元町公園のヤマブキ


















元町公園のプールの近くの雑木林にヤマブキが咲いていました、シンプルな一重のヤマブキです。子供の頃から親しんだ鮮やかな黄色い花、やわらかい葉っぱが懐かしいですね。

太田道潅の話に出てくる,「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」という歌が思い出されます。これも子供の頃教科書で呼んだ記憶があります。

道灌が鷹狩に出た際に雨が降ってきてしまいました。蓑か笠を借りようと思って近くの貧しい農家に立ち寄りましたが、ここにいた少女はヤマブキの花を差し出しました。道灌はこれを持って、濡れながら城に帰りましたが,家臣から、これは山吹の花にちなんだ古歌「七重八重 花は咲けども 山吹の実の(簑)ひとつだに なきぞ悲しき」をカッコ内のように解釈するのですと教えられました。

古歌自体はは『後拾遺和歌集』(兼明親王)の唄で、当時の教養ある人々には知られていたと思われ、道灌は自分の無知を恥じ、その後 学問に励み、名君になったという話でした。

ヤマブキ近影ヤマブキ







一重のヤマブキは秋に実をつけますが、八重のヤマブキには実がなりません。
色の名前で山吹色という色がありますね、濃い黄色のことですが、よく小判の色にたとえられます。昔はヤマブキが今よりもポピュラーであったことがしのばれます。

薔薇(ばら)科。
学名 Kerria japonica