玉臺新詠 全十巻 訳注解説

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之   唐五代詞詩・花間集・玉臺新詠 中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。 5年以上のブログ連載。(魚玄機・薛濤・花間集)完掲載 現在《玉臺新詠》完全版連載中 予定(文選【詩篇】文選【賦篇 楚辞 詩經 ・・・・)

2014年07月

中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。
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温庭筠の詞詩を約60首程度掲載の後、魚玄機50首程度連載し,薛濤約百首、韋莊五十首
森鴎外小説 『魚玄機』 彼女の詩を冷静に、客観的に分析 過去の女性蔑視の見方を排除して解釈 訳註解説
現在、『花間集』全詩500首、全首連載が終了した。いま、500首全首、見直し、改訂版Ver.2.1として、根本的に語訳、注釈をやり直して掲載しています。出来るだけ(改訂版Ver.2.1)と記している詩を読まれることを薦めます。
現在 玉臺新詠 訳注解説連載中
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9-425《中興樂一首》毛文錫Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-608-9-(425) 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4587

(南の素晴らしい美人も、最も美しい時には最高のくらしをしたものだが、奇麗なもの、美味しいものも飽きてしまえばその美味しい味実もどうしようもないと詠う。)南国の常緑樹にも一杯の花が咲き誇り、春霞がそこには広がっている。あの人もために、丁子のように貞操を守り、丁子の様にあの人を思い続けてやっと身も心も一心同体になることが出来た。

 
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 ●杜甫の全作品1500首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
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 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
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9-425《中興樂一首》毛文錫唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-608-9-(425)  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4587

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『中興樂』二首

 

 

作者



初句7字

 

 

毛文錫(毛司徒文錫)

巻五

中興樂一首

花繁煙豔深,

 

 

學士希濟

巻五

中興樂一首

池塘暖碧浸晴暉,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毛文錫 中興樂

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

翠鬟女,相與共淘金。

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

絲雨隔,荔枝陰

(南の素晴らしい美人も、最も美しい時には最高のくらしをしたものだが、奇麗なもの、美味しいものも飽きてしまえばその美味しい味実もどうしようもないと詠う。)

南国の常緑樹にも一杯の花が咲き誇り、春霞がそこには広がっている。あの人もために、丁子のように貞操を守り、丁子の様にあの人を思い続けてやっと身も心も一心同体になることが出来た。

髪を結った髻に翡翠の飾りを付けた妓女は互いに結ばれ、その閨の中で、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のように一緒になってゆれうごいた。

この美女の姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払いが言うような言葉を発している。それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった安定的な暮らしであったし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようであった。

雨の化身の妓女のもとに雲の化身の男が来るのが次第に雨も糸の様に隔絶するようになってしまい、彼女の熟れた荔枝はそっと陰におかれたようになってしまう。

 

毛文錫 (中興樂)

 花繁り 煙豔深し,丁香 軟らかく同心を結す。

翠鬟の女,相いに共に淘金を與う。

紅蕉 葉裏 猩猩の語,鴛鴦の浦,鏡中 鸞舞う。

絲雨隔とし,荔枝の陰。

 

牛希濟 中興樂

池塘暖碧浸晴暉,濛濛柳絮輕飛。

紅蘂凋來,醉夢還稀。

春雲空有鴈歸,珠簾垂。

東風寂寞,恨郎擲,淚羅衣。

 

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毛文錫『中興樂』 現代語訳と訳註

(本文)

中興樂

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

翠鬟女,相與共淘金。

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

絲雨隔,荔枝陰。

 

(下し文)

(中興樂)

 花繁り 煙豔深し,丁香 軟らかく同心を結す。

翠鬟の女,相いに共に淘金を與う。

紅蕉 葉裏 猩猩の語,鴛鴦の浦,鏡中 鸞舞う。

絲雨隔とし,荔枝の陰。 

 

(現代語訳)

(南の素晴らしい美人も、最も美しい時には最高のくらしをしたものだが、奇麗なもの、美味しいものも飽きてしまえばその美味しい味実もどうしようもないと詠う。)

南国の常緑樹にも一杯の花が咲き誇り、春霞がそこには広がっている。あの人もために、丁子のように貞操を守り、丁子の様にあの人を思い続けてやっと身も心も一心同体になることが出来た。

髪を結った髻に翡翠の飾りを付けた妓女は互いに結ばれ、その閨の中で、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のように一緒になってゆれうごいた。

この美女の姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払いが言うような言葉を発している。それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった安定的な暮らしであったし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようであった。

雨の化身の妓女のもとに雲の化身の男が来るのが次第に雨も糸の様に隔絶するようになってしまい、彼女の熟れた荔枝はそっと陰におかれたようになってしまう。

 

 

(訳注)

毛文錫 

毛文錫(生卒年未詳)、字を平珪と言い、南陽(今の河南省南陽)の人。十四歳で進士に及第し、前蜀の王建に仕え、司徒に任じられ、毛司徒と呼ばれた。その後、前覇が亡びると、後主の王衍に従って後唐に降り、さらに後蜀に仕え、欧陽烱、閻選、鹿虔扆、韓琮らと詞をもって後蜀の孟昶に奉仕し「五鬼」と称された。著書に『前局紀事』二巻、『茶譜』一巻がある。毛文錫の詞は大多数が男女の離別の情や傷惜春の情を詠ったものであるが、中には功名富貴を主張したものや、辺境の戦を詠ったものもある。『花間集』には三十一首の詞が収められている。

 

中興樂

(南の素晴らしい美人も、最も美しい時には最高のくらしをしたものだが、奇麗なもの、美味しいものも飽きてしまえばその美味しい味実もどうしようもないと詠う。)

『花間集』には二首所収で、毛文錫の作は一首収められている。双調四十五字、前段二十一字四句三平韻(一仄韻)、後段二十字五句一平韻三仄韻で、⑦⑥3⑤/❼❸❹3③の詞形をとる。この詩は牛希濟の作と若干詞形に変化がある。

●●○○○●  ○○●●○

●○●  △△△○

○○●●○○  ○○ ●△○

○●● ●○

丁子001
 

花繁煙豔深,丁香軟結同心。

南国の常緑樹にも一杯の花が咲き誇り、春霞がそこには広がっている。あの人もために、丁子のように貞操を守り、丁子の様にあの人を思い続けてやっと身も心も一心同体になることが出来た。

 ニクズク属は、ニクズク科の1属。学名Myristica。ミリスティカ属とも。属名はギリシャ語で香油を意味するミュリスティコスから。 熱帯性の常緑高木。東南アジア、オーストラリアに自生。 種子から、スパイスのナツメグ とメース 、生薬の肉荳蔲が作られる。皇甫松《浪淘沙二首其二》「蠻歌豆北人愁,蒲雨杉風野艇秋。」4-417《浪濤沙二首其二》皇甫松Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-600-4-(417) 四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4547

丁香 クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、中国では「釘」と同義の「丁」の字を使って「丁香」、「丁子」の名があてられる。 生薬としての花蕾を丁子(ちょうじ)または丁香(ちょうこう)ということもあり、芳香健胃剤である(日本薬局方にも収録されている)。孫光憲《八拍蠻》「孔雀尾拖金線長,怕人飛起入丁香。越女沙頭爭拾翠,相呼歸去背斜陽。」孔雀の尾 金線の長きを抱き、人を怕れて 飛び起ちて丁香に入る。

越女 沙頭に 争いて翠を拾い、相い呼びて 帰り去りて斜陽を背にす。14-386《八拍蠻一首》孫光憲(46)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-569-14-(386) 花間集 巻第八 (四十八首)漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4392

牛嶠『感恩多二首其二』「自從南浦別,愁見丁香結。」杜甫『江頭四詠。丁香』にもある。

結同心 

牛嶠《柳枝五首其二

王宮裡色偏深,一簇纖條萬縷金。

不憤錢塘蘇小小,引郎松下結同心。

(柳枝五首其の二)

王 宮裡 色偏に深し,一簇 纖條 萬縷の金。

憤せず 錢塘の蘇小小,郎を引いては 松の下 同心を結ぶ。

7-405《柳枝五首其二》牛給事嶠(牛嶠)Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-588-7-(405) 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4487

 

翠鬟女,相與共淘金。

髪を結った髻に翡翠の飾りを付けた妓女は互いに結ばれ、その閨の中で、砂金を掬いより分ける簀子の中の金のように一緒になってゆれうごいた。

淘金 土砂にまじっている砂金を水中で揺すって選び分けること。また、その砂金。

 

紅蕉葉裏猩猩語,鴛鴦浦,鏡中鸞舞。

この美女の姫芭蕉は葉を裏にしたり、顔を赤らめて、酔っ払いが言うような言葉を発している。それは鴛鴦が暮らす入り江の奥まった安定的な暮らしであったし、鏡に描かれた仲睦まじい鳳凰鸞の舞のようであった。

紅蕉(こうしょう) 姫芭蕉。バショウ科の多年草。バショウに似るが小形で、高さ12メートル。赤色の苞(ほう)をもつ花をつける。中国南部の原産。美人蕉(びじんしょう)

猩猩 1 オランウータンの別名。2 想像上の動物。オランウータンに似るが、顔と足は人に似て髪は赤く長く垂れ、よく酒を飲むという。3 酒の好きな人。大酒飲み。4 能面の一。童子の顔を赤く彩色した面。「猩猩」などに用いる。

 

絲雨隔,荔枝陰。

雨の化身の妓女のもとに雲の化身の男が来るのが次第に雨も糸の様に隔絶するようになってしまい、彼女の熟れた荔枝はそっと陰におかれたようになってしまう。

荔枝 嶺南地方原産で、熱帯・亜熱帯地方で栽培される。 常緑高木で、葉は偶数羽状複葉で互生する。花は黄緑色で春に咲く。果実は夏に熟し、表面は赤くうろこ状、果皮をむくと食用になる白色半透明で多汁の果肉があり、その中に大きい種子が1個ある。楊貴妃は「荔枝」がとても好きだったが、都には「荔枝」がなかった。彼女を満足させるためにわざわざ最南部から「速い馬」で運んで行ったという。ここは「陰」と共に女性の性器をいう。
花蕊と蜂01
 

9-424《西溪子一首》毛文錫Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-607-9-(424) 五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4582

(行楽を西の渓谷で行い、酒宴も華やかに、夢中でいたらその男は別の女と帰って行ったと詠う。)昨日のことだった、西の渓谷で渓谷の美しさを感賞して遊んだ、芳しい木樹は珍しい素敵な花をつけていて、いろんな形で咲いていた。しかし、春の日差しは閉ざされようとしていた。

 
 2014年7月30日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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43 《古風五十九首之四十三》Index-23Ⅲ-1 744年天寶三年44歳369 <43> Ⅰ李白詩1205 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4573 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
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 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
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421 《早春呈水部張十八員外,二首之二》韓愈(韓退之)ID Index-12-504 Ⅱ韓昌黎集<1119>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4579韓愈詩-421 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
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 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
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 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
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 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor9-424《西溪子一首》毛文錫Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-607-9-(424) 五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4582 
 薛濤の全詩花間集(1)花間集(2)花間集(3)花間集(4)花間集(5) 
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 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
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9-424《西溪子一首》毛文錫唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-607-9-(424)  五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4582       

 

花間集 五巻    毛文錫  西溪子一首

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『西溪子』三首

 

 

作者



初句7字

 

 

牛嶠(牛給事嶠)

巻四

西溪子一首

捍撥雙盤金鳳,

 

 

毛文錫(毛司徒文錫)

巻五

西溪子一首

昨日西溪遊賞,

 

 

李秀才珣

巻十

西溪子一首

金縷翠鈿浮動,

 

 

 

 

 

 

 

 

牛嶠

西溪子

捍撥雙盤金鳳,蟬鬢玉釵搖動。

畫堂前,人不語,弦解語。

彈到昭君怨處,翠蛾愁,不迴頭。

(西溪子【せいけいし】)

捍撥【かんぱち】雙盤 金鳳あり,蟬鬢 玉釵 搖れ動く。

畫堂の前,人語らず,弦するは語を解す。

彈くは「昭君怨」の處に到り,翠・蛾も愁うなり,頭を迴わせざるなり。

《西溪子》牛嶠【ぎゅうきょう】 ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」Gs-338-6-#25 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3237

 

 

毛文錫《西溪子》

(行楽を西の渓谷で行い、酒宴も華やかに、夢中でいたらその男は別の女と帰って行ったと詠う。)

昨日西溪遊賞,芳樹奇花千樣,鏁春光。

昨日のことだった、西の渓谷で渓谷の美しさを感賞して遊んだ、芳しい木樹は珍しい素敵な花をつけていて、いろんな形で咲いていた。しかし、春の日差しは閉ざされようとしていた。

金罇滿,聽絃管,嬌妓舞衫香暖。

黄金の大盃に酒をいっぱいに注ぎ、琴瑟楽器や笛、管楽器を奏でているのを耳にし、愛嬌のある女妓は長い上着を着て舞い、春の宴は盛んに香も暖かに広がった。

不覺到斜暉,馬馱歸。

酒宴に夢中でいて、日は西に沈んでゆくのも気が付かず、つまらぬ男が別の女妓と帰っていったのも気が付かなかった。

 

西溪子

昨日 西溪に 遊賞し,芳樹 奇花 千樣あり,春光に鏁く。

金罇 滿ち,絃管を聽き,嬌妓 衫を舞い 香暖かなり。

覺えず 斜暉に到るを,馬馱 歸るを。

 

李珣《西溪子》

金縷翠鈿浮動,粧罷小圓夢。

日高時,春已老,人來到,滿地落花慵掃。

無語倚屏風,泣殘紅。

 

波眼蝶0055
 

『西溪子』 現代語訳と訳註

(本文)

《西溪子》

昨日西溪遊賞,芳樹奇花千樣,鏁春光。

金罇滿,聽絃管,嬌妓舞衫香暖。

不覺到斜暉,馬馱歸。

 

(下し文)

西溪子

昨日 西溪に 遊賞し,芳樹 奇花 千樣あり,春光に鏁く。

金罇 滿ち,絃管を聽き,嬌妓 衫を舞い 香暖かなり。

覺えず 斜暉に到るを,馬馱 歸るを。

 

(現代語訳)

(行楽を西の渓谷で行い、酒宴も華やかに、夢中でいたらその男は別の女と帰って行ったと詠う。)

昨日のことだった、西の渓谷で渓谷の美しさを感賞して遊んだ、芳しい木樹は珍しい素敵な花をつけていて、いろんな形で咲いていた。しかし、春の日差しは閉ざされようとしていた。

黄金の大盃に酒をいっぱいに注ぎ、琴瑟楽器や笛、管楽器を奏でているのを耳にし、愛嬌のある女妓は長い上着を着て舞い、春の宴は盛んに香も暖かに広がった。

酒宴に夢中でいて、日は西に沈んでゆくのも気が付かず、つまらぬ男が別の女妓と帰っていったのも気が付かなかった。

 

 カンナ113

(訳注)

《西溪子》

『花間集』には三首所収され、毛文錫の作が一首収められている。双調三十五字、前段十五字五句一平韻、四仄韻、後段十四字三句一仄韻二平韻で、❻❻③❸❸/❻⑤③の詞形をとる。

●●○○○●  ○●○○○● 

●○△  ○○● △△● 

△△●○○● △●●○○  ●△○

 

昨日西溪遊賞,芳樹奇花千樣,鏁春光。

昨日のことだった、西の渓谷で渓谷の美しさを感賞して遊んだ、芳しい木樹は珍しい素敵な花をつけていて、いろんな形で咲いていた。しかし、春の日差しは閉ざされようとしていた。

 

金罇滿,聽絃管,嬌妓舞衫香暖。

黄金の大盃に酒をいっぱいに注ぎ、琴瑟楽器や笛、管楽器を奏でているのを耳にし、愛嬌のある女妓は長い上着を着て舞い、春の宴は盛んに香も暖かに広がった。

衫 ①(上半身に着る)ひとえの上着,シャツ.⇒ ,汗衫.②(足元まで届く)長い上着.

 

不覺到斜暉,馬馱歸。

酒宴に夢中でいて、日は西に沈んでゆくのも気が付かず、つまらぬ男が別の女妓と帰っていったのも気が付かなかった。

駄【だ】 荷役に使う馬。駄馬。[接頭]名詞に付いて、値うちのないもの、つまらないもの、粗悪なものなどの意を表す。[接尾]助数詞。馬1頭に負わせる荷物の量を1駄として、その数量を数えるのに用いる。江戸時代には36貫(約135キロ)を定量とした。
隋堤01
 

9-423《贊成功一首》毛文錫Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-606--(423) 五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4577

それはまるで少女の様に恥じらいのしぐさを含んでいるかのようだし、春風が強く吹いてくれば迎える様にしている。海棠のような少女はもうすぐ花を開くのだろう。やがて蜂が飛んでくるし、蝶が今度は飛び去ってゆく、自由に飛んでいき芳しい香りの叢に入ってゆく。

 
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9-423《贊成功一首》毛文錫唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-606--(423)  五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4577

 

 

贊成功

(庭の海棠は蕾のころから存在感があり、花輪を開けば、もっと華麗になり、香りを漂わせ最高の時を与えてくれる。この屋の少女も芸妓として、この花の様に最高の時を迎える。)

海棠未坼,萬點深紅,香包緘結一重重。

海棠花はまだ花を開いてはいないけれど庭には赤い蕾が転々として深紅に蔽われている。たくさんの蕾は包み込んではいるものの、持っている香りをほのかにするようだが、その皮を一重、一重と結んでしまいこんでいる。

似含羞態,邀勒春風。

それはまるで少女の様に恥じらいのしぐさを含んでいるかのようだし、春風が強く吹いてくれば迎える様にしている。海棠のような少女はもうすぐ花を開くのだろう。

蜂來蝶去,任遶芳叢。

やがて蜂が飛んでくるし、蝶が今度は飛び去ってゆく、自由に飛んでいき芳しい香りの叢に入ってゆく。
 

昨夜微雨,飄灑庭中。

昨日は、春雨の小雨が降ったので、この庭中が潤い色を濃くしとてもきれいになっている。

忽聞聲滴井邊桐,美人驚起,坐聽晨鐘。

暫くすると、雨音がするとたちまち井戸のまわりの梧桐の葉に雨が滴り於堕ちた。行楽に来ていた美人は驚いて起き上がったが、落ち着き払って朝方の鐘の音を聞いている。

快教折取,戴玉瓏璁。

海棠の花はこんなことを教えられ心地良い事を教えられ、摘み取り折られて行く、宝玉を頂戴して、宝玉が清らかにあたって鳴って女妓は今が最盛期である。

 

(贊成功)

海棠 未だ坼【ひら】かず,萬點 深紅なり,香包 緘結【かんけつ】して 一重重。

羞態を含みて似,春風に勒を邀う。

蜂來りて 蝶去り,芳叢に遶るを任す。

 

昨夜 微雨あり,庭中飄灑【ひょうれい】す。

忽ち聞く 井邊の桐に滴す聲を,美人 驚起し,坐して聽く 晨鐘【しんしょう】を。

快く教し 折り取る,玉を戴き 瓏璁【ろうそう】す。

 

花と張0104

『贊成功』 現代語訳と訳註

(本文)

贊成功

海棠未坼,萬點深紅,香包緘結一重重。

似含羞態,邀勒春風。

蜂來蝶去,任遶芳叢。

 

昨夜微雨,飄灑庭中。

忽聞聲滴井邊桐,美人驚起,坐聽晨鐘。

快教折取,戴玉瓏璁。

 

(下し文)

(贊成功)

海棠 未だ坼【ひら】かず,萬點 深紅なり,香包 緘結【かんけつ】して 一重重。

羞態を含みて似,春風に勒を邀う。

蜂來りて 蝶去り,芳叢に遶るを任す。

 

昨夜 微雨あり,庭中飄灑【ひょうれい】す。

忽ち聞く 井邊の桐に滴す聲を,美人 驚起し,坐して聽く 晨鐘【しんしょう】を。

快く教し 折り取る,玉を戴き 瓏璁【ろうそう】す。

 

(現代語訳)

(庭の海棠は蕾のころから存在感があり、花輪を開けば、もっと華麗になり、香りを漂わせ最高の時を与えてくれる。この屋の少女も芸妓として、この花の様に最高の時を迎える。)

海棠花はまだ花を開いてはいないけれど庭には赤い蕾が転々として深紅に蔽われている。たくさんの蕾は包み込んではいるものの、持っている香りをほのかにするようだが、その皮を一重、一重と結んでしまいこんでいる。

それはまるで少女の様に恥じらいのしぐさを含んでいるかのようだし、春風が強く吹いてくれば迎える様にしている。海棠のような少女はもうすぐ花を開くのだろう。

やがて蜂が飛んでくるし、蝶が今度は飛び去ってゆく、自由に飛んでいき芳しい香りの叢に入ってゆく。

昨日は、春雨の小雨が降ったので、この庭中が潤い色を濃くしとてもきれいになっている。

暫くすると、雨音がするとたちまち井戸のまわりの梧桐の葉に雨が滴り於堕ちた。行楽に来ていた美人は驚いて起き上がったが、落ち着き払って朝方の鐘の音を聞いている。

海棠の花はこんなことを教えられ心地良い事を教えられ、摘み取り折られて行く、宝玉を頂戴して、宝玉が清らかにあたって鳴って女妓は今が最盛期である。

 

 花蕊と蜂01

(訳注)

《贊成功一首》

『花間集』には毛文錫一首のみ所収。双調六十二字、前段三十一字七句四平韻、後段三十一字七句四平韻で、4④⑦4④4④/4④⑦4④4④の詞形をとる。

●○●●  ●●△○ ○○○●●△△ 

●○○● ○●○△ 

○△●● △●○○ 

 

●●○● ○●○△  ●△○●●○○

●○○●  ●△○○

●△△●  ●●○○

 

 

贊成功

(庭の海棠は蕾のころから存在感があり、花輪を開けば、もっと華麗になり、香りを漂わせ最高の時を与えてくれる。この屋の少女も芸妓として、この花の様に最高の時を迎える。)

 

 

海棠未坼,萬點深紅,香包緘結一重重。

海棠花はまだ花を開いてはいないけれど庭には赤い蕾が転々として深紅に蔽われている。たくさんの蕾は包み込んではいるものの、持っている香りをほのかにするようだが、その皮を一重、一重と結んでしまいこんでいる。

海棠 1 バラ科の落葉小高木。枝は紫色で垂れ下がり、葉は楕円形。4月ごろ、紅色の花が下向きに咲き、実は丸く、黄褐色に熟す。中国の原産で、庭木などにする。垂枝(すいし)海棠。花(はな)海棠。

坼 【タク、 チャク】さける、 わかれる、 ひらく、 さけめ

 

似含羞態,邀勒春風。

それはまるで少女の様に恥じらいのしぐさを含んでいるかのようだし、春風が強く吹いてくれば迎える様にしている。海棠のような少女はもうすぐ花を開くのだろう。

邀勒 クツワを迎える。

 

蜂來蝶去,任遶芳叢。

やがて蜂が飛んでくるし、蝶が今度は飛び去ってゆく、自由に飛んでいき芳しい香りの叢に入ってゆく。

任遶 めぐるにまかせる。

 

昨夜微雨,飄灑庭中。

昨日は、春雨の小雨が降ったので、この庭中が潤い色を濃くしとてもきれいになっている。

飄灑 飄灑①神情姿自然,有雲気②秋雨

 

忽聞聲滴井邊桐,美人驚起,坐聽晨鐘。

暫くすると、雨音がするとたちまち井戸のまわりの梧桐の葉に雨が滴り於堕ちた。行楽に来ていた美人は驚いて起き上がったが、落ち着き払って朝方の鐘の音を聞いている。

 

快教折取,戴玉瓏璁。

海棠の花はこんなことを教えられ心地良い事を教えられ、摘み取り折られて行く、宝玉を頂戴して、宝玉が清らかにあたって鳴って女妓は今が最盛期である。

瓏璁 玉と玉の鳴る音の意とで、. 明朗に鳴る音の意。 【意味】明るく朗らかなさま。 明朗な気質を現すもの。 音色が美しく清らかなさま。 美しく清廉なさま。

白居易《夜歸》

半醉閑行湖岸東,馬鞭敲鐙轡瓏璁。萬株松樹青山上,十裏沙堤明月中。

樓角漸移當路影,潮頭欲過滿江風。歸來未放笙歌散,畫戟門開蠟燭紅。
tsuzji00
 

7-422《玉樓春一首》牛嶠Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-605-7-(422) 五巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4572

(年を重ねたおんなには杜秋娘のように誰も振り向いてくれないのか、回文錦字詩を作っても渡す人もいないのかと詠う。)春になって大堤に若草や柳の緑が色付き河畔に小波が寄せてくる、やがて花は落ちて高楼の庭にも空しい寂しさに覆われてきた。

 
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 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
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8-421《滿宮花一首》張泌Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-604-8-(421) 四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4567

張泌《滿宮花一首》その花は今まさに芳しく美しい盛りであり、高楼に於いても綺麗さはひけをとらないものであったが、讒言によってひっそりと寂しい上陽宮の中に閉じ込められてしまった。

 
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8-421《滿宮花一首》張泌唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-604-8-(421)  四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4567

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『滿宮花』三首

 

 

作者



初句7字

 

 

張舍人泌

巻四

滿宮花一首

花正芳,樓似綺,

 

 

魏太尉承班

巻九

滿宮花一首

雪霏霏,風凜凜,

 

 

閻處士選

巻九

滿宮花一首

月沉沉,人悄悄,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滿宮花一首

(宮女の一生を皮肉を込めて詠う。特に洛陽の上陽宮に映されたものには寵愛を受ける春はやってこないと。)

花正芳,樓似綺,寂寞上陽宮裏。

その花は今まさに芳しく美しい盛りであり、高楼に於いても綺麗さはひけをとらないものであったが、讒言によってひっそりと寂しい上陽宮の中に閉じ込められてしまった。

鈿籠金鏁睡鴛鴦,簾冷露華珠翠。

花鈿に高楼の籠、金属製の輪をつないだひも状のもので結ばれて使えなくなり、鴛鴦も眠らされてしまった。簾から寒気が入ってくるし、華燭、珠の聯、淝水の飾りの閨に夜露も降ってくる。

嬌豔輕盈香雪膩,細雨黃鶯雙起。

愛嬌も、妖艶なしぐさも十分あり、この閨には薫り高く雪のように色白の素肌に満ちている。これほどの魅力あるものなら、春なって細雨が降って来るころには高麗鶯の番が春を告げに起きだしてくる。

東風惆悵欲清明,公子橋邊沉醉。

春の暖かさを運ぶ風も吹いては来るが寂しく音を立て、気が付けば春の盛りの清明節になっている。それでも、公子は上陽宮にわたる橋のあたりまでこられてはいるが酒に酔い潰れて此処に訪れることはない。

 

滿宮花一首

花 正に芳し,樓 綺に似て,寂寞とす 上陽宮の裏。

鈿籠 金鏁 鴛鴦睡り,簾冷く 露華 珠翠あり。

嬌豔 輕盈 香雪膩,細雨 黃鶯 雙起す。

東風 惆悵して 清明ならんと欲す,公子 橋邊 沉醉す。

 

魏承班《滿宮花》

雪霏霏,風凜凜,玉郎何處狂飲。

醉時想得縱風流,羅帳香幃鴛寢。

春朝秋夜思君甚,愁見繡屏孤枕。

少年何事負初心,淚滴縷金雙衽。

 

尹鶚《滿宮花》

月沉沉,人悄悄,一炷後庭香裊。

風流帝子不歸來,滿地禁花慵掃。

離恨多,相見少,何處醉迷三島。

漏清宮樹子規啼,愁鏁碧春曉。

 

touRAKUYOjou1000
綬帶鳥00
 

張泌『滿宮花一首』 現代語訳と訳註

(本文) 

滿宮花一首

花正芳,樓似綺,寂寞上陽宮裏。

鈿籠金鏁睡鴛鴦,簾冷露華珠翠。

嬌豔輕盈香雪膩,細雨黃鶯雙起。

東風惆悵欲清明,公子橋邊沉醉。

 

 

(下し文)

滿宮花一首

花 正に芳し,樓 綺に似て,寂寞とす 上陽宮の裏。

鈿籠 金鏁 鴛鴦睡り,簾冷く 露華 珠翠あり。

嬌豔 輕盈 香雪膩,細雨 黃鶯 雙起す。

東風 惆悵して 清明ならんと欲す,公子 橋邊 沉醉す。

 

(現代語訳)

(宮女の一生を皮肉を込めて詠う。特に洛陽の上陽宮に映されたものには寵愛を受ける春はやってこないと。)

その花は今まさに芳しく美しい盛りであり、高楼に於いても綺麗さはひけをとらないものであったが、讒言によってひっそりと寂しい上陽宮の中に閉じ込められてしまった。

花鈿に高楼の籠、金属製の輪をつないだひも状のもので結ばれて使えなくなり、鴛鴦も眠らされてしまった。簾から寒気が入ってくるし、華燭、珠の聯、淝水の飾りの閨に夜露も降ってくる。

愛嬌も、妖艶なしぐさも十分あり、この閨には薫り高く雪のように色白の素肌に満ちている。これほどの魅力あるものなら、春なって細雨が降って来るころには高麗鶯の番が春を告げに起きだしてくる。

春の暖かさを運ぶ風も吹いては来るが寂しく音を立て、気が付けば春の盛りの清明節になっている。それでも、公子は上陽宮にわたる橋のあたりまでこられてはいるが酒に酔い潰れて此処に訪れることはない。

 

 

(訳注)

滿宮花一首

(宮女の一生を皮肉を込めて詠う。特に洛陽の上陽宮に映されたものには寵愛を受ける春はやってこないと。)

唐の教坊の曲名。滿宮花は宮女について詠うもので、花間集には張舍人泌(張泌)、魏太尉承班(魏承班)、閻處士選(閻選)がそれぞれ一首づつ所収されている。双調五十一字、前段二十五字五句三二、後段二十六宇四句三仄韻で、3❸7❻❼❻7❻の詞形をとる。

 

宮女

宮女たちは身を九重(天子の宮殿)に置き、はなはだ高貴であるように見えるが、じつはただの皇帝家の家碑に過ぎず、衣食の心配がなくたいへん幸福のように見えるが、じつは人間性を最も残酷に破壊された人々であった。

宮廷においては、少数の地位の高い后妃の他は、万単位で数えられる普通の宮人であり、唐代では「官女」「宮娥」「宮婢」などとも呼ばれていた。彼女たちは長安にあった三大皇宮(太極宮、大明宮、興慶宮)と東都洛陽にあった大内(天子の宮殿)と上陽の両宮殿、及び各地の離宮、別館、諸親王府、皇帝陵にそれぞれ配属されていた。

 

宮人は六局、二十四司に分属して管理され、各職務に任命された。彼女たちは出身、容姿、技芸の才能などによって、それぞれに適した任務と職掌が与えられていた。上級の宮人は大半が近侍となり、皇帝、后妃の日常生活や飲食等の世話に従事した。その他に皇帝が朝政に当たる時は側に侍り、内延から皇帝の勅命を伝える任務にも当った。唐末の哀帝の時代になって、こうした任務ははじめて廃止され、宮人は内延の門を自由に出ることが禁じられた。その他の下層の宮人は宮中のこまごまとした各種の雑事を分担した。たとえば、ある種の宮人はもっぱら宮中の門を見張っていたので「戸婦」とよばれた。また裁縫、織布、刺繍など、ん悩特有の仕事を専門にする宮人は、皇帝、后妃などの衣服を調達したり、また軍服をつくる仕事も兼ねた。また宮中の掃除や、庭園、灯火、倉庫など一切の管理事務を受けもつ者もいた。

宮人のもう一つの役割は皇帝を楽しませることであった。皇帝の寝所に侍ったお手付きの宮女は、皆腕に「風月常新」(男女の情愛は常に新しい、という意)の四文字を刻印され、そこに桂紅膏(赤色のクリーム)を塗られたので、水洗いしても色があせなかった。宮女を玩具にし、人格を踏みにじったことは多くの詩に残されている。さらに不幸なのは、亡き皇帝の霊の弔いを命ぜられた「奉陵宮人」とか、「陵園妾」とか呼ばれる女性であった。唐朝の制度では「およそ皇帝の崩御にあたっては、子の無い官女は悉く山陵に遣わし、朝な夕な、洗面用具を揃え、夜具を整えて、あたかも生者に仕えるように死者に仕えさせた」。「陵園妾,顏色如花命如葉。」(顔色は花の如く命は葉の如し)《白居易「陵園妾」》であったこれらの宮人は、半生を陰惨でもの寂しい陵墓に、自ら墓に入るその日までずっとお仕えしなければならなかった。

 

白居易「後宮詞」

雨露由來一點恩,爭能遍布及千門?

三千宮女胭脂面,幾個春來無淚痕!

 

「三千の宮女 胭脂の面、幾個か春来りて涙の痕無からん」(白居易「後宮詞」)。古来、宮人は女性のなかで最も人間性を踏みにじられた人々であり、官官とともに君主専制制度の直接の犠牲者であった。一方は生殖器をとられ身体を傷つけられた者、一方は人間性を踏みにじられた者である。宮人は奥深い後宮の中に幽閉されて永遠に肉親と別れ、青春と紅顔は葬り去られ、愛情と人生の楽しみは奪われ、生きている時は孤独の苦しみに、また死んだ後は訪れる人もない寂しさの中に置かれた。それで多くの知識人が、彼女たちの境遇に心を痛め嘆息してやまなかったのである。

彼女たちの痛苦の生活と心情を理解しょうとすれば、白居易の「上陽の白髪の人」ほど真実に迫り、生々と彼女たちの人生を描写したものはない。

 

白居易《上陽白髪人》「上陽白髪の人」

上陽人。紅顏暗老白髪新。      

綠衣監使守宮門、一閉上陽多少春。

玄宗末初選入、入時十六今六十。  

同時採擇百余人、零落年深殘此身。

・・・・・・・

上陽の人、紅顏暗く老いて白髪新たなり。

綠衣の監使宮門を守る、一たび上陽に閉ざされてより多少の春ぞ。

玄宗の末 初めて選ばれて入る、入る時十六今六十。

同時に採擇す百余人、零落して年深く 此の身を殘す

・・・・・・・

 

唐の玄宗の時,楊貴妃に寵愛(ちようあい)を独占されて上陽宮に移され空しく老いた宮女たち。不遇な宮女。上陽宮の人。上陽の白髪人。

 

 

花正芳,樓似綺,寂寞上陽宮裏。

その花は今まさに芳しく美しい盛りであり、高楼に於いても綺麗さはひけをとらないものであったが、讒言によってひっそりと寂しい上陽宮の中に閉じ込められてしまった。

○上陽宮 洛陽上陽宮。上陽人:《「上陽」は唐代、洛陽の宮城内にあった宮殿の名》上陽宮にいた宮女。楊貴妃が玄宗皇帝の寵愛(ちょうあい)を一身に集めたため、他の宮女が不遇な一生を送ったところから、女性、特に宮女の不遇をたとえる語として用いられる。

唐の玄宗の時,楊貴妃に寵愛(ちようあい)を独占されて上陽宮に移され空しく老いた宮女たち。不遇な宮女。上陽宮の人。白居易「後宮詞」白居易『上陽白髪人』。劉長卿『上陽宮望幸』など多くの作品がある。

 

 

鈿籠金鏁睡鴛鴦,簾冷露華珠翠。

花鈿に高楼の籠、金属製の輪をつないだひも状のもので結ばれて使えなくなり、鴛鴦も眠らされてしまった。簾から寒気が入ってくるし、華燭、珠の聯、淝水の飾りの閨に夜露も降ってくる。

鏁 ① 金属製の輪をつないだひも状のもの。② 物と物とを結び付けているもの。きずな。

 

嬌豔輕盈香雪膩,細雨黃鶯雙起。

愛嬌も、妖艶なしぐさも十分あり、この閨には薫り高く雪のように色白の素肌に満ちている。これほどの魅力あるものなら、春なって細雨が降って来るころには高麗鶯の番が春を告げに起きだしてくる。

 

東風惆悵欲清明,公子橋邊沉醉。

春の暖かさを運ぶ風も吹いては来るが寂しく音を立て、気が付けば春の盛りの清明節になっている。それでも、公子は上陽宮にわたる橋のあたりまでこられてはいるが酒に酔い潰れて此処に訪れることはない。

公子は、中国の春秋戦国時代の各国の公族の子弟。 君主の子は公子と呼ばれ、公子の子は公孫と呼ばれた。実質上、諸侯は王族に等しく、その子弟も王子と呼んでもさしつかえはないが、建前上は列国は周王の家来であり、王は周王ただ一人であるので、諸侯は公を称し、その子弟は公子となった。

 

 

陵園妾,顏色如花命如葉。命如葉薄將奈何,一奉寢宮年月多。年月多,時光換,春愁秋思知何限。

 

楊貴妃清華池002
 

 

女冠

宗教や迷信に携わる専業の女性である。彼女たちは唐代の女性の中ではきわめで特殊な階層であった。彼女たちは基本的には生産に携わらない寄生的階層であり、同時にまたいささか独立性と開放性をもった階層であった。

唐代には仏教、道教の両宗教がきわめて盛んであり、寺院、道観は林立し、膨大な数の尼と女道士(女冠)の集団を生み出していた。数万もの尼や女道士には、出家以前は高貴な身分であった妃嬢・公主や、衣食に何の心配もない貴婦人・令嬢もいたし、また貧と窮がこもごも重なった貧民の女性、身分の餞しい娼妓などもいた。

出家の動機は、次のようないくつかの情況に分けることができる。

 家族あるいは自分が仏教、道教を篤く信じて出家した人々である。

    病気のため仏にすがり、治癒した後に仏稗と名を改め、自ら剃髪して尼となることを願った。長安にあった成宜観の女道士は、大多数が士大夫の家の出身であった。しかし、こうした人は少数であり、

    圧倒的多数はやはり各種の境遇に迫られ、あるいは世の辛酸をなめ尽して浮世に見切りをつけ、寺院や通観に入って落ち着き先を求めた人々であった。その中には、夫の死後再婚を求めず入信して余生を送ろうとした寡婦もいる。

   家族が罪にふれて生きる道がなく、寺院や通観にたよらざるをえなかった者もいる。

    妓女、姫妾が寺院や通観を最後の拠り所にすることもあった。有名な女道士魚玄機はもともとある家の侍妾であったが、正妻が容認しなかったので道観に入った(『太平広記』巻二二〇)。妓女は年をとり容色が衰えると出家するのが一般的だった。

  貧民の家の大量の少女たちがいる。彼女たちはただ家が貧しく親に養う力がないという理由だけで、衣食に迫られて寺院や道観に食を求めざるを得なかった人々である。

8-420《思越人一首》張泌Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-603-8-(420) 四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4562

あのころは寝牀のまわりに翡翠の飾りのついた屏風をそばにたたせ、銀の燭台をその前に立てて、漏刻が知らせてくれるぎりぎりの時間まで、素晴らしい夜をこれ以上の幸せは無いものと、ゆっくりと過ごせたものだ。

 
 2014年7月26日の紀頌之5つのブログ 
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 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor8-420《思越人一首》張泌Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-603-8-(420) 四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4562 
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 魚玄機全詩●花間集(6)●花間集(7)●花間集(8)●花間集(9)●花間集(10) 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
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8-420《思越人一首》張泌Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-603-8-(420)  四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4562

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『思越人』四首

 

 

作者



初句7字

 

 

張舍人泌

巻四

思越人一首

鷰雙飛,鶯百囀

 

 

孫少監光憲

巻八

思越人二首其一

古臺平,芳艸遠

 

 

巻八

思越人二首其一

渚蓮枯,宮樹老,

 

 

鹿太保虔扆

巻九

思越人一首

翠屏欹,銀燭背

 

 

 

 

 

 

 

 

思越人

(好ましいあの客と過ごした思い出にひたる毎日を詠う。)

翠屏欹,銀燭背,漏殘清夜迢迢。

あのころは寝牀のまわりに翡翠の飾りのついた屏風をそばにたたせ、銀の燭台をその前に立てて、漏刻が知らせてくれるぎりぎりの時間まで、素晴らしい夜をこれ以上の幸せは無いものと、ゆっくりと過ごせたものだ。

雙帶繡窠盤錦薦,淚浸花暗香銷。

二つの帯を並べ、鳳凰の刺繍のかけ布団、錦のからまりあったベッド敷きシーツ、その二は、涙がしみこみ、花のように輝いていた女は暗く沈みこみ、お香も消えて久しい。

珊瑚枕膩鴉鬟亂,玉纖慵整雲散。

あの人との思い出は、珊瑚の髪飾り、枕に染みついた皮脂、女の結った髪は乱れたままだ。白くて細く綺麗な指や、細身の体には何にもする気にならないしぐさばかりであり、嘗ての妖艶さは雲が散ったようにどこにも見えない。

若是適來新夢見,離腸爭不千斷

もしあの人がここへ来てくれるなら、新しい夢を見ることが出来、離れている下半身はズタズタに斬り断たれることなどなくまじりあうことになるだろう。

 

(思越人)

翠屏は欹だて,銀燭は背にす,漏殘の清夜 迢迢たり。

雙帶 繡窠 盤錦薦し,淚浸し 花暗く 香銷す。

珊瑚 枕膩 鴉鬟【あかん】亂して,玉纖 慵整し 雲散す。

若し是れ 適來すれば 新らたに夢め見,離腸すれども 千斷することなく爭す。

 

 

『思越人』 現代語訳と訳註

(本文)

思越人

翠屏欹,銀燭背,漏殘清夜迢迢。

雙帶繡窠盤錦薦,淚浸花暗香銷。

珊瑚枕膩鴉鬟亂,玉纖慵整雲散。

若是適來新夢見,離腸爭不千斷。

 

 

(下し文)

(思越人)

翠屏は欹だて,銀燭は背にす,漏殘の清夜 迢迢たり。

雙帶 繡窠 盤錦薦し,淚浸し 花暗く 香銷す。

珊瑚 枕膩 鴉鬟【あかん】亂して,玉纖 慵整し 雲散す。

若し是れ 適來すれば 新らたに夢め見,離腸すれども 千斷することなく爭す。

 

(現代語訳)

(好ましいあの客と過ごした思い出にひたる毎日を詠う。)

あのころは寝牀のまわりに翡翠の飾りのついた屏風をそばにたたせ、銀の燭台をその前に立てて、漏刻が知らせてくれるぎりぎりの時間まで、素晴らしい夜をこれ以上の幸せは無いものと、ゆっくりと過ごせたものだ。

二つの帯を並べ、鳳凰の刺繍のかけ布団、錦のからまりあったベッド敷きシーツ、その二は、涙がしみこみ、花のように輝いていた女は暗く沈みこみ、お香も消えて久しい。

あの人との思い出は、珊瑚の髪飾り、枕に染みついた皮脂、女の結った髪は乱れたままだ。白くて細く綺麗な指や、細身の体には何にもする気にならないしぐさばかりであり、嘗ての妖艶さは雲が散ったようにどこにも見えない。

もしあの人がここへ来てくれるなら、新しい夢を見ることが出来、離れている下半身はズタズタに斬り断たれることなどなくまじりあうことになるだろう。

 

Flower1-001
 

(訳注)

思越人

(好ましいあの客と過ごした思い出にひたる毎日を詠う。)

『花間集』には四首所収。張泌の作は一首収められている。双調五十一字、前段二十五字五句二平韻、後段二十六字四句四仄韻で、33⑥7⑥/❼❻❼❻の詞形をとる。なお、『花間集』の思越人は鷓鴣天、思佳客、醉梅花の異名があるが、時代がもう少しあとになるもので無関係である。

moon5411
 

翠屏欹,銀燭背,漏殘清夜迢迢。

あのころは寝牀のまわりに翡翠の飾りのついた屏風をそばにたたせ、銀の燭台をその前に立てて、漏刻が知らせてくれるぎりぎりの時間まで、素晴らしい夜をこれ以上の幸せは無いものと、ゆっくりと過ごせたものだ。

翠屏 翡翠の飾りのついた屏風。寝牀のまわりに立てる。

迢迢 1 はるかに遠いさま。2 他より高いさま。また、すぐれているさま。

 

雙帶 繡窠 盤錦薦,淚浸 花暗 香銷。

二つの帯を並べ、鳳凰の刺繍のかけ布団、錦のからまりあったベッド敷きシーツ、その二は、涙がしみこみ、花のように輝いていた女は暗く沈みこみ、お香も消えて久しい。

繡窠 二人で一つになった刺繍で飾った布団。窠:巣,ねぐら,做窠巣をつくる.

 からまりあう

 (1) 推薦する,推挙する.(2) 草.(3) むしろ,ござ、草荐ベッドに敷くござ.

 

珊瑚 枕膩 鴉鬟亂,玉纖 慵整 雲散。

あの人との思い出は、珊瑚の髪飾り、枕に染みついた皮脂、女の結った髪は乱れたままだ。白くて細く綺麗な指や、細身の体には何にもする気にならないしぐさばかりであり、嘗ての妖艶さは雲が散ったようにどこにも見えない。

枕膩 枕の赤、油汚れ。

鴉鬟【あかん】①黒い髪の毛。 ②髪の結い方の一つ。あげまき。また、その髪に結った少年・少女。 ③召使の女。

玉纖 指が白くて細く綺麗な様子。

 ものうい。けだるい。夢や目標がない様子。

 

若是 適來 新夢見,離腸 爭不千斷。

もしあの人がここへ来てくれるなら、新しい夢を見ることが出来、離れている下半身はズタズタに斬り断たれることなどなくまじりあうことになるだろう。
紅莓苔子002
 

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花間集 教坊曲『生子』七首

 

 

作者



初句7字

 

 

張舍人泌

巻四

子一首

相見稀,喜見相見

 

 

牛學士希濟

巻四

子一首

春山煙欲收,天澹

 

 

孫少監光憲

巻八

子三首其一

寂寞掩朱門,正是天

 

 

巻八

子三首其二

暖日策花驄,嚲鞚垂

 

 

巻八

子三首其三

金井墮高梧,玉殿籠

 

 

魏太尉承班

巻九

子二首其一

煙雨晚晴天,零落花

 

 

巻九

子二首其二

寂寞畫堂空,深夜垂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子一首

(富貴・高貴なもの妾妃となった女を詠う)

相見稀,喜見相見,相見還相遠。

はじめはたがいに見つめるだけだった、今は、見つめて喜び、そして互に見つめ合う。互に見つめ合い、そしてまた、互いに遠ざかっていった。

檀畫荔枝紅,金蔓蜻蜓軟。

香木の黒檀に鳳凰が描かれ、荔子の紅が並べられ、金細工の蔓に金細工のトンボの髪飾りやわらかく揺れている。

魚鴈疎,芳信斷,花落庭陰晚。

魚中の書簡も雁書簡もまれになり、何時しか、良いことも音沙汰ないままになってしまった、そんなことを過しているうちに、花は落ち、庭の南の草木も終ってしまい、女としても年を重ねた。

可憐玉肌膚,消瘦成慵懶。

これほどの輝くような白い肌はまだまだ可愛らしいことであるのに、ただ心配のあまり、女としての輝きも痩せて消えてしまった、もう、夢も、希望もなく、苦しく辛い。

 

(生子)

相い見る稀れ,喜び見 相い見,相い見て還た相い遠ざかる。

檀畫 荔枝 紅なり,金蔓 蜻蜓 軟かなり。

魚鴈 疎にするも,芳信 斷ち,花落ち 庭陰の晚。

可憐なる 玉の肌膚,消瘦す 慵懶成るを。

 

紅莓苔子003
 

『生』 現代語訳と訳註

(本文)

子一首

相見稀,喜見相見,相見還相遠。

檀畫荔枝紅,金蔓蜻蜓軟。

魚鴈疎,芳信斷,花落庭陰晚。

可憐玉肌膚,消瘦成慵懶。

 

(下し文)

(生子)

相い見る稀れ,喜び見 相い見,相い見て還た相い遠ざかる。

檀畫 荔枝 紅なり,金蔓 蜻蜓 軟かなり。

魚鴈 疎にするも,芳信 斷ち,花落ち 庭陰の晚。

可憐なる 玉の肌膚,消瘦す 慵懶成るを。

 

(現代語訳)

(富貴・高貴なもの妾妃となった女を詠う)

はじめはたがいに見つめるだけだった、今は、見つめて喜び、そして互に見つめ合う。互に見つめ合い、そしてまた、互いに遠ざかっていった。

香木の黒檀に鳳凰が描かれ、荔子の紅が並べられ、金細工の蔓に金細工のトンボの髪飾りやわらかく揺れている。

魚中の書簡も雁書簡もまれになり、何時しか、良いことも音沙汰ないままになってしまった、そんなことを過しているうちに、花は落ち、庭の南の草木も終ってしまい、女としても年を重ねた。

これほどの輝くような白い肌はまだまだ可愛らしいことであるのに、ただ心配のあまり、女としての輝きも痩せて消えてしまった、もう、夢も、希望もなく、苦しく辛い。

 

 博山爐01

(訳注)

子一首

『花間集』には七首所収。牛希済の作は一首収められている。双調四十一字、前段二十字四句三仄韻、後段二十一字五句三仄韻で、3❸❺5❺/3❸❺5❺の詞形をとる。

 

子一首

(富貴・高貴なもの妾妃となった女を詠う) 

 

相見稀,喜見相見,相見還相遠。

はじめは偶に見つめるだけだった、今は、見つめて喜び、そして互に見つめ合う。互に見つめ合い、そしてまた、互いに遠ざかっていった。

 

檀畫 荔枝紅,金蔓 蜻蜓軟。

香木の黒檀に鳳凰が描かれ、荔子の紅が並べられ、金細工の蔓に金細工のトンボの髪飾りやわらかく揺れている。

/真弓  ニシキギ科の落葉低木。山野に生え、葉は楕円形で、対生。雌雄異株。初夏、緑白色の小花が集まって咲き、果実はほぼ四角形で、熟すと四つに裂けて赤い種子が現れる。古くは材で弓を作った。やまにしきぎ。かわくまつづら。《季 花=夏 実=秋》2 (「檀弓」とも書く)マユミの木で作った弓。3 (かさね)の色目の名。表は蘇芳(すおう)、裏は黄。多く秋に用いる。

荔枝 ライチはムクロジ科の果樹。 レイシとも呼ばれる。11種。中国の嶺南地方原産で、熱帯・亜熱帯地方で栽培される。 常緑高木で、葉は偶数羽状複葉で互生する。花は黄緑色で春に咲く。果実は夏に熟し、表面は赤くうろこ状、果皮をむくと食用になる白色半透明で多汁の果肉があり、その中に大きい種子が1個ある。

 

魚鴈疎,芳信斷,花落庭陰晚。

魚中の書簡も雁書簡も珠になり、何時しか、良いことも音沙汰ないままになってしまった、そんなことを過しているうちに、花は落ち、庭の南の草木も終ってしまい、女としても年を重ねた。

金蔓 金銭を得る、つてや手がかり。資金などを出してくれる人。「―をつかむ」ここは金細工の飾り物。

蜻蜓 トンボのかみかざり。 1 トンボ目ヤンマ科の昆虫の総称。体長6センチ以上あり、体は長く太めで、複眼も大きい。翅(はね)は幅広く、翅脈(しみゃく)が太い。昆虫類中最も速く飛ぶ。ギンヤンマ・ルリボシヤンマ・カトリヤンマなど。2 大形のトンボ。

 

可憐玉肌膚,消瘦成慵懶。

これほどの輝くような白い肌はまだまだ可愛らしいことであるのに、ただ心配のあまり、女としての輝きも痩せて消えてしまった、もう、夢も、希望もなく、苦しく辛い。

慵懶 慵:ものうい,だるい。懶:1 なんとなく心が晴れ晴れしない。だるくておっくうである。2 苦しい。つらい。
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8-418《女冠子一首》張泌Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-601-8-(418) 四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4552

林立する道教の道観には、膨大な数の尼と女道士(女冠)の集団を生み出していたが、ここでも若い時の華やかさで、アイドルとなるも、数万にも及ぶ女道士も人知れずなくなっていくと詠う。)花冷えの朝露に日が射し、昼には陽炎が草むらに立つ、ひっそりとしてさびしさがひろがる、天女が遊ぶ三山が浮かび、そこには五色の雲がかかる。もう盛春になってきた。

 
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その頃は、珍しい江南か南国のうたがうたわれる宴席を開いていて、愛してもらうことが、豆などの常緑樹とおなじで枯れることもないとおもっていたが、北の国から来た人であり、少し心配をすることもあった。その間、雨が集中して降ったり、杉林を抜ける風が清々しく、いろんな時を過ごし、秋には、野原や沼地に採蓮、菱摘みに舟遊びを楽しんだのだ。

 
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4-417《浪濤沙二首其二》皇甫松唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-600-4-(417)  四巻漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4547

 

 

浪淘沙二首其一

灘頭細草接疎林,浪惡罾舡半欲沉。

宿鷺眠鷗飛舊浦,去年沙觜是江心。

(波が砂を洗う水際の近くの娼妓が去年遭い、別れた人を思って長江の景色を詠う)

緩やかな流れから、早瀬が始まる河辺りには葉のか細い草がはえ、疎らな雑木林に続いている。風が強く波が立って、四隅を竹ざおで張った沙網を仕掛ける船が半ば沈みかけようとしている。

水際には白鷺が棲みついているし、かもめは砂地で眠っている、何かの拍子に昔の入り江の港の方に飛んでいく。もう去年のことになるのは、その砂浜で觜宿の星を見て別れてしまったけれど、これが大江の別れの心というものか、二度と逢うことはないのだろう。

(浪淘沙 二首其の一)

灘の頭 細草 疎林に接し,浪惡く 罾舡 半ば沉まんと欲す。

宿鷺 眠鷗 舊浦に飛び,去年 沙觜 是れ江の心なり。

 

 

浪淘沙二首其二

蠻歌豆北人愁,蒲雨杉風野艇秋。

浪起鵁鶄眠不得,寒沙細細入江流。

(歌妓の一生を鵁鶄に比喩して詠う。)

その頃は、珍しい江南か南国のうたがうたわれる宴席を開いていて、愛してもらうことが、豆などの常緑樹とおなじで枯れることもないとおもっていたが、北の国から来た人であり、少し心配をすることもあった。その間、雨が集中して降ったり、杉林を抜ける風が清々しく、いろんな時を過ごし、秋には、野原や沼地に採蓮、菱摘みに舟遊びを楽しんだのだ。

そこに波が起こり、鵁鶄は安眠することが出来なくて、そのまま寒気の砂浜に残され、心寂しくかろうじて生き延びて、そして何時とはなく長江の流れの中に入り流れ去ってゆくのである。ここの女は、年を取るとみんな同じように何処かへいなくなっていくのが通常のことなのだ。

(浪淘沙 二首其の二)

蠻歌 豆 北人の愁,蒲雨 杉風 野艇の秋。

浪起き 鵁鶄 眠りは得られず,寒沙 細細にして 江に入りて流る。

水鳥ケリ001
 

 

『浪淘沙二首其二』 現代語訳と訳註

(本文)

浪淘沙二首其二

蠻歌豆北人愁,蒲雨杉風野艇秋。

浪起鵁鶄眠不得,寒沙細細入江流。

 

蠻歌豆北人愁,松雨蒲風野艇秋。

浪起眠不得,寒沙細細入江流。

 

(下し文)

(浪淘沙 二首其の二)

蠻歌 豆 北人の愁,蒲雨 杉風 野艇の秋。

浪起き 鵁鶄 眠りは得られず,寒沙 細細にして 江に入りて流る。 

 

(現代語訳)

(歌妓の一生を鵁鶄に比喩して詠う。)

その頃は、珍しい江南か南国のうたがうたわれる宴席を開いていて、愛してもらうことが、豆などの常緑樹とおなじで枯れることもないとおもっていたが、北の国から来た人であり、少し心配をすることもあった。その間、雨が集中して降ったり、杉林を抜ける風が清々しく、いろんな時を過ごし、秋には、野原や沼地に採蓮、菱摘みに舟遊びを楽しんだのだ。

そこに波が起こり、鵁鶄は安眠することが出来なくて、そのまま寒気の砂浜に残され、心寂しくかろうじて生き延びて、そして何時とはなく長江の流れの中に入り流れ去ってゆくのである。ここの女は、年を取るとみんな同じように何処かへいなくなっていくのが通常のことなのだ。

 

(訳注)

浪淘沙二首其二

(歌妓の一生を鵁鶄に比喩して詠う。)

花間集には浪淘沙は皇甫松の二首が所収されている。雑曲歌辞、七言絶句形式、二十八字四句三平韻⑦⑦7⑦の詞形をとる。

皇甫松(生卒年不詳・父皇甫湜が約777~約830とされているので約800~約850と考える。親子とも、隠遁者の為形跡を遺していない)、復姓で皇甫が姓、松が名。一名、嵩とも言う。字を子奇と言い、自ら檀欒子と号した。睦安(今の浙江省淳安)の人。韓愈門下、工部侍郎、皇甫湜の子、宰相牛僧孺の外甥で、晩唐の詞人。『酔郷日月』 『人隠賦』などの著書のあったことが知られており、これらの書名からすると、隠逸的傾向の強かった人物であったことが分かる。花間集では「皇甫先輩松」とある。唐代では、進士を先輩と呼ぶので、進士で、出仕しないで終わったのだろう。『花問集』 には十二首の詞が収められている。

《雑曲歌辞》 

浪淘沙 雑曲歌辞であるところの浪淘沙【ろうとうさ】。波が砂をよなげる。この作は、黄河や長江の流れを詠じている。『楚辭』の九歌に擬しているといわれる。

雑曲歌辞:楽府詩の一つ。内容は雑然としており、志を描写するものや感情を発露するものであり、宴遊や歓楽、うらみや別離の情、行役や征戍の苦労を詠ったものがある。・浪淘沙:なみが砂を洗う。詞牌・『浪淘沙』となる。 ・淘:よなげる。米を水に入れて、ゆりとぐ。物を水に入れて、揺らし動かして洗う。

ゆりかもめ002
 

蠻歌 豆 北人愁,蒲雨杉風野艇秋。

その頃は、珍しい江南か南国のうたがうたわれる宴席を開いていて、愛してもらうことが、豆などの常緑樹とおなじで枯れることもないとおもっていたが、北の国から来た人であり、少し心配をすることもあった。その間、雨が集中して降ったり、杉林を抜ける風が清々しく、いろんな時を過ごし、秋には、野原や沼地に採蓮、菱摘みに舟遊びを楽しんだのだ。

蠻歌 珍しい江南か南国のうたがうたわれる宴席を開いていることをさす。

 ニクズク属は、ニクズク科の1属。学名Myristica。ミリスティカ属とも。属名はギリシャ語で香油を意味するミュリスティコス から。 熱帯性の常緑高木。東南アジア、オーストラリアに自生。 種子から、スパイスのナツメグ とメース 、生薬の肉荳蔲が作られる。

蒲雨 集中豪雨。スコール。

野艇 採蓮や、菱摘みを見る遊び。

 

浪起鵁鶄眠不得,寒沙細細入江流。

そこに波が起こり、鵁鶄は安眠することが出来なくて、そのまま寒気の砂浜に残され、心寂しくかろうじて生き延びて、そして何時とはなく長江の流れの中に入り流れ去ってゆくのである。ここの女は、年を取るとみんな同じように何処かへいなくなっていくのが通常のことなのだ。

鵁鶄 ごいさぎ.(1)、一名{-+}。鳬に似て脚高く毛冠あり(2)。高木に巣くい、子を穴中に生む。子其の母の翅を銜へ飛びて上下す(3)。淮賦の所謂、「鸕{+}は雛を八九に吐く、鵁鶄は翼を銜へ低昂する」者なり。

細細 1 非常に細いさま。また、細く弱々しいさま。「―とした声」2 かろうじて続いているさま。また、やっとのことで維持するさま。
haqro04
 

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皇甫松《浪濤沙二首其一》緩やかな流れから、早瀬が始まる河辺りには葉のか細い草がはえ、疎らな雑木林に続いている。風が強く波が立って、四隅を竹ざおで張った沙網を仕掛ける船が半ば沈みかけようとしている。

 
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