ベニホタル
2013年06月26日
梅雨のヒイゴ池湿地
ミドリシジミ♀ O型
2013.6.22 sat
今から5年前、ある方のブログで初めて目にしたメタリックな輝きを放つヒロオビミドリシジの美しさが忘れられず、いつか自分の目でゼフィルス(ミドリシジミの仲間たち)を見てみたいと、ずっと思いを寄せていました。
瑠璃色やエメラルドグリーンに輝く森の妖精ゼフィルスに会える!と思うとワクワクして目覚ましよりも早く目がさめ、予定よりも1本早いマリンライナーに乗ったほど・・・
梅雨らしい、まとまった雨が降り続いたあとの雨上がりの朝だったので期待度120%。
向かった先は、総社市が中心になり、地元自然保護団体と協力して維持管理を行っているヒイゴ池湿地。
現地の駐車場で、早くから来られていた地元のご常連さんたちと朝のご挨拶。
すると・・・
『今朝はトンボもチョウもダメじゃ』
『もう上にあがって飛びよる・・・』
カメラと三脚を抱えたままのご常連さんたちに、そう告げられテンション
気を取り直し、湿地内の散策を始めました。
湿地内の遊歩道を歩きはじめると、雨上がりを待っていた昆虫たちに出会えました。
(湿地内の昆虫たちは、後半でご笑覧くださいね)
ミドリシジミはハンノキ林に住んでいます。
初対面となったミドリシジミは、♀でした。
会えないかもしれない・・と少々諦めモードだったのですが、ご一緒させていただいたお友達が、ハンノキに魔法をかけてくれたおかげで?!一頭のミドリシジミが葉っぱの上に舞い降りてきてくれたのです。
「kamomeさん! 居るょ〜」の一声でスタコラさっさと静かに?!駆け寄った。
♀は♂と比べると地味ですが、斑紋入りの子(蝶)もいます。
翅表全体が暗褐色一色のものはO型
前翅に橙色の斑紋を持つものはA型
美しい青藍色の斑紋をもつ♀はB型
青紫紋と橙色紋をともにもつAB型
葉っぱのうえで、ゆっくり向きを変えたり、翅を広げてくれたりする姿も愛らしく、♂の輝きを放つ美しいエメラルドグリーンも瑠璃色も見られませんでしたが、一頭でも出会えて、ホントに嬉しかった。
ハンノキ (カバノキ科ハンノキ属)