HIDA KANAYAMA 金山巨石群と筋骨めぐりのスタッフブログ

≪岐阜県下呂市 金山町≫ 縄文時代から機能している太陽カレンダー 「金山巨石群」 と飛騨街道金山宿に張りめぐらされた 「筋骨めぐり」 を紹介します

カテゴリ: 金山巨石群

12月 7日(木)快晴
紅葉シーズンもすっかり終わり、今にも雪が降りそうな気温になりました。
冬期は山から太陽が顔を出すのが午前10時過ぎ。この日は10時10分頃に写真中央の岩屋岩蔭遺跡巨石群に光が注ぎ始めました。まだ冷え込んで寒い!ですが10時30分から 5名様の巨石群ガイド。

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1時間以上が過ぎ、やっと日の当たる巨石群内に。下の写真は岩蔭遺跡巨石群を中から、南の空を見たところで、中央庇状の石の角度よりもずいぶん低い位置に太陽があるのがわかります。庇状の面に光が当たっているのもわかります。冬期約120日間だけ光が降り注ぐ巨石群、岩屋岩蔭遺跡巨石群です。
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「太陽カレンダーシュミレータ再現館」に射し込む光も、冬至に近づいてきました。が、まだ冬至に達していないことがわかります。南側のスリットから射し込む太陽光が白く輝いています。
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冬至の頃は、垂直の平面に光がぴったりと収まるよう作られていますが、まだ手前5cmのところです。あと15日後の冬至まで、日ごと太陽高度が低くなると光の位置は上のラインに達し、垂直の板にぴったりと収まります。
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今年の冬至の観測会は、12月22日(金)~24日(日)。
東の山巨石群への登山観測は22日(金)朝7:30集合。
岩屋岩蔭遺跡の階段下の駐車スペースから出発します。自由参加ですが、人数把握のためお名前と人数をお知らせください。通常時は各自で行くことができない巨石群ですので、是非この機会の登山観測をご利用ください。なお、22日が天候不良の場合は、23日(土)を予定しています。

但し、22日までに積雪があれば、登山観測は中止となりますのでご了承ください。22日の朝6:30~7:00に決行か否かを決定します。当日のお問い合わせは、
TEL.0576-34-0073(資料室/6:30~7:00) まで。

昼の観測時刻は、「岩屋岩蔭遺跡巨石群」と「線刻石のある巨石群」で10:15頃から午後 4:20まで。詳しくガイドが聞きたい方は、光の体験ツアーか、個別のガイドお申込みで受付をしています。

≫≫昨年 2016年・冬至の観測会はコチラ

11月 1日(水)
先週、冬至60日前のスポット光観測 を経て「金山カレンダ-」の冬期が始まりました。
エジプト・ギザではカフラー王の参道上から太陽が昇り、またアブ・シンベル大神殿へ朝日が射し込む頃でもあります。
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金山巨石群リサーチセンター(調査資料室)では、先月10月16日から28日まで、アドバイザー Dr.Harriet H. Natsuyama をお迎えし、2冊目次期出版の本編集および観測を終えたところです。2冊目の本は、1冊目(2016年 9月出版)のガイドブックに先立ち、2012年頃から手掛けているもので、1冊目の太陽観測ガイドだけでなく、調査に至るまでや縄文時代の背景、世界の巨石建造物との比較研究、北極星、天文基礎やメッセージなどを盛り込んだ、ある意味「研究の意義」を唱えたバイリンガル(日本語+英語)の大作となります。

皆さまから様々なお問合せを頂戴しておりますが、この本をお読みいただければ、より理解が深まることと思います。

まだ編集中ため、出版時期は未定ですが来年を予定しています。


以下は今年 6月夏至の頃、編集および観測にDr.Harriet H. Natsuyama が訪れた際の記事です。
≪中日新聞 2017年 7月 4日付≫

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また今年の10月で、調査を始めるきっかけの年から、丸20年となりました。
先生の滞在中に、毎月遠方よりお越しいただき、サポーターとして観測会のお手伝いをしていただいている方から、素晴らしい記念の贈り物が届きました。小さな冷蔵庫サイズの段ボールが資料室に届き、驚きましたが、その豪華さに見とれています。あらためて身が引き締まる思いです。本当にありがとうございました。

今後とも皆さまのご支援 よろしくお願い致します。

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金山巨石群の紅葉情報はコチラ
 

日 時: 2017年 7月15日(土)13:30~17:00
会 場: 大阪科学技術センター701号室
    (大阪市西区靭本町 1-8-4  TEL.06-6443-5324)
講 師: 小林 由来(金山巨石群リサーチセンター代表)
演 題: 金山巨石群の「縄文」太陽観測ガイド
参加費: 日本サイ科学会会員 2,000円、非会員(一般)3,000円
主 催: 関西日本サイ科学会 https://kansai-psij.amebaownd
お申し込みは不要です

昨年 9月に ㈱三五館より出版されました初のガイド本『金山巨石群の「縄文」太陽観測ガイド』は、これまで多くの皆さまによって国内外に広く発信していただいています。今回の講演会はそんな中から話が持ち上がりました。通常講演会は 1時間程が主ですが、今回は講演 3時間(休憩あり)+質疑応答30分という流れで、かなり踏み込んだ内容を皆様に聞いていただきます。講演の構成はガイド本に従った解説を、DVD映像も交えながら最新情報も初公開します。

小林由来氏による金山巨石群の謎解きが、いかに現場によるものか!
世界初の閏年観測法は飛騨の山間部ならではの智恵から生み出されたものです。現代人の思考感覚が試される!と言っても過言ではありません。
縄文時代という重要なキーワードも興味深いところ。

皆さまのご参加をお待ちしています!


5月21日(日)光の点線 1日目
昨日20日、わずかに射し込む光線と比べると、今日ははっきりと4つの点が見てとれます。中日新聞、今年4月からの松本記者に取材していただきました。午後 1時頃の観測です。
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 WEB NEWS はコチラ 中日新聞(飛騨)2017年5月24日

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この日の見学者はほとんどが県外から。以前ガイドツアーに参加された方が多くの見学者を呼んでくれています。夏至30日前の光を観るために12時30分頃から見学者が集まってきました。フィリピンから訪れた女性たちも。「テンテンテンのヒカリ…」と言いながら、すでにガイドブックを手に。
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光が射し込み始めるとスマホを片手に入れ替わり。
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光は射し込み始めて30分の間に消えていきます。このあとも縄文談議が続きました。

そしてこの日は夜に北斗七星カップマークに点灯です。
夕刻は曇り空で心配ではありましたが、夜になると星空が見えてきました。でも少しぼんやりとしてクリアさに欠けます。夜は県内のお客さまが午後 7時30分頃に到着。
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頭上に横たわる北斗七星が見えます。クリアさに欠けるとはいうものの、バルブ撮影なので右から二つ目の二重星も写っています。そして低い空、巨石群の上部に北極星ポラリス。これが今日はやや見ずらかった。

先日のブログでも説明しましたように、今は北極星と北斗七星が大きく離れていますが、これが5000年くらい前だともっと近づくわけです。つまり、もっと巨石の近くで北極星を中心に回転していたわけです。

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そして巨石に刻まれた 9つのカップマークは、 7つを結ぶと北斗七星の形が浮かび上がります。状況がわからないとこれ何?ですね。でも幻想的です。

上の写真を見てもわかりますが、実物の北斗七星と石のカップマークの形は、上下反転形です。これが何故なのかわからないところでもありますが、世界中の古代人も同じように反転形を遺跡に残しています。そしてあとの 2つは何を意味するのか…現代人には思いつかないような何かがあるような気がします。

宇宙は特にその大半が未知の世界です。現代人が知リ得ることは、全体からすればそれはほんのわずかな情報に過ぎず、古代の可能性を否定することさえできるわけがないのです。金山巨石群はそういう意味で、時を測る装置ということだけでなく、現代人の思考力をも測り得る、とんだ代物ともいえるのです。巨石群の調査も暦の機能だけでなく、それを見る人間の思考調査も多くのデータが集積し、この先、人が向かうべく方向性もよりクリアになってきました。

それはともかく…
星空観賞は午後 9時30分頃に終了、片付け午後10時に解散となりました。この夏、7月か 8月の太陽観測会に合わせて、もう一度、星空観賞を考えています。次は北斗七星は木に隠れて見られませんがカップマーク点灯は行い、夏の大三角形・天の川観賞をしたいと思います。ぜひ多くの皆さまと感動を共有できればと思います。

5月22日(月)光の点線 2日目
今日は昨日よりよりクリアな点線の光です。
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 この日は中京テレビ「キャッチ」の取材。東海じゃらん編集長のおススメスポット、のような取材とか。
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見学者は、ガイドブックを手に神戸からご夫婦一組と、昨日も訪れ今日は光を観に飛騨高山からご夫婦が一組、その他数名。
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レポーターの女性 2名。昨日のように見学者が多いとこんなふうに撮れないので今日はラッキーでしたね、取材の皆さま。放送は 6月第 1週め(未定)午後4時頃、最初の特集コーナーで 3分くらいとのこと。
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6つめ一番下のテンがわずかですが角に当たっています。明日以降はこの光の横幅が太く逞しくなっていき、5日目(25日)頃までが、点線と見なせる範囲です。


5月23日(火)光の点線 3日目
今日は静かな観測。今日も見ごたえあります。
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上からひとつづつ点が入り始めます。これはふたつめ。
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  6つめまで入る間、約 3分。
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この三角状の石面の凹凸も計算されているのでしょうか!? 完全に遊んでますね。
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石面を通った光は下に落ちます。テンの光が 6つめまで入った状態で約3分。やがて6つの点は、今度は下からひとつづつ消えていきます。今日も入り始めて30分の間、点線スポット光のショータイムが続きました。

5月24日(水)光の点線 4日目  曇天のため観測不可

(明日25日快晴なら ここにレポートを更新していきます)







 

5月20日(土)
気温が29度まで上がった今日も快晴。
昼は山の緑にムラサキの桐の花が咲き、夜はカジカガエルの響きが夏の始まりを知らせる時期となりました。
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さて、巨石群でも夏の始まりが今日から始まっています。
そう、お馴染み「線刻石のある巨石群」が夏の観測場所です。

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洞窟内に射し込む午後 1時頃のスポット光。
いつもご覧になっている方なら、今日もウッスラ三角状の石面に光線が映り込んでいるのがわかりますね。今日は 3つ。しかし点線が浮かび上がるのは明日からカウントします。なぜなら今日の光はクリアでなく、閏年の関係もあって 3つが 2つになったりします。点線状のスポット光と認識し、皆さまに観ていただくには物足りないかもしれないので、確実に点線が浮かび上がる明日21日から、観測会を行います。通の方なら、今日から観る醍醐味がわかるはずです。20170520
夏至30日前の詳しい観測は、こちらをご覧ください。

今年は久々に北斗七星のカップマーク点灯です!
5月21日(日)午後 8時頃から 1時間程。2013年の同じ日にも開催し 4年ぶりです。
この時期はちょうど午後 8時頃、カップマークの頭上に本物の北斗七星が輝きます。
現場で対照的に見るとなぜ反転形が描かれているのかがわかるような気になるのはなぜでしょうか!? もし興味のある方は、観に来てください。
ただし夜はシカの交通量が増えますので近辺ご注意ください。
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21日は月齢24.6、月明かりがなく、外灯もありません。各自懐中電灯をお忘れなく!巨石群までの遊歩道は、奥飛騨酒造さんのワンカップが足元をあたためてくれます。
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これが 4年前の5月21日。空の高い位置に北斗七星が横たわっています。
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しかし面白いのは、今よりも 3千年前の北斗七星の方が北極星に近いため、巨石群のアタマを囲うように回っていたんですね。今よりも近いのは、北極点にある星が今とは違う星だから。今はこぐま座のポラリスで、3千年前だとこぐま座のコカブ辺りです。これは地球の歳差運動によるもの。
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そして南の空にはジュピター、木星が見られます。
お泊りの方は深夜に天の川が頭上に現れて、夏の大三角形も見られます。

まだ夜は冷え込みますので暖かくしてお出かけください!

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