CIMG5015
フルボトルを装填してスマートフォンからバイクに変形!
仮面ライダービルドより、桐生戦兎の開発したビルド専用バイク・マシンビルダーが登場!
発売元:バンダイ
発売日:2017/11/11
定価:4,104円

CIMG4987
パッケージ。意外と小さめ。
携帯電話型の玩具なので音量を小さく設定しているけれど不良じゃないよという注意書きがあります。

CIMG5029
ライオンフルボトル
ライオンの特徴成分を秘めた物質が内包されたフルボトル。ベストマッチが成立するフルボトルは掃除機。ツインフルボトルスロットの右側に装填する事で、半身をライオンの能力に変化させることが可能。

CIMG5030
真正面から。絵柄はライオンの頭部をそのままという感じですね。

CIMG5031
キャップ部分のアップ。

CIMG5032
2本のフルボトルを並べて。
双方とも1話から登場していたフルボトルで、本編初使用時にも「やっとこいつの出番」というような事を戦兎が言っていた為、1話開始前からベストマッチであることは知っていた(使っていた)けれど第1話以降での使用機会が無かった、という感じのようですね。

CIMG5033
2本のフルボトルで仮面ライダービルド・ライオンクリーナーフォームに変身!

CIMG5034
1本目のフルボトルを装填すると
「ガシュッ、ヒュゥゥ…『ライオン!』」
という音声が流れ、LEDが白く発光。

CIMG5036
もう一方にフルボトルを装填すると
「ガシュッ、ヒュゥゥ…『掃除機!』」
の音声が流れ、LEDが緑に発光。そしてベストマッチの認識音が鳴ってから変身待機音が流れます。

CIMG5041
側面のレバーを1回転以上させると、ギアが回転し、フルボトル内部のパーツが上下。回転音に続いて
「『アァユゥレェディィ?』ピィィンシュゥゥーーン!
 (…キュィィーーン!)『たてがみサイクロン!ライオォーン!クリーナー!!』
 ジャァン!『イェーーィイ!』ピシュゥゥーン!ピュィィン!!」
という変身音が流れ、LEDが七色に発光。
仮面ライダービルド・ライオンクリーナーフォームに変身完了!

CIMG5039
ビルドドライバー・ライオンクリーナーフォーム変身状態。
これも掃除機⇒クリーナーと、ベストマッチでボトルの名前が変化するタイプ。

CIMG5038
真正面から。

CIMG5037
必殺技のボルテックフィニッシュの音声は他のベストマッチフォームと同様です。


CIMG4988
続いて商品のメインであるビルドフォン。
電池はLR44を3個使用。テスト用がセットされており、絶縁シートを抜く事で通電します。

CIMG4990
ビルドフォン
桐生戦兎が携帯電話兼移動手段として開発した変形可能なスマートフォン型ツール。
通常のスマートフォンとしての基本的な機能を備えており、後部のフルボトルスロットにライオンフルボトルを装填する事により本体が変形・巨大化して高性能バイクのマシンビルダーへと変形する。
正面から見ると割と普通のスマートフォンなんですが、裏から見るとバイク用の部品が思いっきり色々と付いています。余ったら後ろという分かりやすい例。

CIMG4995
前後から。正面から見ると割と普通のスマートフォンな感じなんですよね。
いくらなんでもアプリをホーム画面に表示しすぎではないだろうか…というのは野暮ですね。

CIMG4991
左右から。
ものすごく個性的なスマートフォンカバーを使っているという事で誤魔化す…のは無理そうですね。

CIMG4996
時間表記が移動後の9:00になっています。
ビルドフォンは通話のアイコン部分がボタンになっており、ボタンを押すと
「ヒューロ(トゥン)ヒューン(テン)ヒューン(タン)、ヒューロ(トゥン)ヒューン(テン)ヒューン(タン)、
 ヒューロ(トゥン)ヒューン(テン)ヒューン(タン)、」
『俺は桐生戦兎、仮面ライダービルド!』
『やっぱ俺の発明品は最高だぁ!』
『勝利の法則は決まった!さぁ、行こうか!』
「ブォン!"You got mail"」

という5つの音声が順番に流れます。最初の音声は着信音、最後の音声はメール着信音。
3つの台詞は全て桐生戦兎(=犬飼貴丈)の声になっています。
台詞に関しては放映開始前の収録なので割と普通というか当たり障りない感じですね。「勝利の法則は決まった」の決め台詞は玩具への収録を前提として予め考えられていたものなのかな。
音量はかなり小さめ。これは注意書きにあった通り、携帯電話の玩具は安全基準で音量に制限が掛かるようになったという事情が関係しているようです。

CIMG4998
ライオンフルボトルを装填してマシンビルダーに変形!

CIMG4999
まずはフルボトルスロット内部に軽く沈んでいる状態になっている後輪を上げてフルボトルの装填スペースを確保します。

CIMG5000
ライオンフルボトルを装填。

CIMG5001
CIMG5002
後部パーツを写真のようにスマートフォン脇に移動させます。この際にスイッチが押され
「"ビルドチェンジ!!"ガコォォン!(ギュゥゥンッ!)ガシャンッ、ガシャンッ、ガシャンッ、ガシャンッ、ギュォォン!ヒュォーーン!」
というマシンビルダーの変形音が流れます。この形態になると携帯電話の玩具ではなくなるため、音量のボリュームが倍以上大きくなります。

CIMG5003
CIMG5004
スマートフォンの液晶画面を2つ折りにします。

CIMG5005
上下をひっくり返し、折り畳まれていた前輪部を起こします。

CIMG5006
CIMG5007
最後に、ハンドルを90度曲げて正位置に戻せば、変形完了!

CIMG5008CIMG5009
マシンビルダー
ビルドフォンにライオンフルボトルを装填する事で変形・巨大化し完成するビルド用の高性能バイク。
変身前にも移動手段として常用し、研究所への通勤時にもそのまま使っています。
フルボトルが後部に装填されている、スマートフォンから変形する、音声が鳴るなど、色々とギミックを詰め込んだせいでサイズ比が妙な事になっています。

CIMG5014
前後から。フロントがものすごく薄い。本来は歯車のパーツはフロントに噛ませてあるような感じなんですが歯車しかないような状態に。

CIMG5011
CIMG5010
左右から。フルボトルが大きい、というか劇中のものが縮んでいるんですが。
ちなみにスタンドはありませんが、本体と一体化しているという感じで、斜めにすれば自立します。

CIMG5016
グレーのボタンを押すと
『俺は桐生戦兎、仮面ライダービルド!』
「ブォォン、ブォォン!ドルゥン!ブォォーーーーン…!」
『やっぱ俺の発明品は最高だぁ!』
「ブォォン、ブォォン!ドルゥン!ブォォーーーーン…!」
『勝利の法則は決まった!さぁ、行こうか!』
「ブォォン、ブォォン!ドルゥン!ブォォーーーーン…!」
『これでフィニッシュだ!』
「ブォォンドルルル…キュォンキュォォーーーン!ヒィィーン…ズドォォーーン!!」

という8つの音声が順番に流れます。正確には最後の音声以外の走行音は共通なので、音声自体は6種類になりますね。

CIMG5015
ビルドと並べて。

CIMG5017
ビルドをマシンビルダーに乗せた状態。…うん。何でしょうかね。

CIMG5021
前後から。バイク自体は比較的大きめの筈なのに凄い事になっています。

CIMG5018
CIMG5019
左右から。大体酷い…。
このようなライディングポジションになっている原因として、まずビルド自体の可動範囲が狭く、太腿が上がらない事、マシンビルダー自体の体積がフルボトルスロットに大きく割かれている為シート部分が狭くなっている事、そしてハンドルの左右の間隔があまりにも狭くバイクのハンドルを握っているというよりは何かに掴まっているような体制になっている事、などが挙げられます。

CIMG5022
俯瞰で見た時が一番アレな気がします。

CIMG5047
ちなみにある程度可動範囲の広いフィギュア(写真はフィギュアーツ旧2号)を乗せても、多少はマシになるとはいえ基本的なところは変わらないので別にBCRだけの問題でないことも分かります。

CIMG5025
CIMG5026
フルボトル自体は今のところ、とりあえず何でも挿せるので好きなボトルを挿すことも可能。
挿したフルボトルで能力が変わる、なんて設定も無いみたいですし劇中ではたぶんライオンで固定なのかなとは思いますが…。

CIMG5024
フルボトルを外す際はロック解除のボタンを押しながら外します。
バイク形態からスマートフォン形態に戻す際は
「ガシャンッ、ガシャンッ、ガシャンッ」
という音声が流れます。


CIMG5027
マシンビルダーでファウストを追え!

総評
毎年恒例の可動フィギュアと連動するバイク枠。今回は(今回も?)大型サポートメカとの合体路線ではなく、バイク自体が変形機構を持つ、安価路線になっています。
それでこの商品なんですが…「もしかするとBCRを乗せない方が楽しいのではないか?」という状態な気がします。というのも、前述の通りマシンビルダー自体がフィギュアを乗せにくい構造である事とBCRの可動範囲が狭くて乗せ難い事のダブルパンチでボロが出てしまうということで…。
一方でスマートフォンとしてもバイクとしてもとりあえず遊べるようになっていたり、戦兎の声が入っていて(ここまで早く俳優の台詞入りの商品が出るのも珍しいと思います)BCRを乗せて楽しいような音声面での工夫がされているのも確かかと。
変形バイクで音声入り、フルボトルも付いて4000円切っているという辺り結構頑張っているのかなと思うんですが、変形機構により仕方ない部分があるとはいえ設計的なまずさというか詰めの甘さがそれ以上に際立って目立ってしまう、というのが正直なところかなと…。

仮面ライダービルド バイク変形 DXビルドフォン