2009年11月20日

煮え切らない表現< 表現のメリハリ(4)>VOL.1166

今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ(4)
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                         煮え切らない表現

 今回のテーマに関連して、読者のかたからいただいた
 メールをご紹介します。

 <読者からのおたより>--------------------------------------------

  今日のメルマガの話題に関係ないかもしれませんけど、
  一つぼやいていいですか?

  「・・・したいと思います」

  もうすっかり市民権を得てしまいましたね、この二重表現。
  私だけは絶対使わないでおこうと心に決めております!

  でも、話すときはつい使いがちですよね。
  それくらい便利な表現。
  それは身をもってわかります。

  だからこそ、言い切る人に好感が持てます。
  特にヒーローインタビューでは使わないでほしいな〜。

  「明日からも頑張りたいと思います!」

  思わんとガンバレよ!(笑)
                          (読者 S.Yさん)
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 「〜したいと思います」
 確かに便利な言葉ですよね。

 定番フレーズとして普及している感もありますが
 受け取り方によっては、あいまいな印象、自信がない印象を与える
 フレーズです。

 私も客先へのメールには
 極力使用することを避けています。

 「20日午後には伺いたいと思います」
 「本日中にお送りしたいと思います」
  よりも
 「20日午後には伺います」
 「本日中にお送りします」
  と言い切る方が明快で確実な印象を与えます。

 「〜と思います」「〜になりそうです」
 といった表現も“煮え切らない”フレーズです。

 でも、使うこともあります。
 強引な相手の申し入れをかわしたいときや
 明言を避けたいときなどです。

 これ以上、関わらない方が得策
 あるいは、詳細を知らせない方がいい
 という相手には、上記のような
 “煮え切らない”フレーズを使って逃げ切ることがあります。

 メールは、基本的に記録として残るものなので
 内容の重要度や、取り扱いに注意を要する場合は
 言い切る、言い切らないの使い分けを意識したいですね。



 ※来週、11月23日(月)は祝日のため、当メールマガジンの配信を
  お休みします。次回の配信は、11月24日(火)です。



kamigaki2005 at 09:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!メール作法 | 言葉のチカラ

2009年11月19日

傍観者的な表現< 表現のメリハリ(3)>VOL.1165

今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ(3)
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                          傍観者的な表現

「〜のです」「〜なのです」が
 原因や根拠などの説明を強調して述べるときに使うのに対し

 「〜らしいです」「〜だそうです」
 は、どこかあいまいで、傍観者的な表現です。

「その点が重要らしいです」
「それがリーダーとしての私の役割だそうです」

 上記のような表現は、
 自分が主体的に述べるのではなく

 誰かがそう言っているらしいから、という意味合いが強く
 他人事のような印象を与えます。

 自分が責任を負いかねる
 あるいは、不確か、未確認で断言できない
 という時に使うのには都合がいいのですが

 乱用すると、逃げ腰、無責任な発言と
 とられやすいので、取り扱いには注意が必要です。

 同様に
 「〜されそうです」
 「〜されることになりそうです」
 も傍観者的な表現として要注意です。




kamigaki2005 at 21:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!メール作法 | 言葉のチカラ

2009年11月17日

強調の「なのです」< 表現のメリハリ(2)>VOL.1164

今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ(2)
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                        強調の「なのです」

 書き言葉というより、話し言葉に多くつかわれる
 「そうなんです」。

 「そうです」と比べると、「そう」であることに対して
 ひときわ強く訴えかける印象があります。

 「そうなんです」は会話調のくだけた表現ですが
 「そうなのです」としても「そうです」より強い印象を与えます。

 「その点が重要なのです」
 「それがリーダーである私の役割なのです」

 このように「なのです」で言い切ることで
 その前の語
 上記の例文では「重要」「役割」
 がより強調され、説得力のある一文になります。

 「その点が重要です」
 「それがリーダーである私の役割です」
 のように「です」で終わる文と比べると
 その訴えかける強さの違いが分かります。


 ▼ 乱用するとおしつけがましい
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 このように、強調する場合に使うと効果的な
 「〜なんです」「〜なのです」
 ですが、乱用するとおしつけがましい印象を与えるので
 注意が必要です。

 「○○に関して私は初心者なんです」
 「それをしたのは私なのです」

 上記の文は「なんです」「なのです」を
 「です」にしてもなんら支障はない一文です。

 相手への依存をあらわにしたり、ことさら注目を集めるために
 「なんです」「なのです」で平易な文を強調するのは
 いただけません。





kamigaki2005 at 09:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!メール作法 | 言葉のチカラ

2009年11月16日

強調する? あいまいにする?< 表現のメリハリ>VOL.1163

今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ
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                    強調する? あいまいにする?

 物事を述べるとき、通常は「です」や「ます」を使います。例えば

 「私はライターです」
 が通常の表現ですが、

 「私はライターなのです」
 「私はライターなんです」
 とすると、より一層「ライターである」ことを強調した一文になります。

 逆に
 「私はライターのつもりです」
 となると、人はどう思っているかわからないけれど、
 自分ではライターだと思っている、という弱気な伝え方になります。

 さらに
 「ある意味、私はライターなのかもしれません」
 となると、実際ライターなのかどうか、
 本人さえ分かっていない、とてもあいまいな表現になります。

 「〜ます」という表現も
 「全力で取り組みます」に対し
 「全力で取り組むのです」
 は「取り組むこと」をより強調した一文になるのに対し

 「全力で取り組む予定です」
 「全力で取り組むつもりです」
 「全力で取り組むことになっています」
 などは、あいまいだったり、他人事のようだったりして
 はっきりしません。

 やる気や自信を示すには、言い切った表現の方が
 気持ちは強く伝わります。

 一方、言い切らない表現にすることで、
 逃げの姿勢が感じられる表現になります。

 今週は、言い切る場合と言い切らない場合の
 相手に与える印象の違いなどを考察していきたいと思います。




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2009年11月13日

批判になりそうな表現< 短所を長所に(5)>VOL.1162

今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 短所を長所に(5)
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                       批判になりそうな表現

 今週は、知っておくとよい
 短所を長所に書き換える表現例をご紹介してきました。

 場合によっては
 相手に対するマイナスなイメージを伝える表現があります。

 例えば「単純」。
 「彼は単純だから」
 と書くと、自分にはそんなつもりはなくても
 とりようによっては相手を批判したことになることがあります。

 そんなときは
 「素直」と書きかえてみます。
 「彼は素直な人だから」
 とすると、マイナスな印象はなくなります。

 同様に
 「彼女はそういう点では要領が悪いから」
 というようなときは「不器用」
 といいかえます。
 「彼女はそういう点では不器用だから」。

 ただし、「素直」も「不器用」も自分では使わない方がいいと思います。
 自分の都合が悪い時に使うと、きわめて都合のよい表現だからです。


 ▼ マイナスをプラスに転換
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「部長は細かくて…」と書くより
 「部長はチェックが厳しいから」。

 「なにかと先輩は大ざっぱだから」は
 「先輩は鷹揚な人だから」。

 マイナスな表現は後に続く一文もマイナスな内容になりがちですが
 少しでも肯定的にいいかえると、
 文全体も肯定的な印象を与える一文になります。

 人を評するときは「良く言いかえる」ことを
 意識してみましょう。




kamigaki2005 at 09:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!メール作法 | 言葉のチカラ

2009年11月12日

婉曲に表現する< 短所を長所に(4)>VOL.1161

今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 短所を長所に(4)
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                          婉曲に表現する

 今週は、知っておくとよい
 短所を長所に書き換える表現例をご紹介しています。

 「ちょっと変」「なんかおかしい」という場合
 親しい間柄なら、直言することも
 相手に対する愛情と言えますが
 一般的にはなかなか指摘しづらいものです。

 何といって言いかわからないけど
 バランスが悪いとか、何かが欠けている、ミスが多い
 という状態の時、

 親しい相手なら
 「なんか変!」「おかしいんじゃない?」
 と直言できますが、そうでない場合は

 「いつもと違う」「いつもと違う気がします」
 と、通常とは異なる状態、事態であると伝えます。

 「いつもの○○さんらしくないですね」
 という表現の仕方もあります。


 ▼ ズバリより緩やかに
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 相手の奇抜な発言、発想、見た目に対する
 リアクションとしては
 「かわってる」「かわった○○ですね」
 という表現がありますが

 私がよく使うのは
 「珍しいですね」。

 あからさまに変人扱いするより
 やや婉曲な表現になるのではないでしょうか。

 「珍しい」に代る言葉としては
 「独特」「個性的」「ユニーク」
 が挙げられます。



kamigaki2005 at 09:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!メール作法 | 言葉のチカラ

2009年11月11日

誉めるときの表現< 短所を長所に(3)>VOL.1160

今週は、肯定的な表現例について取り上げます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 短所を長所に(3)
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                         誉めるときの表現

 今週は、知っておくとよい
 短所を長所に書き換える表現例をご紹介しています。

 相手に対してや、相手が出した成果や結果に対して
 「なんとも言いようがない」ということがあります。
 そのまま「なんとも言いようがないですが…」とか
 「まあまあじゃない」と表現してしまうと
 相手は気を悪くしてしまうことが多いです。

 では、どうするか?

 このように
 具体的にどこをどう誉めていいか分からない
 どの点を評価していいかわからない時に
 使える表現が「いい感じ」です。

 「いい感じに仕上がりましたね」
 「収まりがいい感じです」
 「なかなかいい感じ」


 ▼ 効果的に誉めるには…
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 逆に、誉めるポイントが明らかな時、はっきりしているときは
 その点に焦点を当て、具体的に表現すると相手に訴える力が強いです。

 例えば
 「○○さんは仕事が早いので、助かります」
 「書き出しにインパクトがあって面白いですね」
 といった具合です。

 「時間はかかるけど、それだけ丁寧で確実ですね」

 このように、短所に相当する部分を
 長所として取り上げて評価するのも効果的な誉め方といえます。

 「いつも気を配ってくれて、ありがとう」
 
  文頭に添えた「いつも」という表現の効用も大きいです。
 「今だけでなく」継続して評価されている点がうれしく感じられるものです。



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 【しごび】 の お す す め
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 このフレーズ集に続き、文例集がもうすぐ出ます。乞うご期待!

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kamigaki2005 at 09:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!メール作法 | 言葉のチカラ