なにやら日々ノホホンとゲームをしている私らしくない、まるで売れないビジネス週刊誌の見出しのような記事ですが・・・
いよいよ4月9日、世界中でまだバリバリ現役の Windows XP のサポートが終了します

これに伴い、マイクロソフトが XP 起動時に「XP 終了のお知らせ」というお節介ウィンドウを表示するようにしたり、各企業が対応に追われていたり、そうかと思えば駆け込み需要で XP のシェアが伸びてたり、世界標準の OS の終了に向けた色々な動きが見られるようですね。

で、巷では Windows XP から最新 OS への移行が促されていて、実際に今後 XP はセキュリティの面で危険なものになっていくと思われますが・・・
ぶっちゃけ、そんなこと言ったって中小企業が OS を乗り換えることなんて出来ません

もちろん大企業も大量の PC を保有しているから、その OS を全部入れ替えたら大変な事になる訳ですが、「中小企業なら PC なんて少ししか持ってないから OS の入れ替えなんて簡単だろ」とか思うのは甘い。

なぜなら日本の企業のデータベースやら受注システムやらは OS とパソコンをセットにして開発・運用されている場合が多く、しかもそれが数千万、特には億単位の費用で作られている場合が多いからです。
だから小さな卸売店とかは取引先のシステムに合わせた OS やパソコンを使う必要があり、ヘタに変えることは出来ない

そのため Windows 95 とかも現場では普通に現役で、私から見ると処理が遅くて使ってられないようなパソコンも、ヘタにイジってはいけません。

そもそもこう言っては何だけど、中小企業や個人商店の経営者にはパソコンのパの字も知らない人が多いのです。
そういう人にシステム開発業者は OS・パソコン・回線などをセットで運用するシステムを勧めてくる
ちょっとパソコンに詳しい人なら「その OS もう古いけど乗り換えは可能?」「そのパソコンでないと動かないの? 旧式でしょそれ」なんてツッ込めると思いますが、PC に詳しくないおじちゃん方にはちょっと無理。

言われるがままにシステム開発を発注し、そこが腕の良いところならいいけど、そうでもなかったら汎用性に欠けるシステムを何千万も出して導入するハメになる訳です。
そういう例はもう、ゴマンとある。

エライ皆さんや知識人、天上界の人々は「さっさと XP やめろ」「セキュリティの危険性が云々」とか言いますが、下層の中小企業にそんなお金も知識も環境もなく、この状況で OS 乗り換えとかあり得ない。
上の会社や大手取引先が「うちは上から下まで全部面倒見てシステムを一新するぜー!」と言えば変えられる環境は整いそうですが、大企業でさえ半数は「XP を使い続ける」と回答しているようだし、まあほとんどないでしょう。

マイクロソフトは Window 8 への移行を推奨していて、Win8 無料配布の噂もあるようですが、問題は OS の価格じゃないし、評判のアレな Win8 でシステム開発って後で残念なことになりそうだし。

とは言え、セキュリティの問題は軽視しちゃいけないとも思うので、さて4月9日以降、いったいどうなってしまうのか・・・
寄生獣みたいに人知れず浸食されていくような、恐ろしいことにならなければ良いのですが。