HIDA KANAYAMA 金山巨石群と筋骨めぐりのスタッフブログ

太陽とともに生きた縄文人たちの巨石カレンダー「金山巨石群」 と昭和の懐かしい風景がよみがえる飛騨金山の「筋骨めぐり」 を紹介します

カテゴリ: 金山巨石群

2024年 5月19日(日)

中日新聞 掲載(飛騨版)
20240519_中日 宝物見つけた
 

更新日:2024年 5月 25

縄文巨石天文学の復活プロジェクト
Project for Reviving Jomon Megalithic Astronomy

 金山巨石群リサーチセンター
 2024年度 東芝国際交流財団研究助成事業『巨石天文学視点からの縄文文化研究』
 Research on Jomon culture from the perspective of megalithic astronomy

今年も引き続き 北緯35度31分40秒ラインの巨石調査 を継続します。
2024年 5月までに、中津川市から美濃市までの約50kmの東西ライン上に19か所の巨石を確認。春分・秋分頃の
(昇る・沈む)太陽光の観測も行ってきました。今年度はさらに西へ若狭湾までの約100km圏内の調査と縄文文化についての研究を行います。

 これまでの活動記録 
 2018~2019年
   ※2020年  4月~9月(2020年度  前期)
   ※2020年 10月~1月(2020年度  後期①)
   ※2021年   2, 3月(2020年度  後期②)
   ※2021年  4月~ 2022年 3月 (2021年度)
   ※2022年  4月~ 2023年 3月(2022年度)
 ジャーナル誌掲載記事

 2024年度の野外活動 

調査日

現地調査内容

調査スタッフ

時間(移動時間含む)

2024年 4月~2025年 3月

  5/ 4(土)

①北緯35度31分40秒ライン巨石調査
 岐阜県加茂郡  七宗町 飛騨川東エリア 2回目

小林・徳田

9:00-12:00

  5/ 24(金)

①北緯35度31分40秒ライン巨石調査
 岐阜県加茂郡  八百津町上吉田の40秒巨石
2021年4月16日発見)から2km東に
 全長16mの巨石 【初 35度31分37.29秒】

小林・徳田

9:00-15:00

 


 




 




 










 





  




 




 








 




 




 




 



 




 



 

 

 

 



 

 



 











2024年 3月 4日(月)更新

テレビ朝日 2024年 2月20日(火)19:00~

番組名『謎解き!伝説のミステリー 
    日本の歴史に残る超常現象ミステリー!2時間SP』

公式WEB
公式 X
全放送を TVer で見ることができます
https://tver.jp/episodes/ep8ishel8g
3月5日(火) 23:59  終了予定

金山巨石群TV

26年前、金山巨石群を調査するきっかけとなった "石に刻まれた謎の痕跡" 。
この謎解きを簡単に紹介します(10分程)。

昨年の春分、巨石群を訪れたフランスの考古天文学者らのコメントもあります。

巨石群の案内役は、金山巨石群リサーチセンター(徳田)と 爆笑問題の太田さん、トラビスジャパンの川島如恵留さんの 3名です。

是非ご覧ください。

2023年 7月21日~23日

『夏至30日前の観測』と同じ 点線スポット光観測です。

13:00頃、三角状の石面(40×30×25cm)へ射しこむ点線状の光によって、
夏至から30日が経過したことを知らせる観測です。

下の写真は光が射しこみ始めて、5つ目の点線(全部で6つ)が現れた瞬間です。
奥の巨石間(下部 影の部分)に点線状の光が見えます。
2307_01

これは 6つめが下の角に現れたとき。
2307_02

ガイドツアーの参加者、常連さんやリピーターの方々です。もちろん初めての方も。
2307_04
『何回見ても すっげぇな~』
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『なんで点々???』
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7月21日 13:07
2307_06

7月22日 13:06
この点線スポット光は、夏至の30日後を知らせます。
通常は 7月22日に細い点線が 4つくらいで、翌日は入らなくなります。
しかし毎年観ている方なら気づくと思いますが、今年はまだ力強く点線を描いています。
これは翌日も光が入ることを意味しますが、どういうことでしょうか?
2307_07

これは 今年が金山巨石群の閏年観測(10月15日)の年だから です。
(閏年観測のスポット光は、平年が10/14まで、閏年が10/15まで射しこむ)
7月の点線スポット光観測も同様に、夏至から冬至までの期間の観測のため、現在の日付で見ると 1日遅くなるわけです。(ガイドブック p.69 参照)

その光が下の写真です。

7月23日 13:06    Photo by Chika
つまりこのような細い点線は、通常(金山カレンダーの平年は)7月22日の光となります。

▶太陽方位 48.3度(S48°W), 太陽高度 +68.4度
(=2023年 5月21日 12:56  48.2度, +68.4度)

2307_23 Chika

そして 7月24日は点線を描くことはありません。
これで夏期 62日間が終了したというわけです。

金山巨石群リサーチセンター
徳田紫穂

更新日:2023年10月 5日

調査日:2023年 7月6日・7月 7日
         9月28日・29日・10月 2日

場 所:美濃市松森

縄文巨石天文学の復活プロジェクト・北緯35度31分40秒ラインの巨石調査
中津川市の巨石を起点として現在、関市までの48kmの東西ライン上に17か所の太陽観測巨石が見つかっています。春分・秋分の昇る太陽もしくは沈む太陽観測の巨石群。

6月25日に掲載が終了した岐阜新聞のコラム、そして東芝国際交流財団の2022年の助成事業で制作された動画の最後でも宣言しているとおり、さらにリサーチセンターでは西へ調査範囲を拡大していきます。
その一環で美濃市以西の調査を開始しています。

調査隊は 小林・徳田の 2名。

【 2023年 7月6日・7月 7日 】
関市の たんす岩 西の小野エリアを、さらに西へ抜けると松鞍山のふもと周辺に出ます。
この道沿いに、岩窟があります。ここへ再び出かけました。

これは 2021年 2月25日に確認した場所で、北緯35度31分41.96秒に位置しています。
mino_2301
岩窟の道ふもとには、「山の神」の立て札があります。
周辺の木々に同化していて見落としがちです。
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mino_2302
中に入ると、北東の空が見えます。
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と言っても今は木々で視界が遮られるので、道に出てみると下の写真通り、正面は山の谷間で空が開けています。測量すると岩窟内から北極星も見えそうです。もっとも夏至の朝日が正面から昇り、内部を照らします。
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それを確認し、他の巨石を検討します。
春分と秋分の朝日、夕日を観測できる巨石群です。
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道を車で移動する途中、40秒辺りで神社まで行く登山道の入口が目にとまりました。
松鞍神社とあります。316mの頂上付近に神社があるようですが、40秒はそこまでいかなくても、入口から少し先ですが、この日 (6日)はここまで。17時前。
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翌日あらためて40秒付近へ。
道中に巨石がありました。41.81秒
このあたりの岩石を調べると、美濃帯構成岩類とあり、石炭紀~三畳紀の石灰岩、緑色岩、チャートなどのブロック等を混在しているといいます。見るからにチャートの層があらわです。この側面は東西を向いているため、正面の山から昇る太陽が、夏と冬を分ける春と秋に観測できます。
mino_2307
さらに私たちは松鞍山を西へ回り込みました。

お墓が山の奥へ続く場所に駐車して、歩き始めて 4分ほど経ったとき、巨石が目の前に現れました。こんなに早く。これは関市の「岩神さま」と地元で呼ばれている巨石を見つけたときと同じ。もっとも焦点を絞り込んでいる辺りだったので、あっても不思議ではないのですが…。
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手前のフラットな側面は巨石の北面で、フラット面はそれぞれ東と西を指していました。
北緯35度31分41.20秒、東経136度54分53.48"、ALT.91m 。
ちなみに気温は 32度。

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巨石の一部(右側)が剥ぎとられているかのような形状で、上下中央辺りに深い溝がありました。この溝が指す方向は東 の空です。
mino_2311
溝に頭を設置して東の空を見ると、下の写真のような視界です。
この正面から、春分と秋分の太陽が昇ってきますが山で地平線が遮られています。
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【実地観測】2023年 9月29日(秋分から 6日目)

 太陽は秋分よりも 3度ほど南の軌跡をたどるため、石に隠れてしまい、
 巨石の側面上では観測できませんでした(下の写真)。
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巨石の背後(東南寄り)から午前 7時頃、太陽が出現しました。

mino_2317
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そして反対側、石の側面から西方向を見ます。
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手前の草木に遮られていますが、草木の向こうは下のように平野部の先にある山々が望めます。
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【実地観測】2023年 10月 2日 17時27分(秋分から 9日目)

 太陽方位 85.0度(S85°W)太陽高度 +1.3度 
  ※Data by StellaNavigator
mino_2319
沈む太陽は、予想とおり巨石の側面が示す方向でした。

このあと、西の山へ太陽が沈んだのは17時28分。
この日の日没時刻は 17時43分(S87.3°W, -1.6°)なので、
日没15分前まで太陽が観測できる位置に、この巨石が座っていることになります。

【実地観測】9月29日と10月 2日の観測から
 松鞍山の西麓にある北緯35度31分40秒ライン上のこの巨石は、
「春分と秋分の頃の 沈む太陽 が観測できる」
ということがわかりました。
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7月から10月までの調査で、40秒ライン上の東西ライン、中津川市から関市まで48kmが、51kmまで延長されました。

この先西へはしばらく平野部が続くため、その先の山々へ今度は焦点を移します。
これまでに揖斐川町の峯神社あたりまでの調査を進めています( 9月29日)。

この秋冬に再び東西ライン調査を再始動。
ひとつひとつ証拠固めをする探偵作業は、まだ続きます。


金山巨石群リサーチセンター 徳田紫穂











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