HIDA KANAYAMA 金山巨石群と筋骨めぐりのスタッフブログ

≪岐阜県下呂市 金山町≫ 縄文時代から機能している太陽カレンダー 「金山巨石群」 と飛騨街道金山宿に張りめぐらされた 「筋骨めぐり」 を紹介します

2015年08月

8月13日(木)
飛騨金山夏まつり2015 のイベントでは、今年も 「筋骨まつり」 が開催されました。
午前中の雨に、多くの皆さま(主に市外)からの問い合わせがありましたが、無事開催することができました。昨年に比べるとやや人出は少なかったようですが、今までよりはずっと早い時間帯からお客さんが行きかう飛騨街道でした。

詳しくはコチラで詳しくレポートされています。 ご覧ください。 

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夏の始まりを告げる光(4/20頃)と同じ観測です
8月19日(水)
 はれ時々くもり
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今年の 7月後半から 8月初めにかけての暑さも和らぎ、お盆を過ぎてようやく朝晩は過ごしやすくなってきました。まだ夏は続いていますが、巨石群では夏と秋の中間を知らせる光が降り注いでいます。二十四節気では処暑(しょしょ)と呼ばれる時期ですね。秋の実りも所々見られるようになりました。
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朝7時。日が昇る前はまだ夜の肌寒さが残る巨石群。夏の巨石群は「線刻石のある巨石群」で、山から太陽が顔を出した瞬間から巨石群内部へ光が射し込みます。でももうそろそろ夏も終わりの光です。
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夏至から約60日が経ったこの時期は、「東の山巨石群」のある山の頂上から太陽が顔を出します。すると夏に楕円形のスポット光が射し込む洞くつ内へ太陽光が射し込んできます。でもこのあと30日の間に、太陽の位置はグングン右側へずれていきます。その角度15度も移動します。30日間ばかりで!

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夏至から今の時期まで約60日ですが、同じ15度の移動に相当します。
この原理が金山巨石群で読みとれる「こよみ」の基礎観測になります。これは数字などを頭で計算する作業ではなく、空間で太陽位置を読みとりそれを数値に置き換える作業です。空間で太陽位置を読みとるとき、巨石を使うのです。射し込む位置や形とその期間などで太陽位置をとらえることが可能になります。平面的なものの考え方ではなく、立体的にとらえるということは、いかに古代人の想像力と思考力が豊かだったことか。
驚くべきことかもしれませんが、金山巨石群の暦は、古代エジプト遺跡で観測されていた暦と共通点があります。これは何も不思議なことではなく、金山巨石群の基礎観測は、地球上の緯度の違いはあるものの、世界共通の原理に基づいているからです。それを知ると、世界に点在するの古代遺跡の見方もおそらく変わることと思います。参考までに下の資料、上部に関連記事があります。
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では今日の観測に戻りましょう。
8時前の「影」です。別の巨石の影がこのフラットな石に映りこんでいます。
夏至の頃と比較してみてください。 夏至の頃、洞くつ内に降り注いでいた光は消え、洞くつ内は影に覆われてしまっています。夏の120日間が終わったことを意味します。
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空間で太陽位置を読みとるとはこういうことです。
次も同じです。夏至の頃は石の幅のセンターから太陽が顔を出します。そしてあと30日後の秋分には右の角から。今日はそのふたつのちょうど中間から顔を出します。この観測場所は、見る位置を固定します。固定の位置には(ヒジをかけて見る)ふたつの石が据えてあります。これでいつもと同じ太陽の道を辿っていることが分かるのです。
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日本日時計会の会長、日本暦学会の副会長を務められた故 後藤晶男先生(金山巨石群アドバイザー)が所属された天文学会にて、2001年以降度々、我々に発表の機会を与えていただいた折、分かったことは、太陽観測とはストーンヘンジやニューグレンジ、アブ・シンベル神殿のように地平線から昇る太陽、もしくは沈む太陽といった方位のみが意識された巨石建造物が太陽観測の対象として認識されていたことです。
しかし金山巨石群は山の中。山から昇るまたは沈む太陽しか見ることができません。そこで考えだされたのが、金山巨石群独自のこれら影や光の位置、スポット光の利用になるわけです。スポット光に関しては、より精度が高まることは言うまでもありません。


光が夏の終わりを告げる頃、岩蔭遺跡の中で出産子育て中のキクガシラコウモリたちは、いよいよ旅立ちの準備を始めます。まだお母さんのおなかにへばりついている子供もいますが、ほとんどはもう自分でぶら下がっています。腕を伸ばしているこのコウモリはお母さんにぶら下がり、飛膜をばたつかせているところ。その右側にも3頭まだぶら下がっている子供のコウモリが見えますね。
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コウモリは嫌われがちですが、岩屋のコウモリたちはこんなにかわいい顔をしています。左上のコウモリはあくびでもしているのでしょうか!? ちなみに左端にチラッと映っている茶色がお母さん、黒っぽいのが子供たちです。
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古来岩屋のコウモリたちは、光のサイクルに従い平和に生態系を保ってきています。
人間もそろそろ自然の一部に戻るときが来ているのではないでしょうか…。


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