(「買斷」を受けていた妓女は歳をとって来ると誰とも接触がなくなる、今年も、春が来て、約束の清明節にも帰ってこなかったと貴公子の多情に諦めてしまったことを詠う。)妓女は柳の葉を眉にしたようである、流行の雲のような髪型をして、蛟の絹の上かけ着、霧の様な穀織の薄い着物、香炉には燃えカスが雪のようにいっぱいになっている。
15-456《漁歌子一首》魏承班Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-639-15-(456) 19漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4742
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| 花間集 教坊曲『漁歌子』八首 | | |||
| 作者 | 巻 | 題 | 初句7字 | |
| 顧敻(顧太尉敻) | 巻七 | 曉風清,幽沼綠, | | |
| 孫少監光憲 | 巻八 | 草芊芊,波漾漾, | | |
| 巻八 | 泛流螢,明又滅, | | ||
| 魏太尉承班 | 巻九 | 漁歌子一首 | 柳如眉,雲似髮。 | |
| 李秀才珣 | 巻十 | 漁歌子四首其一 | 草芊芊,花簇簇, | |
| 巻十 | 漁歌子四首其二 | 荻花秋,瀟湘夜, | | |
| 巻十 | 漁歌子四首其三 | 柳垂絲,花滿樹, | | |
| 巻十 | 漁歌子四首其四 | 九疑山,三湘水, | | |
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漁歌子
(「買斷」を受けていた妓女は歳をとって来ると誰とも接触がなくなる、今年も、春が来て、約束の清明節にも帰ってこなかったと貴公子の多情に諦めてしまったことを詠う。)
柳如眉,雲似髮。蛟綃霧縠籠香雪。
妓女は柳の葉を眉にしたようである、流行の雲のような髪型をして、蛟の絹の上かけ着、霧の様な穀織の薄い着物、香炉には燃えカスが雪のようにいっぱいになっている。
夢魂驚,鐘漏歇,䆫外曉鶯殘月。
うとうとした夢の中で思いを遂げていたのを驚かされたのは、漏刻の四更を告げる鐘の声が止んだ、窓の外には春を告げる暁の鶯が啼き、空には名残の二十日月がある。
幾多情,無處說,落花飛絮清明節。
あのひとは、優しいけれど好きになる気持ちが多い、そして、何処の女の所にいるかはわからない、春も盛りに花びらが散り始め、柳絮が飛び交い、そして清明節が来てしまった。
少年郎,容易別,一去音書斷絕。
貴公子の遊び人は、「別れることを簡単にできると考えているし、一度去ってしまえば、音信は完全に断たれてしまうというものだ」と思っていたとおりであった。
(漁歌子)
柳 眉の如く,雲 髮に似て。蛟の綃 霧の縠 籠の香雪たり。
夢魂 驚き,鐘漏 歇み,䆫外には 曉鶯 殘月あり。
幾多の情,無處の說,花落ち 絮飛ぶ 清明節。
少年の郎,別を容易とし,一たび去れば 音書 斷絕。
『漁歌子』 現代語訳と訳註
(本文)
漁歌子
柳如眉,雲似髮。蛟綃霧縠籠香雪。
夢魂驚,鐘漏歇,䆫外曉鶯殘月。
幾多情,無處說,落花飛絮清明節。
少年郎,容易別,一去音書斷絕。
(下し文)
(漁歌子)
柳 眉の如く,雲 髮に似て。蛟の綃 霧の縠 籠の香雪たり。
夢魂 驚き,鐘漏 歇み,䆫外には 曉鶯 殘月あり。
幾多の情,無處の說,花落ち 絮飛ぶ 清明節。
少年の郎,別を容易とし,一たび去れば 音書 斷絕。
(現代語訳)
(「買斷」を受けていた妓女は歳をとって来ると誰とも接触がなくなる、今年も、春が来て、約束の清明節にも帰ってこなかったと貴公子の多情に諦めてしまったことを詠う。)
妓女は柳の葉を眉にしたようである、流行の雲のような髪型をして、蛟の絹の上かけ着、霧の様な穀織の薄い着物、香炉には燃えカスが雪のようにいっぱいになっている。
うとうとした夢の中で思いを遂げていたのを驚かされたのは、漏刻の四更を告げる鐘の声が止んだ、窓の外には春を告げる暁の鶯が啼き、空には名残の二十日月がある。
あのひとは、優しいけれど好きになる気持ちが多い、そして、何処の女の所にいるかはわからない、春も盛りに花びらが散り始め、柳絮が飛び交い、そして清明節が来てしまった。
貴公子の遊び人は、「別れることを簡単にできると考えているし、一度去ってしまえば、音信は完全に断たれてしまうというものだ」と思っていたとおりであった。
(訳注)
漁歌子
(「買斷」を受けていた妓女は歳をとって来ると誰とも接触がなくなる、今年も、春が来て、約束の清明節にも帰ってこなかったと貴公子の多情に諦めてしまったことを詠う。)
花間集には、教坊曲『漁歌子』は八首、魏承班の詩は一首のみ所収されている。双調五十字、前後二十五字六句四仄韻、3❸❼3❸❻/3❸❼3❸❻の詞形をとる。若いころの放蕩を改め、風流、興を感じる隠士の生活を詠うものを基本とする。
柳如眉 雲似髮 蛟綃霧縠籠香雪
夢魂驚 鐘漏歇 䆫外曉鶯殘月
幾多情 無處說 落花飛絮清明節
少年郎 容易別 一去音書斷絕
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柳如眉,雲似髮。蛟綃霧縠籠香雪。
巫女は柳の葉を眉にしたようである、流行の雲のような髪型をして、蛟の絹の上かけ着、霧の様な穀織の薄い着物、香炉には燃えカスが雪のようにいっぱいになっている。
縠 からみ織りの一種。粟粒のような点で文様を表す。薄くて透けた夏用の布。こめ。宋玉《神女賦》 宜高殿以廣意兮,翼放縱而綽寬。動霧縠以徐步兮、拂墀聲之珊珊。
夢魂驚,鐘漏歇,䆫外曉鶯殘月。
うとうとした夢の中で思いを遂げていたのを驚かされたのは、漏刻の四更を告げる鐘の声が止んだ、窓の外には春を告げる暁の鶯が啼き、空には名残の二十日月がある。
歇 ](1) 休息する歇一会儿ひと息入れる.(2) 停止する,中止する.(3) 《方》寝る,眠る.《方》短い時間,しばらくの間一歇ごく短い時間.歇班 xiē▽bān[動](~儿)仕事が休みになる,非番になる.
幾多情,無處說,落花飛絮清明節。
あのひとは、優しいけれど好きになる気持ちが多い、そして、何処の女の所にいるかはわからない、春も盛りに花びらが散り始め、柳絮が飛び交い、そして清明節が来てしまった。
清明節 清明節は農暦(旧暦)の24節気の一つ。春風が吹き、暖かくなると、空気は新鮮で爽やかになり、天地は明るく、清らかになる。このため「清明」と呼ばれる。しかし、この時節は、雨が次第に多くなる。親に仕える道を重視する中国人は、「生者に仕える如く死者にも仕える」という考え方から出発し、墓を先祖が地下に住んでいる場所と見なし、雨季が到来する前の清明の季節にはまず、風雨に一年間さらされてきた墓を修復、整理し、草を刈り、土を盛らなければならない。そして供物を並べて礼拝し、先祖にご加護と平安を祈るのだ。
妓女からすれば、清明節の時には、故郷の墓を祀るために、あの人はいるものだということをいい。この日は自分の所に来てくれるということをあらわしている。
少年郎,容易別,一去音書斷絕。
貴公子の遊び人は、「別れることを簡単にできると考えているし、一度去ってしまえば、音信は完全に断たれてしまうというものだ」と思ってたとおりであった。
少年郎 貴公子の遊び人。
漁歌子二首其二
花間集には、教坊曲『漁歌子』は八首所収されている。双調五十字、前後二十五字六句四仄韻、3❸❼3❸❻/3❸❼3❸❻の詞形をとる。若いころの放蕩を改め、風流、興を感じる隠士の生活を詠うものを基本とする。
孫光憲《漁歌子二首》
漁歌子二首其一
(劉郎のように家に帰らなくなった男が、漁師の歌う舟歌を聞きながら、次の港の女のもとにむかう)
草芊芊,波漾漾,湖邊艸色連波漲。
沿蓼岸,泊楓汀,天際玉輪初上。
扣舷歌,聯極望,槳聲伊軋知何向。
黃鵲叫,白鷗眠,誰似儂家疏曠。
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柳如眉 雲似髮 蛟綃霧縠籠香雪
夢魂驚 鐘漏歇 䆫外曉鶯殘月
幾多情 無處說 落花飛絮清明節
少年郎 容易別 一去音書斷絕
漁歌子二首其二
(船の旅情を詠うもので、江南の多くの湖をつなぐ運河を抜けて太湖・湖州、松江を抜けて我が家に帰る旅である。)
泛流螢,明又滅,夜涼水冷東灣闊。
風浩浩,笛寥寥,萬頃金波澄澈。
杜若洲,香郁烈,一聲宿鴈霜時節。
經霅水,過松江,盡屬濃家日月。
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泛流螢 明又滅 夜涼水冷東灣闊
風浩浩 笛寥寥 萬頃金波澄澈
杜若洲 香郁烈 一聲宿鴈霜時節
經霅水 過松江 盡屬濃家日月

































































