玉臺新詠 全十巻 訳注解説

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之   唐五代詞詩・花間集・玉臺新詠 中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。 5年以上のブログ連載。(魚玄機・薛濤・花間集)完掲載 現在《玉臺新詠》完全版連載中 予定(文選【詩篇】文選【賦篇 楚辞 詩經 ・・・・)

2014年06月

中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。
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温庭筠の詞詩を約60首程度掲載の後、魚玄機50首程度連載し,薛濤約百首、韋莊五十首
森鴎外小説 『魚玄機』 彼女の詩を冷静に、客観的に分析 過去の女性蔑視の見方を排除して解釈 訳註解説
現在、『花間集』全詩500首、全首連載が終了した。いま、500首全首、見直し、改訂版Ver.2.1として、根本的に語訳、注釈をやり直して掲載しています。出来るだけ(改訂版Ver.2.1)と記している詩を読まれることを薦めます。
現在 玉臺新詠 訳注解説連載中
   玉臺新詠 概要 目録・目次 http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/list1.html

14-394《思越人二首 其二》孫光憲(54)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-577-14-(394) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4432

春はとっくに過ぎはじめて吹いてきた風に草木が吹き斃れてくるのを見ると秋の気配を感じる。赤く咲いていた蘭の花も、緑の香草も枯れてくることを思うと栄枯盛衰を憂えてしまうのだ。風は片側に吹きわたり、草木が揺れる波を片側に寄せて行くのでなおさら心が痛むこの場所である。西施の魂はもう消えてなくなっているはずなのに、見るものすべてを西施と関連付けてしまうので見るのをやめねばならないのだ。

 
 2014年6月30日の紀頌之5つのブログ 
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 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
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 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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14-394《思越人二首 其二》孫光憲(54)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-577-14-(394)  花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4432

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『思越人』四首

 

 

張舍人泌

巻四

思越人一首

鷰雙飛,鶯百囀,

 

 

孫少監光憲

巻八

思越人二首其一

古臺平,芳艸遠

 

 

巻八

思越人二首其一

渚蓮枯,宮樹老

 

 

鹿太保虔扆

巻九

思越人一首

翠屏欹,銀燭背,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思越人二首 其一

古臺平,芳艸遠,館娃宮外春深。

翠黛空留千載恨,教人何處相尋。

綺羅無復當時事,露花點滴香淚。

惆悵遙天橫淥水,鴛鴦對對飛起。

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、緑の水につがいの鴛鴦、緑の水に泛ぶ白い雲は西施の素足を連想させる。)

呉王の夫差が西施のために築き遊宴を開いた紫石山の高台はいま平地となり、草は遠くにまで連なり、霊岩山の西施の居所の館娃官の外にも、春は深くなっている。

この地には翠黛美しき西施が空しく千載の恨みを留めている、しかし、その人もはやどこに尋ねたらあえるのか、尋ね求めるすべはないのだ。

越の名産である美しい綺羅の衣裳まとっていた当時の栄華は既にここにはないが、朝露のおける花は香りを含んだ涙を滴らしている。

ここでは歎き悲しみをさそう、空の果てまで緑水横たわり続く、その水に鴛鴦の番が浮かび、飛び立つときにも番になっている景色であるということだ。 

(越の人を思う 二首 其の一)

古台 平らかに、芳草 遠く、館娃官の外 春 深くす。

翠黛 空しく留む 千載の恨み、人をして何処にか相い尋ねしむ。

綺羅 復た当時の事 無く、露花 香涙を点滴す。

惆悵す 遙天 淥水 横たわり、鴛鴦 対対として飛び起つ。

 

 

思越人二首 其二

渚蓮枯,宮樹老,長洲廢苑蕭條。

想像玉人空處所,月明獨上溪橋。

經春初敗秋風起,紅蘭綠蕙愁死。

一片風流傷心地,魂銷目斷西子。

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、玉人、月明、溪橋、經春、秋風、紅蘭、綠蕙とすべて西施・宮女に関連したもので侘しさ、愁いを詠う。)

西施が見留められた「採蓮」の蓮は枯れ、館娃宮の樹木は老木となっている。長い砂浜が続き華やかだった庭園も見る人もなく崩れ廃墟となってひっそりとしている。

栄華を極めた煌びやかに耀く宮人やその頃の容を思い浮かべてみると何処も空しい所ばかりである。夜が訪れて月明かりに照らされた谷間の端を一人で渡ってみる。

春はとっくに過ぎはじめて吹いてきた風に草木が吹き斃れてくるのを見ると秋の気配を感じる。赤く咲いていた蘭の花も、緑の香草も枯れてくることを思うと栄枯盛衰を憂えてしまうのだ。

風は片側に吹きわたり、草木が揺れる波を片側に寄せて行くのでなおさら心が痛むこの場所である。西施の魂はもう消えてなくなっているはずなのに、見るものすべてを西施と関連付けてしまうので見るのをやめねばならないのだ。

 

(思越人二首 其の二)

渚の蓮は枯れ,宮の樹は老い,長洲 廢苑 蕭條す。

像を想う 玉人 空處の所,月明く 獨り溪橋を上る。

春を經て 初めて敗る 秋風起つに,紅蘭 綠蕙 死を愁う。

一片 風流 傷心の地,魂銷 目は西子を斷つ 。

姑蘇台02rihaku200
 

 

『思越人二首 其二』 現代語訳と訳註

(本文)

思越人二首 其二

渚蓮枯,宮樹老,長洲廢苑蕭條。

想像玉人空處所,月明獨上溪橋。

經春初敗秋風起,紅蘭綠蕙愁死。

一片風流傷心地,魂銷目斷西子。

 

(下し文)

思越人二首 其二

渚の蓮は枯れ,宮の樹は老い,長洲 廢苑 蕭條す。

像を想う 玉人 空處の所,月明く 獨り溪橋を上る。

春を經て 初めて敗る 秋風起つに,紅蘭 綠蕙 死を愁う。

一片 風流 傷心の地,魂銷 目は西子を斷つ 。

 

檀の実00
 

(現代語訳)

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、玉人、月明、溪橋、經春、秋風、紅蘭、綠蕙とすべて西施・宮女に関連したもので侘しさ、愁いを詠う。)

西施が見留められた「採蓮」の蓮は枯れ、館娃宮の樹木は老木となっている。長い砂浜が続き華やかだった庭園も見る人もなく崩れ廃墟となってひっそりとしている。

栄華を極めた煌びやかに耀く宮人やその頃の容を思い浮かべてみると何処も空しい所ばかりである。夜が訪れて月明かりに照らされた谷間の端を一人で渡ってみる。

春はとっくに過ぎはじめて吹いてきた風に草木が吹き斃れてくるのを見ると秋の気配を感じる。赤く咲いていた蘭の花も、緑の香草も枯れてくることを思うと栄枯盛衰を憂えてしまうのだ。

風は片側に吹きわたり、草木が揺れる波を片側に寄せて行くのでなおさら心が痛むこの場所である。西施の魂はもう消えてなくなっているはずなのに、見るものすべてを西施と関連付けてしまうので見るのをやめねばならないのだ。

 

(訳注)

思越人二首 其二

『花間集』には四首所収。孫光憲の作は二首収められている。双調五十一字、前段二十五字五句二平韻、後段二十六字四句四仄韻で、33⑥7⑥/❼❻❼❻の詞形をとる。なお、『花間集』の思越人は鷓鴣天、思佳客、醉梅花の異名があるが、時代がもう少しあとになるもので無関係である。

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、緑の水につがいの鴛鴦、緑の水に泛ぶ白い雲は西施の素足を連想させる。)

 

渚蓮枯,宮樹老,長洲廢苑蕭條。

西施が見留められた「採蓮」の蓮は枯れ、館娃宮の樹木は老木となっている。長い砂浜が続き華やかだった庭園も見る人もなく崩れ廃墟となってひっそりとしている。

蕭條 ひっそりとしてもの寂しいさま。詠懐を表現する際に使う語。

杜甫『詠懐古跡 其の二』

搖落深知宋玉悲,風流儒雅亦吾師。

悵望千秋一灑淚,蕭條異代不同時。

江山故宅空文藻,雲雨荒台豈夢思。

最是楚宮俱泯滅,舟人指點到今疑。

『曲江三章 第一章五句』

曲江蕭條秋氣高,菱荷枯折隨風濤。

遊子空嗟垂二毛,白石素沙亦相蕩,哀鴻獨叫求其曹。

曲江三章 章五句(1) 杜甫:kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 誠実な詩人杜甫特集 52 

 

想像玉人空處所,月明獨上溪橋。

栄華を極めた煌びやかに耀く宮人やその頃の容を思い浮かべてみると何処も空しい所ばかりである。夜が訪れて月明かりに照らされた谷間の端を一人で渡ってみる。

 

經春初敗秋風起,紅蘭綠蕙愁死。

春はとっくに過ぎはじめて吹いてきた風に草木が吹き斃れてくるのを見ると秋の気配を感じる。赤く咲いていた蘭の花も、緑の香草も枯れてくることを思うと栄枯盛衰を憂えてしまうのだ。

紅蘭 ベニバナの別称。キク科の越年草、園芸植物、薬用植物。

綠蕙 香草のこと。この紅蘭綠蕙は当時華やかだった宮女のことをいう。とりわけ、西施について言うのである。

 

一片風流傷心地,魂銷目斷西子

風は片側に吹きわたり、草木が揺れる波を片側に寄せて行くのでなおさら心が痛むこの場所である。西施の魂はもう消えてなくなっているはずなのに、見るものすべてを西施と関連付けてしまうので見るのをやめねばならないのだ。

 

14-393《思越人二首 其一》孫光憲(53)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-576-14-(393) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4427

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、緑の水につがいの鴛鴦、緑の水に泛ぶ白い雲は西施の素足を連想させる。)呉王の夫差が西施のために築き遊宴を開いた紫石山の高台はいま平地となり、草は遠くにまで連なり、霊岩山の西施の居所の館娃官の外にも、春は深くなっている。

 
 2014年6月29日の紀頌之5つのブログ 
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 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
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14-393《思越人二首 其一》孫光憲(53)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-576-14-(393)  花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4427 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『思越人』四首

 

 

張舍人泌

巻四

思越人一首

鷰雙飛,鶯百囀

 

 

孫少監光憲

巻八

思越人二首其一

古臺平,芳艸遠

 

 

巻八

思越人二首其一

渚蓮枯,宮樹老,

 

 

鹿太保虔扆

巻九

思越人一首

翠屏欹,銀燭背

 

 

 

 

 

 

 

思越人二首 其一

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、緑の水につがいの鴛鴦、緑の水に泛ぶ白い雲は西施の素足を連想させる。)

古臺平,芳艸遠,館娃宮外春深。

呉王の夫差が西施のために築き遊宴を開いた紫石山の高台はいま平地となり、草は遠くにまで連なり、霊岩山の西施の居所の館娃官の外にも、春は深くなっている。

翠黛空留千載恨,教人何處相尋。

この地には翠黛美しき西施が空しく千載の恨みを留めている、しかし、その人もはやどこに尋ねたらあえるのか、尋ね求めるすべはないのだ。

綺羅無復當時事,露花點滴香淚。

越の名産である美しい綺羅の衣裳まとっていた当時の栄華は既にここにはないが、朝露のおける花は香りを含んだ涙を滴らしている。

惆悵遙天橫淥水,鴛鴦對對飛起。

ここでは歎き悲しみをさそう、空の果てまで緑水横たわり続く、その水に鴛鴦の番が浮かび、飛び立つときにも番になっている景色であるということだ。 

(越の人を思う 二首 其の一)

古台 平らかに、芳草 遠く、館娃官の外 春 深くす。

翠黛 空しく留む 千載の恨み、人をして何処にか相い尋ねしむ。

綺羅 復た当時の事 無く、露花 香涙を点滴す。

惆悵す 遙天 淥水 横たわり、鴛鴦 対対として飛び起つ。

 

思越人二首 其二

渚蓮枯,宮樹老,長洲廢苑蕭條。

想像玉人空處所,月明獨上溪橋。

經春初敗秋風起,紅蘭綠蕙愁死。

一片風流傷心地,魂銷目斷西子。

 

 

『思越人二首 其一』 現代語訳と訳註

(本文)

思越人二首 其一

古臺平,芳艸遠,館娃宮外春深。

翠黛空留千載恨,教人何處相尋。

綺羅無復當時事,露花點滴香淚。

惆悵遙天橫淥水,鴛鴦對對飛起。

 

(下し文)

(越の人を思う 二首 其の一)

古台 平らかに、芳草 遠く、館娃官の外 春 深くす。

翠黛 空しく留む 千載の恨み、人をして何処にか相い尋ねしむ。

綺羅 復た当時の事 無く、露花 香涙を点滴す。

惆悵す 遙天 淥水 横たわり、鴛鴦 対対として飛び起つ。

 

(現代語訳)

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、緑の水につがいの鴛鴦、緑の水に泛ぶ白い雲は西施の素足を連想させる。)

呉王の夫差が西施のために築き遊宴を開いた紫石山の高台はいま平地となり、草は遠くにまで連なり、霊岩山の西施の居所の館娃官の外にも、春は深くなっている。

この地には翠黛美しき西施が空しく千載の恨みを留めている、しかし、その人もはやどこに尋ねたらあえるのか、尋ね求めるすべはないのだ。

越の名産である美しい綺羅の衣裳まとっていた当時の栄華は既にここにはないが、朝露のおける花は香りを含んだ涙を滴らしている。

ここでは歎き悲しみをさそう、空の果てまで緑水横たわり続く、その水に鴛鴦の番が浮かび、飛び立つときにも番になっている景色であるということだ。

 

(訳注)

思越人二首 其一

『花間集』には四首所収。孫光憲の作は二首収められている。双調五十一字、前段二十五字五句二平韻、後段二十六字四句四仄韻で、33⑥7⑥/❼❻❼❻の詞形をとる。なお、『花間集』の思越人は鷓鴣天、思佳客、醉梅花の異名があるが、時代がもう少しあとになるもので無関係である。

(西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。とくに、緑の水につがいの鴛鴦、緑の水に泛ぶ白い雲は西施の素足を連想させる。)

【解説】 西施の遺跡である古蘇臺、館娃宮を訪れての懐古の情を詠う。前段は、呉王の夫差が西施のために築いた姑蘇台は既に今は跡形もなく、ただ平地を残すのみで、辺り一帯は春もすっかり深まり、千載の遺恨を留める西施の姿は、もはやどこにも求めるすべのないことを言う。後段は、当時の栄華を伝えるものは何一つなく、露に濡れた花が西施の涙を思わせる滴をこぼすばかりで、遙か空の彼方の水辺から、番、番になって飛び立つ鴛駕(オシドリ) に悲しみに誘われることを語る。前段第四句の翠黛は西施を指すが、当時、館娃官の跡地一帯には柳が多く植えられていたことから、同時に、西施の美しい眉を思わせる柳の葉、西施は素足で作業していた採蓮の際に見つけられたという。緑の水に白い雲が白い素足ということでこの詩は成り立っている。

roudai112
 

古臺平,芳艸遠,館娃宮外春深。

呉王の夫差が西施のために築き遊宴を開いた紫石山の高台はいま平地となり、草は遠くにまで連なり、霊岩山の西施の居所の館娃官の外にも、春は深くなっている。

○古台 姑蘇台。呉王の夫差が西施のために築き遊宴を開いた台。

中国江蘇省呉県(現、蘇州市)の南西、姑蘇山上にあった離宮。呉王夫差が越を破って得た美人西施らを住まわせた。(胥台しょだい。)

○館娃官 呉の宮殿の名。西施の居所。

○古臺・館娃宮・木涜 姑蘇台と 館娃宮は木涜にある。これは、春秋時代、呉の王が越から貢がれた木材を使って西施のために霊岩山に「館娃宮」を建てさせ、紫石山に姑蘇台を建てさせた際、工事が非常に大規模になって材木を集めるのに3年かかり、水路が木で埋め尽くされたことから「木涜」という地名で呼ばれるようになったという。蘇州市から西に5キロ、太湖に隣接し、霊岩山のふもとに位置す。池が無数にあることから、堤防強化の植樹の柳の緑が目立ち、七句の「橫淥水」という表現につながる。

合歓の花
 

翠黛空留千載恨,教人何處相尋。

この地には翠黛美しき西施が空しく千載の恨みを留めている、しかし、その人もはやどこに尋ねたらあえるのか、尋ね求めるすべはないのだ。

○翠黛 美人の眉。ここでは西施を指す。

 

綺羅無復當時事,露花點滴香淚。

越の名産である美しい綺羅の衣裳まとっていた当時の栄華は既にここにはないが、朝露のおける花は香りを含んだ涙を滴らしている。

○給羅 《「綺」は綾織りの絹布、「羅」は薄い絹布の意》1 美しい衣服。羅綺。「―をまとう」2 外見が華やかなこと。また、うわべを装い飾ること。「―を張る」「―を競う」3 栄華をきわめること。権勢の盛んなこと。ここでは西施が美しい衣裳をまとって呉王の寵愛を一身に集めていた当時の栄華を意味する。

○露花点滴香涙 露の降りた花からは香しい露の滴が滴る。花のように美しい西施が涙を滴らすさまを重ねる。この句の意味には、花間集としてのお遊びの意味が込められ、エロを加えることで、教坊曲を成立させている。

花鴨004
 

惆悵遙天橫淥水,鴛鴦對對飛起。

ここでは歎き悲しみをさそう、空の果てまで緑水横たわり続く、その水に鴛鴦の番が浮かび、飛び立つときにも番になっている景色であるということだ。

○惆悵 嘆き悲しむ。韋荘は好んで使った語である。

韋莊『浣渓沙』其三

惆悵夢餘山月斜、孤燈照壁背窗紗、小樓高閣謝娘家。

暗想玉容何所似、一枝春雪凍梅花、満身香霧簇朝霞。

浣渓沙 其三 (惆悵夢餘山月斜) 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-266-5-#20  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2877

『淸平樂』

野花芳草,  寂寞關山道。

柳吐金絲鶯語早,惆悵香閨暗老。

羅帶悔結同心, 獨凭朱欄思深。

夢覺半床斜月, 小窗風觸鳴琴。

淸平樂 () 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-261-5-#15  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2687

『荷葉杯』

記得那年花下。 深夜。

初識謝娘時。

水堂西面畫簾垂。 攜手暗相期。

惆悵曉鶯殘月。 相別。

從此隔音塵。

如今倶是異鄕人。 相見更無因。

荷葉杯 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-258-5-#12  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2672

『應天長 之二』韋莊

別来半歳青書絶、一寸離腸千萬結。

難相見。易相別、又是玉楼花似雪。

暗相思、無虚説、惆悵夜来煙月。

想得此時情切、 涙沾紅袖

小樓高閣謝娘家。

暗想玉容何所似、一枝春雪凍梅花、

應天長 二 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-257-5-#11  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2667

『歸國遙』 韋荘

春欲暮、 滿地落花紅帶雨。

惆悵玉籠鸚鵡、單棲無伴侶。

南望去程何許、問花花不語。

早晩得同歸去、恨無雙翠羽。

歸國遙 一 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-252-5-#6  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2642

韋荘『菩薩蠻 一』

紅樓別夜堪惆悵。 香燈半捲流蘇帳。

殘月出門時。美人和涙辭。

琵琶金翠羽。絃上黄鶯語。

勸我早歸家。綠窗人似花。

菩薩蠻 一 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩花間集Gs-247-5-#1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2617

○遙天 思いをはせるところが明確でない場合の語句。青空に浮ぶ、遠い白い雲をいい、水の緑とで際立たせる。

○橫淥水 渓谷の淵の水の色。楊の土手下の水の色。楊を映す水面。春の増水の水の色。
隋堤01

14-392《謁金門一首》孫光憲(52)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-575-14-(392) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4422

あの人を引き止めることはできません、引き止めたとしても無益であったに違いないとおもうのです。あの人の白麻の春着は雪のように白かったのが目に焼き付いています、初めて揚州へと旅立っていった日のことです。別離など何とも思っていないでしょう、

 
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14-392

《謁金門一首》孫光憲(52)唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-575-14-(392)  花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4422

 

 

花間集 五百詩

花間集 巻第一 (温庭筠) 溫助教庭筠五十首

花間集 巻第二 〈溫助教庭筠十六首・皇甫先輩松十一首・韋相莊二十二首〉

花間集 巻第三 〈韋相莊二十五首・薛侍郎昭蘊十九首・牛給事嶠五首〉

花間集 巻第四 (牛給事嶠二十六首・張舍人泌二十三首)

花間集 巻第五 (張舍人泌四首・毛司徒文錫三十一首・歐陽舍人烱四首)

花間集 巻第六 (歐陽舍人炯十三首・和學士凝十三首・顧太尉十八首)

花間集 巻第七 (顧太尉三十七首・孫少監光憲十三首)

花間集 巻第八 (孫少監光憲四十七首・魏太尉承班二首)

花間集 巻第九 (魏太尉承班十三首・鹿太保虔扆六首・閻處士選八首・尹參卿鶚六首・毛秘書熙震十六首)

花間集 巻第十 (毛秘書熙震十三首・李秀才珣三十七首)

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『謁金門』五首

 

 

韋相莊

巻三

謁金門二首 其一 韋荘

春漏促,金燼暗挑殘燭。

 

 

 

巻三

謁金門二首 其二 韋荘

空相憶,無計得傳消息。

 

 

薛侍郎昭蘊

巻三

謁金門一首 (薛昭蘊)

春滿院,疊損羅衣金線。

 

 

牛學士希濟

巻四

謁金門一首 (牛希濟)

秋已暮,重疊關山岐路。

 

 

孫少監光憲

巻八

謁金門一首

留不得!留得也應無益。

 

 

 

 

 

 

 

 

謁金門一首

留不得!留得也應無益。

白紵春衫如雪色,揚州初去日。

輕別離,甘擲,江上滿帆風疾。

卻羨彩鴛三十六,孤鸞還一隻。

(旅立っていった男を恨む女性の思いを詠う。)

あの人を引き止めることはできません、引き止めたとしても無益であったに違いないとおもうのです。

あの人の白麻の春着は雪のように白かったのが目に焼き付いています、初めて揚州へと旅立っていった日のことです。

別離など何とも思っていないでしょう、平然として私を一人見捨ててしまうのです。江風を帆一杯に受けてあの人の乗る船はたちまち去って行ってしまいました。

羨ましいと思うのは三十六番の鴛鴦、私は今もなお孤独な一羽の鸞の鳥なのです。

 

(金門に謁す)

留め得ずして。留め得たる 也【もま】た 應【まさ】に無益なるべし。

白紵の春衫 雪の如き色、 揚州に 初めて去りし 日。

別離を輕んじ, 抛擲に甘んず。 江上の 滿帆 風疾し。

卻って羨む 彩鴛 三十六, 孤鸞 還【ま】た 一隻。

 

 

『謁金門』 現代語訳と訳註

(本文)

謁金門一首

留不得!留得也應無益。

白紵春衫如雪色,揚州初去日。

輕別離,甘擲,江上滿帆風疾。

卻羨彩鴛三十六,孤鸞還一隻。

 

(下し文)

(金門に謁す)

留め得ずして。留め得たる 也【もま】た 應【まさ】に無益なるべし。

白紵の春衫 雪の如き色、 揚州に 初めて去りし 日。

別離を輕んじ, 抛擲に甘んず。 江上の 滿帆 風疾し。

卻って羨む 彩鴛 三十六, 孤鸞 還【ま】た 一隻。

 

(現代語訳)

(旅立っていった男を恨む女性の思いを詠う。)

あの人を引き止めることはできません、引き止めたとしても無益であったに違いないとおもうのです。

あの人の白麻の春着は雪のように白かったのが目に焼き付いています、初めて揚州へと旅立っていった日のことです。

別離など何とも思っていないでしょう、平然として私を一人見捨ててしまうのです。江風を帆一杯に受けてあの人の乗る船はたちまち去って行ってしまいました。

羨ましいと思うのは三十六番の鴛鴦、私は今もなお孤独な一羽の鸞の鳥なのです。

 

 

(訳注)

謁金門一首

『花間集』には孫光憲の作が一首収められている。双調四十五字、前段二十一字四句四仄韻、後段二十四字五句四仄韻で、❸❻❼❺/3❸❻❼❺の詞形をとる。韋荘、薛昭蘊、牛希濟の謁金門の解説参照。

 

【解説】旅立っていった男を恨む女性の思いを詠う。

 

留不得!留得也應無益。

あの人を引き止めることはできません、引き止めたとしても無益であったに違いないとおもうのです。

・留不得:とどめることができない。「〔動詞〕+不得」…することができない。 

・留:(去っていくのを)とどめる。

・留得:とどめられて(も…)・也:…も。 

・應:おそらく…だろう。まさに…べし。・無益:無益である。為にならない。無駄である。

 

白紵春衫如雪色,揚州初去日。

あの人の白麻の春着は雪のように白かったのが目に焼き付いています、初めて揚州へと旅立っていった日のことです。

呉歌の白紵(はくちょ) 李白「白紵辞」李白81白紵辭其一  82白紵辭其二  83 巴女詞  晋の時代、呉の地方に白紵の舞というのが起った。白紵というのは、麻の着物の美白なもの。それを着て舞い、その舞の歌を白紵辞と言った。
李白81白紵辭其一
揚清歌、發皓齒。
北方佳人東鄰子、且吟白紵停綠水。
長袖拂面為君起、寒云夜卷霜海空。
胡風吹天飄塞鴻、玉顏滿堂樂未終。
猛虎行#4
溧陽酒樓三月春。楊花茫茫愁殺人。
胡雛綠眼吹玉笛。吳歌白紵飛梁塵。
丈夫相見且為樂。槌牛撾鼓會眾賓。
我從此去釣東海。得魚笑寄情相親。  猛虎行 #4 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集350 -279

 

・衫:単衣の短いころも。現代でいえばカッターシャツ状の着物。 

・如雪色:雪のような白い色。

・揚州:長江北岸にあり、廣陵ともいわれ、隋代 に揚州といわれた。大運河の開鑿と水運が揚州の発展に拍車を掛けた。大運河と長江の交接点で、往時の貿易と物流の中心地。 ・初去日:出かけていった当初の日(の服装)。

 

輕別離,甘擲,江上滿帆風疾。

別離など何とも思っていないでしょう、平然として私を一人見捨ててしまうのです。江風を帆一杯に受けてあの人の乗る船はたちまち去って行ってしまいました。

・甘:あまんじる。 

・抛擲:なげうつ。なげつける。なげやりにする。ここでは、女性が棄てられていることをいう。

・江上:川の上。川で。長江で。 

・滿帆:帆にいっぱいの(速い風を受けて)。 

・風疾:風が速い。

 

卻羨彩鴛三十六,孤鸞還一隻。

羨ましいと思うのは三十六番の鴛鴦、私は今もなお孤独な一羽の鸞の鳥なのです。

・卻:かえって。反対に。逆に。 

・羨:うらやむ。・彩:美しい。いろどりのある。「彩鳳」「彩鸞」と、「美しい(鳥)」の意。 ・鴛:オシドリ。 

・三十六:三十六のつがいの。三十六対の。

・孤鸞:(つがいであるべき鸞鳥の)一羽だけになった鸞鳥。かたわれになった鸞鳥。この女性のことをも指す。 ・鸞:鳳凰に似た伝説上の霊鳥。 

・還:また。なおまた。 ・一隻:つがいのかたわれ。つがいの片一方。一羽。一匹。

 

14-391《上行盃二首 其二》孫光憲(51)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-574-14-(391) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4417

(港町にある花街でお見送りの壮大な宴会が行われた様子であろう。女たちは画樓船に乗り、男は航行船にのる。少し前まで画樓船での送別の宴を残しつつ出向してゆく様子を詠う。)

 
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花間集 教坊曲『上行盃』四首

韋相莊

巻三

上行杯二首 其一

芳草灞陵春岸

巻三

上行杯二首 其二

白馬玉鞭金轡

孫少監光憲

巻八

上行盃二首 其一

草草離亭鞍馬

巻八

上行盃二首 其二

離棹逡巡欲動

 

 

韋莊『上行杯二首 其一』

芳草陵春岸。柳煙深,滿樓弦管。

一曲離聲腸寸斷。

今日送君千萬,紅縷玉盤金鏤盞。

須勸、珍重意,莫辭滿。

(其の一)

芳草 蘭陵の春岸、柳煙深く、滿樓の弦管。

一曲の離聾に腸は寸断さる。

今日君を千萬に送る、紅縷の玉盤に 金鐘の蓋。

須らく勸むべし、意を珍重せよ、滿つるを辞することなかれ。

 

韋莊『上行杯二首 其二』

白馬玉鞭金轡。少年郎,離別容易。

迢遞去程千萬裏。

惆悵異雲水,滿酌一杯勸和

須愧,珍重意,莫辭醉。

(其の二)

白馬に玉の鞭と金の轡、少年郎は 離別容易ならんも。

迢遞たる去程は千萬裏。

惆悵ことならん異郷の雲と水とに、一杯を勸和して涙和りに勘む。

須らく愧づべし、意を珍重せよ、酔うことを辭するなかれ。

 

 孫光憲

上行盃二首 其一

(一駅先まで見送りをしたけれど、それ以降手紙の一つもない、又春が来て何処かの美人のもとで過ごしているのだろうと悲しんで詠う。)

草草離亭鞍馬,從遠道,此地分衿,燕宋秦千萬里。

春も終わり、草草は伸びているころ馬に鞍をつけお見送りで来ていた駅亭でお別れして行ってしまった。遠い先の道を行き、この地とはえり別れしたのだ。ここから先は「燕宋秦」の東西南北の千里先を行ったり来たりしている。

無辭一醉。野棠開,江艸濕。佇立,沾泣,征騎駸駸。

それからは、手紙も詩ひとつおくってくれることもなく、飲み始めると酔ってしまうまで呑んでいるだろう、どこにでも海棠花が開いていることだろうし、長江のほとりには香草もしっとりと濡れているだろう、どんなに思っていてもただその二佇むだけだし、涙は溢れて濡れたまま、これだったら馬にまたがってどこえなりとさっそうとはひっていきたいものとおもう。

上行盃 二首の其の一

草草 亭を離る鞍馬,遠道に從い,此の地 衿を分つ,燕宋 秦 千萬里。

辭無く一醉うのみ。野棠 開けば,江艸 濕し。佇立し,沾泣して,征騎して 駸駸たり。

 

上行盃二首 其二

(港町にある花街でお見送りの壮大な宴会が行われた様子であろう。女たちは画樓船に乗り、男は航行船にのる。少し前まで画樓船での送別の宴を残しつつ出向してゆく様子を詠う。)

離棹逡巡欲動,臨極浦,故人相送,去住心情知不共。

舟の竿を漕いで岸から離れて行ってはいるもののぐずぐずしてなかなか進まないでいる。入り江の一番奥の方であの人を見送ったのだ、ここに住むのを去ってしまうことは互いに思いやる心というものはなくなってしまうことなのだ。

金舡滿捧。綺羅愁,絲管咽。迴別,帆影滅,江浪如雪。

お見送りの黄金細工にかざられた舟には櫂の棒がすべてならぶ、華やかで美しいけれど愁いを感じさせる。琴や笛の音と共にむせび泣く声が聞こえてくる。グルッと回れば今度こそお別れだ。やがて船の灯影は遠く消えて見えなくなり、大江に立つ波しぶきは雪のように白い。 

(上行盃二首 其の二)

棹を離れ 逡巡して 動かんと欲し,極浦に臨み,故に人相い送る,住むを去り 心情 知る共にならず。

金舡 捧を滿つ。綺羅 愁い,絲管 咽ぐ。迴り別れ,帆影 滅し,江浪 雪の如し。

 

花蕊夫人006
 

『上行杯二首』現代語訳と訳註

(本文)

上行盃二首 其二

離棹逡巡欲動,臨極浦,故人相送,去住心情知不共。

金舡滿捧。綺羅愁,絲管咽。迴別,帆影滅,江浪如雪。

 

 

(下し文)

(上行盃二首 其の二)

棹を離れ 逡巡して 動かんと欲し,極浦に臨み,故に人相い送る,住むを去り 心情 知る共にならず。

金舡 捧を滿つ。綺羅 愁い,絲管 咽ぐ。迴り別れ,帆影 滅し,江浪 雪の如し。

 

(現代語訳)

(港町にある花街でお見送りの壮大な宴会が行われた様子であろう。女たちは画樓船に乗り、男は航行船にのる。少し前まで画樓船での送別の宴を残しつつ出向してゆく様子を詠う。)

舟の竿を漕いで岸から離れて行ってはいるもののぐずぐずしてなかなか進まないでいる。入り江の一番奥の方であの人を見送ったのだ、ここに住むのを去ってしまうことは互いに思いやる心というものはなくなってしまうことなのだ。

お見送りの黄金細工にかざられた舟には櫂の棒がすべてならぶ、華やかで美しいけれど愁いを感じさせる。琴や笛の音と共にむせび泣く声が聞こえてくる。グルッと回れば今度こそお別れだ。やがて船の灯影は遠く消えて見えなくなり、大江に立つ波しぶきは雪のように白い。


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(一駅先まで見送りをしたけれど、それ以降手紙の一つもない、又春が来て何処かの美人のもとで過ごしているのだろうと悲しんで詠う。)春も終わり、草草は伸びているころ馬に鞍をつけお見送りで来ていた駅亭でお別れして行ってしまった。遠い先の道を行き、この地とはえり別れしたのだ。ここから先は「燕宋秦」の東西南北の千里先を行ったり来たりしている。


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花間集 教坊曲『上行盃』四首

韋相莊

巻三

上行杯二首 其一

芳草灞陵春岸

巻三

上行杯二首 其二

白馬玉鞭金轡

孫少監光憲

巻八

上行盃二首 其一

草草離亭鞍馬

巻八

上行盃二首 其二

離棹逡巡欲動

 

 

韋莊『上行杯二首 其一』

芳草灞陵春岸。柳煙深,滿樓弦管。

一曲離聲腸寸斷。

今日送君千萬,紅縷玉盤金鏤盞。

須勸、珍重意,莫辭滿。

(其の一)

芳草 蘭陵の春岸、柳煙深く、滿樓の弦管。

一曲の離聾に腸は寸断さる。

今日君を千萬に送る、紅縷の玉盤に 金鐘の蓋。

須らく勸むべし、意を珍重せよ、滿つるを辞することなかれ。

 

韋莊『上行杯二首 其二』

白馬玉鞭金轡。少年郎,離別容易。

迢遞去程千萬裏。

惆悵異雲水,滿酌一杯勸和淚。

須愧,珍重意,莫辭醉

(其の二)

白馬に玉の鞭と金の轡、少年郎は 離別容易ならんも。

迢遞たる去程は千萬裏。

惆悵ことならん異郷の雲と水とに、一杯を勸和して涙和りに勘む。

須らく愧づべし、意を珍重せよ、酔うことを辭するなかれ

金燈花01
 

 

上行盃二首 其一

(一駅先まで見送りをしたけれど、それ以降手紙の一つもない、又春が来て何処かの美人のもとで過ごしているのだろうと悲しんで詠う。)

草草離亭鞍馬,從遠道,此地分衿,燕宋秦千萬里。

春も終わり、草草は伸びているころ馬に鞍をつけお見送りで来ていた駅亭でお別れして行ってしまった。遠い先の道を行き、この地とはえり別れしたのだ。ここから先は「燕宋秦」の東西南北の千里先を行ったり来たりしている。

無辭一醉。野棠開,江艸濕。佇立,沾泣,征騎駸駸。

それからは、手紙も詩ひとつおくってくれることもなく、飲み始めると酔ってしまうまで呑んでいるだろう、どこにでも海棠花が開いていることだろうし、長江のほとりには香草もしっとりと濡れているだろう、どんなに思っていてもただそこに佇むだけだし、涙は溢れて濡れたまま、これだったら馬にまたがってどこへでも、颯爽と走っていきたいものとおもう。

 

上行盃二首 其二

離棹逡巡欲動,臨極浦,故人相送,去住心情知不共。

金舡滿捧。綺羅愁,絲管咽。迴別,帆影滅,江浪如雪。

 

海棠花021
 

『上行杯二首』現代語訳と訳註

(本文)

上行盃二首 其一

草草離亭鞍馬,從遠道,此地分衿,燕宋秦千萬里。

無辭一醉。野棠開,江艸濕。佇立,沾泣,征騎駸駸。

 

(下し文)

上行盃 二首の其の一

草草 亭を離る鞍馬,遠道に從い,此の地 衿を分つ,燕宋 秦 千萬里。

辭無く一醉うのみ。野棠 開けば,江艸 濕し。佇立し,沾泣して,征騎して 駸駸たり。

 

(現代語訳)

(一駅先まで見送りをしたけれど、それ以降手紙の一つもない、又春が来て何処かの美人のもとで過ごしているのだろうと悲しんで詠う。)

春も終わり、草草は伸びているころ馬に鞍をつけお見送りで来ていた駅亭でお別れして行ってしまった。遠い先の道を行き、この地とはえり別れしたのだ。ここから先は「燕宋秦」の東西南北の千里先を行ったり来たりしている。

それからは、手紙も詩ひとつおくってくれることもなく、飲み始めると酔ってしまうまで呑んでいるだろう、どこにでも海棠花が開いていることだろうし、長江のほとりには香草もしっとりと濡れているだろう、どんなに思っていてもただそこに佇むだけだし、涙は溢れて濡れたまま、これだったら馬にまたがってどこへでも、颯爽と走っていきたいものとおもう。


 

 

(訳注)

上行杯二首 其一

唐の教坊の曲名。『花間集』には四首所収。孫光憲の作は二首収められている。双調四十一字、前段二十字四句三仄韻、後段二十一字五句四仄韻で、❻3❹❼/❻❼❷3❸の詞形をとる。

 一駅先まで見送りをしたけれど、それ以降手紙の一つもない、又春が来て何処かの美人のもとで過ごしているのだろうと悲しんで詠う。)

 杏の花0055

草草離亭鞍馬,從遠道,此地分衿,燕宋秦千萬里。

春も終わり、草草は伸びているころ馬に鞍をつけお見送りで来ていた駅亭でお別れして行ってしまった。遠い先の道を行き、この地とはえり別れしたのだ。ここから先は「燕宋秦」の東西南北の千里先を行ったり来たりしている。

燕宋秦 この詩では東西南北の方向を指すもの。戦国七雄”は、韓・魏・趙・・斉・楚・秦の戦国時代に称王した列国を指しているが

 

無辭一醉。野棠開,江艸濕。佇立,沾泣,征騎駸駸。

それからは、手紙も詩ひとつおくってくれることもなく、飲み始めると酔ってしまうまで呑んでいるだろう、どこにでも海棠花が開いていることだろうし、長江のほとりには香草もしっとりと濡れているだろう、どんなに思っていてもただそのこに佇むだけだし、涙は溢れて濡れたまま、これだったら馬にまたがってどこへでも、颯爽と走っていきたいものとおもう。


駸駸【しんしん】とは。意味や解説。[ト・タル][文][形動タリ]1 馬の速く走るさま。2 月日や物事の速く進むさま。
珠櫻001
 

 
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(もしかしたらあの人が帰って来た時の音かと思い、自分の歩く音でわからなくなると厭なので、ゆっくり歩く。するとその音は、雨音の聴覚的な余韻を残し、丸い蓮の葉を打つ雨音の一つ一つしかしない。)

 


 
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花間集 教坊曲『思帝』四首

溫助教庭筠

巻二

思帝一首 温庭筠

花花、満枝紅似霞。

韋相莊

巻三

思帝郷二首 其一 

雲髻墜,鳳釵垂

巻三

思帝二首 其二 

春日遊,杏花吹滿頭

孫少監光憲

巻八

思帝一首

如何?遣情情更多。

 

 

思帝

如何?遣情情更多。

永日水堂簾下,斂羞蛾。

六幅羅裙窣地,微行曳碧波。

看盡滿地疎雨,打團荷。

(もしかしたらあの人が帰って来た時の音かと思い、自分の歩く音でわからなくなると厭なので、ゆっくり歩く。するとその音は、雨音の聴覚的な余韻を残し、丸い蓮の葉を打つ雨音の一つ一つしかしない。)

なぜか、忘れようとすればするほど、ますます思いは募ってくる。

春を過ぎて日がないちにち、水辺の部屋に簾垂れる、たよりもなく愁いに眉を曇らせる。

六幅の長さで6本のプリーツのスカートは地を払い、あの人が帰って来たのかと碧のさざ波を立てるかのように忍び行ってみる。

いつまでも一面の疎ら雨の池を見入る、それは円き蓮の葉を打つ音だけだった。

 

(思帝

如何ぞ 情を遣るも 情 更に多し。

永日 水堂 簾 下し、差蛾を斂め。

六幅の羅裙 地を窣い、微行して碧波を曳き。

看尽くす 満池の疎雨、団荷を打つを。

丁子006
 

 

『思帝』 現代語訳と訳註

(本文)

思帝

如何?遣情情更多。

永日水堂簾下,斂羞蛾。

六幅羅裙窣地,微行曳碧波。

看盡滿地疎雨,打團荷。

 

(下し文)

(思帝

如何ぞ 情を遣るも 情 更に多し。

永日 水堂 簾 下し、差蛾を斂め。

六幅の羅裙 地を窣い、微行して碧波を曳き。

看尽くす 満池の疎雨、団荷を打つを。

 

(現代語訳)

(もしかしたらあの人が帰って来た時の音かと思い、自分の歩く音でわからなくなると厭なので、ゆっくり歩く。するとその音は、雨音の聴覚的な余韻を残し、丸い蓮の葉を打つ雨音の一つ一つしかしない。)

なぜか、忘れようとすればするほど、ますます思いは募ってくる。

春を過ぎて日がないちにち、水辺の部屋に簾垂れる、たよりもなく愁いに眉を曇らせる。

六幅の長さで6本のプリーツのスカートは地を払い、あの人が帰って来たのかと碧のさざ波を立てるかのように忍び行ってみる。

いつまでも一面の疎ら雨の池を見入る、それは円き蓮の葉を打つ音だけだった。

 

 終南山01

(訳注)

思帝

『花間集』には孫光憲の作が一首収められている。単調三十六字、八句五平韻で、②⑤6③6⑤6③の詞形をとる。

【解説】 女性の愁いの情を詠う。詞の後半、彼女が忍び歩いたのは、もしかしたらあの人が帰って来た時の音かと思い、自分の歩く音でわからなくなると厭なので、ゆっくり歩く。するとその音は、雨音の聴覚的な余韻を残し、丸い蓮の葉を打つ雨音の一つ一つしかしない。彼女の傷心の心を打つ音でもあったに違いない。

 

如何?遣情情更多。

なぜか、忘れようとすればするほど、ますます思いは募ってくる。

 

永日水堂簾下,斂羞蛾。

春を過ぎて日がないちにち、水辺の部屋に簾垂れる、たよりもなく愁いに眉を曇らせる。

○水堂 水辺の建物や部屋。

○差蛾 女性の差じらいを含んだ眉。蛾は蛾の触角に似せて措いた眉。美しい曲線を描いた女性の眉を言う。芸妓、美人をいう。

 

六幅羅裙窣地,微行曳碧波。

六幅の長さで6本のプリーツのスカートは地を払い、あの人が帰って来たのかと碧のさざ波を立てるかのように忍び行ってみる。

〇六幅羅裙 六幅の長さの絹のスカート。幅は長さの単位。約三四cm。別の意味に、六本のプリーツの入ったスカートと解することでもよい。

○傘地 地を払う。

○微行 忍び歩く。なお小道と解する説もある。

 

看盡滿地疎雨,打團荷。

いつまでも一面の疎ら雨の池を見入る、それは円き蓮の葉を打つ音だけだった。

○団荷 円い蓮の葉。 

 終南山04

 

思帝郷 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-303-5-#57  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3062

思帝郷

花花、満枝紅似霞。

羅袖画簾腸断、阜香車。

廻面共入閑語、戦箆金鳳斜。

唯有阮郎春尽、不帰家。

(思帝郷)

花花、満枝 紅 霞に似たり。

羅袖 画簾 腸 断ゆ、香車を早め。

面を遅らして 人と共に閑かに語る、戦える箆 金鳳 斜めなり。

唯だ阮郎の 春 尽きるも、「家に帰らざる」有り。

【解説】

 春が尽きても遠い旅に出て帰らぬ男を思う女の情を詠う。女は待つことしか選択肢がない時代の歌である。第二.句、着物の袖と車の帳の画模様が胸を引き裂くのは、着物の袖や帳に、男女和合の象徴である番の鳥の絵模様があしらわれていたことによる。続く句は、知人の車を認めたのであろう、車を停めて、髪に斜めに挿した簪の金の鳳の飾り括らしながら、何の屈託もないかのように語り合うさまを述べる。最後の「もう若くないということなのでしょうか、今の私にとっては、もう春が終わろうとしていて、家に帰らぬ愛しの人だけ」と言うのは、はた目には幸せそうに見えながら、実は孤蘭を守る口々に、腸が引き千切られるほどの思いをしていることを訴え、もうあきらめなければならないのかということである。


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竹枝詞と呼ばれ、巴渝の地方色豊かな民歌の位置を得た。下って唱われなくなり、詩文となって、他地方へ広がりをみせても、同じ形式、似た題材のものは、やはりそう呼ばれるようになった。

男と女は乱れてもつれた縄のように(おとこ)、恋人との絡み合いの深さを思うのです(おんな)。越羅の布地を一萬丈でも用意するけれど(おとこ)、女が着るのは上着のタケたったの一尋だけです(一人だけを愛して欲しいもの)(おんな)。

 
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14-388《竹枝二首其二》孫光憲(48)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-571-14-(388)  花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4402

 

 

竹枝詞

  竹枝詞とは、民間の歌謡のことで、千余年前に、楚(四川東部(=巴)・湖北西部)に興ったものといわれている。唐代、楚の国は、北方人にとっては、蛮地でもあり、長安の文人には珍しく新鮮に映ったようだ。そこで、それらを採録し、修正したものが劉禹錫や、白居易によって広められた。それらは竹枝詞と呼ばれ、巴渝の地方色豊かな民歌の位置を得た。下って唱われなくなり、詩文となって、他地方へ広がりをみせても、同じ形式、似た題材のものは、やはりそう呼ばれるようになった。

   竹枝詞をうたうことは、「唱竹枝」といわれ、「唱」が充てられた。白居易に「怪來調苦縁詞苦,多是通州司馬詩。」 とうたわれたが、ここからも、当時の詩歌の実態が生き生きと伝わってくる。後世、詩をうたいあげることを「賦、吟、詠」等とは大きく異なる。

 

 

 

 

 

 

 

作者

花間集

 

初句7字

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其一

白帝城頭春草生

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其二

山桃紅花滿上頭

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其三

江上春來新雨晴

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其四

日出三竿春霧消

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其五

兩岸山花似雪開

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其六

瞿塘嘈嘈十二灘

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其七

巫峽蒼蒼煙雨時

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其八

城西門前艶預堆

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其九

楊柳靑靑江水平

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其十

楚水巴山江雨多

 

 

劉禹錫

尊前集

竹枝詞十一首其十一

山上層層桃李花

 

 

白居易

尊前集

竹枝詞四首其一

瞿塘峽口水煙低

 

 

白居易

尊前集

竹枝詞四首其二

竹枝苦怨怨何人

 

 

白居易

尊前集

竹枝詞四首其三

巴東船舫上巴西

 

 

白居易

尊前集

竹枝詞四首其四

江畔誰家唱竹枝

 

 

皇甫松

尊前集

竹枝詞六首其一

檳榔花發竹枝鷓

 

 

皇甫松

尊前集

竹枝詞六首其二

木棉花盡竹枝茘

 

 

皇甫松

尊前集

竹枝詞六首其三

芙蓉並蔕竹枝一

 

 

皇甫松

尊前集

竹枝詞六首其四

筵中蝋燭竹枝涙

 

 

皇甫松

尊前集

竹枝詞六首其五

斜江風起竹枝動

 

 

皇甫松

尊前集

竹枝詞六首其六

山頭桃花竹枝谷

 

 

孫光憲

巻八

竹枝二首其一

門前春水竹枝白

 

 

孫光憲

巻八

竹枝二首其二

亂繩千結竹枝絆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫光憲 竹枝二首

 

竹枝二首其一

(男と女の歌 二首のその一)

門前春水(竹枝)白蘋花(女兒),岸上無人(竹枝)小艇斜(女兒)。

おとこは、家の正面には春の増水したきれいな川の流れのようなもの、おんなはそのみずにもてあそばれる白い水草の花のようなもの。男は別れて去ってゆくが岸には見送りの女ひとりもいなくなる、おんなは軽快に小舟が岸から離れていくのを見る。

商女經過(竹枝)江欲暮(女兒),散殘食(竹枝)飼神鵶(女兒)。

男の所から「玉樹後庭花」という歌を謡う妓女は通り過ぎて、日ぐれ時にばひとまずかえり、おとこは食べ残しをまき散らすようなもので、おんなは神鴉のようなもので餌で飼われるのです。

 

(その1)

門前 春水(竹枝) 白蘋の花(女兒),岸上 人無く(竹枝) 小艇 斜す(女兒)。

商女 經過して(竹枝) 江 暮れんと欲し(女兒),殘食 散抛【さんほう】して(竹枝) 神鴉に飼ふ(女兒)。 

 

竹枝二首其二

(男に対する女性の思いの深さを詠う。その二)

亂繩千結(竹枝)絆人深(女兒),越羅萬丈(竹枝)表長尋(女兒)。

男と女は乱れてもつれた縄のように(おとこ)、恋人との絡み合いの深さを思うのです(おんな)。越羅の布地を一萬丈でも用意するけれど(おとこ)、女が着るのは上着のタケたったの一尋だけです(一人だけを愛して欲しいもの)(おんな)。

楊柳在身(竹枝)垂意緒(女兒),藕花落盡(竹枝)見蓮心(女兒)。

柳にも男と女がり、おとこの楊と女の柳がゆれるその身近にある関係を保ち(おとこ)、その思いは枝をたらしていることで通ずるものとなる(おんな) ハスの花弁を開いてくれても、やがて散り尽くしてしまうもの(おとこ)。それこそが蓮の実が見えてきたことであり、女のまごころなのです(おんな)

(その2)

亂繩 千結して(竹枝) 人を絆【ほだ】すこと 深く(女兒),越羅 萬丈(竹枝) 表の 長【たけ】は 尋【ひとひろ】(女兒)。

楊柳 身に在りて(竹枝) 意緒を 垂らし(女兒), 藕花 落ち盡して(竹枝) 蓮心を 見る(女兒)。

roudai112
 

『竹枝二首其一』 現代語訳と訳註

(本文)

竹枝二首其二

亂繩千結(竹枝)絆人深(女兒),越羅萬丈(竹枝)表長尋(女兒)。

楊柳在身(竹枝)垂意緒(女兒),藕花落盡(竹枝)見蓮心(女兒)。

 

 

(下し文)

(その2)

亂繩 千結して(竹枝) 人を絆【ほだ】すこと 深く(女兒),越羅 萬丈(竹枝) 表の 長【たけ】は 尋【ひとひろ】(女兒)。

楊柳 身に在りて(竹枝) 意緒を 垂らし(女兒), 藕花 落ち盡して(竹枝) 蓮心を 見る(女兒)。

 

(現代語訳)

(男に対する女性の思いの深さを詠う。)

男と女は乱れてもつれた縄のように(おとこ)、恋人との絡み合いの深さを思うのです(おんな)。越羅の布地を一萬丈でも用意するけれど(おとこ)、女が着るのは上着のタケたったの一尋だけです(一人だけを愛して欲しいもの)(おんな)。

柳にも男と女がり、おとこの楊と女の柳がゆれるその身近にある関係を保ち(おとこ)、その思いは枝をたらしていることで通ずるものとなる(おんな) ハスの花弁を開いてくれても、やがて散り尽くしてしまうもの(おとこ)。それこそが蓮の実が見えてきたことであり、女のまごころなのです(おんな)

 

蓮00
 

(訳注)

竹枝二首

唐の教坊の曲名。但し『教坊記』ほ竹枝子の名で載せる。またの名を巴渝詞と言う。もと巴蜀(今の四川省)の民歌。唐の白居易、劉禹錫にも竹枝があり七言絶句の形をとる。『花間集』 には孫光憲の二首のみ所収。孫光憲の作は句中と句末にそれぞれ和声(雅子詞)四句四平韻で各句四宇目の後と句末に和声が入り、和声も八平韻で、4(②)③(②)4(②)③(②)4(②)③(②)4(②)③(②)の詞形をとる。( )は和声。

~(竹枝)の語句は男目線のもので、~(女兒)はは目線のもので、おとこは~だけれど、おんなは~です。

其二

(男に対する女性の思いの深さを詠う。)

 

亂繩千結(竹枝)絆人深(女兒),越羅萬丈(竹枝)表長尋(女兒)。

男と女は乱れてもつれた縄のように(おとこ)、恋人との絡み合いの深さを思うのです(おんな)。越羅の布地を一萬丈でも用意するけれど(おとこ)、女が着るのは上着のタケたったの一尋だけです(一人だけを愛して欲しいもの)(おんな)。

・亂繩:乱れもつれた縄。ここでは、恋人との感情の絡み合い。 

・千結:複雑に絡み合って。極めて多くむすぼれて。 

・絆人:人と人を結びつけるきづなは。  

・絆:きづな。ここは、動詞の用法。 

・深:ふかい。濃い。

・越羅:越の国の特産の羅(うすぎぬ)。 

・越:紹興一帯。 

・萬丈:極めて長いこと。 

・表:表面の意味は、「上着」。隠された意味は、動詞として使われ、「あらわす」の意。 

・長:(着物の)たけ。裏の意味は、「永遠に。長久に。」 

・尋:表面の意味は、「一尋」(一尋(ひろ))で、八(七)尺のこと。

 

 采蓮004

楊柳在身(竹枝)垂意緒(女兒),藕花落盡(竹枝)見蓮心(女兒)。

柳にも男と女がり、おとこの楊と女の柳がゆれるその身近にある関係を保ち(おとこ)、その思いは枝をたらしていることで通ずるものとなる(おんな) ハスの花弁を開いてくれても、やがて散り尽くしてしまうもの(おとこ)。それこそが蓮の実が見えてきたことであり、女のまごころなのです(おんな)

・楊柳在身:柳にも男と女がり、おとこの楊と女の柳がゆれるその身近にあり。

・垂:(柳の枝が)たれる。 

・意緒:(白話):思い。心。
隋堤01
 

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竹枝詞とは、民間の歌謡のことで、千余年前に、楚(四川東部(=巴)・湖北西部)に興ったものといわれている。唐代、楚の国は、北方人にとっては、蛮地でもあり、長安の文人には珍しく新鮮に映ったようだ。そこで、それらを採録し、修正したものが劉禹錫や、白居易によって広められた。

おとこは、家の正面には春の増水したきれいな川の流れのようなもの、おんなはそのみずにもてあそばれる白い水草の花のようなもの。男は別れて去ってゆくが岸には見送りの女ひとりもいなくなる、おんなは軽快に小舟が岸から離れていくのを見る。

 
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 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
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 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
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 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
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(美人の中でも飛び切りの美女が次第に高貴な人に認められて行くが、初めは谷間の砂浜で翡翠の翅を競って取り合いをしていたのだと詠う。)孔雀は金色の長い尾を引き、人に驚き飛び立ち丁香の茂みに隠れる。

 
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 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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14-386《八拍蠻一首》孫光憲(46)唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-569-14-(386)  花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4392

 

 

閻處士選(閻選,生卒年不詳。為前蜀布衣,時稱閻處士。)

八拍蠻二首 其一

雲鏁嫩黃煙柳細,風吹紅蒂雪梅殘。

光影不勝閨閣恨,行行坐坐黛眉攢。

 

八拍蠻二首 其二

愁鏁黛眉煙易慘,淚飄紅臉粉難勻。

憔悴不知緣底事,遇人推道不宜春。

 

 

八拍蠻

孔雀尾拖金線長,怕人飛起入丁香。

越女沙頭爭拾翠,相呼歸去背斜陽。

(美人の中でも飛び切りの美女が次第に高貴な人に認められて行くが、初めは谷間の砂浜で翡翠の翅を競って取り合いをしていたのだと詠う。)

孔雀は金色の長い尾を引き、人に驚き飛び立ち丁香の茂みに隠れる。

美人が多い南国の女らは昼には競って岸辺に翡翠の羽を拾う、声を掛け合い、背に夕日を浴びて帰って行く。

 

(八拍蠻)

孔雀の尾 金線の長きを抱き、人を怕れて 飛び起ちて丁香に入る。

越女 沙頭に 争いて翠を拾い、相い呼びて 帰り去りて斜陽を背にす。

丁子006
 

『八拍蠻』 現代語訳と訳註

(本文)

八拍蠻

孔雀尾拖金線長,怕人飛起入丁香。

越女沙頭爭拾翠,相呼歸去背斜陽。

 

(下し文)

(八拍蠻)

孔雀の尾 金線の長きを抱き、人を怕れて 飛び起ちて丁香に入る。

越女 沙頭に 争いて翠を拾い、相い呼びて 帰り去りて斜陽を背にす。

 

(現代語訳)

(美人の中でも飛び切りの美女が次第に高貴な人に認められて行くが、初めは谷間の砂浜で翡翠の翅を競って取り合いをしていたのだと詠う。)

孔雀は金色の長い尾を引き、人に驚き飛び立ち丁香の茂みに隠れる。

美人が多い南国の女らは昼には競って岸辺に翡翠の羽を拾う、声を掛け合い、背に夕日を浴びて帰って行く。

 

(訳注)

八拍蠻

唐の教坊の曲名。『花間集』には三首所収。孫光憲の作は一首収められている。単調二十八字、四句三平韻で、7⑦⑦⑦の詞形をとる。

(美人の中でも飛び切りの美女が次第に高貴な人に認められて行くが、初めは谷間の砂浜で翡翠の翅を競って取り合いをしていたのだと詠う。)

 

孔雀尾拖金線長,怕人飛起入丁香。

孔雀は金色の長い尾を引き、人に驚き飛び立ち丁香の茂みに隠れる。

○孔雀 キジ科の鳥類で、中国から東南アジア、南アジアに分布する。邪気を払う象徴として孔雀明王の名で仏教の信仰対象にも取り入れられた。クルド人の信仰するヤズィード派の主神マラク・ターウースは、クジャクの姿をした天使である。

○金線長 長い金色の筋。

○丁香 チョウジの木。丁子 クローブとも言い、清熱・瀉火・去痰・鎮咳の作用があり、漢方薬では解熱、鎮痛、鎮静、消炎、利尿などなどに用いられる。ここでは我慢強く待ち侘びる女性に比喩している。

牛嶠『感恩多二首』其二

自從南浦別,愁見丁香結。

近來情轉深,憶鴛衾。

幾度將書托煙鴈,淚盈襟。

淚盈襟,禮月求天,願君知我心。

 (感恩多 二首の二)

南浦にて別れて自從【より】,丁香の結ぶを愁い見る。

近來 情 轉【うた】た深く,鴛衾【えんきん】を憶う。

幾度 將に書を煙鴈【えんがん】に托せる,淚 襟に盈ち,淚 襟に盈つ。

月に禮し 天に求む,願わくば 君が我が心を知れと。

其の二(帰って来ないばかりか、連絡もない男を待ちわびる女の心情を詠う。)

南の入り江の津で舟を送り、別れをつげてからは、丁字の花の結ぶのを見ても心は悲しく愁うのです。

近頃ではあの人への思いが揺れ動き、いよいよ深まるばかり、あの人と過ごしたあの鴛鴦の掛け布団をおもうのです。 

これまで何度もあの人に手紙を送り、空を飛ぶ雁に託したものです。何の返事もないので、涙はしとどに襟を濡らしているのです。

涙はあふれ襟を濡らしてます。月にねがい天に祈って、わたしの思いを「君」に知ってほしいと願うのです。

杜甫『江頭四詠。丁香』 

丁香體柔弱,亂結枝猶墊。細葉帶浮毛,疏花披素豔。

深栽小齋後,庶近幽人占。晚墮蘭麝中,休懷粉身念。

丁香 體 柔弱なり,亂結 枝 猶の墊【た】る。

細葉 浮毛を帶ぶ,疏花 素豔【そえん】を披【ひら】く。

深く栽す 小齋の後,庶【こいねが】わくば近ずかん 幽人をして占【しめ】しむるに。

晚に墮つる 蘭麝【らんじゃ】の中に,粉身の念を懷【いだ】くを休【や】む。

(大江のほとりで五首を詠う。その丁香の詩)

丁子がはえている その実は,柔かそうで若々しく見えるが,あちこちに入り乱れて実を結んでくると枝は垂れ下がってくる。

細い葉の表面には産毛がたくさんあり,まばらに花がさき、白くふっくらとしておおわれている。

この木をわたしの小さい書斎の後ろに植えてみる,できることならばこの丁子で我家の周りをいっぱいにしたいものである。

その実を乾燥させて,蘭と麝香の華麗で貴いとされるものの中に落ち込んだとしても,素朴で誠実に生き、おのが身を粉骨砕身にしてまでと,考えるのは止めたいものだ。

 丁子001

 

越女沙頭爭拾翠,相呼歸去背斜陽。

美人が多い南国の女らは昼には競うて岸辺に翡翠の羽を拾う、声を掛け合い、背に夕日を浴びて帰って行く。

○越女 越女南国の女性、美人の代称。越は今の浙江省を指すが、ここでは広く南国の意。

李白10  採蓮曲

淥水曲  李白 11

越女詞 李白


長干兒女,眉目豔新月。

屐上足如霜,不着鴉頭襪。

越女詞 五首 其一 李白12


兒多白皙,好爲蕩舟劇。

賣眼擲春心,折花調行客。

越女詞 五首 其二 李白13


耶溪採蓮女,見客櫂歌迴。

笑入荷花去,佯羞不出來。

越女詞五首其三


東陽素足女,會稽素舸郎。

相看月未墮,白地斷肝腸。

 14其四 


鏡湖水如月,耶溪女似雪。

新妝蕩新波,光景兩奇

12-5其五

○沙頭  砂地の岸辺。

○翠 翡翠、カワセミの羽を指す。

 

薛濤『和西川李尚書傷孔雀及薛濤之什』

玉兒已逐金鐶葬,翠羽先隨秋草萎。

唯見芙蓉含曉露,數行紅淚滴清池。

(西川の李尚書の『孔雀を傷む』および薛濤の什に和す)

玉兒 已に 金鐶の葬むらるを逐い,翠羽 先づ 秋草の萎えるに隨う。

唯 見る 芙蓉 曉露を含むを,數行の紅淚 清池に滴る。

(剣南西川の李尚書の作られた『傷孔雀』と『薛濤の詩篇』に唱和してつくる詩)

輝きをはっする青年もいつの間にか、出世も諦め棺桶に足を突っ込みそうな年になった。若くて力強い翼でもって飛び立っていたのに、秋草の枯れていくのにも従っていくように思うのだ。

唯だ、草木が枯れ始める中で木芙蓉は朝露に咲いている,これを私の生き方としてきたが、涙が頬を數行ものくやしい淚があふれることばかりで、清々しいすんだ池になみだを滴らせたものか。

武元衝『西川使宅有韋令公時孔雀存焉。暇日与諸公同玩座中兼故府賓妓。興嗟久之、因賦此詩用廣其意。』

荀令昔居此,故巢留越禽。

金翠尾,飛舞碧梧陰。

上客徹瑶瑟,美人傷蕙心。

会因南国使,得放海云深。

(西川の使宅に韋令公の時、孔雀も存する有り。暇日 諸公と同玩するに、座中に故府の賓妓を兼ぬ。興嗟すること之を久しゅうす、因って此の詩を賦して用いて其の意を廣うす。)

荀令 昔 此に居り,故巢 越禽を留む。

するは 金翠の尾,飛舞するは 碧梧の陰。

上客 瑶瑟を徹し,美人 蕙心を傷ましむ。

会【たまた】ま南国の使いに因って,海雲の深きに放つを得んや。

(軍人であり詩人の韋皐公の時に西川節度使の官舎軍営芸妓に、孔雀とも思える美人がいたのだ。ある日 諸公と同席して鑑賞する宴があるときは、この幕府のの賓妓を兼ねたおんなである。感興をうたう詩を作ることを長い期間している、よって此の詩をうたうことに用いてこの女性が優れていることを広めるのである。)

昔「王佐の才」を持つ荀彧が大いに役得有を果たしたが今ここにその人がいるのである。ここの先祖伝来の富沃の地を吐蕃や西域の異民族から守っているのだ。

クジャクがその金翠尾をゆっくりと雄雄しく動かすように立ち振る舞い、鳳凰の愛の巢は碧いことのしげる所に奥ゆかしくあったのだ

立派な主賓であった韋皐を偲んで立派な瑟を奏でるのを夜を徹してなされるのである。妻として過ごしていた美人芸妓は今や慕わしい気持ちを胸に心痛めている。

たまたま、この南の国成都からの使いによって韋皐の病死が知らされたのである。韋皐の功績は海よりも深く雲よりも高いものである。

14-385《玉蝴蝶一首》孫光憲(45)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-568-14-(385) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4387

新たなつむじ風も吹き付けてくると暖かい、それに牽かれ、行楽につれていって、飛び上がり、去ってゆき、とまって翅を合わせて立てる。蝶のように行楽に飛び交っていたあの娘に向かい合っても互いに黙ったままでいる。抱き寄せれば、単衣のうす絹の舞衣には麝香の香りが染みついている。