苗を理科園に移し替える際には、黒マルチを使用することでゴーヤやツルレイシの成長を促し、観察活動を容易にする環境づくりを作り上げることができます。
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理科 ポイント155 4年生「ゴーヤやツルレイシを簡単に確実に発芽させる方法」①

4年生理科「季節と生物」では、身近な植物を栽培し、季節ごとの変化を学習します。その際、教材としてゴーヤやツルレイシを植えて栽培・観察活動を行うことが位置付けられていますが、ゴーヤやツルレイシは発芽をさせることが難しく、一つの課題となっています。

そこで、誰でも簡単にかつ確実に発芽させることができ、しかも身近な観察を可能とする方法を紹介します

①透明ミニコンテナの活用
ゴーヤやツルレイシを簡単に、かつ確実に発芽させるためには、25℃以上の気温を保つ必要があるという条件に着目しました。

そこで、教室版ビニールハウスとして「透明なミニコンテナ」の利用を考えました。透明である理由は日光を取り入れるためであり、ミニコンテナである理由は、教室の窓際に置き、日常的な観察を可能とするためです

「透明なミニコンテナ」は、ホームセンターでも購入できますが、水かけを容易にするために取り外しできる蓋であること、持ち運びを容易にするために両脇に手すりがついたものが適しています。
この「透明なミニコンテナ」を教室の窓際に置くことで気温を25℃前後に保つことができます。

このように「透明なミニコンテナ」を使用することで、発芽に必要な適度な温度(25℃以上)・空気・水を確保することができ、簡単でかつ確実な発芽が実現します。

つまり、「透明なミニコンテナ」を使用することで、約10日間でほぼ100%の発芽を実現できます。なお、屋外での栽培では2週間経っても発芽率は50%程度にとどまり、、「透明なミニコンテナ」の効果が明らかとなりました
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理科 ポイント154  3年生「豆電球に明かりをつけよう」の授業の工夫はこれだ④

「ソケット付きの豆電球のどうせんを乾電池のどこにつなげれば豆電球のあかりがつくだろうか」等の学習課題の授業では、どのように予想を立てさせていますか。

この時、次の2つの方法が有効です。


①ソケット付き豆電球と乾電池の絵の描かれたプリントを使いましょう。
予想を立てる時、ソケット付きの豆電球と乾電池の絵を一つ一つ描くのは煩雑な作業です。つなぎ方に着目させるためには、ソケット付きの豆電球と乾電池が描かれたプリントを用意して、予想を立てさせつ方が効率的です。

②板書には、画用紙に描いたソケット付きの豆電球と乾電池の絵を使いましょう。
教師が、実験図を示す際、画用紙に描いたソケット付きの豆電球と乾電池を提示します。すると、ソケット付きの豆電球と乾電池が絵として示されるので、実験へのイメージを持たせやすいです。さらに、予想を発表させる際には、同様の絵を黒板に貼り、つなぎ方を視覚的に捉えることができるようにします。
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この2つの工夫により、子どもたちは「どこにどのようにつなげば豆電球のあかりがつくのか」という課題にいつも着目して学習を進めることができます。

実験を絵で示し、プリントと板書を工夫することで子供たちにはっきりとした課題意識を持たせるための工夫です。この工夫は多くの授業で活用できます。是非、試してみてください。
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理科 ポイント154 3年生「豆電球に明かりをつけよう」の授業の工夫はこれだ④

前回の授業では『1つの豆電球と1つの乾電池をつなぐ時、乾電池の+極,導線,豆電球,導線,乾電池の順に一つの「輪」になるようにつなぐと,電気の通り道ができて電気が流れて明かりがつく。』ことを学習しました。

この学習を受けて、「輪のように」をしっかりとらえる授業を行うとよいでしょう。

授業では、「1つの豆電球と1つの電池を提示し、導線をどのようにつなげたらよいか。」と子どもたちに投げかけます。


この方法のよさは、豆電球がソケットに入っていないため、豆電球そのもののつくりを学習することができます。ですから、子どもたちの予想は、導線を豆電球のどこにつければよいかとなり、解決しなくてはならない内容が明確になります。
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この時、豆電球を観察した学習が生きてきます。すでに、豆電球のフィラメントをつないでいる線が豆電球の奥と側面についていることに気づいている子どもたちがいます。予想では、この観察が根拠となるはずでしょう。

豆電球の側面と底の部分に導線をつなげると明かりがつくことを発見した段階で、明かりがつくためには電気の通り道が輪のようになることが大切、すなわち「回路」ということをこの授業で押さえるのが子どもたちの思考に沿った授業と言えます。

最後に、豆電球を分解できる「特製の豆電球」(写真参照)を提示して、豆電球のフィラメントは一つが側面、もう一つが底についていて乾電池からの導線をつなげると輪になることを提示すると、実感を伴った授業になります

このように「豆電球にあかりをつけよう」の授業では、次のような流れで授業を進めると、子どもたちの思考に沿った授業になるでしょう。
①最初に豆電球とソケットの観察を行い
②次にソケット付き豆電球のどうせんを乾電池のどこにつなげたらよいかを
③最後に乾電池の+極と-極につないだどうせんを豆電球のどこにつけたらよいか
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理科 ポイント153 3年生「豆電球に明かりをつけよう」の授業の工夫はこれだ③

次に、『1つの豆電球と1つの乾電池をつなぐ時、乾電池の+極,導線,豆電球,導線,乾電池の順に一つの「わ」になるようにつなぐと,電気の通り道ができて電気が流れて明かりがつく。』ことを学習する授業があります。

この授業では、次の展開があります。

(1)ソケット付きの豆電球1つと1つの乾電池をどのようにつなげば豆電球の明かりはつくだろうか

この方法では、ビニル導線がソケットについているため、2つの導線を乾電池のどこにつければよいかをはっきりとさせることができます。
また、予想では乾電池の+極と-極付近にそれぞれつなぐ方法、またはその導線を逆にする方法が予想として出されます。

この時、教科書等では乾電池の側面につなぐ方法や2つとも+極または-極につなぐ方法が紹介されていますが、そのような方法は出てきません。
これは、豆電球は子どもたちにとって身近なものではなく、乾電池は日常的に使用しているため非常に身近で、+極、-極につけるという既習知識にいよるものと考えられます。

よって、乾電池の+極と-極付近にそれぞれつなぐ方法、またはその導線を逆にする方法を予想として実験に取り組むことになります。

そして、実験後の結果のまとめでは、次のような展開をお勧めします。
1)導線を乾電池の+極と-極を逆につないでも豆電球の明かりがつくことに驚くとともに、相違点として気づきます。
(2)活動の中で、乾電池の側面につなげる子どもが必ずいるので、豆電球の明かりがつくつなぎ方とつかないつなぎ方との差異点に着目させましょう。


その上で、「ソケット付きの豆電球1つと1つの乾電池をどのようにつなげば豆電球の明かりはつくだろうか」と投げかけ、結論へと導いていきます。

この際、子どもたちからは導線を+極、-極につなげると豆電球の明かりがつくという意見が出されることが多いです。子どもたちの発想から、「輪のようにつなぐ」という出されにくいので「輪」という言葉は、教師の押さえとしてもよいでしょう。無理に子どもたちから導こうとすると、「輪」という言葉だけが独り歩きして、明かりがつくつなぎ方をおさえることができなくなります。

この展開が、一般的で、また、留意する点です。
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次回は、この授業を行った上で、豆電球と乾電池のをつないで、豆電球のつくりについて学習する授業を紹介します。

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理科 ポイント152 5年生「電磁石」の学習のまとめはこれだ!!

5年生「磁石がつくる磁力」の、まとめの学習ではどのような活動を行いますか。この学習のまとめでは、電磁石の強さは電流の大きさや導線の巻数によって変わることを実感させることが重要です。

そんな時には、小型強力電磁石が最適です。

この小型強力電磁石は、単一電池で大人一人の重さ60㎏を持ち上げることができます。

何人の子どもたちが引っ張り合いをしてもびくともしません。
子どもたちはその力の強さにびっくり!体感を通して電磁石のすごさを実感することができます。

このように、まとめの段階で、電磁石の仕組みを体感を通して学び、生活とのつながりを持たせるという教材提示として非常に効果があります。是非、試してみてください!

なお、一つ気をつけなくてはいけないことは、乾電池とつながっているグリップが外れやすい作りになっているので注意が必要です。
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(参考)ヤガミ 小型強力電磁石 25,920円
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理科 ポイント151 理科の教科書は置き勉で!

文科省は平成30年9月6日、通学時のランドセルやかばんが重くなり児童・生徒の大きな負担になっていることから、教科書や道具類などの荷物を学校に置いておく、いわゆる「置き勉」を認めるよう、全国の教育委員会などに通知しました。そして、児童生徒の負担を軽減するための工夫例を示し、学校側に柔軟な対応を促しています。


通知は、教科書や教材は宿題、授業の予習・復習など家庭学習を進める上で重要だとしながらも、児童生徒に何を持ち帰らせるか、何を学校に置いたままにするかは、保護者とも連携し、通学上の負担などを考慮して各学校で判断するように求めています。

あなたの学校では、何を置き勉していますか。そして、理科の教科書はその中に入っていますか。

さて、理科の教科書を使った家庭学習は実際にあるのでしょうか。私の経験からは、理科の教科書を使った家庭学習は、ほとんどなかった記憶があります。

ならば、これを機会に理科の教科書も置き勉にすることをお勧めします。その代わり、理科のノートは一人一人の学習の足跡です。きちんと持ち帰らせて学習を振り返る資料として活用しましょう。
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理科 ポイント150 3年生「豆電球に明かりをつけよう」の授業の工夫はこれだ②!

「豆電球のあかりをつけよう」の導入の授業は、子どもたちの実態を踏まえて、次のように行うとよいでしょう。

T「(豆電球を見せながら)みんなはこの豆電球を見たことがあるかな?」
C「見たことがないよ」(「見たことがあるよ」⇒「この豆電球だよ」と実物を示す)
~子どもたちの実態は、見たことがないという実情~
T「授業ではこの豆電球についてこれから勉強します。今からみんなに一人一つずつ豆電球を配ります。豆電球を絵と文で観察しましょう」
C「意外と小さいよ」
 「透明なガラスの中に2本の赤い線があるよ」
 「赤い線は細くてぐるぐる回る線でつながれているよ」
 「赤い線は豆電球の奥の方につながっているよ」


子どもたちは、自分の豆電球を食い入るように観察します。中には、虫メガネを出して観察する子も現れます。

絵と文で記録することにより、豆電球を視覚的にしかも思考的に観察するようになります。

そして、数名の子どもに観察した豆電球を絵を板書させた後、豆電球について気が付いたことを発表させて、授業をまとめます。

このように、一人一つの豆電球の観察を導入時に位置付けることにより、豆電球への興味関心が自然に高まり、「何とかして明かりをつけてみたいな。」という思いが高まっていきます。

次の授業では、観察した豆電球に明かりをつけたいという子どもの思いを基に授業を進めていきます。
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理科 ポイント149 3年生「豆電球に明かりをつけよう」の授業の工夫はこれだ①!

3年生理科「豆電球のあかりをつけよう」の学習のねらいは次の通りです。

(1)電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること
(2)電気を通す物と通さないものがあること
(3)乾電池と豆電球などのつなぎ方と乾電池につないだ物との様子について追究する中で、差異点や共通点を基に、電池の回路についての問題を見出し、表現すること

では、導入の授業はどのようにしたらよいでしょうか。
本単元では、豆電球、ソケット、乾電池が主に扱う教材です。この中で、豆電球は子どもたちにとって初めて見る教材です。


そこで、豆電球、ソケット、乾電池についての既習知識や既習経験をまとめる導入ではなく、豆電球を提示し、観察する授業から始めるとよいでしょう。

教科書には「豆電球、ソケット、電池をどのようにつなぐと豆電球の明かりがつくでしょうか」といい学習から始まることが多いですが、豆電球自体を知らない子どもたちがこの活動から学習を始めることには、実態からして無理があります。
さて、導入の授業はどのようにしたらよいでしょうか。
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次回は、「豆電球を観察する授業」の具体的な流れについて紹介します。

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