2012年8月18日

【大斗乃弁神(おおとのべのかみ)※】

※『古事記』において、神世七世(かみのよななよ)のうち第5代にあたる。意富斗能地神(おおとのじのかみ)とともに男女一対となって現れたとされる。

「時はたおやかにすべてのものを育ませ、この世の盛衰に一層の花を添える。幾多の魂が時を以って重なり、金銀、赤白と、あらゆる色を織り成しゆく。時があるからこそ、この世はいよいよ大事に生きねばならず、時無かりせば、如何に色失せし孤独な世となるか。」

「そなたたちのたとえ一人でも(この世に)欠くば、それこそそなたを支える幾多の魂が悲しみに沈むか。そなたの地上にての生き方が、これらの魂たちの生きる意義。あの世にてよくよく諭され、励まされ、そしてすべてをすべからく整えて、ようやくそなたをこの地上へと送り出す。(そなたの)降り立つその背には、希望の暁が煌々と燃え上がる。」

「そなたよ。この世に生まれ出で、そして生きるとは、千載一遇なる奇跡の業(わざ)。そこには数多の魂の真心からの御力添えと、神々の御加護がしかと降ろされる。」

「時に謝し(感謝し)、時を懇ろに扱い、己の揺るがぬ意志をもち、良く良く生き抜くことこそ、そなたの唯一の生き方ぞ。」

「心は“陽”(=上)へ向けるが良い。下向かば、ほとほと限りはなく、逃れることの叶わぬ泥沼へと嵌りなん。いつ何時も、そうじゃ、何があろうとも、心は“陽”じゃ。(上に)引き上げし心は、絶えずわれら神々と通じ、神妙なる“気づき”がそなたの心にしかと与えられん。そうしてこの世にて、常に(われら)神と通じ、神の御子としての心意気を満たし、そのお役目をしかと果たすのぞ。」

「時は変わらず刻々と進み、しかし幾重にも重なりしことにて如何ようにも変化(へんげ)致す。果てしなき大いなる“うねり”がそれこそ龍の如く、各々の時代を駆け巡り、この世を創り上げる。時流とは“時龍”。各々方よ、分かるか?なめらかに天空を泳ぎ進むこの龍に乗って、そなたたちは、己が道を終に究めねばならぬ。見るべきは唯、この先に広がる大海原ぞ。龍に乗って切る風はまた追い風となり、これぞ“好機”と相成りて、そなたを力強く後押しせん。」

「さぁ、行くがよい。時は満ちた。神世の岩戸が開くとき、数多の神々がこの世に降臨し、それこそ在りし日の御世となる。この世が変わる。神も変わる。そなたたちもいずれも生まれ変わるのぞ。恐るるなかれ。恐れはわれら神とは微塵も相通じず、別なる(闇の)世界を生み落とす。これまで曲折はあれど、いよいよ神の“一”なる御世が現されん。時“龍” (じりゅう)は、いずれもこの御世にそなたを誘う妙なる(巧みなる)先達者。そなたよ。天高く拳(こぶし)を上げ、揚々勇み進むのだ。」

<感想>

神世七世の男女一対である意富斗能地神と同じく、大変威勢の良い女神様です。意富斗能地神 の表す“時”とまさに呼応するようなメッセージを次々と展開するところが大変興味深いです。私たちがこの世に生きるには、目に見えるか否かに関わらず本当に様々な存在のお蔭があってようやく成り立つものであるようです。このことが分かるだけでも、日々の生き方が変わります。そうやって日一日と大切に生きること、これが神々の望まれることなのでしょう。文中にもあるように、この世は今、神世も含めた転換期なようです。恐れず、ただ神を見て、喜び勇んで前進したいものです。

以上。

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