AFDF
≪BSAI、GOAマダラ漁業 MSCの査定を申請≫
【北米支局】海洋管理協議会(MSC、本部・英国ロンドン)は21日、米国アラスカ州の非営利団体、アラスカ漁業開発基金(AFDF、本部・アンカレジ)が、ベーリング・アシューシャン(BSAI)とアラスカ湾(GAO)水域の延縄、尾ロール、かごと釣漁法についてMSC査定を申請したと発表した。AFDFは漁業者や加工会社とその団体20以上がメンバーで、アラスカ漁業の振興を目的に設立された。
申請漁法のうち、延縄冷凍船が漁獲するBSAIのマダラはすでにMSC認定を受けているが、今回の申請が認定されると、アラスカのマダラ漁法のほとんどがMSC認定を受けることになる。
AFDFは2006年にMSC査定申請作業部会を設置、協議を進めて申請を決めたもので、査定完了までには12〜26カ月かかると予測している。査定申請決定はトライデント・シーフーズ・コーポレーションとその他数社が協議に加わったことで具体化への歩調が整ったもようで、査定費用はこれらメンバーが分担することになっている。
マダラ製品にMSCラベルを貼付すると、マージンが3〜5%増えるというデータも出ているため、AFDFは年間水揚額が2億ドルといわれる同漁業がMSC認定を取得すれば、業界のみでなくアラスカ州経済にも大きく貢献ができるとしている。
ジム・ブロウニングAFDF次長は「アラスカのマダラ漁業は北太平洋漁業管理委員会(NPFMC−RC)や国家海洋漁業局(NMFS)、アラスカ州漁業狩猟局(ADF&G)などのすぐれた管理体制の下で実施されている。グローバル市場では第三者の証明機関により、持続性ある漁業で製造された水産物に対する需要が増加の一途をたどり、アラスカのマダラ漁業がMSC査定を受けることで、マダラ製品に対するこうした傾向に対応できると確信している」と述べた。
また、ブラッド・アックMSC米州主任も「アラスカ漁業がMSC査定を申請したことを多とする。タラは重要な資源で、特に欧州市場や消費者に非常に人気のある魚種だ。MSCの査定を受けようという今回のAFDFの決定は、マダラ漁業にとっても、消費者にとっても正しい決断だ」と査定申請を歓迎した。
なお、AFDFはアラスカ漁業振興のやめ各方面で種々の事業を進めている。例えば80年代にアラスカで初のすり身工場をコジャックに設立する際も率先して協力、シアトルで毎年開かれているアラスカ水産物展(アラスカ・シンフォニー・オブ・シーフーズ)には、過去15年にわたりスポンサー参加している。
≪BSAI、GOAマダラ漁業 MSCの査定を申請≫
【北米支局】海洋管理協議会(MSC、本部・英国ロンドン)は21日、米国アラスカ州の非営利団体、アラスカ漁業開発基金(AFDF、本部・アンカレジ)が、ベーリング・アシューシャン(BSAI)とアラスカ湾(GAO)水域の延縄、尾ロール、かごと釣漁法についてMSC査定を申請したと発表した。AFDFは漁業者や加工会社とその団体20以上がメンバーで、アラスカ漁業の振興を目的に設立された。
申請漁法のうち、延縄冷凍船が漁獲するBSAIのマダラはすでにMSC認定を受けているが、今回の申請が認定されると、アラスカのマダラ漁法のほとんどがMSC認定を受けることになる。
AFDFは2006年にMSC査定申請作業部会を設置、協議を進めて申請を決めたもので、査定完了までには12〜26カ月かかると予測している。査定申請決定はトライデント・シーフーズ・コーポレーションとその他数社が協議に加わったことで具体化への歩調が整ったもようで、査定費用はこれらメンバーが分担することになっている。
マダラ製品にMSCラベルを貼付すると、マージンが3〜5%増えるというデータも出ているため、AFDFは年間水揚額が2億ドルといわれる同漁業がMSC認定を取得すれば、業界のみでなくアラスカ州経済にも大きく貢献ができるとしている。
ジム・ブロウニングAFDF次長は「アラスカのマダラ漁業は北太平洋漁業管理委員会(NPFMC−RC)や国家海洋漁業局(NMFS)、アラスカ州漁業狩猟局(ADF&G)などのすぐれた管理体制の下で実施されている。グローバル市場では第三者の証明機関により、持続性ある漁業で製造された水産物に対する需要が増加の一途をたどり、アラスカのマダラ漁業がMSC査定を受けることで、マダラ製品に対するこうした傾向に対応できると確信している」と述べた。
また、ブラッド・アックMSC米州主任も「アラスカ漁業がMSC査定を申請したことを多とする。タラは重要な資源で、特に欧州市場や消費者に非常に人気のある魚種だ。MSCの査定を受けようという今回のAFDFの決定は、マダラ漁業にとっても、消費者にとっても正しい決断だ」と査定申請を歓迎した。
なお、AFDFはアラスカ漁業振興のやめ各方面で種々の事業を進めている。例えば80年代にアラスカで初のすり身工場をコジャックに設立する際も率先して協力、シアトルで毎年開かれているアラスカ水産物展(アラスカ・シンフォニー・オブ・シーフーズ)には、過去15年にわたりスポンサー参加している。