2018年 6月21日(木)・22日(金)
夏至の太陽観測  6:00~18:00
今年は梅雨どきの晴れ間で夏のサイクルを確認。
巨石に絡みつく “イワガラミ” も夏の光を浴びています。

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朝の観測 (6/22)
朝 6時を過ぎると巨石群に光が射してきます。
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夏の朝日はとても力強い。

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夏至の朝日は巨石間から昇ります。巨石間の向こうはちょうど山の谷間に当たるため、夏至の頃は、朝早く 6時頃に、そして低い位置から出現します。(山の谷間が太陽の道と関係している)
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横から照りつけるこの光線は夏至の頃の朝のみの光景。
湿度が高いため、より神秘的な光景です。

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そして左右の巨石間から昇る太陽の光が、正面の巨石の洞窟内へ射し込みます。
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左の巨石の丸い影が、正面の巨石の平面に映り込んでいます。あと60日経つと、右下の洞窟は、左の巨石の影ですっぽりと覆われ、光は射し込まなくなります。すると夏が終わることを告げます。つまり60日前も同じ状態で、夏の始まりを告げるわけですね。ここはガイドブックの30ページの観測です。
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丸い影を作る石の背が、夏の強い朝日を充電しているよう。
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洞窟側から。充電しきれない光が降り注ぐよう。今年は神々しく!
巨石間にできる光の道です。
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光の道の先には、洞窟で再び充電。
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中から観測。縄文時代も古代人が洞窟の中で夏の到来を観ていたんでしょうね。今年も太陽は自然や僕たちと一緒に生きてる…。夏を歓迎!だから巨石に刻まれた痕跡は森で生きる人々にとって重要な「夏」を記したんだと思います。その心境がだんだんわかってきた。
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洞窟の構造にはまだ謎があります。
段階的に光を計測する構造とみています。

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太陽が昇るにしたがい、丸い影は下へ移動していきます。この時の影の位置でも、夏の「ある観測」がありますが、近年は杉の木が育ち、観測の妨げとなってしまっています。
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この後、8:20の観測ー10:45頃の観測を経て、11:30からは 光の体験ツアー とそれに便乗組の 計 5名様のガイドツアー。夏至のメインイベントは昼のスポット光観測です。その他、多くの方々が、夏のスポット光の観測場所に集まっていました。


昼の観測 (6/21)
昼のレポートはこちらの新聞で。21日、くもり時々晴れの日。いつもお世話になっている中日新聞・松本さんの取材記事です。この日は体験ツアーと便乗組 計 9名様のガイドツアーに、その他多くの方々も。
新聞_中日夏至 2018
夏至のスポット光については コチラ(2015年夏至のブログ)


夕刻の観測 (6/21)
どこからどーやってみるの~!? とキョロキョロ…。
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人が並んでいる巨石間が、朝の光の道。

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正面の洞窟の巨石と北側(右側)に接する石の隙間に夏至の頃の太陽が沈みます。ガイドブック 36ページの観測です。
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山に沈む直前の光。17:55頃。岩屋岩蔭遺跡巨石群がもう少し南寄りに座っていたら、ここへ光は届きません。それも考慮された配置になっています。

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まだしばらく同様の光が体験できます。
夏は朝から夕刻まで太陽を追いかけるように観測するわけですが、それによって空で移動する太陽の道が感覚的に見えてくるんですね。そうすると古代人が刻んだ「痕跡」の位置はまさに夏至の太陽と関係していることがわかってきます。是非、古代人の太陽をつかむ感覚を、皆さんと共有していきたいものです。