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2012年7月25日

【御塩殿鎮守神(みしおどののまもりがみ)※】

※伊勢神宮の神饌として神事に使う堅塩を作る設備を備えた神社・御塩殿(みしおどの)神社の御祭神。

「潮の満ち引きと同じく、民らは長きにわたって盛衰を繰り返し、めくるめく人の世に彩りを添える。あな(あぁ)、人世とは、神世に呼応するかの如く、誠に妙なる(巧みなる)仕組にたつ。これもまた神の成せる技なり。神と民、いつの世も誠に深い“縁”にて結ばれる。」

「“塩(えん)”とは、まさにすべてを繋ぐ、真(まこと)の“縁”に他ならず。民の命を繋ぎ、食物そのものの命を紡ぐ。そして、すべてを創り給う、大神様と深淵なる“縁”にて結ばれるのだ。」

「各々方よ。そなたたちが古来よりわが身に取り入れしその塩は、古来の民が、それこそ命を懸けてその獲得に努めたものぞ。塩(えん)にはそなたたちが生きるうえでのもっとも必要となる基盤を備えておるのだ。」

「塩と離れ、塩の意義を忘れし者は、いずれも自身に繋がる縁をも希薄になる。各々方よ、己の周りをとくと見回すがよい。己と他との乖離は甚だ激しく、そこには互いを信ずることもままならず、ただ虚しさばかりが際立つであろう。」

「精神ばかり追い求めてはならず。無論、身ばかりでも中(中身)の無い、真に腑抜けた獣と同じ。神は、心・体同時の“満つ”なる様相を望む。」

「各々方よ。大事なることは、すでに古来よりしかと受け継がれているではないか。現代、殊(こと)に大事なるものの忘却甚だしく、これは正に、民らの心が、塩と離れしことに起因する。」

「良いか。“基(もと)”が何よりも大事ぞ。基が揺るがなくば、如何なる事もただ己に吹き抜くばかりのそよ風となり、自らその足は地にすくと立つ。難(かた)きことも、揚々と打ち砕くその心が無くば、各々方よ、勇んでこの世に降りし者として、この先(この世を)如何に彩らんとする。」

「すべては、そうだ、すでに溢れんばかりに与えられ、そなたたちの想いのみがそれを生かすか否かを決めるのだ。気づけよ、気づけ。この先、そなたたちには、いずれも大いなる気づきが次から次へと与えられるであろう。“塩(えん)”にて築きし心身を巡る真(まこと)の“縁”にて、自らをしかと成し、これら幾多の気づきを生かし尽くす、真の神世の天子となるのだ。」

<感想>

この神様は、大変珍しく、その御神体が祀られるお社から姿を現さず、言葉のみを降ろしてくださいました。大変物静かな神様で、相対するこちらまの心までしんと静まり返ります。塩もしかり、私たちには、古来より脈々と受け継がれた、それこそ生命の根幹を成す本当に大事なものが数多くあるはずです。それを真に大事なものと認識し、守り続けることが現代に生きる私たちにとって必要なことではないでしょうか。普段何気なく過ごす日常に、深い洞察力を与えてくださる、誠に意義深い塩の神様のメッセージでした。

以上。

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