2012年7月10日

【櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)※】
※京都・八坂神社に祀られる御祭神。素戔嗚尊(すさのをのみこと)の妻。

「紅に染まる錦は天に高々と翻(ひるがえ)り、数多の難局の末に、眩いばかりの揚々たる“暁”を見出す。あな(あぁ)、二つの光が真に和す、まさにその瞬間(とき)、如何なる奇跡よ、降ろされ賜う。」

「この世を成す仕組、正に精妙なり。半月は闇夜にあって誠に心許なく、朧(おぼろ)げに光放つ。唯、欲するは真に満つ、麗しき満月のみ。神々しく在る姿、如何に成るか、ただ恋しき想いにて待ち侘びる。」

「何もかも“合わさる”ことぞ、より良く生きる秘訣となる。片輪にては、歩は幾ばくも進められず。苦労の末に、見出すのは唯、無念ばかり。心満たされてこそ、この世を生きる証。神々様は望む。万物が満たされる、その麗しき世、正に“満つ世”を。」

「おみな(女)に告ぐ。夫に添い遂げる、とは難き業(わざ)でありましょうや?如何なる縁にてか、数多の御綱(=縁)の中にあって、光の御玉(=夫)に巡り合い、契りの末に、一つの晴れ舞台に上がりなん。良いか。自らが喜び勇んで上がった舞台は、荒行でも苦行でもなく、唯そこに“合わさる”、そうだ“和す”ことを、あらゆる事象にて学ぶ、この上無き機会を得たと思うが良い。」

「意固地とは、何たる頑なな、無造作なる心。数々の輪廻を繰り返し、次こそはと思うた末がこの有り様か?おみなは如何なるときも“柔(にゅう)”してこそ宜しき。“柔”は万物を包み込み、支え、より良く生かす秘なる業。この世に在るすべてのおみな(女)がこれを会得せば、この世は如何にか滑らかに、誠に麗しき御世となろう。」

「大神様の(思い)描く世は、すべてがすべからく整い和す、誠に“一(いつ)”なる、大いなる御世。正にそれを体現すべく、(大神様の)喜びのままに降ろされし、数多の魂たちよ。数珠の如くに繋がる御魂は、この世に固き “縁” の御光となり、たちどころに大いなる神風を巻き起こす。これが神世の有り様。奇跡で満たされし、輝く御世となる。」

「行け行け、そなたたちよ。喜び勇んで地を鳴らし、天を仰ぎて、各々の魂の奥底にて光る金糸で織りなした、黄金の錦を、さぁ、揚々とはためかせようぞ。」

<感想>

この神様は、優しい部分と力強い部分の両方を兼ね備えた女神様です。最初に感じた雰囲気は、まさに柔らかい光そのもので、美しい衣をふわりと身に纏い、柔和な面持ちで詩的な言葉を降ろしてくださいましたが、徐々に核心に迫るその切なる想いを、こちらの心に訴えかけるように、堂々と発されました。素戔嗚尊様は、この女神様を伴侶として得たからこそ、我が国の国造りに邁進できたのでしょう。女性のまさに原点とも言えるお方です。素晴らしい資質をもつ、大らかでありながらも高貴と威厳に満ちた女神様です。 

以上。

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