玉-巻二38 悼亡詩二首其二 皎皎窓中月 -#2〔潘岳〕
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2017年10月1日 |
の紀頌之”6”つの校注Blog |
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10年のBLOGの集大成 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
(李白集校注) |
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745年-08 【字解集】008 A鳴皋歌送岑徵君 B對雪奉餞任城六父秩滿歸京Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8975 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
806年-143 先生-巻八-06納涼聯句【案:韓愈、孟郊】-#10 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9133 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
767年-141#16 秋日夔府詠懷奉寄鄭監審李賓客之芳一百韻(卷一九(四)一六九九#16§6.-1注(1155) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9148 |
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767年-集-19 【字解集】 ・H提封 I鸚鵡 J孤雁 K鷗 L猿 M麂 N雞 O黃魚 P白小 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8998 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
漢・唐・宋詞 |
花間集 訳注解説 (254)回目毛文錫巻五29戀情深二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9149 (10/01) |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
玉-巻二38 悼亡詩二首其二 皎皎窓中月 -#2〔潘岳〕 Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9136 |
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Ⅵ唐代女性論 ninjaブログ |
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玉-巻二38 悼亡詩二首其二 皎皎窓中月 -#2〔潘岳〕 Ⅴ漢詩・六朝詩・文選・古詩源・唐宋詩詞漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9136
暮れの寒さを共にするものはもはや居らぬのに、なんとまあ月のおぼろに照りそうことよ。
寝返りしながら、枕や敷物を見やれば、林いっぱいに敷きのばされた長い竹席には誰もいない。
うつろの林はほこりの積もるにまかせ、誰も居らぬ室には悲しげな風が吹きこむ。
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玉臺新詠 巻二 |
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悼亡詩二首其一
荏苒冬春謝,寒暑忽流易。之子歸窮泉,重壤永幽隔。
私懷誰克從,淹留亦何益?
#2
僶俛恭朝命,迴心反初役。望廬思其人,入室想所歷。
帷屏無髣髴,翰墨有餘跡。
#3
流芳未及歇,遺挂猶在壁。悵怳如或存,周遑忡驚惕。
如彼翰林鳥,雙栖一朝隻。
#4
如彼遊川魚,比目中路析。春風緣隟來,晨霤承檐滴。
寢息何時忘,沈憂日盈積。庶幾有時衰,莊缶猶可擊。
悼亡詩二首其二
皎皎窗中月,照我室南端。清商應秋至,溽暑隨節闌。
凜凜涼風升,始覺夏衾單。
#2
豈曰無重纊,誰與同歲寒?歲寒無與同,朗月何朧朧。
展轉眄枕席,長簟竟牀空。
#3
牀空委清塵,室虛來悲風。獨無李氏靈,髣彿覩爾容。
撫衿長歎息,不覺涕霑胸。霑胸安能已?悲懷從中起。
#4
寢興目存形,遺音猶在耳。上慙東門吳,下媿蒙莊子。
賦詩欲言志,此志難具紀。命也可奈何!長戚自令鄙。
《文選》には、悼亡詩三首其三 #1
曜靈運天機,四節代遷逝。淒淒朝露凝,烈烈夕風厲。
奈何悼淑儷,儀容永潛翳。
#2
念此如昨日,誰知已卒歲。改服從朝政,哀心寄私制。
茵幬張故房,朔望臨爾祭。
#3
爾祭詎幾時,朔望忽復盡。衾裳一毀撤,千載不復引。
亹亹期月周,戚戚彌相愍。
#4
悲懷感物來,泣涕應情隕。駕言陟東阜,望墳思紆軫。
徘徊墟墓間,欲去復不忍。徘徊不忍去,徙倚步踟躕。
#5
落葉委埏側,枯荄帶墳隅。孤魂獨煢煢,安知靈與無?
投心遵朝命,揮涕強就車。誰謂帝宮遠?路極悲有餘。
〔悼亡詩二首其一〕
荏苒【じんぜん】として 冬春 謝し、寒暑 忽ちに流易せり。
之の子 窮泉に帰し、重壌 永く幽隔す。
私懐 誰か克【よ】く従わん、淹留するも亦た何の益かあらん。
#2
僶俛として朝命を恭み、心を廻らせて初役に反る。
廬を望んでは其の人を思い、室に入りては歴し所を想う。
帷屏に髣髴たること無きも、翰墨には余跡あり。
#3
流芳は未だ歇くるに及ばず、遺挂は猶お壁に在り。
悵怳として或いは存する如く、周遑として忡【うれ】えて驚惕【けいてき】ず。
彼の林に翰うつ鳥の、双栖【そうせい】むも一朝には隻なるが如し。
#4
彼の川に遊【およ】ぐ魚の、目を比【なら】ぶも中路にして析【わか】たるるが如し。
春風は隟(すきま)に縁りて来たり、晨霤【しんりゅう】は檐を承けて滴る。
寝息 何れの時か忘れん、沈憂 日びに盈ち積もる。
庶幾【こいねが】わくは時に衰うること有りて、荘缶【そうふ】をば猶お撃つべけん。
〔悼亡詩二首其二〕
皎皎たる窓中の月、我が室の南端を照らす。
清商は秋に応じて至り、溽暑は節に随って闌【たけ】る。
凛凛として涼風は升り、始めて夏衾(かきん)の単えなるを覚ゆ。
豈に重纊無しと曰わんや、誰と与にか歳寒を同じくせん。
歳寒を与(とも)に同じくするもの無し、朗月何ぞ朧朧たる。
展転して枕席を眄【かえ】りみれば、長簟は牀の空しきに竟る。
牀 空しくして清塵に委【ゆだ】ね、室 虚しくして悲風来たる。
独り李氏の霊の、髣髴として爾の容を覩せること無し。
衿を撫でて長く歎息すれば、覚えず 涕 胸を霑おす。
胸を霑おす安くんぞ能く已まん、悲懐 中従り起こる。
寝興に目に形を存し、遺音は猶お耳に在り。
上は東門の呉に慙(は)じ、下は蒙の荘子に愧ず。
詩を賦して志を言わんと欲するも、此の志を具【つぶ】さには紀【しる】し難し。
命や奈何にすべき、長く戚【うれ】えて自ら鄙(いやし)からしむ。
〔悼亡詩二首其三〕(文選)
曜霊は天機を運(めぐ)らし、四節は代わるがわる遷り逝く。
凄凄として朝露は凝り、烈烈として夕風は厲(はげ)し。
奈何せん淑儷を悼むこと、儀容は永く潜翳す。
此れを念(おも)えば昨日の如し、誰か知らん已に歳を卒(お)うを。
服を改めて朝政に従うも、哀しみの心は私制に寄る。
茵幬(いんちゅう)を故房に張り、朔望には爾(なんじ)の祭に臨む。
爾の祭は詎幾(いくばく)の時ぞ、朔望忽ちに尽く。
衾裳 一たび毀撤すれば、千載復た引(つら)ねざらん。
亹亹(びび)として朞月は周(めぐ)り、戚戚として弥(いよ)いよ相愍(いた)む。
悲懐は物に感じて来たり、泣涕は情に応じて隕(お)つ。
駕して言(ここ)に東阜に陟(のぼ)り、墳を望んで思い紆軫(うしん)す。
墟墓の間を徘徊し、去らんと欲するも復た忍びず。
徘徊して去るに忍びず、徙倚(しい)して歩みては踟蹰(ちちゅう)す。
落葉は埏側に委(つも)り、枯荄(こがい)は墳隅を帯(めぐ)る。
孤魂は独り焭焭(けいけい)たり、安んぞ霊あると無きとを知らん。
心を投じて朝命に遵(したが)わんとし、涕を揮(ふる)って強(し)いて車に就く。
誰か帝宮遠しと謂う、路極まりて悲しみ余り有り。
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玉臺新詠 72 |
悼亡詩二首其二 皎皎窓中月 -#1 |
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玉-巻二38 |
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〔潘岳〕 |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ9129 |
悼亡詩二首其二
(死を悼む哀傷の詩文を得意とし、愛妻の死を嘆く名作)其の二 #1
皎皎窗中月,照我室南端。
皎皎と白い月の光が窓の中にさしこみ、それがまた室の南端を照らしだす。
清商應秋至,溽暑隨節闌。
秋風は、時候に応じておとずれ、むし暑さも季節と共に衰え、身にしみる涼風が吹きはじめて、今さらながら一人寝の夏の単衣でのうす寒いのを覚える。
凜凜涼風升,始覺夏衾單。
重ねの綿入れがないのではないが、今は誰と共にそれを着て、歳の暮れを過ごせばいいのだろう。
#2
豈曰無重纊,誰與同歲寒?
暮れの寒さを共にするものはもはや居らぬのに、なんとまあ月のおぼろに照りそうことよ。
歲寒無與同,朗月何朧朧。
寝返りしながら、枕や敷物を見やれば、林いっぱいに敷きのばされた長い竹席には誰もいない。
展轉眄枕席,長簟竟牀空。
うつろの林はほこりの積もるにまかせ、誰も居らぬ室には悲しげな風が吹きこむ。
#3
牀空委清塵,室虛來悲風。獨無李氏靈,髣彿覩爾容。
撫衿長歎息,不覺涕霑胸。霑胸安能已?悲懷從中起。
#4
寢興目存形,遺音猶在耳。上慙東門吳,下媿蒙莊子。
賦詩欲言志,此志難具紀。命也可奈何!長戚自令鄙。
〔悼亡詩二首其の二〕
皎皎たる窓中の月、我が室の南端を照らす。
清商は秋に応じて至り、溽暑は節に随って闌【たけ】る。
凛凛として涼風は升り、始めて夏衾(かきん)の単えなるを覚ゆ。
#2
豈に重纊無しと曰わんや、誰と与にか歳寒を同じくせん。
歳寒を与(とも)に同じくするもの無し、朗月何ぞ朧朧たる。
展転して枕席を眄【かえ】りみれば、長簟は牀の空しきに竟る。
#3
牀 空しくして清塵に委【ゆだ】ね、室 虚しくして悲風来たる。
独り李氏の霊の、髣髴として爾の容を覩せること無し。
衿を撫でて長く歎息すれば、覚えず 涕 胸を霑おす。
胸を霑おす安くんぞ能く已まん、悲懐 中従り起こる。
#4
寝興に目に形を存し、遺音は猶お耳に在り。
上は東門の呉に慙(は)じ、下は蒙の荘子に愧ず。
詩を賦して志を言わんと欲するも、此の志を具【つぶ】さには紀【しる】し難し。
命や奈何にすべき、長く戚【うれ】えて自ら鄙(いやし)からしむ。
《悼亡詩二首其二》現代語訳と訳註解説
(本文)
#2
豈曰無重纊,誰與同歲寒?
歲寒無與同,朗月何朧朧。
展轉眄枕席,長簟竟牀空。
(下し文)
#2
豈に重纊無しと曰わんや、誰と与にか歳寒を同じくせん。
歳寒を与(とも)に同じくするもの無し、朗月何ぞ朧朧たる。
展転して枕席を眄【かえ】りみれば、長簟は牀の空しきに竟る。
(現代語訳)
暮れの寒さを共にするものはもはや居らぬのに、なんとまあ月のおぼろに照りそうことよ。
寝返りしながら、枕や敷物を見やれば、林いっぱいに敷きのばされた長い竹席には誰もいない。
うつろの林はほこりの積もるにまかせ、誰も居らぬ室には悲しげな風が吹きこむ。
(訳注)
悼亡詩二首其二
22. (死を悼む哀傷の詩文を得意とし、愛妻の死を嘆く名作)其の二 #1
2. 悼亡詩 妻の死をいたむ詩を悼亡という。作者は特に誄詞(るいし)すなわち死者を弔う詩をよくし、悼亡の詩に特色をあらわしているという。特に、潘岳は、死を悼む哀傷の詩文を得意とし、愛妻の死を嘆く名作「悼亡」詩は以降の詩人に大きな影響を与えた。
『文選』には三首収めてあるが、玉臺新詠にはその第一、第二首であるが、三首もけいさいする。共に亡き妻をいたんで綿々とその情を寄せた代表作である。
#2
豈曰無重纊,誰與同歲寒?
暮れの寒さを共にするものはもはや居らぬのに、なんとまあ月のおぼろに照りそうことよ。
27. 豈曰… 『詩経』の《秦風、無衣篇》「豈日衣無、與子同澤。」(豈衣無しと日はんや。子と澤を同じうせん」とある句に基づく。「重纊」は重ねた綿入れ。澤:下着、肌着、襦袢。
歲寒無與同,朗月何朧朧。
寝返りしながら、枕や敷物を見やれば、林いっぱいに敷きのばされた長い竹席には誰もいない。
28. 朧朧 おぼろにかすんださま。うすあかるいさま。
展轉眄枕席,長簟竟牀空。
うつろの林はほこりの積もるにまかせ、誰も居らぬ室には悲しげな風が吹きこむ。
29. 簟 たかむしろ。夏用の敷物。


































