亀和商店プレスリリース

築地の水産仲卸である亀和商店が当社に関連するプレスリリースを集めました

2007年11月

07/11/27 みなと新聞 『AFDF マダラ漁業 MSCの査定を申請』

AFDF
≪BSAI、GOAマダラ漁業 MSCの査定を申請≫

【北米支局】海洋管理協議会(MSC、本部・英国ロンドン)は21日、米国アラスカ州の非営利団体、アラスカ漁業開発基金(AFDF、本部・アンカレジ)が、ベーリング・アシューシャン(BSAI)とアラスカ湾(GAO)水域の延縄、尾ロール、かごと釣漁法についてMSC査定を申請したと発表した。AFDFは漁業者や加工会社とその団体20以上がメンバーで、アラスカ漁業の振興を目的に設立された。

申請漁法のうち、延縄冷凍船が漁獲するBSAIのマダラはすでにMSC認定を受けているが、今回の申請が認定されると、アラスカのマダラ漁法のほとんどがMSC認定を受けることになる。

AFDFは2006年にMSC査定申請作業部会を設置、協議を進めて申請を決めたもので、査定完了までには12〜26カ月かかると予測している。査定申請決定はトライデント・シーフーズ・コーポレーションとその他数社が協議に加わったことで具体化への歩調が整ったもようで、査定費用はこれらメンバーが分担することになっている。

マダラ製品にMSCラベルを貼付すると、マージンが3〜5%増えるというデータも出ているため、AFDFは年間水揚額が2億ドルといわれる同漁業がMSC認定を取得すれば、業界のみでなくアラスカ州経済にも大きく貢献ができるとしている。

ジム・ブロウニングAFDF次長は「アラスカのマダラ漁業は北太平洋漁業管理委員会(NPFMC−RC)や国家海洋漁業局(NMFS)、アラスカ州漁業狩猟局(ADF&G)などのすぐれた管理体制の下で実施されている。グローバル市場では第三者の証明機関により、持続性ある漁業で製造された水産物に対する需要が増加の一途をたどり、アラスカのマダラ漁業がMSC査定を受けることで、マダラ製品に対するこうした傾向に対応できると確信している」と述べた。

また、ブラッド・アックMSC米州主任も「アラスカ漁業がMSC査定を申請したことを多とする。タラは重要な資源で、特に欧州市場や消費者に非常に人気のある魚種だ。MSCの査定を受けようという今回のAFDFの決定は、マダラ漁業にとっても、消費者にとっても正しい決断だ」と査定申請を歓迎した。

なお、AFDFはアラスカ漁業振興のやめ各方面で種々の事業を進めている。例えば80年代にアラスカで初のすり身工場をコジャックに設立する際も率先して協力、シアトルで毎年開かれているアラスカ水産物展(アラスカ・シンフォニー・オブ・シーフーズ)には、過去15年にわたりスポンサー参加している。

07/11/26 水産経済新聞 『燃油高騰対策求める』

燃油高騰対策求める
『漁業経営危機突破!全国漁業代表者集会』へ
〜JF全漁連 大日本水産会 
    12月13日、自民党本部で〜



JF全漁連、大日本水産会は12月13日午前11時から、自民党本部8階ホールで燃油高騰対策を求める「漁業経営危機突破!全国漁業代表者集会」を開催する。

小民党、公明党の制作および国会議員に対して、燃油高騰の事態に直面している実情を訴え、漁業生産を何としても継続し、経営を維持し、地域経済を支えていくため、緊急の意見表明、決議を行い、集会終了後に代表要請活動、デモ行進を行う。参加者は全国の漁業代表者ら600人。

この集会は原油価格の高騰が留まることなく、1バレル100ドルを超えるとも懸念されている現状で、秋の盛漁期を驚異的な原油高騰が直撃し、漁業者は大きな衝撃を受けている。産地では、操業を中断し帰港したり、出漁そのものを断念せざるを得ない状況が発生している。

また、漁業者自らの省エネや構造改革も水泡に帰し、出漁すればするほど赤字という事態に、経営破たんを危惧(ぐ)する産地の悲鳴が挙がっている。燃油高騰問題の深刻化は、廃業者の大量発生のみならず、漁協経営や地域経済への影響、水産物の安定供給問題にも直結し、予断を許さない状況になっている、と危機感をもって大会を開催する。

JF全漁連の調査でも、2003年から05年の燃油コストは、330億円も増大。燃油価格は原油CIF価格がキロリットル当たり2万853円から3万9576円と1万8723円値上がりした。05年から07年のコスト増大は370億円。同価格は3万9676円が6万950円と2万1374円アップした。主な魚種別漁撈支出に占める燃油代は、小型底引網05年22・6%が、07年は27・4%に、刺網は16・6%が20・5%に、沖合底引網は18・7%が23・0%に、沿岸イカ漁業は23・3%が28・2%に上昇している。沿岸漁業全体では04年が15・8%だったのに対し、06年は19%に上昇している。

また04年時点で、他業種との支出に占める燃料費の割合比較ではタクシー・ハイヤーが6・35%、トラック3・9%(参考=05年4・8%)、バス6・5%(06年8・3%)で、沿岸漁業の15・8%が突出していることが分かる。

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07/11/13 水産経済新聞 『サケ漁業 MSCを再認証』

MSCを再認証
〜ADF&G、サケ漁業で〜

アラスカのサケ漁業がMSCの再認証を受けたことが明らかになった。最初に認証を受けたには2000年で、MSC認証を取得した米国初の漁業として注目された。認証有効期間は5年間だが、この2年間は再審査のために時間を要したものの、今回ようやく再認証された。認証を行ったのは、SCS(Scientific Certification Services)で、認証を受けた機関は米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)。

再認証は、この漁業の複雑さや地理的な広がりおよび流網、巻網など多岐にわたる漁法や漁具があることから、16にわたるユニットを検証した。

そしてSCSによる科学的に基づいた綿密な再認証を完了し、独立の専門家が技術情報、管理方針、利害関係者からの意見を聴衆し、それに基づき見直し、キングサーモン、ベニサケ、ギンザケ、カラフトマス、チャムを対象とするアラスカの商用漁業が持続可能で管理されたものであることを確認した。

ルパート・ハウズMSCCEOは「MSCはすべての再認証から教訓を得たうえで、持続可能性の基準の厳格さを保ちつつ、より効率的で期限を定めたプロセスを推進すべく、08年のプロセス改善実施に努める。今回の再認証によって、さらに多くの市場機会がこの漁業にもたらされると思う」と話している。

また、デービッド・ベッドフォードADF&G副局長は「再認証のプロセスは長く、時に困難だったが、この認証によってアラスカの天然および持続可能な商業用サケ漁業に利益がもたらされたと思う。MSCとともにプロセスを改善し、世界でアラスカのサケの評判が高まるようにしていきたいと考えている」と述べている。

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07/11/10 みなと新聞 『アラスカ天然サケ漁業 MSCの再認証を取得』

アラスカ天然サケ漁業
MSCの再認証を取得
 〜ADF&G 今年から5年間有効〜


【北米支局】米国アラスカ州漁業狩猟局(ADF&G)と海洋管理協議会(MSC)は5日、同時にアラスカ、天然サケ漁業の再認証が確定したと発表した。有効期間は今年から5年間。

ADF&Gのデイビッド・ベッドフォード次長は、州のサケ漁業に従事する漁業者や加工業者がアラスカの海洋、淡水域環境を守りながら健康志向が強まる中で何百何千万尾というサケを提供していることを消費者に示すもので、サケ漁業は州最大の雇用機会造成にとどまらず、州経済全体にとっても重要な部門。MSCの再認証を取得できたことは大変喜ばしい」と述べた。まや「再認証確定までに時間と経費がかかるが、今回MSC側もこれを認め、2008年には審査の高い質を損なうことなく改善すると表明している。ADF&Gもこのプロセスで、できるだけMSCに協力する準備がある」とした。

さらに同次長は、再認証を受けたので今後もMSCエコラベルを貼るアラスカのサケ製品は約360種類もあり、21カ国で販売されていると前置きし、「再認証には約33カ月もの時間がかかった。MSCの手続き、調査に時間や経費がかかり過ぎるという批判が出ているのは事実で、今回の再認証発表の際、ルパート・ハウズMSC会長も改善の必要を表明、08年に向け検討すると発表した。ADF&GもMSCのこうした努力に協力する準備がある。再認証費用はADF&Gと連邦政府の補助金が充当され、総額は25万ドル程度だ」などと語った。

ハウズ会長は新聞発表で、再認証までの経緯、アラスカのサケ漁業の内容や同漁業からの製品に貼付するMSCのエコラベル効果に触れ、「最近の種々の再認証プロセスを通じてMSCとしても審査の高い水準を損なわずに、より効果的で時間も制約できる方法を08年に検討し改善する敬意がある」と述べている。

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