同じ日の紀頌之5つのブログ 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩雑詩二首(一) 曹丕(魏文帝) 魏詩<6-#1>文選 雑詩 上 625 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1717 
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩秋懐詩十一首(3) 韓愈 韓退之(韓愈)詩<103>Ⅱ中唐詩538 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1718 
 Ⅲ杜甫詩1000詩集成都(1)浣花渓の草堂(0)  杜甫詩 index 杜甫 <353>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1719 杜甫詩 700- 529 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集元和聖徳詩 韓退之(韓愈)詩<80-#11> (12/26) 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩『酒泉子』四首(四) 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-24-3-#4 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1720 
      
 ■今週の人気記事(漢詩の3部門ランキング)
 ■主要詩人の一覧・詩目次・ブログindex 
 謝靈運index謝靈運詩古詩index漢の無名氏  
孟浩然index孟浩然の詩韓愈詩index韓愈詩集
杜甫詩index杜甫詩 李商隠index李商隠詩
李白詩index 李白350首女性詩index女性詩人 
 上代・後漢・三国・晉南北朝・隋初唐・盛唐・中唐・晩唐北宋の詩人  
◎漢文委員会のHP http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/
                  http://kanbuniinkai7.dousetsu.com
                  http://kanbuniinkai8.dousetsu.com
                           http://3rd.geocities.jp/miz910yh/
『酒泉子』四首(四) 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-24-3-#4  花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1720


酒泉子 (一)
羅帶惹香,猶系別時紅豆。
淚痕新,金縷舊,斷離腸。
一雙嬌燕語雕梁,還是去年時節。
綠陰濃,芳草歇,柳花狂。

酒泉子 (二)
花映柳條,閑嚮綠萍池上。
憑欄杆,窺細浪,兩蕭蕭。
近來音信兩疏索,洞房空寂寞。
掩銀屏,垂翠箔,度春宵。

酒泉子 (三)
日映紗窗,金鴨小屏山碧。
故鄉春,煙霭隔,背蘭釭。
宿妝惆悵倚高閣,千裏雲影薄。
草初齊,花又落,燕雙雙。

酒泉子 (四)
楚女不歸,樓枕小河春水。
月孤明,風又起,杏花稀。
玉釵斜簪雲鬟重,裙上金縷鳳。
八行書,千裏夢,雁南飛。


酒泉子 (一)
羅帶 香に惹かれ,猶お別れ時に紅豆に系かる。
淚痕 新たにし,金縷 舊く,離れ腸を斷つ。
一雙 燕を嬌して雕梁を語り,是に去る年 時節を還える。
綠陰 濃く,芳草 歇むは,柳花の狂なり。

酒泉子 (二)
花 柳條を映え,閑にして嚮うは 綠萍 池の上り。
欄杆を憑し,細浪を窺うは,兩 蕭蕭たり。
近來 音信 兩 疏索にす,洞房 空しく寂寞たり。
銀屏を掩い,翠箔を垂して,春宵を度る。

酒泉子 (三)
日 紗窗に映し,金鴨 小屏 山の碧。
故鄉の春,煙霭の隔,蘭釭を背す。
宿妝 惆怅して高閣に倚るは,千裏 雲影薄し。
草 初めて齊し,花又落つるは,燕 雙雙たり。

酒泉子 (四)
楚女 歸らず,樓枕 小河の春水。
月 孤り明るくし,風又起きるは,杏花 稀れなり。
玉钗 斜簪 雲鬟 重り,裙上 金縷の鳳。
八行の書,千裏の夢,雁 南飛す。


酒泉子 (四)
・酒泉子 唐教坊曲名。雙調四十字、前段五句両平韻
両仄韻、後段五句三仄韻一平韻(詞譜三)。
唐以降の中国王朝における宮廷に仕える楽人や妓女たちに宮廷音楽を教習させるための機関をさす。楽曲や歌舞の習得を主な目的とするが、官妓にあたる妓女を統括する役割もあった。その後の王朝に引き継がれ、清代まで続いたが、雍正帝の時に廃止された。
『酒泉子』は宮廷で歌われたこの教坊曲である。


楚女不歸,樓枕小河春水。
美人の多い楚の国の女は帰ることはない、樓閣で枕する生活で春の小川のくねり曲りを感じ、雪解けの水嵩が増える思いをしている。
月孤明,風又起,杏花稀。
中秋の明月はただ独りの部屋をで明るく照らし、北風もまた吹きすさび起き上がる。そしてまた女はあんずの花が稀に咲くおもいをするのである。
玉釵斜簪雲鬟重,裙上金縷鳳。
かがやく宝飾に飾られた簪は斜めに傾き雲型の鬢の髪に重なる、うす手の上着を掛けられた金の刺繍の鳳凰がある。
八行書,千裏夢,雁南飛。

八行の詩詞の手紙、千里先に夢をはせる。雁が夢を乗せて南に飛んでゆく。


白鬚草01



『酒泉子』 (四) 現代語訳と訳註
(本文)
酒泉子 (四)
楚女不歸,樓枕小河春水。
月孤明,風又起,杏花稀。
玉钗斜簪雲鬟重,裙上金縷鳳。
八行書,千裏夢,雁南飛。


(下し文)
酒泉子 (四)
楚女 歸らず,樓枕 小河の春水。
月 孤り明るくし,風又起きるは,杏花 稀れなり。
玉钗 斜簪 雲鬟 重り,裙上 金縷の鳳。
八行の書,千裏の夢,雁 南飛す。


(現代語訳)
美人の多い楚の国の女は帰ることはない、樓閣で枕する生活で春の小川のくねり曲りを感じ、雪解けの水嵩が増える思いをしている。
中秋の明月はただ独りの部屋をで明るく照らし、北風もまた吹きすさび起き上がる。そしてまた女はあんずの花が稀に咲くおもいをするのである。
かがやく宝飾に飾られた簪は斜めに傾き雲型の鬢の髪に重なる、うす手の上着を掛けられた金の刺繍の鳳凰がある。
八行の詩詞の手紙、千里先に夢をはせる。雁が夢を乗せて南に飛んでゆく。


(訳注) 酒泉子 (四)
楚女不歸,樓枕小河春水。
美人の多い楚の国の女は帰ることはない、樓閣で枕する生活で春の小川のくねり曲りを感じ、雪解けの水嵩が増える思いをしている。
菩薩蠻 十三
竹風輕動庭除冷,珠簾月上玲珑影。
山枕隱濃妝,綠檀金鳳凰。
兩蛾愁黛淺,故國吳宮遠。
春恨正關情,畫樓殘點聲。


月孤明,風又起,杏花稀。
中秋の明月はただ独りの部屋をで明るく照らし、北風もまた吹きすさび起き上がる。そしてまた女はあんずの花が稀に咲くおもいをするのである。
・杏花 杏の花は春の花であり、秋に稀に咲くわけではなく男女関係をもとにした語と思われる。
菩薩蠻 十一
南園滿地堆輕絮,愁聞一霎清明雨。
雨後卻斜陽,杏花零落香。
無言勻睡臉,枕上屏山掩。
時節欲黃昏,無聊獨倚門。


玉釵斜簪雲鬟重,裙上金縷鳳。
かがやく宝飾に飾られた簪は斜めに傾き雲型の鬢の髪に重なる、うす手の上着を掛けられた金の刺繍の鳳凰がある。
菩薩蠻 十四
水精簾裏頗黎枕,暖香惹夢鴛鴦錦。
江上柳如煙,雁飛殘月天。
藕絲秋色淺,人勝參差剪。
雙鬂隔香紅,玉钗頭上風。


八行書,千裏夢,雁南飛。
八行の詩詞の手紙、千里先に夢をはせる。雁が夢を乗せて南に飛んでゆく。
菩薩蠻 十
滿宮明月梨花白,故人萬裏關山隔。
金雁一雙飛,淚痕沾繡衣。
小園芳草綠,家住越溪曲。
楊柳色依依,燕歸君不歸。