こんにちは。かなたろうです。

今日は、司法試験の論文試験の極意をお話しします。
また、初学者の方も、 論文試験の勉強から始めることをお勧めします。

論文試験の極意とは、参考答案を理解して真似ることです。
これは、初学者であっても同様です。

私は、司法試験の論文試験の参考書として、
早稲田セミナーが出しているスタンダード100を購入し、
初学者の状態から勉強をしました。
もちろん、分からないことだらけなので、
問題文を読んで内容を理解してから、
解答を作成するのではなくすぐに参考答案を読み始めました

そして、参考答案の内容を理解することに勤めました。
一読して意味が分からない内容の場合には、
別に辞書代わりに使用していたC-bookの該当箇所を調べ、
意味の把握に勤めました。
めったにありませんでしたが、それでも分からないことがあれば、
その分だけ基本書に当たったり、図書館で調べたりしました。
初学者であっても、参考答案の内容を理解するだけであれば、
このやり方でさほど不都合はないと思います。

そして、内容を理解した後は、ノートにまとめるか、論証カードを作成しました。
後に暗記することを考えれば、論証カードにまとめることをお勧めします。
論証カードとは、別名を京大式カードともいうもので、
B5サイズの紙に要点をまとめたものです。
私は、問題点と、理由、結論という形式で、一枚の紙に論点をまとめ、
論証カードを複数作成しておりました。

学説に関しては、実際の論文試験で書く説はひとつのため、
基本的に一つの論点について論証カードを作成する時点で一つの説に絞り込みました。
できれば、判例通説といわれる説を採用するのがよろしいかと思います。

そして、各科目ごとにスタンダート100の問題を理解しカード化した時点で、
司法試験の勉強は7割がた終了したと言っていいと思います。
後は、その暗記と択一試験の勉強が残るだけです。

以上が、非常にシンプルなものですが、論文試験の極意です。
無駄がなく、最短でかつ独学で、司法試験の最短合格への道を進むことができると思います。

明日は、択一試験の極意について、お話しします。