こんにちは。かなたろうです。

司法試験の勉強で一番大切なのは、
直前期の勉強の仕方、過ごし方だと思います。
ほかの数か月の勉強も、
この直前期のインプットのためにすると考えてもよいと思います。

そして、この直前期にやることは、
択一ノートの演習と論証カードのインプット、

これに尽きます。

この2つであれば、おそらく1か月かからないのではないでしょうか。
そして、直前の1週間は、最終確認としての見直しを行い、
あとは疲れを残さないように早く寝ることをお勧めします。

僕は、2,3回目の受験の際は、試験前の3日ほどでインプットが完了し、
あとは料理などをして落ち着いて過ごしていました。
ちなみに試験の前の日は特に意味はないですが3回ともカレーを作りました。

この時期には、不安になることも多いと思いますが、
他の参考書や読んでいない基本書に目を通すのは、
自信の喪失になるのでやめましょう。
またほかの受験生との情報交換も、
度を過ぎると自信の喪失になったり時間の無駄になるので、
あまりおすすめしません。

直前期には、比較的ゆとりをもって、
これまでの勉強の集大成としてのインプット作業を行うことが、
司法試験合格のための最短勉強法です。
 


こんにちは。かなたろうです。

僕の勉強の特徴は、何度もお話ししている通り、
①予備校の基礎講座は受けない
②大学の授業は受けない
③基本書は読まない
というものです。

ただ、法学部や法科大学院の学生の中には、
②の大学の授業について出席点があり、
いつも休んでいると単位が取れないという方もいると思います。
僕も、基本的にテストができれば単位が取れたとはいえ、
いくつかの授業は出席が必要でした。

この出席が必要な授業ですが、
単に内職するだけではもったいないです。
そもそも内職は、十分に集中した勉強ができないので、
僕は内職するくらいなら寝ていたほうが良いとすら思います。 

もっとも、せっかく独学での勉強の時間を割いて授業を受けるのですから、
これを有効に活用しない手はありません。
そこで、大学の授業を有効に活用する方法について、お話しします。

まず、予習は義務でない限りやる必要はないと思います。
そもそも、司法試験の勉強を進めていれば、
基本的な知識はスタンダード100で当然に備わってくることから、
予習をしてまで授業を活かす必要はありませんし、
スタンダード100の参考答案のレベルに達すれば、
それで司法試験には受かります


大学の授業は得てして、司法試験のレベルよりも高いことが多いですから、
まずはそのことを前提に、取り組み方を考えたほうが良いでしょう。

そして、授業中は話を聞いて理解に努め、
どんな論点が問題となっているのかをまず把握します。
このとき、既に自分が知っている論点で、論証カードを作成していれば、
あとは知識とすり合わせて確認しながら聞き流すだけで構いません。

授業では、多くの学説などを勉強しますが、
司法試験では判例通説のみを抑えれば足りるため、
他の学説についてはそういうのもあるのだという程度で聞き流してよいと思います。

逆に、自分が知らない論点が出てきた場合には、
何が問題となるのか考えましょう。
それを理解できれば次に、判例通説は何なのか、
授業の説明を聞いて把握します。
そのうえで、その論点に関する論証カードを自作できれば、
まさに授業の内容を司法試験に直結する形で活かすことができるのです。

このように、知っている論点に関しては知識の確認として、
知らない論点に関しては論証カードを作成することを目的として、
授業を受けるようになれば良いでしょう。

また、ゼミについても、活用しない手はありません。
そして、ゼミは、司法試験科目で少人数のものを選ぶのが良いと思います。

大人数であれば、他の授業と大差ありませんし、
グループワークではとても面倒です。
他方で、少人数であれば教授とのコミュニケーションが取れ、
司法試験を目指していることを伝えれば、
ある程度柔軟に対応してくれると思います。

僕は極めて少人数のゼミを受講しましたが、
教授が僕ばかり当てて、
日ごろから司法試験の口述試験並みのトレーニングで鍛えられた
ので、
その科目は一番の得意科目になりました。

このように、独学で勉強するうえで大学の授業やゼミは不可欠なものではありませんが、
せっかく受講するのであれば、司法試験合格のために少しでも活かすことを、
心掛けていただければと思います。

 


こんにちは。かなたろうです。

今日は答練の活かし方についてお話しします。

答練には、
①予備校が行う直前期の択一答練・論文答練のほかに、
②予備校が行う比較的長期間での論文答練、
③仲間内で行う自主ゼミとしての答練
があると思います。

僕は、いずれもうけましたが、
一番役に立ったのはやはり①直前期の択一答練・論文答練です。
これらは、インプットの確認になることに加え、
制限時間内で答案を作成する練習にもなりますし、
本番で出そうなところが出題されるので、とても役に立ちます。
知らない論点・問題も出てくるでしょうから、
知識の穴埋めにも使えます。
もちろん、知らなかった論点は論証カードに、
分からなかった肢はノートに記載し、直前期に再度見返します


次に、②予備校が行う比較的長期間での論文答練についても、
もし可能であれば受講したほうが良いと思います。
これは、直前期の答練とは異なり、 試験に出そうなところというよりは、
その分野をひととおり出題していくものですが、
特に初学者の方はペースメーカーとして受講されるとよいと思います。
こちらも、知らなかった論点に関しては、
論証カードを作成してストックしていき、直前期に復習しましょう。

最後に、③仲間内で行う自主ゼミとしての答練ですが、
こちらはやみくもに行うことには注意が必要です。
仲間内の場合、議論しても正しい答えが出るとは限りませんし、
一人で勉強する場合と比較して時間がかかるというのが私の意見です。
もちろん、ほかの方の解答を見るのは勉強になりますが、
それは予備校答練で見る優秀者の答案の方が勉強になりますし、
得てして関係のない話になったりすることが多いように思います。

そのため、③仲間内で行う自主ゼミとしての答練は、
メインとしての答練として位置づけるのではなく、
生き抜き、モチベーションの維持という観点でとらえていたほうが良いと思います。

そういう意味でも、③仲間内で行う自主ゼミとしての答練は、
司法試験の合格のために不可欠ではないので、
独学で行う方は、無理に仲間を見つけて答練を行うまでの必要はありません。
そのような仲間がいなくても、独学で司法試験に合格することは可能ですから。
 

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