HIDA KANAYAMA 金山巨石群と筋骨めぐりのスタッフブログ

≪岐阜県下呂市 金山町≫ 縄文時代から機能している太陽カレンダー 「金山巨石群」 と飛騨街道金山宿に張りめぐらされた 「筋骨めぐり」 を紹介します

2017年12月

飛騨金山の観光ポスター『金山巨石群』と『筋骨めぐり』『横谷峡 四つの滝』。
このポスターが、あの “君の名は。”の映画に使用されていることは前のブログでも書きましたね。詳しくはコチラ

そのアニメーション映画がついにテレビ放映されます。

テレビ朝日系で地上波初放送!
1月 3日(水)よる9時から。
詳しくはコチラ

見過ごしてしまいがちなシーンですが、注意して見てみてください!

12月23日(土)
現在、飛騨金山の観光事業として進められている「飛騨街道 宿の古民家を活用したまちづくり」プロジェクト。この会議にも参加しているナンバホームの山内克支さんが考案した “竹あかり” アートイベントが23日の夜、大船渡ダムの桜並木の駐車場で行なわれました。
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夜の筋骨めぐりも話に上がっていますが、商工会主催のはしご酒なんかも併せてこの竹あかりを活かしせたらいいですね。

金山巨石群の北極星★北斗七星観察会 なんかにも活かせたら、とてもロマンチックでいいかもしれません。来年の観察会は 5月に太陽観測会に合わせて行われる予定ですよ。

詳しくはこちら 金山町観光協会スタッフブログ

20171221日~24日(冬至22日)

今年はいずれも好天候の冬至の観測会。ガイドツアーは21日・23日・24日、それぞれ7名・26名・16名と冬の光を体験。冬期は120日間を通して午前1015分から午後410分まで、巨石群での光の体験ができます。特に太陽が沈む時間帯に偶然重なったツアー客は大興奮でした。

 

昇る太陽の観測 1(東の山巨石群へ登山観測)
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今年の冬至22日(金)は小林、徳田とスタッフ 1名のほかに、東林寺出身でドイツから一時帰国の石彫家 藤原誠さんと愛知県の女性の5名で、朝 730分巨石群に集合、748分に出発しました。太陽が巨石の線上から昇る時刻は 840分頃なので、50分以内に到着です。

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集合場所の岩屋岩蔭遺跡巨石群と線刻石のある巨石群の位置からスタートします。県道86号を横切り、下呂市保井戸へ抜ける林道を入ります。現在巨石群上部に当たる県道86号線沿いの方面工事が大々的に行われているために、林道にも工事の車や警備員が常駐しています。
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不思議そうな面持ちの警備員さんとあいさつを交わし、まずは舗装道を
200mくらい歩きます。

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そこから先は山道に入ります。霜が降りた落ち葉には、10日前の積雪がまだ解けずに残っていました。そう、東の山巨石群は陽の当たらない北側の斜面を登るために、積雪が多いと凍り付いてしまうため、危険なので登山は行いませんが、今回はまず問題ないと判断し予定通り決行です。

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山道に入り歩き始めてすぐ、左側の急斜面を登りますが、ここから道はありません。私有地なので案内板もありません(許可は得ています)。巨石群へ行く最短コースで、直線で登るため普通の登山とは異なり、かなりキツいことを条件に自信のある方のみ参加していただきます。キツいというのは、歩きやすい「道」の整備をしていないため不安定で歩きにくく、加えて急こう配、倒木や岩場を自力で乗り越えていかなければならないために、この環境に慣れていないとキツく、リタイアの道となりかねません。オドシのように聞こえますが、本当に山は人によって対応できる範囲が人さまざまなので…。
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始めての方には、途中で夏至の朝日を観測する巨石に立ち寄り、小林氏が「こうやってこのふたつの溝にそれぞれ人が入って…」とレクチャー。いつもは帰りがけに立ち寄る巨石のため、今日は行きに少し時間がかかっています。

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太陽が昇るちょうど 840分頃に到着。

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休む間もなく観測地点の石に登りますが、足をかける場所に雪が残っていたため、慎重に登ります。

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見本はこんな感じ。冬至の昇る太陽方位に向けられた 9mの石の線上を、石の角につくられた観測場所から見ます。順に縄文体験。

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この観測地点は、下の山で囲まれた巨石群では観測できない時期を、見晴らしのいい別の場所で補っています。小林氏は、このような場所になければならないと推理し1998年に発見された巨石群です。

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9時30分頃、小林氏を先頭に下山します。

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途中、別の巨石を計測しながら登りの道に戻り、無事下山。健康のバロメータにもなる東の山巨石群の登山観測ですが、いろいろな確認と思いを胸に感謝し道を踏みしめ、次も休む間もなく岩蔭遺跡巨石群での昇る太陽の観測です。

昇る太陽の観測 2(岩屋岩蔭遺跡巨石群)

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下の巨石群はまだ寒々とした日陰の中。
10時を過ぎると、上から光が降り注ぎます。山間部でありながら冬の光がほぼ日没時刻まで降り注ぐ環境は、巨石群の立地条件が関係しています。これまでにも書いてきたように、山と山の谷間に巨石群があり、谷間の方向が冬至の日の入り方向であるため、冬の光が受けやすい環境といえるのです。つまりこの場所は太陽観測に適した場所といえるわけです。

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10時15分頃、山から昇る太陽は E石で中から観測します。左の巨石(E)面よりも右側、つまり内側で昇ります。と同時に、巨石群内部へ光が射し込みます。

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昇る太陽の南限に当たる冬至の頃、この頃にしか光が届かない場所があります。石の形状の用途など、それぞれの想像力が膨らみます。

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岩蔭遺跡巨石群中央の石、南に約40度の角度で座る石の表面に当たる光。冬期120日間を過ぎるとこの面に光は当たらず、日陰になります。これは冬至60日前(1023日頃)や60日後(219日頃)の観測で、いつも説明していますね。

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中から見るとこの通り。40度の傾斜角よりも太陽の位置はかなり下側にあります。冬至を得て1月、2月と徐々に太陽の位置は上がってきます。

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12時頃にやっと線刻石のある巨石群の方に光が射してきました。
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線刻巨石群の真向かいに見える方面工事で、コンクリを打ち付けたあとにドリルで穴をあけるときに出る粉塵が風の流れで巨石群に直撃し、今年の冬至の観測は今までにない公害を受けました。4日間とも音も激しく、やむを得ませんが早く完成してほしいと願うばかりです。

昼の観測(太陽カレンダーシミュレータ “再現館”)

午後 125分頃、現代版の太陽観測装置に冬至の光が射し込みます。この装置は年間を通し、金山巨石群での主要な観測時期に光が射し込むよう作られています。

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12時27分、隙間から射し込む光が垂直の板にフィットします。今年も太陽は依然同じ道をたどっていることが確認できます。

金山巨石群はこの季節の節目に当たる時期を、このようなスポット光の形や位置の観測で高精度に認識する方法がとられている点が、世界にも類のない太陽観測といえます。山間部では太陽観測ができないという従来の思い込みは、この観測で消えます。

 

沈む太陽の観測 1(岩屋岩蔭遺跡巨石群)
日中を通して射し込む光は、午後にうっそうと茂る木々に遮られてしまうため、本来なら下の観測 2 と同じ時刻まで観測できると思われます。少し早めの午後 4時の観測です。
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岩蔭遺跡に向かって左の G石で、中から夕日の観測。深い溝の下側に光が当たっています。これは冬至に近いころだけに見られる光景です。
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G石の側面よりも左側、南限の沈む位置です。
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そのため巨石群の内部へ光が入ります。入口を塞ぐ祠がなければ、もっと光が射し込んでいることになります。

沈む太陽の観測 2(線刻石のある巨石群)

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冬至の日没は午後 430分頃です。巨石群では 410分頃、山の谷間に沈みます。

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観測場所はこのふたつに割れた巨石間(BB’石の間)を向こう側から見ます。

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上から見るとこんな感じ。北側の高い位置にある D石の上からの眺めです。

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ふたつの石の右側の石の内側に沈んでいきます。この光景はあと
60日後の 220日頃までは自由に見ることができます。冬期120日間山へ沈む太陽光が観測できる場所。是非体験していただきたい光景です。

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この写真は1221日午後 516分、巨石群の西側、岩屋橋付近からの眺めですが、山の谷間に太陽が沈んだことがよくわかりますね。

世の中はこれから年末を迎え、1月 1日に新年を迎えますが、太陽は冬至が折り返し地点であることを思うと、年末はその余暇と考えたいところです。古代エジプトが 1360日とプラス 5日を余暇としたように…。

来年はリサーチセンター(調査資料室)2冊目の出版を控えています。近年において「縄文」に意識が高まる中、現代の枠を超えた意識の上昇が私たちひとりひとりの足元から根づくことを願いたいと思います。

今年もご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
そして来年もよろしくお願い申し上げます。

2017年12月15日(金)

今年の 1月に「筋骨ガイドの会」が発足し、12カ月がたちました。今年も筋骨めぐりの発着場所でお世話になっているドライブイン飛山での忘年会。今年は計13名。昨年は18名程でしたのでやや少なめですが、これも今年は筋骨めぐりで立ち寄る店舗の閉店が相次いだことも影響しました。石田豆腐屋さんと名取天ぷら店の閉店。餅倖さんは健在ですが今年は欠席。奥飛騨酒造の女将、美佳子さんは今年もガイドの皆さまに労いをいただき、できたての“しぼりたて生酒”をふるまっていただきました。とても飲みやすく好評でした。
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ちなみに筋骨マップに載っている国道41号線沿いの どさん子ラーメン さんも先月、閉店となりました。どこも高齢化に伴い店舗の存続は後継者なしではムリということですね。残念ですがやむを得ません。

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一方、今年は金山町観光協会副会長 小林由来氏を筆頭に新たに飛騨街道沿いの空き家数件を利用した店舗開店に向けてのプロジェクトが始まりました。閉店を嘆き悲しむ間もなく、時代チェンジの到来と考え、着々と構想を膨らませているところです。空き家、空き地の活用を目指します。また新たに先日レポートしました馬瀬川沿いの筋骨というか遊歩道整備も行われ、新たなコース展開が予想されるところで、年明けの総会では今後の計画や構想等について話し合われます。
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忘年会は筋骨ガイドの会、会長の浅井哲彦氏のあいさつに始まり、岡戸氏により会計報告等が行われました。これまでガイドをこなした回数、岡戸氏が800回以上。専属ということもありトップですが、有志の中で140回以上ガイドを務めた佐古安弘氏に次ぎ、ガイド歴 2年目の辻井邦雄氏が110回以上をこなし活躍していただいています。辻井氏は元辻井レコード店の店主で、現在金山郵便局の場所にかつて金山劇場があった昔、殿さまキングス(たしか)が演奏した際、音響を担当した人物でもあります。現在は筋骨の風景を切り絵にして、レコード店に展示しておられたり、道標のサイン等も提案していただいたりと、アート志向の頼もしいスタッフです。

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昨年は無かった昔のカラオケセットが今日は準備されていました。
佐古氏に続き小林副会長がノリノリ演歌を唄う中、辻井氏が懸命に音響チェック…。

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もう終盤の雰囲気となり、午後6時に始まった忘年会は、830分頃、佐古氏のオンドで終了。うち7名は二次会へ流れていきました。
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ということで、すっかり忘れてしまった集合写真。
来年も皆さま、健康第一で筋骨のお客様に温かいおもてなしをよろしくお願いいたします。

12月 9日(土)
12月 7・8・9日と 3日続けて計画された馬瀬川沿いの筋骨整備。昨日 8日は雨天のため中止。午前 9時から11時までの 2時間、今日は 9名のボランティアによる草刈り、というか小竹刈り作業。
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256号沿い、道の温泉駅かれん 南のグラウンドのさらに南に、今年できた市営駐車場に集合。突き当りの両サイドから裏に回ると、道の駅かれん から続く遊歩道があります。14

そこを延長するコース作りです。一部筋骨が走っているため、筋骨めぐりの新コースとして整備する目的もあります。筋骨馬瀬川プロジェクト とでも言いましょうか。
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区間は「フィッシング金山」の南にある 馬瀬川橋 までの約 380メートルです。
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左、竹やぶを抜け河川敷上部を歩く道を作ります。竹やぶ整備も既に進行中。
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今日は上流の市営駐車場下の草刈りです。プロジェクトの棟梁は筋骨ガイドも務める桂川光和氏。黄金姫街道ウォーキングコース新設 時にも金山町観光協会 副会長としてリーダーシップをとり、「飛騨金山には訪ねてみたい場所がある」のコピーを考案した人物でもあります。ずいぶん前からおひとりで視察や整備に取り組み、今日はややお疲れ気味。今日のボランティアは桂川さんの声掛けでお集まりいただいた方々です。
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こんな感じで、刈っても刈っても手ごわい状況。
これ全部刈って馬瀬川が見える景観にするねらいです。

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草というより細い竹(こばしたけ?)が密集し、さらにツルが絡み合ってどうにも面倒な河川敷。草刈り機の刃がすぐに傷んでしまうとか。ここもスッキリ馬瀬川が見えるようにします。
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こちら写真下は、筋骨めぐりでもお世話になっている第二区の方々。
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お馴染み筋骨ガイドで有名な岡戸さん。
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右の畑沿いが筋骨として利用されてきた小径です。前に来たときは左側背の高さ以上の草木が生い茂り、蛭(ヒル)もうウジャウジャいたところ。
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さらに進み、細い竹が密集するエリアもこんなにスッキリ。
でもまだまだこれからです。

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左側に流れる馬瀬川の景観を楽しみながら歩くコースなので、とにかく川が見えるまで刈り続けなければなりません…。
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こちらは、すぐそばに畑をお持ちの石丸さん。
皆さんに交じってお手伝いいただいています。

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こちらは金山町観光協会の理事でもあるマルト工房さん。00_maruto

岩佐電気の大将。ここを歩くことを考案したうちのおひとりとか。
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観光協会の髙木会長さんも汗だくで茂みから現れました。
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11時近く…黙々と格闘する小林時計さんに「小林さんよ、まーえーゼッ」
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11時になると皆さんフラつきながら駐車場に引き上げてこられました。足場が悪いと疲れますからね~。今日の平均年齢70といったところでしょうか。ベテランとはいえ皆さんキツイです。
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こちらも筋骨ガイドでお馴染みの、おもしろい前掛けをされていた池戸賢作さん。慣れた装いです。
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この先も、メイキングオブ情報を順次掲載していきます。

筋骨馬瀬川プロジェクト、もう少しお若いボランティアの皆さまも募集中です。

飛騨街道・筋骨周辺の空き家を利用した まちづくりプロジェクトも来年度から始まります。

併せて飛騨金山観光の「これから」にご期待、ご協力ください!


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