2012年8月9日

【長崎】
「つらいつらい過去は、もはやわたしたちの思い及ぶものではなく、むしろそれを手放し、癒し、そういった過去の幻影に心を翻弄されることなく、ただただ前に向かってわたしたちは歩みたいのです。」

「あの日は、本当に暑かった。今でもその日の強い日差しを思い出します。戦局の息詰まるなか、それでもわたしたちにとっては、なんの変哲もない、しかし本当にかけがえのない一日でした。あの(原爆投下の)瞬間までは、わたしたちは、たしかに“生きて”いた。」

「あの瞬間、一気に目の前に広がる光景が変わりました。わたしは爆風によってすぐさま死に絶えましたので、それ以外の命を落とし、天に召される人々の様子がよく分かりましたし、原爆によってもたらされた惨状広がるこの台地の荒れ果てた姿や、行き惑う人々もたくさん目にしました。とんでもないことが起こったと、不思議と冷静な気持ちで見ていたことをよく覚えています。」

「何の罪もない人々が、たった一個の爆弾によって命を落とし、愛する家族と離される。これが“戦争”です。あの戦争を経てなお生き残った人々は、本当に言い尽くしがたい苦労と悲しみを経験し、それでも生きるという、必死な思いで耐え忍んできたと思います。」

「わたしは今なお、天上の世界にいますから、我が国が戦後辿った変遷もよく分かります。我が国は、敗戦当時には予想もつかないほど、本当に立派に栄えました。これが、人々の努力の結晶、“生きる力”なのでしょう。しかし、戦後幾年も経つごとに、戦争当時の苦労は薄れました。今を生きる人々は、その豊かさと幸せがすでにあったかのように錯覚をしています。」

「ですが、わたしは皆に伝えたい。人は爆弾で一瞬にして死にますが、それでも、人は“強い”ものなのです。人には“意志”がある。瀕死の状態でも命があれば、如何ようにも復活することができる。手を携えて、まわりと、友と、そして家族と共に歩むことができる。」

「わたしは、こちら(天上)で、人の弱さと、奥に秘めた“強さ”を、地上のあなたがたを見てよく感じています。」

「人は弱いからこそ、お互いを労わらなくてはならない。そして“強い”からこそ、己をもっと信じて、与えられたこの世での日々を、もっと前向きに歩まなくてはならない。」

「あなたがたが歩む、この世での人生。けしてあなた一人のものではありません。そこには、戦争によって命を落とした、数えきれない尊い魂たちの“希望”の歩みでもあるのです。」

「この天上には、戦争によって召された人々がまだ数多くいて、地上のあなたがたの様子をいつでも見守っています。こういった魂たちと縁あって、同じく我が国に降り立ったあなたがたは、そう、本当に常に“繋がって”いるのです。」

「どうか、あなたがたには、日々を前向きに、そして希望をもって歩んでいただきたい。あなたがたの喜びは、同時に(天上の)わたしたちのこれ以上ない喜びでもあるのです。そして、これがあの日までわたしたちが地上に生きた“証”であり、“誇り”です。」

「今日の日は本当にありがとう。素晴らしい機会に恵まれました。地上のすべての人々が、互いに慈しみ合い、心穏やかな日々を過ごせることを、わたしたちはいつでも願っています。」

<感想>

この方は女性で、メッセージにもありましたが、長崎での原爆投下直後に爆風によって亡くなった方です。先日の広島からのメッセージを、こちらで降ろしていたのを天上で知り、この日のタイミングで降りてきてくださったようです。非常に物静かでありながら、発する一言一言に魂に訴える力強さがあります。いずれも、この女性の切なる想いを感じながら、丁寧に書き記すことができました。長崎への原爆投下の日に合わせて、このような貴重な機会をいただけたことに感謝するとともに、こうした原爆で亡くなったすべての方々への感謝と、鎮魂の想いが絶えません。

以上。


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