玉臺新詠 全十巻 訳注解説

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之   唐五代詞詩・花間集・玉臺新詠 中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。 5年以上のブログ連載。(魚玄機・薛濤・花間集)完掲載 現在《玉臺新詠》完全版連載中 予定(文選【詩篇】文選【賦篇 楚辞 詩經 ・・・・)

2015年06月

中国の韻文学には、古くは周代の詩があり、漢魏六朝には古詩と楽府かあり、唐代になって古詩に対して新しい近体の律詩、絶句がおこった。楽府がおとろえ新しく勃興したのが詞である。詞ははじめ、学詞ともよばれ、楽曲の歌詞をさしていうものであるが、それが流行するとともに、唐詩などと相ならんで、一つの韻文学として成立したのである。
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温庭筠の詞詩を約60首程度掲載の後、魚玄機50首程度連載し,薛濤約百首、韋莊五十首
森鴎外小説 『魚玄機』 彼女の詩を冷静に、客観的に分析 過去の女性蔑視の見方を排除して解釈 訳註解説
現在、『花間集』全詩500首、全首連載が終了した。いま、500首全首、見直し、改訂版Ver.2.1として、根本的に語訳、注釈をやり直して掲載しています。出来るだけ(改訂版Ver.2.1)と記している詩を読まれることを薦めます。
現在 玉臺新詠 訳注解説連載中
   玉臺新詠 概要 目録・目次 http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/list1.html

張泌《巻四41南歌子 三首之三》『花間集』192全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6232

張泌  南歌子三首 其三  

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳凰。

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

(若い妃嬪は春の水辺の宴に鴛鴦のように満ち足りた日を過ごす。いつしか風雪が窓を打っても、何事もなく寵愛を受ける。)

張泌《巻四41南歌子 三首之三》『花間集』192全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6232

 
 2015年6月30日の紀頌之5つのBlog 
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 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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(改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其一

(春に寵愛を受けて、桐の花が散るとともに、寵愛を失い、それでも毎日、寵愛の準備をして待つ、夏に窓を開いて部屋に風を入れる、夕陽が巻き上げた水晶の簾に当たってかがやく、もうずっとこの生活をする。)

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

柳はすっかりみどりの色を茂らせていて、高殿を遮って影暗くしていると、桐の花は高殿のみぎりの石に散り落ちて春は過ぎていく。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

夏が来ると高殿の窓を開けて遠くより吹き寄せる風は涼しく通り抜けてゆき、水晶の簾を巻き掲げとめれば、傾いた日差しは簾の水晶に輝いている。

(南歌子三首 其の一)

柳色 樓を遮りて暗く,桐花 落砌【みぎり】香し。

畫堂 開く處 遠風 涼しく,高く水精の簾額を卷けば,斜陽を襯【つ】く。

 

(改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其二

(柳が茂るのを見ても、庭の花を見ても、寵愛を受けていたのが昨日の日の様に思われる、何もすることが無く、横になるとその頃のことを思いだす。杜鵑の啼くのを聞いていて昼寝をしていて、急に鳴きやんだので、目を覚ましたけれど、何にも変わった事は無く、また夢を見る事しかない。閨の壁に倚る絵屏風は何時寵愛を受けても良い様に準備していること園もがむなしいと詠う。)

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようにしげっている、寝殿前の中庭の花は、紅く一層美しく日に映えている。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

あちこちでホトトギスが別れた人を呼ぶために鳴くといわれる声が聞こえ、簾かかる連子窓からそよ風が入る、啼き声が止んで、驚いて目を覚ますが夢の出来事から離れられない、だから絵屏風が余計に空しく思われる。

(南歌子三首 其の二)

岸の柳は煙綠に【ひ】きて,庭花は日に照えて紅なり。

數聲 蜀の魄 簾に入り,驚斷す 碧殘夢,畫屏 空し。

 

(改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其三

(若い妃嬪は春の水辺の宴に鴛鴦のように満ち足りた日を過ごす。いつしか風雪が窓を打っても、何事もなく寵愛を受ける。)

錦薦紅鸂鶒,羅衣鳳凰。

水上舞台の華美な墊席、頬を赤くした若い妃嬪は鴛鴦のように寄り添っている。閨では薄絹の着物を着ていてそれには鳳凰の刺繍で飾ってあり、満ち足りた日々をおくる。

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

閨にはうつくしい模様をきざみこんだ彫刻の窓には北風が狂ったように吹きつけ、荒れ雪が舞い飛んでくる。簾ととばりもすべておろしたので何事も無かったように待ちつづける、美しく良い香りのお香をたいて閨に鬱々とただよう。

 

(南歌子三首 其の三)

錦薦 紅の鸂鶒,羅衣 繡の鳳凰。

綺疎 飄雪 北風の狂,簾幕 盡く垂れ 事無し,金香鬱にす。

 

 

『南歌子三首 其三』 現代語訳と訳註

(本文)

南歌子三首 其三

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳凰。

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

 

(下し文)

(南歌子三首 其の三)

錦薦 紅の鸂鶒,羅衣 繡の鳳凰。

綺疎 飄雪 北風の狂,簾幕 盡く垂れ 事無し,金香鬱にす。

 

(現代語訳)

(若い妃嬪は春の水辺の宴に鴛鴦のように満ち足りた日を過ごす。いつしか風雪が窓を打っても、何事もなく寵愛を受ける。)

水上舞台の華美な墊席、頬を赤くした若い妃嬪は鴛鴦のように寄り添っている。閨では薄絹の着物を着ていてそれには鳳凰の刺繍で飾ってあり、満ち足りた日々をおくる。

閨にはうつくしい模様をきざみこんだ彫刻の窓には北風が狂ったように吹きつけ、荒れ雪が舞い飛んでくる。簾ととばりもすべておろしたので何事も無かったように待ちつづける、美しく良い香りのお香をたいて閨に鬱々とただよう。

 

(訳注)

南歌子三首 其三

(若い妃嬪は春の水辺の宴に鴛鴦のように満ち足りた日を過ごす。いつしか風雪が窓を打っても、何事もなく寵愛を受ける。)

春の水亭の宴、鴛鴦のように寵愛を受け、鳳凰の褥に入って満足な日を過ごす、夏が過ぎ、風雪が窓を討つようになっても何事もなく、ちょうあいをうける。い、作中の主人公の思いは、遙か彼方へと向かい、もうあきらめてしまうしかない。

温庭筠『南歌子』は下記に示す。

『南歌子七首』(一) 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-30-5-#8 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1736

『南歌子七首』(二)温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-31-5-#9 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1740

『南歌子七首』(三)温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-32-5-#10 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1744

『南歌子七首(四)』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-33-5-#11 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1748

『南歌子七首(五)』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-34-6-#12 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1752

『南歌子七首』(六)温庭筠 ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-35-7-#13 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1756

『南歌子七首』 (七) 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-36-5-#14 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1760

『花間集』には張泌の作が二首収められている。単調二十六字、五句三平韻で、5⑤⑦6③の詞形をとる。

南歌子三首 其一

柳色遮樓暗,桐花落砌

畫堂開處遠風,高卷水精簾額,襯斜

●●○○●、○○●●○。

●○○●●△△、○△●△○●、●○○。

『花間集』には張泌の作が二首収められている。単調二十六字、五句四平韻で、5⑤⑦⑥③の詞形をとる。

南歌子三首 其二

岸柳拖煙綠,庭花照日

數聲蜀魄入簾,驚斷碧,畫屏

●●△○●  ○○●●○

●○●●●○○  ○●●?○△ ●△△

『花間集』には張泌の作が二首収められている。単調二十六字、五句三平韻で、5⑤⑦6③の詞形をとる。

南歌子三首 其三

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳

綺疎飄雪北風,簾幕盡垂無事,鬱金

●●○○●  ○△●●○

●△○●●△△  ○●●○○● ●○○

 

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳凰。

水上舞台の華美な墊席、頬を赤くした若い妃嬪は鴛鴦のように寄り添っている。閨では薄絹の着物を着ていてそれには鳳凰の刺繍で飾ってあり、満ち足りた日々をおくる。

・錦薦 錦で以て緣どりで飾った席子。 亦た水上に泛んだ華美な墊席をいう。水上舞台の華美な墊席。・薦1 マコモを粗く編んだむしろ。現在は多く、わらを用いる。こもむしろ。「荷車に―を掛ける」2 「薦被(こもかぶ)2」の略。おこも。3 (「虚無」とも書く)「薦僧(こもそう)」の略。4 マコモの古名。

・鸂鶒 おしどり。

 

 

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

閨にはうつくしい模様をきざみこんだ彫刻の窓には北風が狂ったように吹きつけ、荒れ雪が舞い飛んでくる。簾ととばりもすべておろしたので何事も無かったように待ちつづける、美しく良い香りのお香をたいて閨に鬱々とただよう。

・綺疎 うつくしい模様をきざみこんだ彫刻、綺疏)、綺窓(キソウ=模様で飾った窓)

・飄雪 雪が風に吹かれ舞い飛ぶ、雪の花をいう。

・鬱 はればれしない気分のこと。

・金香 美しく良い香り。

張泌《巻四40南歌子 三首之二》『花間集』191全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6227

張泌  南歌子三首 其二  

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

(柳が茂るのを見ても、庭の花を見ても、寵愛を受けていたのが昨日の日の様に思われる、何もすることが無く、横になるとその頃のことを思いだす。杜鵑の啼くのを聞いていて昼寝をしていて、急に鳴きやんだので、目を覚ましたけれど、何にも変わった事は無く、また夢を見る事しかない。閨の壁に倚る絵屏風は何時寵愛を受けても良い様に準備していること園もがむなしいと詠う。)

張泌《巻四40南歌子 三首之二》『花間集』191全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6227

 
 2015年6月29日の紀頌之5つのBlog 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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267-#1 《卷八34鄴中王大勸入高鳳石門山幽居》Index-19 Ⅱー14-739年開元二十七年39歳 <267-#1> Ⅰ李白詩1535 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6223 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
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 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
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75-#6 《八讀巻四17 送浮屠文暢師序》-#6 韓愈(韓退之) 803年貞元19年 38歳<1448> Ⅱ【9分割】 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6224 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
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 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
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 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog766年-61杜甫 《1556奉漢中王手札》【3分割】 杜甫詩index-15-766年大暦元年55歲-61 <930> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6225 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
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 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
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(改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其一

(春に寵愛を受けて、桐の花が散るとともに、寵愛を失い、それでも毎日、寵愛の準備をして待つ、夏に窓を開いて部屋に風を入れる、夕陽が巻き上げた水晶の簾に当たってかがやく、もうずっとこの生活をする。)

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

柳はすっかりみどりの色を茂らせていて、高殿を遮って影暗くしていると、桐の花は高殿のみぎりの石に散り落ちて春は過ぎていく。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

夏が来ると高殿の窓を開けて遠くより吹き寄せる風は涼しく通り抜けてゆき、水晶の簾を巻き掲げとめれば、傾いた日差しは簾の水晶に輝いている。

(南歌子三首 其の一)

柳色 樓を遮りて暗く,桐花 落砌【みぎり】香し。

畫堂 開く處 遠風 涼しく,高く水精の簾額を卷けば,斜陽を襯【つ】く。

 

(改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其二

(柳が茂るのを見ても、庭の花を見ても、寵愛を受けていたのが昨日の日の様に思われる、何もすることが無く、横になるとその頃のことを思いだす。杜鵑の啼くのを聞いていて昼寝をしていて、急に鳴きやんだので、目を覚ましたけれど、何にも変わった事は無く、また夢を見る事しかない。閨の壁に倚る絵屏風は何時寵愛を受けても良い様に準備していること園もがむなしいと詠う。)

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようにしげっている、寝殿前の中庭の花は、紅く一層美しく日に映えている。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

あちこちでホトトギスが別れた人を呼ぶために鳴くといわれる声が聞こえ、簾かかる連子窓からそよ風が入る、啼き声が止んで、驚いて目を覚ますが夢の出来事から離れられない、だから絵屏風が余計に空しく思われる。

(南歌子三首 其の二)

岸の柳は煙綠に【ひ】きて,庭花は日に照えて紅なり。

數聲 蜀の魄 簾に入り,驚斷す 碧殘夢,畫屏 空し。

其三

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳凰。

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『南歌子三首 其二』 現代語訳と訳註

(本文)

南歌子三首 其二

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

 

 

(下し文)

(南歌子三首 其の二)

岸の柳は煙綠に拖【ひ】きて,庭花は日に照えて紅なり。

數聲 蜀の魄 簾櫳に入り,驚斷す 碧殘夢,畫屏 空し。

 

 

(現代語訳)

(柳が茂るのを見ても、庭の花を見ても、寵愛を受けていたのが昨日の日の様に思われる、何もすることが無く、横になるとその頃のことを思いだす。杜鵑の啼くのを聞いていて昼寝をしていて、急に鳴きやんだので、目を覚ましたけれど、何にも変わった事は無く、また夢を見る事しかない。閨の壁に倚る絵屏風は何時寵愛を受けても良い様に準備していること園もがむなしいと詠う。)

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようにしげっている、寝殿前の中庭の花は、紅く一層美しく日に映えている。

あちこちでホトトギスが別れた人を呼ぶために鳴くといわれる声が聞こえ、簾かかる連子窓からそよ風が入る、啼き声が止んで、驚いて目を覚ますが夢の出来事から離れられない、だから絵屏風が余計に空しく思われる。

 

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其二

(諦めてはいたが杜鵑、夢、人の動きによって心が動かされるものの、そこには寂蓼だけがのこるを詠う。)

晩春、窓辺近く屏風に囲まれて午醇をとっていた女性は、ホトトギスの鳴き声に、夢から覚めて、身.人の現実に返り、つくづくと空しさを覚える。彼女が見ていたのは、旅に出て帰らぬ男が帰ってきた夢か、あるいは男を尋ね求めて行った夢に違いない。それは、夢を破ったのがホトトギスの声であることから知れる。「畫屏空」は、諦めてはいたが杜鵑、夢、人の動きによって心が動かされるものの、二人だけの世界を作る屏風も、空しく広げられたままになっていることを言う。

 

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

岸の柳は今年も芽を吹き、もう縁の靄のようにしげっている、寝殿前の中庭の花は、紅く一層美しく日に映えている。

○岸柳 岸辺の柳の木は護岸保護のために官によって植えられたものである。

顧太尉 巻七36醉公子二首其二

岸柳垂金線,雨晴鶯百囀。家在綠楊邊,往來多少年。

馬嘶芳草遠,高樓簾半捲。斂袖翠蛾攢,相逢爾許難。

13-339《醉公子二首 其二》顧太尉(顧夐【こけい】)五十五首Ⅻ唐五代詞・『花間集』全詩訳注解説Gs-522-13-(339) 花間集 巻第七漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4157

○拖 (1) 引く,引きずる用子拖縄で引っ張る.把孩子拖屋子供を引きずって部屋に入れる.(2) 体の後に垂らす身后拖着一条大子背中に長いお下げの髪を垂らしている.(3) 引き延ばす拖日子日を延ばす.

○煙綠 春に柳の若葉がいっぱいに広がった様子を云う。夏の表現では緑が濃い、鬱蒼、暗いという語を使う。土手の補強に官が植えることが多く、花街は水郷と柳は一体のものである。春、岸、柳、煙、これは前の春にここで別れたことを意味する。

○庭花 寝殿の前庭を意味する。

○照日紅 花に日が射してその赤い色が生えることを云うが、これは男との佳き日を意味する。

 

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

あちこちでホトトギスが別れた人を呼ぶために鳴くといわれる声が聞こえ、簾かかる連子窓からそよ風が入る、啼き声が止んで、驚いて目を覚ますが夢の出来事から離れられない、だから絵屏風が余計に空しく思われる。

○數聲 あちこちで杜鵑の声が聞こえてくることをいう。

○蜀魄 他の渡り鳥よりも渡来時期が遅いのは、托卵の習性のために対象とする鳥の繁殖が始まるのにあわせることと、食性が毛虫類を捕食するため、早春に渡来すると餌にありつけないためである。杜鵑。ホトトギス。蜀魂ともいう。杜鵑  ほととぎす。蜀の望帝の春を思う心は、血を吐いて悲しげになく杜鵑(ホトトギス)に魂を托(たく)した。(そのように、血を吐きながらなく思いである)。詳しくは杜甫『杜鵑行』を参照されたい。

不如帰、杜宇、杜鵑、蜀魂、蜀鳥、杜魄、蜀魄、子規、躑躅。李白『宣城見杜鵑花』「蜀國曾聞子規鳥,宣城還見杜鵑」

杜甫『杜鵑行』

君不見昔日蜀天子,化作杜鵑似老烏。

寄巢生子不自啄,群鳥至今與哺雛。

雖同君臣有舊禮,骨肉滿眼身羈孤。

業工竄伏深樹裡,四月五月偏號呼。

其聲哀痛口流血,所訴何事常區區。

爾豈摧殘始發憤,羞帶羽翮傷形愚。

蒼天變化誰料得,萬事反覆何所無。

萬事反覆何所無,豈憶當殿群臣趨?

杜鵑行 杜甫 成都(2)浣花渓の草堂(2 -16-1)  <379 1 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1831 杜甫詩1000-379-557/1500

浣渓沙 十首 其一 張泌【ちょうひつ】  ⅩⅫ唐五代詞・ 「花間集」 Gs-339-7-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3242

酒泉子 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-275-5-#29  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2922

天仙子 其四 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-273-5-#27  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2912

楊蘊中 薛濤  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-245-111-#101  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2607

蜀中三首 其三 鄭谷  唐五代詞・宋詩 薛濤-135-7-#3  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2222

菩薩蠻 七』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-7-1-#7 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1644

簾櫳 カーテンのかかった連丁窓。

○驚斷 杜鵑の声が途絶えて驚く。

○碧 簾かかる東の連子窓。

殘夢 眠っていて見た夢が、眠りから覚めても夢を思い出す。

○畫屏空 屏風は閨の寝牀の周りに立てかけるものであることで、寝牀で過ごしたことを意味する。

張泌《巻四39南歌子 三首之一》『花間集』190全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6222

張泌  南歌子三首 其一  

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

(春に寵愛を受けて、桐の花が散るとともに、寵愛を失い、それでも毎日、寵愛の準備をして待つ、夏に窓を開いて部屋に風を入れる、夕陽が巻き上げた水晶の簾に当たってかがやく、もうずっとこの生活をする。)

張泌《巻四39南歌子 三首之一》『花間集』190全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6222

 

 
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(改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其一

(春に寵愛を受けて、桐の花が散るとともに、寵愛を失い、それでも毎日、寵愛の準備をして待つ、夏に窓を開いて部屋に風を入れる、夕陽が巻き上げた水晶の簾に当たってかがやく、もうずっとこの生活をする。)

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

柳はすっかりみどりの色を茂らせていて、高殿を遮って影暗くしていると、桐の花は高殿のみぎりの石に散り落ちて春は過ぎていく。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

夏が来ると高殿の窓を開けて遠くより吹き寄せる風は涼しく通り抜けてゆき、水晶の簾を巻き掲げとめれば、傾いた日差しは簾の水晶に輝いている。

(南歌子三首 其の一)

柳色 樓を遮りて暗く,桐花 落砌【みぎり】香し。

畫堂 開く處 遠風 涼しく,高く水精の簾額を卷けば,斜陽を襯【つ】く。

 

其二

岸柳拖煙綠,庭花照日紅。

數聲蜀魄入簾櫳,驚斷碧殘夢,畫屏空。

 

其三

錦薦紅鸂鶒,羅衣繡鳳凰。

綺疎飄雪北風狂,簾幕盡垂無事,鬱金香。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『南歌子三首 其一』 現代語訳と訳註

(本文)

南歌子三首 其一

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

 

(下し文)

南歌子三首 其一

柳色 樓を遮りて暗く,桐花 落砌【みぎり】香し。

畫堂 開く處 遠風 涼しく,高く水精の簾額を卷けば,斜陽を襯【つ】く。

 

 

(現代語訳)

(春に寵愛を受けて、桐の花が散るとともに、寵愛を失い、それでも毎日、寵愛の準備をして待つ、夏に窓を開いて部屋に風を入れる、夕陽が巻き上げた水晶の簾に当たってかがやく、もうずっとこの生活をする。)

柳はすっかりみどりの色を茂らせていて、高殿を遮って影暗くしていると、桐の花は高殿のみぎりの石に散り落ちて春は過ぎていく。

夏が来ると高殿の窓を開けて遠くより吹き寄せる風は涼しく通り抜けてゆき、水晶の簾を巻き掲げとめれば、傾いた日差しは簾の水晶に輝いている。

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

南歌子三首 其一

(春も過ぎ、夏も過ぎようと、気持ちは遙か彼方へと向かい、女はもうあきらめてしまうしかない。)

春が来ても来てくれない、晩春の日傾く頃になってこない。夏になってもこない、作中の主人公の思いは、遙か彼方へと向かい、もうあきらめてしまうしかない。

温庭筠『南歌子』は下記に示す。

 

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠38《巻1-38 南歌子七首其一》溫庭筠66首巻一

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠39《巻1-39 南歌子七首其二》溫庭筠66首巻一

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠40《巻1-40 南歌子七首其三》溫庭筠66首巻一

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠41《巻1-41 南歌子七首其四》溫庭筠66首巻一

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠42《巻1-42 南歌子七首其五》溫庭筠66首巻一

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠43《巻1-43 南歌子七首其六》溫庭筠66首巻一

『花間集』全詩訳注解説(改訂)-1溫庭筠44《巻1-44 南歌子七首其七》溫庭筠66首巻一

『花間集』には張泌の作が二首収められている。単調二十六字、五句三平韻で、5⑤⑦6③の詞形をとる。

南歌子三首 其一

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

●●○○●、○○●●○。

●○○●●△△、○△●△○●、●○○。

 

柳色遮樓暗,桐花落砌香。

柳はすっかりみどりの色を茂らせていて、高殿を遮って影暗くしていると、桐の花は高殿のみぎりの石に散り落ちて春は過ぎていく。

桐花 キリ属の落葉広葉樹。漢語の別名として白桐、泡桐、榮。聖王を表す”鳳凰”は梧桐の木に棲み、竹の実だけを食べるという伝説があり、 桐は霊鳥の宿り木とされた。開花は晩春、秋に実を付ける。白居易《桐花》詩「春令有常候,清明桐始發。何此巴峽中,桐花開十月。草木堅彊物,所稟固難奪。」〕憂欝、寂寥の意。

・砌 香は修飾的な詩的冠語。みぎり【砌】とは。《「水限(みぎり)」の意で、雨滴の落ちるきわ、また、そこを 限るところからという》1 時節。おり。ころ。石または煉瓦のきざはし(階段)。室内から庭へおりるところにある段。砌は石または煉瓦のきざはしの段をいうが、部屋から庭に出るポーチの角。薛濤、魚玄機も多く使う。女性らしい、細かい景色の描写の一つになる。『女妓を詠う詩によく登場する。世界間の区切りを示すものである。

薛濤『金燈花』

闌邊不見蘘蘘葉,下惟翻艷艷叢。

細視欲將何物比,曉霞初疊赤城宮。

金燈花 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-154-26-#19  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2317

薛濤 『鴛鴦草』

綠英滿香砌,兩兩鴛鴦小。

春日長,不管秋風早。

鴛鴦草 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-137-9-#2  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2232

魚玄機 『遣懷』

閑散身無事,風光獨自遊。

斷雲江上月,解纜海中舟。

琴弄蕭梁寺,詩吟庾亮樓。

叢篁堪作伴,片石好為儔。

燕雀徒為貴,金銀誌不求。

滿杯春酒綠,對月夜窗幽。

澄清沼,抽簪映細流。

臥牀書冊遍,半醉起梳頭。

遣懷 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-103-38-#2  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2062

魚玄機『期友人阻雨不至』

雁魚空有信,雞黍恨無期。

方籠月,褰簾已散絲。

近泉鳴畔,遠浪漲江湄。

思悲秋客,愁吟五字詩。

期友人阻雨不至 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-100-36  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2047

魚玄機『寄飛卿』

階砌亂蛩鳴,庭柯煙露清。

月中鄰樂響,樓上遠山明。

珍簟涼風著,瑤琴寄恨生。

嵇君懶書劄,底物慰秋情。

寄飛卿 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-104-39-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2067

 

畫堂開處遠風涼,高卷水精簾額,襯斜陽。

夏が来ると高殿の窓を開けて遠くより吹き寄せる風は涼しく通り抜けてゆき、水晶の簾を巻き掲げとめれば、傾いた日差しは簾の水晶に輝いている。

・開処 開け放った時、開け放つと。

・簾額 簾の上端の部分。ここでは簾の意。

・襯斜陽 夕日の光が体に貼り付くように射し込んで来る。

張泌《巻四38酒泉子 二首之二》『花間集』189全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6217

張泌  酒泉子二首 其二  

紫陌青門,三十六宮春色。御溝輦路暗相通,杏園風。

咸陽沽酒寶釵空,笑指未央歸去。插花走馬落殘紅,月明中。

〔(春の科挙発表の無礼講を詠う。)長安の街は春の景色に染まっている、科挙合格の発表の無礼講のころから春の終わりにかけて、貴公子らは五陵、咸陽、高級住宅街を我が物顔で遊び歩く、それが毎年のことで毎夜、月が真上に在るころまでは大騒ぎしている。〕

張泌《巻四38酒泉子 二首之二》『花間集』189全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6217

 
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(改訂版Ver.2.1

酒泉子二首 其一

(寵愛を失った妃嬪の孤閏の酒におぼれる悲しみを詠う。)

春雨打,驚夢覺來天氣曉。

春の風雨は東の窓を打つ、うとうとして夢におどろいて、目が覚めてみれば、もう夜が明けはじめたはれた空にかわる。

畫堂深,紅小,背蘭缸。

彩の御殿の表座敷が奥まったところにある閨には、火影小さく、燭台に背を向け横になっている。

酒香噴鼻懶開缸,惆悵更無人共醉。

やるせない気持ちに、酒に頼るしかなく物憂げに酒の甕を取れば酒の香りは鼻打つ、つらく悲しい気持ちには、ともに酌み交わす人はいなくていい。

中,新子,語雙雙。

梁上の古巣には、また、新しい番いの燕が子を育て、仲睦まじく語らい、また番を増やす。

春雨 窓を打ち、夢を驚かせ覚め来たれは 天気 暁なり。

画堂 深く、紅焔 小さく、蘭鉦【らんこう】を背く。

酒の香り 鼻を噴ち 懶【ものう】く缸【かめ】を開き、惆悵す 更に人の酔いを共にする 無きに。

舊巢の中,新しき鷰子,雙雙と 語る。

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酒泉子二首 其二

〔(春の科挙発表の無礼講を詠う。)長安の街は春の景色に染まっている、科挙合格の発表の無礼講のころから春の終わりにかけて、貴公子らは五陵、咸陽、高級住宅街を我が物顔で遊び歩く、それが毎年のことで毎夜、月が真上に在るころまでは大騒ぎしている。〕

紫陌青門,三十六宮春色。

都の街路の東には靑門の春明門があり、ここにある漢の武帝の作った「周墻,四百餘里、離宮・別館、三十六か所、神池・霊沼」は、すべて春色の景色に染そまっている。

御溝輦路暗相通,杏園風。

長安城に張り巡らされた運河、宮中の庭を流れる溝水路、天子の輦車の通路のどちらも人知れず通ってゆける道である。曲江の杏園に春風は吹くころ科挙の合格発表がある。

咸陽沽酒寶釵空,笑指未央歸去。

御陵を背にして秦の咸陽の街があり、此処で貴公子が酒屋で酒を手にし、宝玉の簪を付けた女妓を弄び空しい春となる。そんなことをわらいとばして、未央宮・長安城に去りかえっていく。

插花走馬落殘紅,月明中。

貴公子たちは花を挿し、馬を我が物顔で走らせ、春も終わりころの残った赤い花も落ち始めているころまでつづく。そして今日も、月はまだ真上にあってこの街を照らす。(酒泉子二首 其の二)

紫陌【しはく】青門,三十六宮 春色なり。

御溝 輦路 暗に相い通じ,杏園の風。

咸陽 沽酒 寶釵空しく,笑指して 未央に 歸り去る。

花を插し 馬を走らせて 殘紅を落す,月明の中【うち】。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『酒泉子二首 其二』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

酒泉子二首 其二

紫陌青門,三十六宮春色。

御溝輦路暗相通,杏園風。

咸陽沽酒寶釵空,笑指未央歸去。

插花走馬落殘紅,月明中。


(下し文)
(酒泉子二首 其の二)

紫陌【しはく】青門,三十六宮 春色なり。

御溝 輦路 暗に相い通じ,杏園の風。

咸陽 沽酒 寶釵空しく,笑指して 未央に 歸り去る。

花を插し 馬を走らせて 殘紅を落す,月明の中【うち】。

(現代語訳)
〔(春の科挙発表の無礼講を詠う。)長安の街は春の景色に染まっている、科挙合格の発表の無礼講のころから春の終わりにかけて、貴公子らは五陵、咸陽、高級住宅街を我が物顔で遊び歩く、それが毎年のことで毎夜、月が真上に在るころまでは大騒ぎしている。〕

都の街路の東には靑門の春明門があり、ここにある漢の武帝の作った「周墻,四百餘里、離宮・別館、三十六か所、神池・霊沼」は、すべて春色の景色に染そまっている。

長安城に張り巡らされた運河、宮中の庭を流れる溝水路、天子の輦車の通路のどちらも人知れず通ってゆける道である。曲江の杏園に春風は吹くころ科挙の合格発表がある。

御陵を背にして秦の咸陽の街があり、此処で貴公子が酒屋で酒を手にし、宝玉の簪を付けた女妓を弄び空しい春となる。そんなことをわらいとばして、未央宮・長安城に去りかえっていく。

貴公子たちは花を挿し、馬を我が物顔で走らせ、春も終わりころの残った赤い花も落ち始めているころまでつづく。そして今日も、月はまだ真上にあってこの街を照らす。


(訳注)

(改訂版Ver.2.1

酒泉子二首 其二

〔(春の科挙発表の無礼講を詠う。)長安の街は春の景色に染まっている、科挙合格の発表の無礼講のころから春の終わりにかけて、貴公子らは五陵、咸陽、高級住宅街を我が物顔で遊び歩く、それが毎年のことで毎夜、月が真上に在るころまでは大騒ぎしている。〕

春の科挙発表の無礼講を詠う。前段、長安城、近郊の秦の都、漢の未央宮を詠い、杏園での祝賀に始まって、貴族の家の庭は解放され、牡丹の花を競った。後段、貴族の子息は無礼講で酒を飲んで馬を走らせ、夜遅くまで大騒ぎをする。春景色を詠い、北の五陵の高級居住地域の貴公子を詠い、弄ばれた女性のことを連想させる。

『花間集』には張泌の作が二首収められている。双調四十三字、前段二十字五句二平韻二仄韻、後段二十三字五句二平韻二仄韻で、④❼3❸③/⑦❼3❸③の詞形をとる。

酒泉子二首 其一

春雨打驚夢覺來天氣
畫堂深、紅焰背蘭

酒香噴鼻懶開惆悵更無人共

舊巢中、新鷰、語雙

○、



双調四十三字、前段二十字四句二平韻一仄韻、後段二十三字四句二平韻二仄韻で、4+++③=20 /⑦+++❸=23の詞形をとる。

酒泉子二首 其二

紫陌青門,三十六宮春

御溝輦路暗相,杏園

咸陽沽酒寶釵,笑指未央歸

插花走馬落殘,月明

●●○○  △●●○○●

●○●●●△○  ●○△

○○△●●○△  ●●●○○●

●○●●●○○  ●○△

 

紫陌青門,三十六宮春色。

都の街路の東には靑門の春明門があり、ここにある漢の武帝の作った「周墻,四百餘里、離宮・別館、三十六か所、神池・霊沼」は、すべて春色の景色に染そまっている。

・紫陌青門 長安を東西に抜ける最も拡幅(104m)の大きい通り、春明門から入城し、西の金光門までの東西道、南北道は中央の朱雀路が最も広く120mの拡員であった 紫陌【しはく】都の街路。都の市街。紫陌,長安の道路を指す。青門は春明門

・三十六宮 漢の武帝がつくった三十六か所の宮殿。李賀『金銅仙人辭漢歌』「畫欄桂樹懸秋香,三十六宮土花碧。」(畫欄の桂樹秋香を懸け,三十六宮土花碧なり。)

班孟堅《西都賦》

東郊則有通溝大漕,潰渭洞河。

汎舟山東,控引淮湖,與海通波。

西郊則有上囿禁苑,林麓藪澤,陂池連乎蜀漢。

繚以周墻,四百餘里。

離宮別館,三十六所。

(東郊と西郊) 東の郊外には、疏水、大運河があり、渭水に交流して過ぎ、黄河につきぬけて流入する。

舟を山東の地にうかべ、淮水や湖水の水を引きこみ、海と水波を相通じて一つとなる。

西の郊外には、天子専用の自然公園や禁宛、深林・大湿地帯・用水池があり、萄漠の地に向かって続き、牆をぐるりとめぐらすこと四百余里。

離宮・別館が三十六か所、神池・霊沼が至るところに存在する。

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御溝輦路暗相通,杏園風。

長安城に張り巡らされた運河、宮中の庭を流れる溝水路、天子の輦車の通路のどちらも人知れず通ってゆける道である。曲江の杏園に春風は吹くころ科挙の合格発表がある。

・御溝 御溝水、渠溝、運河、宮中の庭を流れる溝の水。曲江の芙蓉苑に向かう運河。南北、東西に設置された。当時の大量輸送手段は、船舶によるものである。

・輦路 輦道(れんどう)」に同じ天子の車の通路。興慶宮から曲江の杏園に向かう専用道路。

・杏園 長安の曲江の池の畔(ほとり)にあった杏園で、祝宴を賜り、長安の街を園遊し、咲き誇る牡丹などの花を観賞する慣わしがあった。また、貴族は自邸自慢のボタンを庭を開放して鑑賞させ、合格者の無礼を許した。

・杏園:官吏登用試験(科挙)に合格した進士たちの祝宴会場。科挙に合格した進士には、曲江の池の畔(ほとり)の杏園で、祝宴を賜り、長安の街で園遊し、咲き誇る牡丹などの花を観賞する慣わしがあった。 

・杏園人:科挙に合格し、新たに進士となった人たちを指す。

 

咸陽沽酒寶釵空,笑指未央歸去。

御陵を背にして秦の咸陽の街があり、此処で貴公子が酒屋で酒を手にし、宝玉の簪を付けた女妓を弄び空しい春となる。そんなことをわらいとばして、未央宮・長安城に去りかえっていく。

・咸陽 秦朝の首都として大いに栄えた。風水においては山・丘・阜などの南側、河・江・川・湖などの水辺の北側を陽と言う。この都市は九嵕山の南、渭水の北に当たり「咸陽」なためにこの名前がついた。

・沽酒 酒を売買すること。また、その酒。

・未央 前漢の都である長安の南西部にあった宮殿であり、前漢の皇帝の居場所であった。 『三輔黄図』によると漢の高祖7年に、少府陽城延の指揮のもと、丞相蕭何が主導して造営を開始した。

咸陽沽酒 “五陵・少年” 李白、王維、杜甫が詩にしている、李白『少年行』「五陵年少金市東,銀鞍白馬度春風。落花踏盡遊何處,笑入胡姫酒肆中。」

・少年を題材にしたものは盛唐の詩人の間で流行っていたのだろう。杜甫も最初二首詠い、しばらくして、この一首詠っている。どの詩人も貴族の親に向けて、批判はできないが、その息子らの破廉恥な様子を詠うことにより、貴族社会を批判している。

・貴族の子弟が酒屋において傲慢に酒を貪ったさまをうたう。(762)宝応元年、杜甫51歳の成都での作品。李白や、王維の同名の作品は楽府、音楽に合わせて歌うように詩を読むものであるが、杜甫のこの詩は七言絶句の形式の歌行である。同種の『貧孝行』がある。

王維の「少年行四首」は漢時代を借りて四場面の劇構成になっている。
王維『少年行四首』 其一
   
新豊美酒斗十千、咸陽遊侠多少年。  
相逢意気為君飲、繋馬高楼垂柳辺。

 

插花走馬落殘紅,月明中。

貴公子たちは花を挿し、馬を我が物顔で走らせ、春も終わりころの残った赤い花も落ち始めているころまでつづく。そして今日も、月はまだ真上にあってこの街を照らす。

 

張泌《巻四37酒泉子 二首之一》『花間集』188全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6212

張泌  酒泉子二首 其一  

春雨打,驚夢覺來天氣曉。畫堂深,紅焰小,背蘭缸。

酒香噴鼻懶開缸,惆悵更無人共醉。舊巢中,新鷰子,語雙雙。

やるせない気持ちに、酒に頼るしかなく物憂げに酒の甕を取れば酒の香りは鼻打つ、つらく悲しい気持ちには、ともに酌み交わす人はいなくていい。梁上の古巣には、また、新しい番いの燕が子を育て、仲睦まじく語らい、また番を増やす。

張泌《巻四37酒泉子 二首之一》『花間集』188全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6212

 

 
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酒泉子二首 其一

(寵愛を失った妃嬪の孤閏の酒におぼれる悲しみを詠う。)

春雨打,驚夢覺來天氣曉。

春の風雨は東の窓を打つ、うとうとして夢におどろいて、目が覚めてみれば、もう夜が明けはじめたはれた空にかわる。

畫堂深,紅小,背蘭缸。

彩の御殿の表座敷が奥まったところにある閨には、火影小さく、燭台に背を向け横になっている。

酒香噴鼻懶開缸,惆悵更無人共醉。

やるせない気持ちに、酒に頼るしかなく物憂げに酒の甕を取れば酒の香りは鼻打つ、つらく悲しい気持ちには、ともに酌み交わす人はいなくていい。

中,新子,語雙雙。

梁上の古巣には、また、新しい番いの燕が子を育て、仲睦まじく語らい、また番を増やす。

春雨 窓を打ち、夢を驚かせ覚め来たれは 天気 暁なり。

画堂 深く、紅焔 小さく、蘭鉦【らんこう】を背く。

酒の香り 鼻を噴ち 懶【ものう】く缸【かめ】を開き、惆悵す 更に人の酔いを共にする 無きに。

舊巢の中,新しき鷰子,雙雙と 語る。

 

其二

紫陌青門,三十六宮春色。

御溝輦路暗相通,杏園風。

咸陽沽酒寶釵空,笑指未央歸去。

插花走馬落殘紅,月明中。

(酒泉子二首 其の二)

紫陌【しはく】青門,三十六宮 春色。

御溝 輦路 暗く相い通ず,杏園の風。

咸陽 沽酒 寶釵の空,笑指 未央 歸り去る。

插花をし 走馬 殘紅を落す,月明の中【うち】。

 

 

『酒泉子二首 其一』 現代語訳と訳註

(本文)

酒泉子二首 其一

春雨打,驚夢覺來天氣曉。

畫堂深,紅焰小,背蘭缸。

酒香噴鼻懶開缸,惆悵更無人共醉。

舊巢中,新鷰子,語雙雙。

 

(下し文)

春雨 窓を打ち、夢を驚かせ覚め来たれは 天気 暁なり。

画堂 深く、紅焔 小さく、蘭鉦【らんこう】を背く。

酒の香り 鼻を噴ち 懶【ものう】く缸【かめ】を開き、惆悵す 更に人の酔いを共にする 無きに。

舊巢の中,新しき鷰子,雙雙と 語る。

 

(現代語訳)

(寵愛を失った妃嬪の孤閏の酒におぼれる悲しみを詠う。)

春の風雨は東の窓を打つ、うとうとして夢におどろいて、目が覚めてみれば、もう夜が明けはじめたはれた空にかわる。

彩の御殿の表座敷が奥まったところにある閨には、火影小さく、燭台に背を向け横になっている。

やるせない気持ちに、酒に頼るしかなく物憂げに酒の甕を取れば酒の香りは鼻打つ、つらく悲しい気持ちには、ともに酌み交わす人はいなくていい。

梁上の古巣には、また、新しい番いの燕が子を育て、仲睦まじく語らい、また番を増やす。

 

(訳注)

酒泉子二首 其一

(寵愛を失った妃嬪の孤閏の酒におぼれる悲しみを詠う。)

寵愛を失った妃嬪の孤閏の悲しみを詠うもので、末尾の、もう幾年も続いている古巣に新しい番の燕がやって来て子を作り、育て、仲良く鳴き交わしているとは、それだけが変化している出来事であると女性の孤独を際立たせている。

『花間集』には張泌の作が二首収められている。双調四十三字、前段二十字五句二平韻二仄韻、後段二十三字五句二平韻二仄韻で、④❼3❸③/⑦❼3❸③の詞形をとる。

酒泉子二首 其一

春雨打驚夢覺來天氣
畫堂深、紅焰背蘭

酒香噴鼻懶開惆悵更無人共

舊巢中、新鷰、語雙

○、



 

春雨打,驚夢覺來天氣曉。

春の風雨は東の窓を打つ、うとうとして夢におどろいて、目が覚めてみれば、もう夜が明けはじめたはれた空にかわる。

○春雨打 雨交じりの東風が夜の間中つよく吹いて窓にたたきつける。

○天気暁 空の気配は明け方。時は既に暁であることを言う。

 

畫堂深,紅焰小,背蘭缸。

彩の御殿の表座敷が奥まったところにある閨には、火影小さく、燭台に背を向け横になっている。

○畫堂深 彩の御殿の表座敷が奥まったところにあるという意。

○紅焰小 火影小さく、芯が燃え尽きるまで、誰も燃えカスを処理しないほどに物憂げになっている意。

○背蘭鉦 灯火の光が目に入らぬよう背ける。この表現も、うとうととしていて、なおかつ物憂げであることをいう。

 

酒香噴鼻懶開缸,惆悵更無人共醉。

やるせない気持ちに、酒に頼るしかなく物憂げに酒の甕を取れば酒の香りは鼻打つ、つらく悲しい気持ちには、ともに酌み交わす人はいなくていい。

○酒香唱鼻 酒の香りが鼻を打つ。

 

舊巢中,新鷰子,語雙雙。

梁上の古巣には、また、新しい番いの燕が子を育て、仲睦まじく語らい、また番を増やす。

○新燕子 また新らたに燕が来たこと、子は燕が子を育てをする。この三句は、もう何年も繰り返していることを表現している。

張泌《河傳 二首之二》張泌《巻四36河傳 二首之二》『花間集』187全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6207

張泌  河傳二首其二  紅杏,交枝相映,密密濛濛。一庭濃豔倚東風,香融,透簾櫳。

斜陽似共春光語,蝶爭舞,更引流鶯妬。魂銷千片玉樽前,神仙,瑤池醉暮天。

(今年も杏の花が咲き乱れる春の終わり、春風も、鶯も春を教えてくれたが、妃嬪は、いくら待っても寵愛を受ける事は無い、何時しか酔うことで仙界にいることを出紛らわせ、酔い続けるのであると詠う)

張泌《河傳 二首之二》張泌《巻四36河傳 二首之二》『花間集』187全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6207

 
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 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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(改訂版Ver.2.1

河傳二首 其二

(今年も杏の花が咲き乱れる春の終わり、春風も、鶯も春を教えてくれたが、妃嬪は、いくら待っても寵愛を受ける事は無い、何時しか酔うことで仙界にいることを出紛らわせ、酔い続けるのであると詠う)

紅杏,交枝相映,密密濛濛。

紅いあんずの花は、花を一杯に付けて枝を混交差させ、互いに華やいでいる。密集し細やかに花が咲き、花が開きすぎてぼんやりとしてしまった枝枝があり、春の盛りを過ぎていこうとしている。

一庭濃豔倚東風,香融,透簾櫳。

この庭も艶やかな色に染まって行くのは春風が吹くにしたがっているようであるし、芳しい香りは溶け込んでゆき、簾のかこいのなかに透けていく。

斜陽似共春光語,蝶爭舞,更引流鶯妬。

春の日は長くても、やがて西に傾いてゆくように春のひかりも、詩文語句、語らいも同様に陰り始めて、蝶は舞うのを急ぎ争い、さらに、それが続いて鶯の美声も妬みのように聞こえてくる。

魂銷千片玉樽前,神仙,瑤池醉暮天。

慕い続ける強い思いが消えうせてからは飾りの着いた玉盃を何度も何度も傾けて、もう仙人の心地、もはや西王母と化して、仙郷の瑤池で暮れ方の空に酔い潰れている。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『河傳 二首之二』 現代語訳と訳註

(本文)

河傳 二首 其二

紅杏,交枝相映,密密濛濛。

一庭濃豔倚東風,香融,透簾櫳。

斜陽似共春光語,蝶爭舞,更引流鶯妬。

魂銷千片玉樽前,神仙,瑤池醉暮天。

 

(下し文)

河傳 二首 其の二

紅の杏,枝を交え 相いに映え,密密として濛濛たり。

一庭 豔を濃くし 東風に倚り,香融け,簾櫳を透る。

陽に斜して 共に春光語るに似て,蝶 舞を爭い,更に引く 鶯妬に流るを。

魂銷え 千片 玉樽の前にし,神仙なり,瑤池 醉うて天暮る。

 

(現代語訳)

(今年も杏の花が咲き乱れる春の終わり、春風も、鶯も春を教えてくれたが、妃嬪は、いくら待っても寵愛を受ける事は無い、何時しか酔うことで仙界にいることを出紛らわせ、酔い続けるのであると詠う)

紅いあんずの花は、花を一杯に付けて枝を混交差させ、互いに華やいでいる。密集し細やかに花が咲き、花が開きすぎてぼんやりとしてしまった枝枝があり、春の盛りを過ぎていこうとしている。

この庭も艶やかな色に染まって行くのは春風が吹くにしたがっているようであるし、芳しい香りは溶け込んでゆき、簾のかこいのなかに透けていく。

春の日は長くても、やがて西に傾いてゆくように春のひかりも、詩文語句、語らいも同様に陰り始めて、蝶は舞うのを急ぎ争い、さらに、それが続いて鶯の美声も妬みのように聞こえてくる。

慕い続ける強い思いが消えうせてからは飾りの着いた玉盃を何度も何度も傾けて、もう仙人の心地、もはや西王母と化して、仙郷の瑤池で暮れ方の空に酔い潰れている。

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

河傳 二首 其二

(今年も杏の花が咲き乱れる春の終わり、春風も、鶯も春を教えてくれたが、妃嬪は、いくら待っても寵愛を受ける事は無い、何時しか酔うことで仙界にいることを出紛らわせ、酔い続けるのであると詠う)

前段は、女としてこんなにも愛されていたということを云い、中段で、他の妃嬪に向かい、天子の足が遠のくのを必死で取り返そうとする。後段ではもはや仙人のように毎日飲んだくれて過ごす妃嬪を詠う。杏の花は、三月の科挙及第者の祝宴を連想させれを過ぎるとすぐに初夏になる、春の終わりを感じさせる花である。

「花間集』には張泌の作が二首収められている。其の一は双調五十一字、前段二十五字六句五仄韻、後段二十六字六句四仄韻で、❹4❹❻❷❺/❼❸5❻❺の詞形をとる。

河傳二首 其一

渺莽雲,惆悵暮帆,去程迢

夕陽芳艸千,萬,鴈聲無限

夢魂悄斷煙波,心如

相見何處是,錦屏香冷無,被頭多少

●●○●  ○●●△ ●○○●

●○○●○● ●●  ●○○●●

△○●●○○●  ○△●

△●△●●  ●△○△○● ●○○●●

其の二は双調五十四字、前段二十二字六句五仄韻、後段二十九字六句五仄韻で、❷4❹❼❷❸/❼3❺❼❷❺の詞形をとる。

河傳 二首 其二

,交枝相映,密密濛

一庭濃豔倚東,香,透簾

斜陽似共春光,蝶爭舞,更引流鶯

魂銷千片玉樽,神,瑤池醉暮

○●  ○○△● ●●△△

●○○●△○△

○○  ●○○

○○●△○△●  ●○●

△●○○●  ○○○●●○○

○○  ○○●●○

紅杏,交枝相映,密密濛濛。

紅いあんずの花は、花を一杯に付けて枝を混交差させ、互いに華やいでいる。密集し細やかに花が咲き、花が開きすぎてぼんやりとしてしまった枝枝があり、春の盛りを過ぎていこうとしている。

○杏 ・杏花 ピンク色の花。 桜とよく似ている。 開花は桜より少しだけ早いようだ。 幹の部分は桜と同じく 横向きの線が入る

張泌『浣渓沙 十首 其八』

偏戴花冠白玉簪,睡容新起意沉吟,翠鈿金縷鎮眉心。

小檻日斜風悄悄,隔簾零落杏花陰,斷香輕碧鏁愁深。

浣渓沙 十首 其八 張泌【ちょうひつ】  ⅩⅫ唐五代詞・ 「花間集」 Gs-346-7-#8  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3277

花間集 「紅杏」

牛嶠

巻四17

玉釵風動春幡急,交枝紅杏籠煙泣。

張泌

巻四41

紅杏,交枝相映,密密濛濛。

孫光憲

巻七49

玉鑪香斷霜灰冷,簾鋪影,梁鷰歸紅杏。

 

 

 

 

 

 

孫光憲 巻七49河傳四首其三花落,煙薄,謝家池閣。寂寞春深,翠蛾輕斂意沉吟。沾襟,無人知此心。玉鑪香斷霜灰冷,簾鋪影,梁鷰歸紅杏。

○梁燕帰紅杏 燕は梁の巣に紅い杏の花咲く時節に帰って来た。

○密密 1 きわめて秘密なこと。また、そのさま。内々(ないない)2 配慮がこまやかであるさま。

○濛濛 1 霧・煙・ほこりなどが立ちこめるさま。「―と砂ぼこりをまき上げる」2 心がぼんやりとしているさま。

 

一庭濃豔倚東風,香融,透簾櫳。

この庭も艶やかな色に染まって行くのは春風が吹くにしたがっているようであるし、芳しい香りは溶け込んでゆき、簾のかこいのなかに透けていく。

濃豔 華麗鮮豔。

 

斜陽似共春光語,蝶爭舞,更引流鶯妬。

春の日は長くても、やがて西に傾いてゆくように春のひかりも、詩文語句、語らいも同様に陰り始めて、蝶は舞うのを急ぎ争い、さらに、それが続いて鶯の美声も妬みのように聞こえてくる。

・鶯妬 鶯が美声で啼きあい、うまく鳴けなくて卑屈になっている、這いを謳歌できないものは妬むということ、寵愛を失った年増の妃嬪をいう。

 

魂銷千片玉樽前,神仙,瑤池醉暮天。

慕い続ける強い思いが消えうせてからは飾りの着いた玉盃を何度も何度も傾けて、もう仙人の心地、もはや西王母と化して、仙郷の瑤池で暮れ方の空に酔い潰れている。

・千片 盃を繰り返すこと。

・玉樽前 飾りのついた盃を前にする。

・神仙 不老不死で、神通力をもつ人。仙人。

瑤池 崑崙山にあり、周の穆王が西王母と会ったという伝説の仙境。西王母は仙女王。魚玄機『光・威・裒、姉妹三人、小孤、而始姸乃有是作。精醉儔難。謝家聯雪何以加之。有客自京師来者示予。因次其韻。』 「恐向瑤池曾作女,謫來塵世未為男。」三人の姉妹はその西王母に仕えていた天上仙宮の仙女であったろうという心。

瑤池 李商隱 :kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集 52

瑤池阿母綺窗開、黄竹歌聲動地哀。
八駿日行三萬里、穆王何事不重來。
崑崙山の瑶池に住む不老不死の薬を持つ女の仙人の西王母(せいおうぼ)は、綾絹(あやぎぬ)を張った美しい窓を開けると。穆王が作った民の苦しみを歌った『黄竹詩(こうちくし)』の歌声が地を揺るがせて響いてきて哀(あわれ)なものだ。
西王母とは、西方の崑崙山上に住する女性の尊称である。すべての女仙たちを統率する聖母。東王父に対応する。
周の穆王が西に巡符して崑崙に遊び、彼女に会い、帰るのを忘れたという。また前漢の武帝が長生を願っていた際、西王母は天上から降り、三千年に一度咲くという仙桃七顆を与えたという。
周の穆王は八頭だての馬車に乗って、一日に三万里の道のりを行ける、穆王は、どうしてなのだろうか、西王母の許へ再び来ることはなかった。

・暮天  夕暮れ時の空。暮れ方の空。

張泌《巻四35河傳 二首之一》『花間集』186全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6202

張泌  河傳二首 其一  

渺莽雲水,惆悵暮帆,去程迢遞。夕陽芳艸千里,萬里,鴈聲無限起。

夢魂悄斷煙波裡,心如醉。相見何處是,錦屏香冷無睡,被頭多少淚。

(旅立った人のことを思う女性の悲しみを詠う。)霞がかかってぼんやりとかすんでいて、遠くまで雲と水がひろがり、怨めしく悲しい思いの船が帆を挙げて舟が帰って來る。しかしあの人は行く手遙かなところにいるまま。きっとあの人は夕日照る草原にいて、千里万里の地、旅の空のもとにある、だから手紙を託せる雁の声は数知れず沸き起こっているだろうに。  

 

張泌《巻四35河傳 二首之一》『花間集』186全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6202

 
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 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog杜甫 《1830王兵馬使二角鷹#1》【3分割】 杜甫詩index-15-766年大暦元年55歲-58 <925> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6200 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
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(改訂版Ver.2.1

河傳二首 其一

(旅立った人のことを思う女性の悲しみを詠う。)

渺莽雲水,惆悵暮帆,去程迢遞。

霞がかかってぼんやりとかすんでいて、遠くまで雲と水がひろがり、怨めしく悲しい思いの船が帆を挙げて舟が帰って來る。しかしあの人は行く手遙かなところにいるまま。

夕陽芳艸千里,萬里,鴈聲無限起。

きっとあの人は夕日照る草原にいて、千里万里の地、旅の空のもとにある、だから手紙を託せる雁の声は数知れず沸き起こっているだろうに。  

夢魂悄斷煙波裡,心如醉。

船に乗り旅立つときのことを夢で追いかけるが、追い付く前に、途中の波間で目が覚めてしまったし、心は酒に酔っているよう。

相見何處是,錦屏香冷無睡,被頭多少

何処の地にいけば会えるのか、錦の屏風、お香もすでに消えてさめてしまったままであり、どんなにしても眠られず、掛け布団の襟は涙に濡れている。

 

 

河傳二首 其の一

渺莽【びょうぼう】たる雲水,惆悵【ちょうちょう】たる暮帆,去程 迢遞【ちょうてい】として。

夕陽【せきよう】芳艸【ほうそう】,千里萬里,鴈聲 無限に起る。

夢魂 悄【ひそ】かに斷ゆ 煙波の裡,心 醉うが如し。

相い見るは 何處か是れなる,錦屏【きんぺい】香 冷ややかに睡ること無く,被頭 多少の淚。

 

其二

紅杏,交枝相映,密密濛濛。

一庭濃豔倚東風,香融,透簾櫳。

斜陽似共春光語,蝶爭舞,更引流鶯妬。

魂銷千片玉樽前,神仙,瑤池醉暮天。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『河傳二首 其一』 現代語訳と訳註

(本文)

河傳二首 其一

渺莽雲水,惆悵暮帆,去程迢遞。

夕陽芳艸千里,萬里,鴈聲無限起。

夢魂悄斷煙波裡,心如醉。

相見何處是,錦屏香冷無睡,被頭多少淚。

 

(下し文)

河傳二首 其の一

渺莽【びょうぼう】たる雲水,惆悵【ちょうちょう】たる暮帆,去程 迢遞【ちょうてい】として。

夕陽【せきよう】芳艸【ほうそう】,千里萬里,鴈聲 無限に起る。

夢魂 悄【ひそ】かに斷ゆ 煙波の裡,心 醉うが如し。

相い見るは 何處か是れなる,錦屏【きんぺい】香 冷ややかに睡ること無く,被頭 多少の淚。

 

(現代語訳)

(旅立った人のことを思う女性の悲しみを詠う。)

霞がかかってぼんやりとかすんでいて、遠くまで雲と水がひろがり、怨めしく悲しい思いの船が帆を挙げて舟が帰って來る。しかしあの人は行く手遙かなところにいるまま。

きっとあの人は夕日照る草原にいて、千里万里の地、旅の空のもとにある、だから手紙を託せる雁の声は数知れず沸き起こっているだろうに。  

船に乗り旅立つときのことを夢で追いかけるが、追い付く前に、途中の波間で目が覚めてしまったし、心は酒に酔っているよう。

何処の地にいけば会えるのか、錦の屏風、お香もすでに消えてさめてしまったままであり、どんなにしても眠られず、掛け布団の襟は涙に濡れている。

 

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

河傳二首 其一

(旅立った人のことを思う女性の悲しみを詠う。)

前段は、果てしない水平線の彼方に去ってゆったのを思い出し、帰り舟を漠然と見ている船を描写し、万里、千里の行先にはたくさんの雁が居るのに、その雁に「雁書」をたくしてくれない。後段は、今では私のことを夢見ることもないのか、おんなは夢でどこまで行けばあの人に会えるのかと問いかける。そして、床は冷たくて再び寝付けず、涙で布団の襟を濡らすことを詠む。「夕陽芳草千里、万里」の語は、実景であると同時に、男が帰って来ないのではないかという女の不安を示す。

花間集の「河傳」は以下の通り。

 

 

 

 

 

 

 

花間集 教坊曲『河傳』十八首

 

 

溫助教庭筠

巻二

河傳三首其一(改訂)

曉妝仙,仙景箇

 

 

巻二

河傳三首其二(改訂)

雨蕭蕭,煙浦花

 

 

巻二

河傳三首其三(改訂)

杏花稀,夢裡每

 

 

韋相莊

巻二

河傳三首其一(改訂)

何處,煙雨,隋堤

 

 

巻二

河傳三首其二(改訂)

春晚,風暖,錦城

 

 

巻二

河傳三首其三(改訂)

錦浦,春女,繡衣

 

 

張舍人泌

巻五

河傳 二首之一

渺莽雲水,惆悵暮

 

 

巻五

河傳 二首之二

紅杏,交枝相映,

 

 

顧太尉

巻七

河傳三首 其一

鷰颺,晴景。小

 

 

巻七

河傳三首 其二

曲檻,春晚。

 

 

巻七

河傳三首 其三

棹舉,舟去,波光

 

 

孫少監光憲

巻七

河傳四首(1

太平天子,等閑遊

 

 

巻七

河傳四首(2

柳拖金縷,着煙籠

 

 

巻七

河傳四首(3

花落,煙薄,謝家

 

 

巻七

河傳四首(4

風颭,波斂。

 

 

閻處士選

巻九

河傳一首

秋雨,秋雨,

 

 

李秀才珣

巻十

河傳二首其一

朝雲暮雨,依舊

 

 

巻十

河傳二首其二

落花深處,啼鳥

 

 

 

 

 

 

 

「花間集』には張泌の作が二首収められている。双調五十一字、前段二十五字六句五仄韻、後段二十六字六句四仄韻で、❹4❹❻❷❺/❼❸5❻❺の詞形をとる。

河傳二首 其一

渺莽雲,惆悵暮帆,去程迢

夕陽芳艸千,萬,鴈聲無限

夢魂悄斷煙波,心如

相見何處是,錦屏香冷無,被頭多少

●●○●  ○●●△ ●○○●

●○○●○● ●●  ●○○●●

△○●●○○●  ○△●

△●△●●  ●△○△○● ●○○●●

 

渺莽雲水,惆悵暮帆,去程迢遞。

霞がかかってぼんやりとかすんでいて、遠くまで雲と水がひろがり、怨めしく悲しい思いの船が帆を挙げて舟が帰って來る。しかしあの人は行く手遙かなところにいるまま。

○渺莽 霞がかかって、河水が浩大なさま、はてしなく広いさま;

○惆悵 恨めしく思うこと。恨み嘆くこと。うらめしい。うらみがましい。温庭筠『更漏子 一』「惆悵謝家池閣」  謝女というのは晋の謝安が東山の彼を愛した故事から出たもの。過去女もそういう時期もあった。李白『送侄良攜二妓赴會稽戲有此贈』「攜妓東山去。 春光半道催。遙看若桃李。 雙入鏡中開。」送姪良携二妓赴会稽戯有此贈  李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集350 -287
池閣は、謝霊運の「池塘生春草」謝霊運の「池塘生春草」にかけて、池堀に春草の生ずるようになったという春情にかける意がある。

○暮帆 夕ぐれに帰る舟。魚玄機『江陵愁望寄子安』「楓葉千枝復萬枝,江橋掩映暮帆遲。憶君心似西江水,日夜東流無歇時。」

○迢遞 遙遠的樣子。指路途遙遠。遙かに遠い。遠くに隔たる。遙か高く遠くに。

 

夕陽芳艸,千里萬里,鴈聲無限起。

きっとあの人は夕日照る草原にいて、千里万里の地、旅の空のもとにある、だから手紙を託せる雁の声は数知れず沸き起こっているだろうに。  

韋荘 『上行杯二首 其二

白馬玉鞭金轡。少年郎,離別容易。

迢遞去程千萬裏。

惆悵異雲水,滿酌一杯勸和淚。

須愧,珍重意,莫辭醉。

120上行杯 其二 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-298-5-#52  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3037

○鴈聲無限起 「雁声無限に起こる」の語は、雁書を託せる雁は沢山いるはずなのになぜ音信がないのかという意味。

 

夢魂悄斷煙波裡,心如醉。

船に乗り旅立つときのことを夢で追いかけるが、追い付く前に、途中の波間で目が覚めてしまったし、心は酒に酔っているよう。

○夢魂情断煙波裏 女性は、船に乗り旅立っていった男を夢で追いかけて行くが、追い付く前に、途中の波間で目が覚めてしまったということ。夢魂は夢。

○心如酔 失意の余り、酔ったように虚ろになること。

 

相見何處是,錦屏香冷無睡,被頭多少淚。

何処の地にいけば会えるのか、錦の屏風、お香もすでに消えてさめてしまったままであり、どんなにしても眠られず、掛け布団の襟は涙に濡れている。

○被頭 布団の襟。

張泌《巻四34臨江仙 一首》『花間集』185全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1)-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6197

張泌臨江仙 一首煙收湘渚秋江靜,蕉花露泣愁紅。五雲雙鶴去無蹤,幾迴魂斷,凝望向長空。翠竹暗留珠淚怨,閑調寶瑟波中,花鬟月鬢綠雲重。古祠深殿,香冷雨和風。(洞庭湖に灌ぐ秋の大江は静かに流れ、瀟湘八景八景を彩るカンナの花は露に泣き愁いに紅く色に染まる瀟湘八景八景には、桃源郷初め、屈原の断腸の思いでの投身、娥皇女英が投身した地でもあり、彼女らを祀った宮祠殿には冷たい雨と風が吹き付けると詠う)

 

張泌《巻四34臨江仙 一首》『花間集』185全詩訳注解説(改訂版Ver.2.1-漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-6197

 
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(改訂版Ver.2.1

臨江仙

煙收湘渚秋江靜,蕉花露泣愁紅。

五雲雙鶴去無蹤,幾迴魂斷,凝望向長空。

翠竹暗留珠淚怨,閑調寶瑟波中,花鬟月鬢綠雲重。

古祠深殿,香冷雨和風。

(臨江仙【りんこうせん】)

煙【もや】收まり 湘渚【しょうちょ】秋江 靜まり,蕉花 露に泣き 紅に愁う。

五雲 雙鶴 去りて蹤【あと】無く,幾迴 魂斷え,望を凝らして 長空に向える。

翠竹 暗きに留み 珠の淚の怨み,閑かに寶瑟 波中に調ぶ,花鬟 月鬢 綠雲 重る。

古祠【こし】の深殿,香は雨と風に冷やか。

 

 

(改訂版Ver.2.1

『臨江仙』 現代語訳と訳註

(本文)

臨江仙 一首

煙收湘渚秋江靜,蕉花露泣愁紅。

五雲雙鶴去無蹤,幾迴魂斷,凝望向長空。

翠竹暗留珠淚怨,閑調寶瑟波中,花鬟月鬢綠雲重。

古祠深殿,香冷雨和風。

 

(下し文)

(臨江仙【りんこうせん】)

煙【もや】收まり 湘渚【しょうちょ】秋江 靜まり,蕉花 露に泣き 紅に愁う。

五雲 雙鶴 去りて蹤【あと】無く,幾迴 魂斷え,望を凝らして 長空に向える。

翠竹 暗きに留み 珠の淚の怨み,閑かに寶瑟 波中に調ぶ,花鬟 月鬢 綠雲 重る。

古祠【こし】の深殿,香は雨と風に冷やか。

 

(現代語訳)

(洞庭湖に灌ぐ秋の大江は静かに流れ、瀟湘八景八景を彩るカンナの花は露に泣き愁いに紅く色に染まる瀟湘八景八景には、桃源郷初め、屈原の断腸の思いでの投身、娥皇女英が投身した地でもあり、彼女らを祀った宮祠殿には冷たい雨と風が吹き付けると詠う)

湘水の渚にただよっていた濃霧は消えてゆき、洞庭湖に灌ぐ秋の大江は静かに流れ、瀟湘八景八景を彩るカンナの花は露に泣き愁いに紅く色を濃くしている。

この地には、桃源郷があり、五色の雲の彼方へ二羽の鶴が飛び去り、多くの詩人が幾度かこの地を訪ね回り、燃える思いを断ったし、遠くはるかな空の果てにその思いを望んだのだ。

この地の翠の斑竹は密かに留めている怨み込めたる涙跡であり、湘夫人が奏でる瑟琴の調は波の間に静かにはいってゆく。ここには花のような鬟髷、月のような両鬢、美しき黒髪は雲のように重なっている。

古き社祠の奥深い宮祠殿には、聖女祠殿の香りは吹きつける雨と風に冷やかに流れる。

 

(訳注) (改訂版Ver.2.1

臨江仙 一首

(洞庭湖に灌ぐ秋の大江は静かに流れ、瀟湘八景八景を彩るカンナの花は露に泣き愁いに紅く色に染まる瀟湘八景八景には、桃源郷初め、屈原の断腸の思いでの投身、娥皇女英が投身した地でもあり、彼女らを祀った宮祠殿には冷たい雨と風が吹き付けると詠う)

前段二段は、湘江の女神、娥皇と女英を祭った社を訪れた時の感懐を詠う。鶴に乗って去ったきり行方知れずの堯の娘蛾皇、女英を追慕する思いを吐露する。後段二段は、辺りに繁る青竹の娥皇、女英の怨みの涙の跡を今もなお留め、今の道女の美しさを詠い、波音は二人が奏でる琴のようであることを述べる。そして末三句で、古びた祠殿には、花のように髪を結いしげ、三日月のような賓を垂れた、黒髪豊かな道女がいる。香炉に薫かれる香の香りは吹きつける雨風に溶け入り、物寂しさが漂うことを言う。なお前段の泣き濡れたように露が降りた紆蕉(カンナ)の花は、娥皇、女英を連想させる働きをしているし、そこに今は美しい道女が居るのか、あるいはいてほしいということである。あるいは女性の精気を連想させるのである。

唐の教坊の曲名。『花間集』には二十六首所収。張泌の作は一首収められている。双調五十八字、前後段二十九字五句三平韻で、7⑥⑦4⑤/7⑥⑦4⑤の詞形をとる。

臨江仙 一首

煙收湘渚秋江靜,蕉花露泣愁

五雲雙鶴去無,幾迴魂斷,凝望向長

翠竹暗留珠淚怨,閑調寶瑟波,花鬟月鬢綠雲

古祠深殿,香冷雨和

○△○●○○●  ○○●●○○

●○○●●○○  △△○● △△●△△

●●●△○●△ ○△●●○△  ○○●●●○△

●○△●  ○△●△△。

 

煙收湘渚秋江靜,蕉花露泣愁紅。

湘水の渚にただよっていた濃霧は消えてゆき、洞庭湖に灌ぐ秋の大江は静かに流れ、瀟湘八景八景を彩るカンナの花は露に泣き愁いに紅く色を濃くしている。

〇湘 瀟湘八景(しょうしょう はっけい)とは、中国の山水画の伝統的な画題。またその8つの名所のこと。瀟湘は湖南省長沙一帯の地域。洞庭湖と流入する瀟水と湘江の合流するあたりを瀟湘といい、古来より風光明媚な水郷地帯として知られる。湘江は、広西チワン族自治区北部臨桂県の海陽山に発する。海洋圩から流れる海洋河を源流とし、北東方向へ広西チワン族自治区を流れる。湖南省永州市東安県の瀑埠頭で湖南省に入る。永州市では紫水、石期河、瀟水、応水、白水などの支流が、衡陽市では蒸水と耒水が、衡山県では水が、株洲県淥口鎮で淥水が、湘潭市で漣水が流入する。長沙市の中心で瀏陽河と撈刀河が、望城県新康で水が流入し、湘陰県の濠河口で左右に分かれて洞庭湖に注ぐ。湘江には2,157の支流があるとされ、主要な支流のうち、瀟水、耒水、水、淥水、瀏陽河は東岸の支流で、祁水、蒸水、涓水、漣水、水は西岸の支流である。

〇焦花 美人蕉の花。カンナの花。

 

五雲雙鶴去無蹤,幾迴魂斷,凝望向長空。

この地には、桃源郷があり、五色の雲の彼方へ二羽の鶴が飛び去り、多くの詩人が幾度かこの地を訪ね回り、燃える思いを断ったし、遠くはるかな空の果てにその思いを望んだのだ。

〇五雲 五色の瑞雲。めでたい兆しとして出現する、紫色や五色の仙界の雲。

〇双鶴去無躍 堯の二人の娘である娥皇と女英は、舜の后妃となったが、舜が崩御すると湘江に身を投じて、湘江の神、湘霊になったと伝えられる。本句は、湘江の神霊となった娥皇と女英が、舜を探し求めるために、鶴に跨って飛び去ったきり、行方の知れぬことを言う。

〇幾迴魂斷 桃源郷の伝説もこの一帯から生まれた。