2017年07月08日

エンディングのかたち

私の大切な連載、ワニブックス「プラスアクト」の「プレイアクト」。

舞台俳優に1万字、演劇半生をインタビューするもので、
もう10年近く、続けてもらっています。ううう、ありがたい。

中で時々、大御所シリーズみたいな感じをやっていて、
蜷川幸雄さん(俳優じゃないけど特別に出てもらった)、
唐十郎さん、麿赤兒さん、仲代達矢さんなどに出て頂きました。


先ごろ、舞台の上演中に、亡くなった中嶋しゅうさんにも
出て頂きたいと、時期を伺っていたので、
今回の訃報は、とても残念でした。

なにより、すばらしい俳優さんが、ふいに亡くなってしまったことが、
残念です。

最初、ネットで流れてきたニュースは、
公演初日、上演中に、舞台から客席に落ちて、
病院に搬送されて、そのまま亡くなってしまったというものでした。

俳優が、うっかり落ちることも、時にはあるけど(目撃したことが何回もあります)
ベテランの方だし初日だし、そんなことあるかなと思っていたら、
急性大動脈解離を起こしていたことがあとで判明しました。

演劇の世界の人は、一様に、
ご本人の意思とは関係ない不幸な出来事だったことが
語弊はあるけど、不幸中の幸いと感じたようです。

うっかり落ちるなんてことはないと信じている人が多かったのです。

俳優は、どんなに激している芝居のときでも、
冷静に客観視するのも仕事のうちですからね。


とはいえ、
初日に、芝居の最中に、こんなことになるなんて、
ご本人としたら、やはり、無念だっただろう。

その日の公演と数日、中止になってしまったのだから。

主演の寺島しのぶさんをはじめとして、関係者や観客に
申し訳ないと思うだろう。


ながらく舞台をやってきて、ベテランとして尊敬されてきて、
舞台の役にずっと立ってきた人が、
自分のために、公演を休止にさせてしまうなんて、
なんて悲しいことなんだろう。


人生というのは、本当に、酷い。

すべてを滞りなく、美しく終わることは難しいのか。

認知症もそうで、
とてもしっかりして、活躍してきた人が、
記憶をなくして、何もわからなくなって、できなくなってしまう。


それを悲しいとか思わないように、
それが当たり前と思えるようになるように、

それが人生の最後の修行なのかもしれない。
本人にしても、周囲の人間にしても。



私は、朝ドラのレビューを、ある作品の最終回まで
書いて死にたい、とこの間、インタビューで話した。

途中で死ぬのはやだなあと思って。

まあ、婆あになって、ただ趣味で朝ドラレビューを書いてるだけだったら、
途中でもいいんだろうけれど(自虐

もし死ぬまで、書くことが仕事でいられるのなら、
最後まで終わらせて死にたい。


理想は、プラマイゼロの死に方だ。


だから、いっつも、
今、死んだら、部屋が汚すぎてダメだとばかり思ってしまう。

逆に言えば、私がミニマリストになったとき、
私は死ぬんじゃないか(笑


あ、いけない、
話しを戻そう


中嶋しゅうさんのことは、
清水邦夫さん作「狂人なおもて往生をとぐ〜昔、僕達は愛した」(15年)で
門脇麦さんの取材をしたとき、
奥さんの鷲尾真知子さんと夫婦役で出演していて、
ご夫婦がとても仲が良いと聞いたことが、
すごく印象に残っていた。

今回の事故は、同じ、東京芸術劇場だった。

鷲尾さんは、翌日、別の舞台の初日だったそうだ。

ほんとうに、もう、なんで、こんなことが起こるのか。


私はちょうど、Yahoo!ニュースで、
俳優は「親の死に目にも会えない」と思ってやっている話を書いていた。

私の仕事も、先輩に、そう言われている。
そして、私も、
仕事で、身内の死に目には会えていない。

蜷川実花さんが、病院から仕事に出て、
そのあと、お父さんが亡くなったということを書いていたが、
そういうのと同じような感じだったり、
原稿を書き終わって病院に行ったら間に合わなかったり。

そんなことばかりだ。


世の中、理想の最終回を描ける人ばかりじゃない。

だからこそ、
ハッピーエンドでも、バッドエンドでもなく、
ただ無でありたいと、しみじみ思う



clip!

2017年07月03日

折り返し地点にいた俳優

2017年もはや半年が終わり、
残りはここまで歩んで来た分しかないと思うと
あっと言う間だわ〜〜と焦るばかり。

宿題、課題が終わらないまま、
新たな企画が沸いてきたりして・・・
いったいいつになったら、うまくまわっていくのか

お金とやりたいこととがうまくおりあう日は来るのか

一番大事なのは漠然としないで、計画的にすること。

そう書くと、つまんない生き方やねえって思われそうだけども、
アスリートだって、練習計画立てている。食事とかトレーニングとか。

夢は自由に。
それを実践するときは緻密に徹底的に。


毎日の修行のごとく、
朝ドラと昼ドラを毎日書いていたけど、
さすがに、追いつかなくなって、
先週は朝ドラだけにして、
かわりに、他の原稿をいくつか書いた。


連載で、コツコツ書き溜めていくのは、
マラソンだから、その過程は苦しい。

一本完結原稿は、短距離だから、
瞬間は苦しいが、すぐに燃焼できるから、心地よい。

マラソン+短距離 が理想的。

マラソン+マラソンはなかなか難しい。


短距離のひとつで、


朝ドラでブレイクした男性俳優が主演する、2本の映画に漂う”朝ドラ感”は、どれだけ有効か考えてみた

という記事を書いた。


たまたま、2本の映画が、朝ドラつながりを楽しめるような作品だったことから書いてみた。

向井理さんに関しては「やすらぎの郷」にもちょうど先週出ていたので、
私のいまやってる仕事(朝ドラ、昼ドラ)に、合いすぎている(笑


『いつまた、君と』とは、野際陽子さんの映画の遺作だそうなので(ドラマは『やすらぎの郷』)。
よけいに、思い入れをもって観た。


戦後の日本人の姿を真摯に演じる向井理さん。
肉体労働ができて頭も良くて頑固で・・っていう明治、大正、昭和初期の男のひとのイメージを投影しやすい人。丸いメガネをかけていると、うちのおじいちゃんを思い出す(顔は当然違う。肉体労働もしてないけど、勉強家で背が高かった)。


思えば、『神の舌をもつ男』も、かなり変わったコメディーだし、新しいところに挑戦したのかなと思っていたけれど、「いつまた、君と」にも、横溝正史の世界に代表される、閉ざされた村で起こる血塗られた事件という部分があって、驚いた。

そして、この人は、次第に消えかかってる戦中戦後の記憶を託される、お役目をもっているんだなあと思った。

やっぱり、映画の原案になったおばあさんとの関わりがあるからだろうか。
おばあさんは、記憶を遺したかったわけだものね。
その思いを受け継いで、ちゃんと映画化したのはすごいことだ。

面白いのは、『やすらぎの郷』では、
昔のことをほとんど知らない、ぼんやりした若い俳優役だったこと。
倉本聰の『歸國』では、あんなにいい役だったのに。

でも、リアクションの芝居が巧くて、感心した。

九条摂子に「(あなたの)ファンなのよ」といわれて、少しだけ肩の力が抜けるところとか、
高井秀次の名前を聞いて、顔つきが変わるところとか、
自尊心に関わることや、興味あることだと心が動くが、それ以外は心が全く動かないので無表情だし、使える語彙もない。
調子のいい人だったら動かなくても動いたふりをするが、正直者で、興味あるフリなどできない。

一方で、ほんとうに興味あることは、常日頃から何度も繰り返し考えているから、
一気に言葉として溢れ出す。

そういう人のリアルがよく出ていた。

去年は、「信長協奏曲」と「RANMARU」で取材をして、
年間通してお世話になり、
今年も、前半、とても楽しませてもらいました。


向井理さんは、前腕がしゅっとしていてかっこいい。



clip!

2017年06月27日

津軽と天草について考えてた

わーっと、記録的に。だから、まとまりなし。



4月期のドラマもほぼ終了した。
前期も「カルテット」が牽引して、おもしろかったし、
今期も、おもしろい作品が多かったように思う。

どれもこれも、1回はレビュー書くのが、毎期目標だが、
まだまだ追いつけない。

もっとも6月、「やすらぎの郷」レビューYahoo!を毎日やらなければ、できたのかもしれず・・・。

とはいえ、「やすらぎの郷」をYahoo!で毎日3週間やったのは、
今後に役立つ気がしている。
毎日やると、タイトルの付け方とか、内容とかと、アクセス数の関係が
なんとなくわかってくるので。

まあ、これも永遠ではなく、日々変わっていくであろう。

ひとつ、年齢層は確実に高いね・・・「やすらぎ」レビューを読む人は。


今期は、
「リバース」をエキレビ!で1回書いただけにとどまり、
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170421/E1492707968088.html

「CRISIS」と「マッサージ探偵ジョー」と「あなたのことはそれほどでも」を1回ずつ、
マイナビで、俳優を中心に書きました。

http://news.mynavi.jp/author/0002012/


あと、Yahoo!で1回「おんな城主 直虎」を書いた。

それから、エキレビ!で、「フランケンシュタインの恋」を7回まで書いたけれど、
そこでやめてしまった。

「リバース」も「CRISIS」も「フランケン」もとてもいいドラマだったけど、
毎週書く体力気力がなくて・・・それは悔しくもある。


こちら、フランケン〜7回分↓

http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170430/E1493483370829.html

http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170507/E1494102167321.html

http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170521/E1495298804074.html

http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170514/E1494699212311.html


http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170528/E1495907039188.html

http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170604/E1496506015173.html

http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20170611/E1497119293860.html




「フランケンシュタインの恋」に関しては、
私が書くのをやめてから、
主人公の怪物をつくってしまった博士の恋だった、という
じつにすばらしい展開になった。
でも、博士をやった斎藤工さんに関しても、
マイナビの「昼顔」レビューで博士のことも少し書いたので、
私の中では決着がついている。


唯一、うまくまとめられなかったなあ、と思ったのは、

津軽(二階堂ふみ)と天草(新井浩文)という名前について。


津軽は青森で、天草は熊本。
日本列島のほぼ両端だ。

共通するのは、どっちにも義経伝説があること。

それと、どっちも近くに原発を作ろうという動きがあったこと。

謎めいたヒーローと原発・・・
なんとなく気になる符号だったけど、

フラッシュアイデアに過ぎず、説得力ある原稿にするには至らなかったので、
一応メモっておく。すぐ忘れるので。

手塚治虫のアトムからずっと、人間が科学技術によってつくりだしたものは、
人間の役に立つこともあれば、不幸にすることもあるという矛盾が物語になってきた。

『フランケン〜」の河野英裕プロデューサーは、かつて「Q10」(木皿泉さんの名作!)でもそういうことを描いていて、
今回も、クラシカルでファンタジックにしていたけど、やはり、その問題に向き合っている感じがした。


ちょうど「やすらぎの郷」でも、60年代、「イグアノドンの卵」という社会を風刺した作品を生んだ、バラエティー「光子の窓」をモデルにした番組のエピソードをやっていたのだが、
「イグアノドン〜」は、テレビと原子力は、使い方を間違えたら危険であることを警鐘していた。

一方、「フランケン〜」ではラジオと怪物を重ねていた。

きっと、今、送り手として、何をつくるべきか、突き詰めているんだろうなと思った。
「光子の窓」も「フランケン〜」と同じ日本テレビで日曜に放送されていたというまた符号が・・・。


ともすると、
テレビもラジオも、
国民の考えを、ひとつにまとめてしまいかねない。
誰かに都合のいいふうな情報しか流さないかもしれない。

楽しんでテレビ、ラジオを見聞きしていたら、いつの間にか、
とんでもないところに連れていかれてしまうこともあるかもしれない。

こわいこわい。


でも、一番、いま、こわいのは、

ミサイルから避難する方法のCM。

なんで、こんなCM流すの???

しかも、これ、あまり役に立たなくない? っていう内容。
戦時中の竹槍で闘う っていうのはこういうことなのかあと
はじめて戦時中の出来事に共感できた。


どうか、こわいことが起こらず、
いつまでも、日本中の人たちが、テレビ見て、レビュー書いていられますように(見てない、書いてない人もたくさんいるのはわかってますけれど)


じつは、「みんなの朝ドラ」はそういう気持ちで書いた本です。

そもそも、朝ドラって、戦争が終わって、みんな、だいぶ落ち着いて、
テレビが家庭に普及してきたばかりの頃にはじまって、ずーっと放送されているのだ。
戦後の平和の象徴みたいなものなのだ。









2017年06月26日

「無視されることは偉大なる特権である」

IMG_8874



今日、25日まで文化村ザ・ミュージアムでやっていた写真展

「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展」を見てきた。
ファッション誌で活躍したものの、その栄光に興味がなくて、その仕事に見切りをつけ、
長らく世間に表れず、好きな写真を撮り続けていた人。
80歳過ぎてから、その写真が注目された。そして、その人生は映画にもなった。

ファッション誌で撮ったモデルやスターの写真と、
市井の見知らぬ人たちをこっそり撮った写真と、
特別に大事だった女性と幾人かの女性のヌードと、
絵画で主に構成されていた。

ところどころ、彼の言葉が掲載されていて、
私が気に入ったのは、「無視されることは偉大なる特権である」だった。

ソール・ライターさんは、人物を撮っても、カメラ目線がほとんどなく、
かなりなにげない一瞬の表情を撮っていて、それがすごく良い。

市井の人の写真も、後ろ姿ばかり撮っているのがあったり、
撮られていることを意識したものがまったくない。

まさに、無視されることを特権にして 撮った作品ばかりなのだ。

私も現場取材をしているとき、透明人間のようでありたいと思っている。
取材に入ると、だいたいの人たちは、意識してないようで、取材を意識する。
あからさまに意識している人も、意識してないふうを装っている人も、みんな、
記事になりそうなことを言ったりやったりする。

ありがたいときもあるけれど、
圧倒的に宣伝度の高い現場取材のときなんかは、そういうほうが楽だけれど、
じっくり取材するようなときには、意識されたくない、
あたかも、異物はいないものとして、いつもの自然な状態を見て書きたい。


そうやって、たまたま、見聞きした、何気ない瞬間を、記事に書いたことも
何度かある。

わ、私、すごいラッキーだったかも、ここに居合わせて、と思ったこともある。

蜷川幸雄さんに、勘がいい、と言われたことがある。いいタイミングに居合わせる運は、
取材者の才能であるというような意味でだ。
最近、鈍ってるぞ、と注意されたこともあるが、元があるからこそ鈍ってると言われたのだと
思う。


で、ソール・ライターさんも、日常の中の奇跡の瞬間、みたいなものを、それも、
大きな事件とかじゃなくて、一見、地味ぃ〜な場面にある、とっておきの瞬間みたいなものを
撮っていた。


たぶん、堤幸彦監督の『恋愛寫眞』の、ヒロイン・静流(広末涼子)がニューヨークで
撮った写真は、ソール・ライターさんに影響を受けたんじゃないだろうか。
映画でキーになる、雪の中でこけた人の写真。静流のアパートメントから見下ろして撮った写真だ。

ソール・ライターさんは、ファッション写真を辞めて、スタジオを引き払ってから、
住居としていたアパートメントに死ぬまで30年近く、住んで、その近辺の写真を撮り続けたそうだ。


その人生を聞いて、
私も、同じ部屋に長いこと住んでいてもいいかなという気がした。
作品を作れればであるが(まだそういう感じじゃないんだけど、最期の数年に一気にという予定・笑)


いまの部屋にはもうかなり住んでいる。

部屋と部屋を区切るドアには、「恋愛寫眞」のポスターがずっと貼ってある。2003年公開だから、
14年も!



この間、ドラマ「カルテット」で、松田龍平さんと高橋一生さんが共演していて、
「恋愛寫眞」では、松田さんが主役で、高橋さんはチョイ役で、ふたりのポスターの名前の大きさの違いに感慨無量になった。いまは対等だもんね。


FullSizeRender


ニューヨークに撮影の取材に行く時、
9.11の影響で、飛行機がガラガラだったことが印象深い。

撮影現場に行く前に、朝早く立ち寄ったグランドゼロの周辺の空気感も忘れられない。
ひとりで行くのは不安だったから、同行していたライターA氏を誘ったのだった。

2月の雪がすごくて、寒くて。
あたしは、残念にも、マフラーをもって来るのを忘れて、これはぜったいやばいと、
ついてすぐの、まったく知らない街を、マフラーを買いに歩きまわった。

防寒の用意が全体的に、足りなくて(想像力がなかったんだな、2月のニューヨークに対して)、
寒くて、我慢できなくて、その場を撤退したこともある。


静流のアパートの設定の、アパートが素敵で、
こんなとこに住みたいと思ったものだった。

なんてことを思い出してしまった、ソール・ライター展。



あ、いかん、また終の棲家的なことを考えてしまっている。


なつかしい






これ、私が参加した本(インタビューとか)










2017年06月24日

6月は不思議な月

今週は、夏至でした。
一年間で、日が最も長い日。

夏至というと思い出すのは、
グラストンベリーで見た夏至の朝日。
2006年の6月、小栗旬さんがイギリスで「タイタス・アンドロニカス」に出演した時、
取材に行ったついでに、グラストンベリーに寄ったのだ。

もう11年も経つのか・・・ぎゃー。

あの頃、私はすでに年取ったと思ってたけど
今から比べたら若過ぎるほど若い(当たり前)。

あの年の夏至のパワーは格別であると(しかも場所は
最強の聖地グラストンベリー)何かで読んで、
タイミングがちょうど合ったから行ったわりに、
特に、何かいいことはその後、ないのだが(笑

考えようによっては、今まだ、フリーライターとして、
生きながらえているので、
そこでのご利益で、護られているのかもしれない。

うん、そういうふうに思っておこう。

志半ばで亡くなってしまう方もいるというのに、
私は、決定的に酷い目にもあわず、
なんとか生きていられるだけで、ありがたい。
それなりに、酷い目にあってるのだが、
そのたびになんとか救われてきたから、ありがたい。

と、今週は、とりわけそんなことを思った。

先週、今週と、著名な方が立て続けに亡くなったからか。

どちらも、最期まで、できるだけのことをしていたように
傍から見て思える。

苦しかっただろうに、最期まで明るい表情をして。

ちょうど、最近、
美しさについて考えていた。

美しい骨格とか生まれつきのものはもちろん差異を
つくるのだけれど、

やっぱり、美しさは、どれだけ世の中に対して毅然と向き合っているかだよなあ
という思いに至ったところだった。

自分の言動に責任もっているかってことだ。

信念をもって、それを護るために、ちゃんと闘っているかってことだ。


失敗したり、思うようにいかなかったりしても、腐らず、ひとのせいにもせず、

なんとか自分の力で解決して、やりたいことができるように頑張るしかない。

自棄になって、捨てたら終わり。

諦めなかったら、なんとかプラスにもってこうとしたら、
なにかしら変わる。

AKB総選挙などを見てても、そう思う。
上に上がっていく人の顔って、顔の作りよりも精神性だよなあ、って思う。





だから、どんな最期になるか決めるのも、その人の気持ちにかかってる。

老いと死を描いたドラマ「やすらぎの郷」を毎日レビューしていたら、
最期の在り方を考えるようになってしまった。

まずい。引っ張られる。

それだけ作家の力があるのだ。

今週は、取材していても、死の話が出てきてしまった。
そこまで聞くつもりはまったくなかったのに・・・。


そうだ、おじいちゃんの亡くなった時期なのだ。
私が、初めて体験した、身内の死。
もっと前に、ショックだったのは、クラスメイトの死だったけど。


おじいちゃんの死はなかなかショックで
6月は、長らく、嫌いな月だった。

長く生きていくと、特別な月日が増えていく。

でもそれは、命日だけではもちろんなくて、

すてきな記念日だって増えていく。

そう、いつしか、6月は、
シェイクスピアの生地の緑に囲まれた街や、劇場や、
グラストンベリーの丘を、歩いた日になった。

死の悲しみと生の悦びが重なった月になった。




こんなふうに、
世界中が、365日、全部が特別な出来事で埋まりますように。



そんなことを書きながら、
『SRサイタマノラッパー マイクの細道』最終回見てたら、
なんか泣けた。

「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」も観て、
入江悠監督の作品があってよかったと思った。
生の世界に引き戻された。

5末ではあるが、6月に限りなく近くに観た『俺節』にもパワーをもらった。

6月はやっぱり不思議な月だ。


2017年06月10日

少々時を遡りまして

さて、
TwitterにFacebookだけで手一杯で、
このブログの立ち位置を考えあぐねている中で、
以前は、かなり私的なことを書く場にしようと思っていたのですが、
やっぱり私は、自分の私的な話をおもしろおかしく書くことが得手では
ないなーと思い知らされまして。というか、私的な面白いことが全くない人間なんで
ございますね。

なので、
即時性の大事なSNSに書きそびれて、
宙ぶらりんになってしまったことをほそぼそと書きつづってみようかと
思います。
仕事じゃないので、わりとざっくり書きますのでそのへんはご容赦を。


昔も昔、2016年の1月でしたか、
SMAP解散の話題でもちきりでしたね。
とりわけ、木村拓哉さんがタイムリープしている説が人気となって、
SNSの世界を動画や小説が駆け巡っておりました。

木村さんがタイムリープと聞いて、
私が思い出したのは、
ドラマ「君は時のかなたへ」でした。
徳川家康の若き頃ーー松平元康(19歳)が、合戦のさなか、
1995年の東京にタイムスリップしてしまうお話でした。

劇団☆新感線の中島かずきさんが脚本で、
プロデューサーは、『相棒』のseason1〜12までを手掛けた松本基弘さん。
最近では『BORDER』や『警視庁捜査一課9係』などを作っていらっしゃいます。

なかなか優秀な才能が集まったドラマだったわけですね。

ディスコで、剣術の所作を用いたダンスを踊って喝采されるとか、面白いエピソードがありました。


だから、タイムリープ話で盛り上がったとき、
リープする能力者ではなく、偶然のスリップではあるが、木村さんは時間を超えたことが
あるんですよ(ドラマだけど)っていう記事をどこかで書こうと思ったんだけど、
なんかバタバタしていて、書きそびれました。

そのときの資料として、双葉社からでていたドラマブックを読みまして。
ノベライズ(葉月陽子)が中心ですが、プロデューサーによる現場の話などもあって、充実していました。

新書サイズで980円で、カラーはないけど、よくできた本だと思う。

余談だけれど、
テレビドラマのDVDもなかなか手に入らないとき、ノベライズは良い資料になる。
放送したものと若干違うとはいえ、大まかな情報は得られる。朝ドラ新書を書いたときも、
ノベライズが役に立った。山田太一の『藍より青く』なんて小説しか手がかりが得られない。


で、時代劇つながりで、
映画『無限の住人』のレビューも書きそびれてしまったのだけれど、

ひとことで言うと、”熱”の映画だった。
なぞの生物に寄生されて、不死になってしまった男が、
妹と瓜二つの女の子の親の敵を打つ手伝いをするというお話は、
設定も奇想天外し、出て来る人たちも、現実離れしている。
これを人間がやるのは、いくら技術が発達していても、かなり大変だと思う。
そんなときに、何が最も大事かというと、人間のエネルギーで、
衣裳やメイクや背景などどんなによくできた技術で覆っても、
ぱっと見はいいけど、結局保たない。
瞬間の写真ならいいけど、動いていると、嘘がバレる。

そんな中で、木村拓哉と杉咲花は、物凄いエネルギーを発していて、
ふたりの熱量を見るだけで面白かった。

杉咲花は、若くて、いま、最も新鮮なエネルギーをもっている女優さんだと思うんだけど、
それを木村さんが余裕で受け止めてる。
ふたりがエネルギーを呼応させて、結末へと疾走していく、こういうのが、映画やドラマや舞台の
真の面白さだと私は思う。

かなり強いふたりなんだけど、
兄妹のツンデレみたいなとこもあって、その緩急の差も微笑ましい。

いいバディものになってたと思う。

で、話をまた『君は時のかなたへ』に戻すと、
帯に、ドラマのストリーテラーをやった石井竜也のコメントがあって
「木村君はいつも困った顔をしている」そこが魅力と書いている。
ああ、なるほど。
「無限の住人』もすごく強いのに、杉咲花相手に、時々困った顔になるのが良かったわけだ、
とナットクした次第。

圧倒的な力をもってるけど、そこに過信しないで、というか若干持て余していて、ふつうに困ったりする人間的なところを残しているところに、人はこころを寄せるのだろうか。



IMG_8815




あー、2017年半年経とうとしている中で、
もやもや抱えていたことをひとつ、ここに書き終えて、ちょっとすっきり。






うれしい評

「みんなの朝ドラ」という新書を講談社現代新書から出させていただきまして。
ラジオに出させていただいたり、
朝日新聞で紹介していただいたり、
レビューを書いていただいたり、
インタビューまでしていただいたり、とありがたい限りで、
私史上、かなり、広い社会とコミットさせていただいております。

そんな中で、批評家の小沼純一さんがFBに書いてくださいまして、
これ、友達限定のクローズドなので、シェアできなかったので、
許可を得て、再録させていただきます。

小沼さんは、朝ドラをほとんどごらんになっていないそうで、
でも、この本は、見てない人にも、なんとなく朝ドラがわかっておもしろく感じられる
といいなと思って書いたので、
そういう方にも読んでもらえて嬉しかったのです。

教養の下地がおありな小西さんだから、鋭く読み解いてくださっているのは
当たり前なのですけども(とゆーかさすがです)、
読んでなくても、いま噂の朝ドラをひとしきり楽しめますよってことで
よろしくお願いします(誰に言ってんだ…)


小沼さんとは、蜷川幸雄さんの「エレンディラ」(07)のパンフレットをつくったときに、
音楽のマイケル・ナイマンについて書いていただきました。
そのとき、素敵なフレンチビストロを教えていただきました


では、小沼さんの「みんなの朝ドラ」評です。


もはや朝ドラは、古典芸能のひとつと言っていい。歌舞伎や落語などの古典芸能も、伝統を継承しつつ、新たな企画を考案しながら生き残っているが、これは歌舞伎だ、これは歌舞伎じゃないというような論争がしょっちゅうあるようだ。朝ドラも歴史は歌舞伎に到底及ばないとはいえ、歌舞伎も朝ドラも親子3代でファンでいられるところは近い。(p.31-32)

「朝ドラ」は存在していることは知っているものの、もう記憶のかなただ。評判になって友人・知人がストーリーを1話ずつああだこうだとSNS上で言っていた『あまちゃん』でさえ、数秒以上みたことはない。ま、TVをみることが特殊な環境だから、ともいえるのだが。
木俣冬『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)。
そんな者でも、これを読むと「朝ドラ」が何となくわかったりするのである。もちろんみていないのだから違うのかもしれないが、何も知らない状態とははっきりと違うレヴェルに達する。おそるべし。
「国際結婚」があるんだ、とか、「生涯独身」がテーマになるのか、とか「産めよ育てよ働けよ」がでてきたかとか、たしかにナレーションによる「内面」の説明がなされるなあ、とか。
中心として論じられるのは2000年代の作品ほぼ10作(実際にはもっと)。筆者はそこに時代状況をわざと重ねたりはしない。その気になればそれは容易だしわざとそうしていないのだろうこともよくわかって、むしろ読み手がみずからそのくらいの想像力、いや、時代との感触を重ねてみるべきかとおもう(それができないのもいまなのかもしれないのだが)。
筆者は映画・演劇に詳しいから、ときにそうした作品と「朝ドラ」がオーヴォーラップさせられることがあり、そこにべつのものが浮かびあがるのもおもしろいところ。
第12章「朝ドラはこうしてつくられる:岡田惠和インタビュー」、第13章「狡ドラらしさ瓩箸浪燭:大森寿美男インタビュー」があって、「朝ドラ」の裏話が読めるのもおもしろい。
最後には「朝ドラ全作品一覧」、全98話(何と、未来に決まっているものまで含んでいる!)が表になっている。記憶にはっきりあるのは樫山文枝主演の『おはなはん』で、あれは1966年だったのだな。あとは『繭子ひとり』『藍より青く』(これは湯浅譲二の音楽だった)『鳩子の海』とかで、その頃は1年かけての連続だった。その後で半年ごとになったのだと想いだしたりもし。
いずれにしろ、けっこうタイヘンだっただろうな、この執筆。わたしにはできんなぁ。おつかれさま。











2017年06月08日

6月6日のこと

今日はもう8日なんですけど、

6月6日について書きます。

歌舞伎の世界では、6歳の6月6日から稽古をはじめると良いとされていると聞いて、
なんでなんだろう? と思っておりました。
666なんて、欧米では、悪魔に関する不吉な数字ですから。


今年は日めくりカレンダーを購入し、毎日一枚めくって、
今日は、こんな日なのねー などと思っていたのに、気づけば4月25日から
めくっていませんでした。

慌ててめくるっていうか、まとめてやぶこうとして、やぶけず、2回に分けて破くほどの
日にちの積み重ね・・・。
4月25日っていうと、「みんなの朝ドラ」作業が完全に終わったくらいの頃ですね。
なんか気が抜けたのでしょう・・(この頃の記憶が全くない)


すると、6月5日は「芒種」とあり、種をまく日とされていたんですね。
これ、だいたい、毎年、6月6日頃のようなんです。

歌舞伎のお稽古はじめは、きっとここから来たに違いないと思いました。

稽古をはじめることも種をまくことと同じですよね。


なので、私もなんか種を蒔かねば! と慌ててみたのですが、

気づいたのはすでに夕方だったので、まくものがないー

でも、これまで、やりたい! やらねば! と思ってそのままになってる宿題の数々を
思い返して、いま、できることを考えた結果、
とあることに向けて一歩前進させてみました。


種まきは、夏至くらいまで有効らしいので、

これを読んだ方も、何か、蒔いてみてはいかがでしょうか。




こちらも、もう少し水をやり成長させたいところであります

7日発売の「週刊プレイボーイ」に私のインタビューが載りました。
こういうのも種まきですね。うんうん。
かわいい子のグラビア雑誌に、こんなおばちゃんが載って逆効果じゃないのか・・・
と不安だけれど、記事はいたって文化的知的なものなので、そういうのもちゃんと
載ってるのがこの雑誌のいいところだと思います。









2017年06月03日

うわ、びっくりした。

かなり放置しまくっている、このブログ。
たまに記事アップしたときしか、アクセスがないのに、
なぜか、今日、アクセスがたくさん。

2011年の、「妖怪人間ベム」の亀梨和也さんに関して書いたものを
読みに来てくださっているようです。

2011年? すごい昔ですね・・・。

この記事に、蜷川さんのことも書いているんですが、
その後、亀梨さんは、蜷川さんの舞台「青い種子は太陽の中にある」(青は月が円)に
主演されました。
あのときも、選ばれた人感がありました。間違ってなかった。


今も変わらず、選ばれた人っていうのが、いるのだ、という考えは抱いております。

今のほうがよりいっそう、選ばれた人が、メディアに出てほしいと願っております。

ジャニーズの方々は、メジャーデビューする前とか、まだ売れる前に、ステージで
鍛えられているから、エンターテインメントの世界における最低限のことを体得しているんですよね。


亀梨さんといえば、「美しい星」を早く観にいきたい。

ここ数ヶ月、新書の作業で、試写も舞台もほとんど見ていないーー。

公開されたものを、お金をちゃんと払って観に行ってます。
でもこれが本来正しい観方です。お客さんがどういう人がいるかとか、料金分満足したかどうか
体感するのも仕事の一部です。だから、芝居も、招待席でなく、後ろの端などでも見たりします。



☆☆ここから、
  かなり個人的な話になるので、興味のない方は引き返してください。



ああ、
本が出て、宣伝活動などをやって……と全然休んでないので
ちょっと休みたいーー。

でも、なんとか本が出てよかった。
好意的なレビューもいくつかあがっていてありがたい。

応援記事のありがたさが身にしみた。

私も、記事を読んだ人が、この作品、この人、気になると思ってくれる
ようなものを書いていきたい。


今後、いくつか、取材された記事も出てくる予定。
いつもインタビューする側の私が
インタビューされるのが、不思議な感覚で、
相手に質問したくなっちゃったり、
相手の意図がわかってしまい、それに合わせて答えるべきか、
そこはあえて違うことを答えるか、悩んだり、
宣伝だから、前向きになるべく話したほうがいいとか、
まあ、いろいろ勉強になった。

違う媒体で同じ質問が出ると、
同じ話をしてしまうことへの躊躇とか慣れとかも。

話の聞き方で、こうも話しやすいのと、話しにくいってあるんだなとか。
カラダが自然に反応してしまうのね、口が軽くなるのと(いい身で)、
なんだかギクシャクしてしまうのと。


インタビューされる人の気持ちが少しわかってよかった。



で、朝ドラ本なんですけど、

「青い種子〜」に出てた、高畑充希さんもその後、朝ドラヒロインになっちゃった。
「妖怪人間ベム」の脚本の西田征史さんの脚本で。


そう思うと、2011年に「ベム」のこと書いているのと
今年は、ちょっとつながっているような気がしてきました(笑)



亀梨さんや中丸さんも朝ドラに出ればいいのに。
ヒロインを支える役も似合いそう。
中丸さんは、とくに似合いそう。「ファーストクラス」の役も良かったよね。








2017年03月21日

最終回 主に日曜の2本のドラマの最終回

3月ももうすぐ終わり。
1〜3月期のドラマもう少しずつ終わっていきます。

今期は面白いドラマが多く、
いろいろレビューを書きたかったのですが、
ちょっといま大きめな仕事にトライしているため、
Twitterでポロポロつぶやくに留めました。
でもそれもいまは止めております。

とりわけ、
「嘘の戦争」について、つぶやくだけでちゃんと書けなかったのは悔いです。
Twitterで書き溜めつつ、パソコンにも文章をためていたんだけど・・・💦
あと「山田孝之のカンヌ映画祭」と「バイプレイヤーズ」も。

今期、一番の話題で、誰もが何か書きたくなる「カルテット」は、
テレビブロスで佐野プロデューサーインタビューを
させてもらったし、レビューも書けてよかった。
https://otocoto.jp/news/quartet/


「タラレバ娘」は、原作漫画雑誌の編集長のインタビューをして、
「逃げ恥」に関しても若干フォローできたかと思う。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimatafuyu/20170208-00067464/

ドラマを見て何を思うのも、視聴者の自由で、
つくり手もそういう自由度を大切につくっていて
その間口が広ければ広いほど、たくさんの人が観るから良いわけで。

でも仕事でドラマについて書く身としては、
どれだけ想像できるかその豊かさも才能とは思うが、
私はやっぱり当事者のことを知りたい現実主義者です。


という点では、
「べっぴんさん」の三鬼P、
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimatafuyu/20170316-00068705/

『視覚探偵 日暮旅人」の堤監督、荻野Pにも取材できたのも良かった。

ews.yahoo.co.jp/byline/kimatafuyu/20170129-00067092/

https://otocoto.jp/news/higurashi-ogino/

じつは今期、取材をたくさんしております。
受けてくださった方々ありがとうございます。


さて、
日曜日のドラマが2本終わった。

「日暮旅人」は最終回の視聴率が9.7%と高くてよかった。

このドラマの素敵だったところは、感情の可視化のされ方。
へんな植物みたいに頭から感情が生えて伸びていく。
最終回の、旅人(松坂桃李)とリッチー(北村有起哉)感情対決(?)は凄まじかった。
堤監督はやっぱり凄いなあと思うのが、こういう表現が先をいってることだ。
監督は小ネタブームをつくった人だけど、その先にいっている。
昨今のドラマや映画は、人の感情をどう描くかってところで、
いわゆる白黒点つけずにグレーにしたり、
レイヤーを重ねるように、いろんな感情があることを提示したりしていて、
人間を一面的に見ないというのが当たり前になってきた。
それでもどうしたって、台詞にしたら、ある程度、角度が決まってくる。
俳優の名演も限りがある。

本心を語らない台詞
逆に本音を吐露する長台詞
俳優の演技勝負
メタ構造
小ネタ

こういうのみんながやっているなかで、ひとり、監督は突き抜けた。
画の可能性を追求した新しい表現に挑む姿を尊敬する。


ネットニュースで、「カルテット」が、ドラマの見方を変えた(消費するのではなくじっくりドラマを観る)というようなことを書いている識者がいて、
もちろん「カルテット」はすばらしいけれど、
もう何年もずっと、ドラマを細かく観るという鑑賞方法をつくってきた人たちのことを
忘れないで、と強く思った。

でもこういうふうにいまの世の中の流行りの上澄みを
ぱっと書いたほうがたくさんPVをとる。


嗚呼、私にもっと力があったらなあと、悔しく思う瞬間・・・。


もうひとつ、植田Pが企画で参加していた「A LIFE〜愛しき人〜」。
こちらも16%で最終回を迎えて良かった。
最初、木村拓哉の演技がどうこうという話題でもちきりで、
最終回になると、浅野忠信がもっていったみたいな記事もあり、
だから書いたじゃないか、歌舞伎の「辛抱たち役」(難しい主役の役割)なんだよ、と

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimatafuyu/20170219-00067852/


これもなんだかもどかしい気持ちになった(笑
ただ、そういう賛否両論の話題になること含めて、何を言われても、
しっかり真ん中でたち続ける、それも 辛抱立ち役 ということなんだろう。


木村拓哉が演じた沖田という医者は、
元恋人深冬(竹内結子)を治すだけでなく、
生き方に悩み苦しんだ、親友・壮大(浅野忠信)の心の穴も治療したんだという
素敵なお話だったと思う。
脚本の橋部敦子さんの視線はいつも実直だ。


あくまで私の意見に過ぎないけれど、
こういう意見もありますよってことが、
どうしたらもっと伝わるのか、工夫しなくちゃと思う。


なんでもネットですぐ出回るからこそ、
できるだけ、勢いのある意見の影でこぼれてしまうことを拾っていきたい。

それがたまに見つけてもらって、PVが伸びる嬉しいこともあるから、
まずは書き続けるしかないんだろうなあ。


今日は「カルテット」の最終回。

「べっぴんさん」も来週いっぱい。


テレビばっかりの生活です・・・。


とりあえず、
書きたいことがなかなか書けない思いや、
反論したい思いや、
そういうものをすべてエネルギー貯金をして、書くときに使いたいと思います。