「楽しい小学校理科授業」の200のポイント

小学校理科の授業にすぐに役立つ情報が満載です。 「楽しい授業づくり」は、ブログ「新人教師と教育実習生の参考書」に移行、リニューアルしました。

5年生の植物教材の授業のコツはこれだ!

「楽しい理科」を模索しているあなたに、筆者の経験と実践を基に具体的に紹介します。教材の選び方、子どもたちが生き生きとする学習環境、とっておきの授業のネタ、そして授業づくりの基礎をカテゴリーごと分類し、見やすく分かりやすくまとめました。

理科 ポイント㊽ 条件制御の授業の留意点は②?

では、条件制御の授業の具体で考えてみましょう。

①実験方法には、「変える条件」と「変えない条件」をきちんと明記する。

(例)「発芽には空気が必要か」の場合

「変える条件」→空気にふれるくらい水を入れる

        空気にふれないように水に沈める

「変えない条件」→水・温度


②予想と結果は絵と文で書くようにする。

変える条件」と「変えない条件」を明記した後、予想と結果は、絵と文で書くようにします。これにより、ABというように現象を変化としてとらえることができます。


③ 実や種子のでき方をどのように観察させたらよいか?

実や種子のでき方を観察する際には、アサガオのような(両性花)とゴーヤなどの(単性花)を比較して観察させる必要があります。
特におしべとめしべの観察は難しいため、虫めがねやピンセットを使い、教師が実際にやってみせてから活動に入るなど実験のさせ方に工夫が必要です。

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理科 ポイント㊼ 条件制御の授業の留意点は①?

5年生の植物教材の授業では、どのような発問がよいでしょうか?

条件制御の学習は、同じにする条件と異なる条件をしっかりとらえさせた上で授業を進める必要があります。

その意味で、主発問が非常に重要になります。

(1)主発問は何にするか?
以上を考慮すると主発問は、
「インゲン豆の種子を発芽させえるためには、どんな条件が必要だろうか?」
と投げかけるとよいでしょう。


この発問では、「種子」「発芽」「条件」という理科用語を意図的に盛り込んでいます。これにより子どもたちは実験方法や結果、結論を導き出す時にもこの理科用語を意識して使うようになります。


(2)主発問から生まれた予想の扱い方は?
そして、本発問に対して①水②空気③温度④土⑤光という予想が生まれてきます。
この時、「必要であると予想した理由」と「必要でないと予想した理由」を考えさせ、根拠を明確にします。

(3)予想をどの順番で解決していくか?
さらに、条件制御は「①水→②空気→③温度」の順番で実験を行うと子どもたちに理解しやすい授業となります。


ですから、
・3つの条件、つまり「①水→②空気→③温度」の解決過程は、教師がきちんととらえ
 た上で授業を進めることが重要となります。

・実験では、調べる条件は1つだけ変え、それ以外の条件は同じにすることが基本で
 す。

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理科 ポイント㊻ 5年生の植物教材では、何を扱えばよいか?

5年生の植物の学習では、発芽や成長の条件を、条件制御をしながら学習する内容と受粉によって実がなり種子を作ることを学習する2つの内容があります。

前者は、種子の大きさと発芽率からインゲン豆を、後者でおしべとめしべがある花とおしべとめしべがおばなとめばなに分かれている植物があることを学習します。

この観察のために、アサガオとヘチマ(かぼちゃ)の栽培も行う必要があります。


ですから、発芽成長の学習では、実験に使用するコップや脱脂綿、肥料がそろっている市販教材を、また、花のつくりの学習では、アサガオは一年生で使ったアサガオキットを活用するとよいでしょう。

さらに、ヘチマは、ネットが必要なためカボチャが適しています。カボチャが無理な場合は、4年生のゴーヤの花を観察するという方法もあります。

以上をまとめると次のようになります。

①「水・空気・温度」の条件制御を学習する教材としては、インゲン豆が望ましい。
②「花のつくり」を学習する教材としては、アサガオとヘチマが望ましい。

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←写真はインゲン豆



理科 ポイント㊺ 5年生の植物教材のねらいは?

4年生では、ゴーヤや一つの木の観察を通して、次の2点を学習してきました。

①一年を通して植物の成長と気温との関連を学ぶ。

②ゴーヤの「発芽→つるが伸びて葉が増える→花が咲く→実がなる→種をつける→

 枯れる」の一連の過程を、一年間を通して学ぶ

5年生では、発芽するためには「水・空気・温度」の条件を整理し(条件制御)、実験を通して学習します。
教科書では、トウモロコシやインゲン豆が紹介されていますが、種を切って中の養分を観察することや種の大きさを考慮すると、インゲン豆が適切であると考えられます。


そして、学習内容は次の7点です。


①種子が発芽するためには、水・空気・適当な温度が必要である。

②種子には、発芽に必要なでんぷんと呼ばれる養分が含まれている。

③植物の成長には、水・空気・適当な温度の他に日光と肥料が必要である。

④花にはがく、花びら、おしべ、めしべがある。

⑤花は2種類咲き、おばなにはおしべ、めばなにはめしべがある。

⑥おしべの花粉が運ばれてめしべの先につくことを受粉という。

(受粉しないと実ができない)

⑦花が咲く植物は、種子から育ち、花が咲き、また種子を作ることで生命を受け継いでいく。

この7つの学習内容を確認した上で、授業を進めることが大切です。

asagao

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