2012年6月30日

【豊受大神(とようけのおおかみ)※】
※豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に奉祀される女神。

「“嬉し嬉し”の真意とは、“熟れし熟れし”に他ならず。万物は、生命を宿した瞬間(とき)より、その魂の奥底から、実を結ぼうとするその溢れる想いをもとにエネルギーを呼び込み、循環させ、果ては“結び”を成すことこそ、本来の姿。何もかも、熟した様相が、誠の“嬉し”じゃぞ。」

「各々方よ、何もかも、急くこと禁物ぞ。急いては、実の無い誠に腑抜けな果実が、無秩序にこぼれ落つるであろう。一つのことに心を傾け、じっくりその様相を見るその心の“余裕”がなければ、神の宮へは通させぬ。これは惨(むご)いとお思いか?いやいや、神の宮は、いずれも神の御心の余裕が創り出す、大いなる聖域。各々方の心がそれと和すものでなければ、到底この世界を垣間見ることは出来ぬのじゃ。すべては心から創られる。余裕あっての、神世に通ずる誠に麗しい“秩序”となる。」

「心の余裕とは、必ず伝播し、次々と魂の色を艶やかに変える。そなたたちにもっとも近しい存在で、心の余裕のあるものは、何かとお思いか?それは紛れもなく、日々食している“食物”に他ならず。大地に根付き、天の恵みを大いに受けたこれらの食物は、神の御心の余裕をそのままに受け継ぎ、この魂こそ神そのもの。これを感謝の想いで懇ろに食することで、そなたたちの血も肉も、すべてが神の光で満たされる。そうしてそなたたちに、神の御心、そうだ、余裕の心というものがしかと流れ入るであろう。」

「各々方よ、何も難しいことはない。唯、大いに喜び食すが良いぞ。食とは“喜び”。食する者が喜ぶことで、食されるものたちは、なお一層、喜びに満たされる。これが真の“熟れし”であり、いずれの魂も沸き立つ、誠に成熟した“嬉し嬉し”の仕組なり。天も地も民も、それこそ“一つ残らず”嬉し(熟れし)であることが、大神様の大いなる御意思である。なんと、篤い恩寵ぞ。各々方よ、しかと心に刻むが良い。」

<感想>

食物・穀物を司る女神として、稲荷神である倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)様(6月11日記述)らと同一視されているそうですが、私が感じるに、その性質はまったく異なります。倉稲魂大神様は、まさに食物(穀物)を一手に掌握し、その魂を礼賛し、より良く生まれ変わらせることを担っておられますが、この豊受大神様は、天地民含めたすべての魂を、食物の観点から魂レベルで循環させ、真に成熟させることを主眼に置いていて、ある意味、より広義な役割を司っておられます。この循環と成熟には、何よりも“喜び食す”ことが日々の私たちにとって重要となるのでしょう。

以上。

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