2015年09月13日

自分の振り返りをしてみるが。

俺は、勉強の仕方の基本を、『東方』というシューティングゲームから学んだ。

勉強の仕方の基本とは、見敵必殺
その意味については、以前記事にした。
http://blog.livedoor.jp/kamisamadq7/archives/8095430.html

「「できない」けど「できなきゃいけない」」(=敵)をひたすら探し出し、殺す

まあこれは、マコツ流でいえば「ゴールからの発想」の具体化に過ぎないし、「自分の弱さから逃げない」というかっぱちゃんの発言とも中身は変わらない。一般的に言われていることだろう。


私見を加えると、「見敵」と「必殺」のうち、圧倒的に難しいのは、そして合否を分ける原因となっているのは、見敵の方な気がする。敵さえ見つければ、なんだかんだ言ってある程度敵は殺せる(克服できる)。

こまごました見敵の話はおいておいて、俺にとって大きな見敵の契機となったのは

「早期卒業資格を利用したロー入試」



「予備試験論文式試験」

である。


前者にしろ後者にしろ、俺は落ちている。

前者については、2011年9月の記事
http://blog.livedoor.jp/kamisamadq7/archives/4901360.html

後者については、2014年10月の記事
http://blog.livedoor.jp/kamisamadq7/archives/7885281.html

にて、落ちたことを受け止めた当時の俺のリアクションが示されている。

いずれも、「このままだとマズイ」という強い焦りを感じたのを覚えている。

早期卒業資格で一度落ちていなければ俺はKOローに入っていない。
予備試験論文式で一度落ちていなければ俺は司法試験に一発合格していない。

あれは、必要な失敗だった。

まあ、全て一発でクリアしてきた方も多いだろうが、俺はそうじゃない。
一度失敗することが、俺にとって成功の前提条件だ。

我ながら賢いと思うのは、そういう自分の性質を良く理解して、ちゃんと「失敗してもダメージが最小限」のときに一回目を当てているということである。特に、早期卒業資格を利用した受験はファインプレー。


まあ、ロー入試の方については、「やっぱり」と自分で言っている通り、ダメそうな気がしていたのだが……予備試験の方については、それなりにショックだったため、念入りな敗因分析がされている。

http://blog.livedoor.jp/kamisamadq7/archives/7896723.html

「こうして問題を発見し、修正していくのが面白さである。
それは、シューティングゲームや死にゲーをプレイされる方なら良く分かっておられると思う。

206日後。



司法試験委員に、俺の「修正力」を見せつけてやろう・・・!」。」

更にその後には、
http://blog.livedoor.jp/kamisamadq7/search?q=%E4%BA%88%E6%83%B3%E5%A4%96
においては、「途中で諦めたこと」についての深い反省と決意が示されている。

「敢えて望もう。
 司法試験で、俺が窮地に陥ることを。
 窮地に陥った中で勝利を謳うことを。
 予想外のことが起きることを、予想に含めて勝利の未来を確定しよう。

 それを乗り越えることで、俺は弱い自分と完全に決別したことを確認できる。」

今見ると普通にテンションがおかしくなってきている記事だが・・・・・・

しかし、予定通り公法系の問題が予想外のものであり、俺はそこで諦めなかった。
俺は、俺は弱い自分と決別できたのだ。決別したことを確認できたのだ。
これは、順位なんかよりも、俺にとってはもっと大きな意味があるかも知れない。



失敗を料理する。

死んで覚えるゲーム。


失敗しないゲームとか、敵キャラがスライムしかいないドラクエみたいなもんだろ?つまらなすぎ。失敗を成功に変えていくところに面白みがあるというものだ。



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この記事へのコメント

1. Posted by あーし   2015年09月13日 22:20
もしかして・・・ご・・いやそれ以上はいけない
2. Posted by 一条   2015年09月17日 02:51
合格おめでとうございます。
いつも読ませていただいております。
司法修習物語期待しています。

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