2007年02月09日
(レポート)NARグランプリ2006表彰式(2007.2.9)
8日(木)、東京・目黒雅叙園では、
NARグランプリ2006の表彰式が行なわれました。
受賞者と受賞馬の関係者のこの日の様子をご紹介します。
優秀新人騎手賞・優秀女性騎手賞
山本茜(愛知)
昨年は他地区での交流重賞での騎乗機会もあった事について、
「他場で乗るのは緊張感よりも楽しみの方が大きい」との事。
「男性騎手に見劣りしない騎乗が出来るようになりたい」と、
目標を語っていました。
優秀女性騎手賞
別府真衣(高知)
同期の山本茜の活躍を見て「悔しい」との事。
今年の目標も「茜には負けたくない」と
ライバル心を燃やしていました。
尚、同じく優秀女性騎手賞を受賞した宮下瞳(愛知)は、
欠席でした。
ベストフェアプレイ賞
戸崎圭太(大井)
「ここ(表彰式会場)に来て、賞の重みを感じた」との事。
昨年は「技術というより、気持ちの面で落ち着いて
騎乗出来るようになった事が大きい」と語っていました。
特別賞
矢作和人調教師(大井)
地方競馬の調教師として43年。
NARの評議員など地方競馬の数々の要職を務められ、
昨年は文部科学大臣スポーツ功労者表彰を受けています。
特別賞
田部和則調教師(北海道)
コスモバルクで制したシンガポール航空国際カップについて、
ゴールの瞬間は「頭が真っ白だった」との事。
「何とか国内でG1を勝ちたい」というのが、
今年の目標のようです。
特別賞
五十嵐冬樹(北海道)
「後で(レースVTRを見ると)、騎乗姿勢が恥ずかしいと思ったのですが、
あの時は必死に追いました。」
とコスモバルクで制したシンガポール国際航空カップを振り返っていました。
「今年は数字を意識せず、一戦一戦大事に乗りたい。
数字を意識すると昨年のように(開催最終日に逆転でリーディング獲得)
苦労するから(苦笑)」と今年の目標を語っていました。
尚、同じく特別賞受賞の川原正一(兵庫)は
欠席でした。
最優秀騎手賞
内田博幸(大井)
「みんな(厩舎関係者)が“内田を勝たせよう”と頑張ってくれたおかげ」
と年間524勝(中央含む)の大記録達成についてコメント。
記録達成のレースの時は
「1番人気だった事もあって、いつになく緊張した」そうです。
最優秀調教師賞
川島正行調教師(船橋)
昨年のNARグランプリ表彰式で
「年間勝率3割、連対率5割」を公言した川島師。
結果は年間勝率32.8%、連対率50.2%で、
見事に公約を果たしました。
この目標をクリアする為に、
夏頃からメディア関係者に
その時点での勝率、連対率をチェックしてもらっていたそうです。
さすがにこの目標はかなり厳しいものだったらしく、
「(達成後)疲れて2日間寝込みました」とジョーク。
でも今年の目標に「重賞10勝」を掲げるあたりはさすがです。
アラブ最優秀馬
キジョージャンボ(愛知)
オーナーの野々山重貞氏のみの出席とちょっと寂しかったかも。
昨年はサラ相手に梅見月賞を制するなど、
「アラブの怪物」ぶりを発揮しました。
ばんえい最優秀馬
アンローズ(ばんえい)
岩見沢記念を3連覇。
牝馬で同一重賞3連覇はばんえい競馬史上初の快挙です。
この日はオーナーの三井宏悦氏、大友栄人調教師、
主戦騎手藤本匠が出席しました。
サラブレッド2歳最優秀馬
フリオーソ(船橋)
共同通信杯(7着)について、
川島師は「スタートが良かったのだから行けばよかったのに・・・。
ジョッキーの判断だから仕方が無いけど。」と振り返っていました。
その手綱を取った内田博幸は、
「経験を積めばもっと面白い競馬が出来る筈」と評価しています。
次走はスプリングSを使うそうです。
サラブレッド3歳最優秀馬・最優秀牝馬
チャームアスリープ(船橋)
浦和桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークスの
南関東牝馬3冠を獲得。
今年はJRAの牝馬を相手にいい戦いを見せてくれる事でしょう。
最優秀短距離馬
ネイティヴハート(船橋)
昨年は中山のオーシャンSを制したこの馬について
鞍上の内田博幸は
「全然年齢を感じない」と評しています。
今年も飽くなき挑戦が続きそうです。
地方競馬全国協会会長賞・最優秀ターフ馬
コスモバルク(北海道)
インタビューを受けているのは岡田美佐子さん。
シンガポールで勝った時は
「地方馬で様々な制約がある馬だけに、
全てが報われた想いになりました」とのこと。
今年は大阪杯から再びシンガポールへ渡るそうです。
シンガポール航空国際カップの連覇が目標です。
ダートグレード競走最優秀馬・特別表彰馬
ブルーコンコルド(JRA)
「ここまで強くなるとは」が同馬の関係者の本音のようです。
服部利之調教師、主戦騎手幸英明の姿もありました。
次走はフェブラリーSですが、
かなり強気の模様です。
年度代表馬・サラブレッド4歳以上最優秀馬
アジュディミツオー(船橋)
織戸眞男オーナーによると、
帝王賞でこれまで勝てなかったカネヒキリに勝てたのが、
とにかく嬉しかったのだとか。
「でもカネヒキリはドバイ帰りでしたから」
と相手への気遣いもありましたが・・・。
以前よりも馬が集中して走る事が出来るようになったのが、
好成績の要因のようです。
骨瑠の為、満足な調教が出来なかった昨年後半でしたが、
馬は徐々に立て直されているようです。
次走はフェブラリーS、果たして・・・?
祝賀会会場の一角に、
コスモバルクが勝ったシンガポール航空国際カップの
レース映像を流し続けるモニター画面が設置されていました。
地方競馬関係者によって、
この勝利の意味がどれほど大きかったのか、
分かるような気がします。
その意味を更に大きなものにする為には、
コスモバルクの後に続く存在が出ないといけないですよね。
今年はそんな馬の出現を期待します。
尚、NARグランプリ2006表彰式及び祝賀会については、
「新ネット競馬屋日記」にもレポートがあります。
そちらもご覧ください。




