Internet Explorer(IE、インターネットエクスプローラー)に深刻な脆弱性が発見されたとニュースで報じられ、日本でも色々と騒動になっている昨今。
しかしパソコンの初心者にはその意味はよく解らない訳で、そこで初心者向けの今回の件に関する解説を以下のページに記載しました。

PC ハードウェア 初心者の館

これを書いたのは、「ねとらぼ」さんの以下の記事を見たから。

「IEの脆弱性」が騒がれてるけどどうしたらいいの?

「IE 使うな」→「使わないとシステム動かねーよ」
「IE 使うな」→「解った。ヤフーは使わない。グーグル使うね」→「えっ?」
「IE 使うな」→「インターネットなんとかかんとかが危険」→「インターネットが危険

いやー、笑い話だけど、そうなるよねー。 すごーくよく解ります
ニュースとか巷の解説を見ても、そこの説明に書かれている用語が、解らない人にとっては異世界の言葉にしか見えませんからね。

にしても今回の件で思ったのは、「IE = Yahoo」だと勘違いしている人の多さ
インターネットという存在に「ヤフー」と「グーグル」の2種類があると思っている人も多い。

これは言わずもがな、日本のメーカー品のパソコンに Yahoo のモロモロがプリインストールされていて、IE を起動したら Yahoo のトップページが出たり、上部メニューに最初から Yahoo の検索窓が付いてたりするためですが、それって(こういう言い方は良くないのを承知であえて言うと)「情弱商法」な訳で、それをやっている側はユーザーが情強になっては困る。

そんな状況だから、たまにこういうことが起こるとコンピューターに関するリテラシーの低さというか、むしろその低さをみんなして維持しようとしている世の中なのが露呈する訳で、なんだかなぁという感じです。
とは言え、最初から Yahoo の検索窓が付いていたり、Yahoo のトップページに案内された方が、本当の初心者にとって使いやすいのも確かなんですけどね・・・

私的に問題だと思うのは、アメリカは(少なくとも日本と比較すると)自己責任の国であり、解らない事があったらユーザーが自分で解決するのが基本になっていて、その点の日米のギャップが大きすぎること
この辺は Windows に限らず、Photoshop とか Dreamweaver とかの Web 関連の製品、他に Google Analytics とかのグーグル関連のサービスを使っていても痛感します。

何というか、向こうの PC 関連のシステムやソフトウェアは、天才の天才による天才のためのサービスを作っている印象がある
これが日本だと解り辛いシステムは凡人でも理解できるよう解りやすく改良されるのですが、向こうはそうじゃない。 「解らないなら自分で学べ」になっている。
だから私のような凡人がそれを利用しようとすると色々苦労することに。
そしてそこまでする必要がない人はもう最初から学ばない。

この辺、ゲームでもそうですよね。
欧米の RPG は最初からバカみたいに難しくて説明も不十分、でも理解できれば自由度が高く色々できるものが多い。
日本の RPG は最初から最後まで親切丁寧で、誰でもプレイ出来るけど、ずっと一本道で自由度はないものが一般的。
こういうのは何もゲームに限った話ではありません。

私はどちらかというと誰でも理解できるよう親切に作っている方が良いと思うから、日本の風潮を支持したいのですが、ただそれを悪い方に突き詰めていくと情弱商売になってしまう。
解りにくいものを解りやすく解説するのではなく、解りやすい使い方しか出来ない方に誘導されてしまう・・・

とは言え、「誰でも使えるシステムを作ると程度の低いクレームが来る」という残念な製品開発の常識もあって、解りやすくて万能なシステムはサポートが大変なことになるという・・・

ともあれ、今回のような騒動がたまにあった方が、こういうのを知るきっかけになるから良いのかな。
私も今回の件で Google Chrome 使ってみて、「思ったより違和感なくて軽いじゃん」と思うようになったし。