「楽しい小学校理科授業」の400のポイント

小学校理科の授業にすぐに役立つ情報が満載です。 「楽しい授業づくり」は、ブログ「新人教師と教育実習生の参考書」に移行、リニューアルしました。

    「楽しい理科」を模索しているあなたに、筆者の経験と実践を基に具体的に紹介します。教材の選び方、子どもたちが生き生きとする学習環境、とっておきの授業のネタ、そして授業づくりの基礎をカテゴリーごと分類し、見やすく分かりやすくまとめました。

    カテゴリ: 授業研究 授業づくりのポイントはこれだ!!!

    いよいよ小学校では、新学習指導要領の開始があと一か月に迫りました。4月からは新しい教科書が使われ、あと数週間で新しい教科書が各校に配布されます。

    さて、年間指導計画は作成しましたか?教科書がない状況で作るのは・・・とお悩みの方は、使用予定の教科書会社のウエブページをお勧めします。

    ほとんどの教科書会社ではウエブページで年間計画の参考例を掲載しています。是非参考にして、限られた時間で有効な年間計画を作成しましょう。


    (例)東京書籍 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/list/keikaku.html
       啓林館  
       https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/sho/text_2020/science/curriculum_dl.html
    DSCN2536




    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書




      

    次は、いよいよ発表です。

    発表の仕方にも、一工夫をしましょう。例えば、①という意見の場合には、①①①と3人続けて発表させます。その後、②という意見を②②②というように3人続けて発表するようにします。

    これは、クラスの発表のルールとして定着させると、教師が指示をしなくても子どもたちは、同じ意見の場合には3人まで発表ができること、そのあとに違う意見をという流れが自然と生まれてきます。

    大切なことは、同じ意見は3人まで続けること。その後、違う意見を3人は続けることです。このサイクルで発言が続くことで、教師は次のゆさぶり、問い返しをする準備ができるのです。

    ちょっとした工夫で流れるような話し合いが成立していきます。
    DSC00104





    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書




    子どもたちに、自分の考えや予想を書かせる時には絵と文で書くように指導した上で、次の段階に入ります。

    一般的には、ここでグループや全体での話し合いに入りますが、理科では既習経験、既習知識に個人差があり、一部の豊富な経験と知識を持った子供たちで話し合いが進んでしまうことがよくあります。これが、発言の苦手な子に発言をしたくなくなることを助長してしまう要因の一つと考えます。

    そこで、座席が隣同士の2人一組で、自分の書いたノートを見せながら、考えや予想を紹介し合う「ぼそぼそタイム」を位置付けます。

    時間は、2人で1分。つまり一人30秒です。自分の書いた文を自分の書いた絵を基に紹介するという簡単な活動ですが、発言者は躊躇なく発言し、自信を深めます。聞き手は、簡潔に相手の考えを聞くことができ、その場で参考になる発言を得ることができます。

    教室は、一分間、「ぼそぼそ」で盛り上がり、雰囲気が一気に変化していきます。
    DSC00105




    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書 




    新学習指導要領では、主体的で対話的な深い学びが求められています。各書で様々な解説がされていますが、一言でいうと「自分の考えを持つ」ことから学習は始まるということです。

    理科では、予想の段階、結果から結論を導く考察の段階が、主な話し合いの場面になると思います。その中で、自分なりの予想をしっかり持たせることが、考察の価値も大きく左右します。

    そこで、「自分なりの予想をしっかり持たせる」ための手だてとして、予想を「絵と文」で書くように指導しましょう。

    そのためには、教師が実験や観察の様子をしっかりと絵と文で示す必要があります。その上で、予想をA→A’というように変化を絵と文でノートに書かせます。

    この手立て一つで、子どもたちは事物事象の変化の前後を視覚的に捉えることができ、自分なりの考えを自然と持てるようになります。
    DSC00041






    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書




    長期休業明け、理科室で行うことは一つ。

    それは、水道の水を排水させて、新しい水に切りかえることです。長期休業中は、校内の水は貯水槽にたまった状態です。学校は、校舎が古く、水道管の中も錆が付着していることがよくあります。

    子どもたちが使用する水道は、養護教諭が中心となって事前に排水をしておくことが多いですが、特別教室はそのままの状態になっていることでしょう。

    そこで、長期休業明けには、理科室の水道の水を5分程度排水し、新鮮な水に入れ替えることをお勧めします。理科では、物の溶けかかたなど、理科室の水を使った実験があります。水の性質が異なり、正しい結果が導かれないことがあります。

    長期休業明け。まず、水の入れ替えを行ってください。
    DSCN1742






    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書




    今年の閉庁日は9日間と過去最高です。まずは、心とからだのリフレッシュ。

    さて、この時間を利用して今一度あなたの理科の授業を振り返ってみましょう。
    3年生の理科「豆電球の明かりをつけよう」を例に説明します。
    単元の目標は、次の通りです。

    (1)つなぎ方には、電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること

    (2)電気を通す物と通さないものがあること

    (3)乾電池と豆電球などのつなぎ方と乾電池につないだ物との様子について追究する中で、差異点や共通点を基に、電池の回路についての問題を見出し、表現すること

    本単元は、「エネルギーの変換と保存」に関わる内容で、4年生「電気の働き」につながる学習です。
     
     ですから、乾電池のエネルギーを豆電球の明かりに変換し、エネルギーそのものは保存されることを意識して授業を進める必要があります。

    また、この学習では主として次の3つの活動を通して差異点や共通点を基に問題を見いだし,主体的に問題を解決する態度を養っていきます。

    ・乾電池と豆電球のつなぎ方と乾電池につないだ物との様子に着目する活動

    ・電気を通すときのつなぎ方と通さないときのつなぎ方を比較する活動

    ・電気の回路について調べる活動

    このように、授業を始める前には、単元の目標を学習指導要領で確認します。その際、A分野なのかB分野なのか、また「エネルギー」なのか{粒子」に関わる単元なのかも合わせて再確認することが大切です。
    DSC00079







    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書








    年末年始をはさむ、冬季休業中。理科室関係では、何をすればよいでしょうか?

    ①冬季休業中は、閉庁日が6日間あります。冬で気をつけなくてはいけないことは、火災です。冷蔵庫の電源以外は基本、コンセントは抜いておきましょう。

    ②抜かないコンセント周りのほこりは取りましょう。

    ③年明けに、破損したビーカーなどの回収があるはずです。ひびの入った試験管、少し欠けたピペット等、これを機会に廃棄できるように分別しましょう。

    ④酸素などの気体ボンベ、ガスコンロ用のガスボンベの現有量を確かめ、使用済みのボンベには穴をあけてすぐに破棄できるようにしましょう。


    この4点を出勤日に行っておくだけで、休業明けの理科室はすっきり整理されているはずです。

    さあ、2020年がまもなく始まります。
    DSCN1322




    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書




    授業開きでは、
    ①ノートにページをつけて一年間のノートの使い方を指導する。
    →合わせてページをつけながら、子どもの実態を把握する。
    ②自分の親指の観察、スケッチをする。
    →自分の体の一部をよく見て描くことで、観察することの意味を指導する。

    ③そして、次に「自分のはいている靴のスケッチをする」
    →この活動では、ネームペンを使い、修正しないで書き進むことを体験させます。子どもたちは、観察をする際、何度も消しゴム使って修正します。しかし、観察は、その場で見たその状態が大切です。今後の観察活動の際につなげるためにも、大切な活動になります。
    また、仕上がったスケッチは見栄えが良く、参観会用の掲示物にも使えます。是非、試してみてください。
    Inked323242_LI




    http://kameraai2.blog.jp/新人教師と教育実習生の教科書





    理科のノートは定期的に回収しますが、点検の時間は10分以内と決めましょう。学級開きの段階では、次の3点が最低限指導できれば、書き方の基本は定着することができます。
    ①黒板に書いてある内容を時間内に書いてあるか
    ②きれいに書くのではなく、自分として丁寧に書いてあるか
    ③B以上の濃い鉛筆ではっきりと書いてあるか


    そして、評価は次の3点です。
    ①花丸
    ②ABCの3観点
    ③最後に提出されたノートの表紙にはシールを貼ります。


    この方法により、ノート指導の最低限の指導内容は定着します。細かなコメントを書いても、あなたが思うほど効果は上がりません。

    シンプルかつ効果のある、あなたにとっても効率的なノート指導に心がけましょう。そして、生み出された時間で教材研究と子どもとの触れ合いの時間に費やすのです。
    DSCN2380





    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書






    理科の授業開きは・・②です。

    次は、理科の観察で大切な「よく見る」ことを意識させる学習です。
    そこで、効果的な学習が「自分の親指を見て、スケッチしよう」です。

    ポイントは、次の4点です。
    (1)Bまたは2Bの鉛筆を使うこと
    (2)消しゴムは使わず、うまく書けなくても最後まで描くこと
    (3)輪郭→爪→爪の筋→指のしわの順で描かせること
    (4)途中で質問がある場合は、挙手で。活動に集中させます。


    この4つの指示だけで子どもたちは集中して活動に取り組みます。

    最後に、「このようにものの様子をよく見て描く」ことを理科では「観察」と言います。というように、「観察」について押さえます。
    DSCN2380DSCN2382





    http://kameraai2.blog.jp/ 新人教師と教育実習生の教科書




    このページのトップヘ