2007年03月10日

山梨甲府*JR甲府駅より車で10分/和食-おかえりなさい ほうづき

山梨甲府*おかえりなさいほうづき
おかえりなさい ほうづき
→確かな素材と技術と茶目っ気が光る和食店

味:★★★★★_美味しい
値段:★★★★★_安すぎます
雰囲気:★★★★_かざりっ気ないのに贅沢
リピート度:★★★★★_いつかまた!

(2010.09.29更新)
住所:山梨県甲府市大里町2137  MAP
電話:055-244-1660
営業時間:11:30〜14:00、17:30〜23:00(おそらく)
定休日:水曜日

食べ歩きを続けていると、ふと、どうして私は食べ歩きをしてるんだろうと思ったりします。美味しいものを食べたい、生きることを楽しみたい・・それはそれで正解なのですが・・自分の足りないものを探し求めているんじゃないかと考えるようになりました。
個性が強いお店にはその勇気に感嘆し、技術が優れていれば天性の才能と努力に尊敬し、居心地が良ければ思いやりと気配りにウルッと来たり。考えてみれば、どれも自分がコンプレックスを抱いているもので、だから惹かれるのかなぁとも思ったり。

でも、今回のお店で改まりました。

◇  ◇  ◇

もともとこのお店は彼の元職場。今回訪れたのは、お料理を食べるのはもちろん第一目的でした(笑)が、名目上は彼のお師匠である女将さんと、その旦那様との顔合わせのためでした。

お店は住宅地にあり、元蕎麦屋だった店内をそのまま活かした非常にシンプルな店構え。店内も同様、カウンターとテーブル数席程度で飾りっ気はないのですが、摘みたての菜の花や、桜、フキノトウなどが出迎えてくれたせいか、不思議と華やかさを感じました。

で、女将さんを拝見したのですが、それで納得。かざりっ気はないのに、華やかでしなやかで逞しくて・・美しく感じました。なんかもー、このお店そのものです。

メニューは女将さん直筆の和紙2枚。その日の仕入れによって変えるそうですが、旬を楽しむものや創作ものなど、どれも心くすぐられるものばかりでした。10種類以上あるランチも日によって変えているんですって。やりすぎですよ、女将さん!
ちなみに夜のメニューを見てて嬉しいのは、どれも1000円以内であることと、ソフトドリンクも充実していたこと。私は自家製梅ジュース(250円)と、それから月替わりのおまかせコース(1回以上替わるそう、3500円)を頂きました。内容は以下の通りです。

<他の常連さんや女将さん、それから彼にも終始気を遣っていたので、メニュー名や素材、写真撮影にまで気を配れませんでした。合っているのは自分の感じたことだけかも・・でもまあ、今は全く別物が出てるはずですので、参考程度に>

烏賊と菜の花の酢味噌がけお造り(青柳、マグロ、鯵、あと2種忘れました・・)
烏賊と菜の花の酢味噌がけ。この1品目を食べて、涙ぐみました。菜の花が生きてます。お造りもすごく新鮮。このお値段で食べられるレベルを凌駕してます。
それから器はもちろんですが、おしぼり、お箸の袋も手がこんでます。どこまで手間を見抜けるかも、ワクワクどころの一つです。

椀もの焼き物
椀物のダシ、香りが非常に良い。焼き物は豚肉。ソースも何もかもすべて手作り。ごぼうが美味しいよ〜・・。

山芋とぜんまいさつまあげ
山芋とぜんまいの・・何だっけ?ぜんまいの塩漬けも女将さんが作ったもので、とにかく生命を感じるお味。洋皿で出てきたのは自家製さつまあげ。うわ。これ、ご馳走ですよ。

鶏ご飯と味噌汁、お新香苺のデザート
〆は鶏ご飯と味噌汁、お新香。ご飯美味しい。味噌汁のお大根もワカメも新鮮。お新香もで自家製だそう。デザートに苺のパフェが出てくるのは嬉しい!一般的には水菓子だものね。このパフェはちゃんと甘くて、苺のソースも苺そのものの味が活きてました。

単純に、ここまでの素材をこれだけの技術で、そしてこのお値段で出しているお店は日本中探してもないんじゃないかと思いますし、お金を出せば食べられるものでもありません。かといって、すべての人が満足できるかといえば、そうでもない気もします。別段良く思わない方も合わない方も大勢いるかと思います。

ただ、このお料理を頂いて私は『「美味しい」と感じられる自分を褒めてあげたい』、そんな気持ちになりました。自分に足りないことをたくさん自覚させてくれる、けれど同時に、それで良いんだ・それでやってくんだと元気をもらえる、そんなお料理でした。

なーんて考えていたら、店名にある「おかえりなさい」が実にしっくりきちゃった私です。

冒頭に、食べ歩きは自分に足りないものを探し求めてると書いたけれど、本当は自分が大切にしていることを再確認したかったのかもしれません。ちょっと前に進めそうです。

このお店に連れていってくれた彼に感謝です。

※夜のコースは要予約です。美味しいものが食べたいゆえのワガママには「どうしてそこまで!」というぐらいに応えてくれそうですので、迷わず発言すべし!


kamioooka50 at 17:29│その他-飲食店 


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