『南歌子七首(四)』温庭筠 

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南歌子七首 (四) 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-33-5-#11  花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1748


南歌子 七首
(一)
手裏金鹦鹉,胸前繡鳳凰。偷眼暗形相。不如從嫁與,作鴛鴦。
(二)
似帶如絲柳,團酥握雪花。簾卷玉鈎斜。九衢塵欲暮,逐香車。
(三)
鬓垂低梳髻,連娟細掃眉。終日兩相思。爲君憔悴盡,百花時。
(四)
臉上金霞細,眉間翠鈿深。倚枕覆鴛衾。隔簾鶯百囀,感君心。
(五)
撲蕊添黃子,呵花滿翠鬟。鴛枕映屏山。月明三五夜,對芳顔。
(六)
轉盼如波眼,娉婷似柳腰。花裏暗相招,憶君腸欲斷,恨春宵。
(七)
懶拂鴛鴦枕,休縫翡翠裙。羅帳罷爐熏。近來心更切,爲思君。


(四)
臉上金霞細,眉間翠鈿深。
ほほのうえには、かぼそい金霞のよそおいでかざり、眉間にはふかく翠りの鈿のかざりをしている。
倚枕覆鴛衾。
着飾って麗しくして枕をあててよこになり、鴛鴦のうす絹の掛け布をかけています。
隔簾鶯百囀,感君心。

御簾を隔てて鶯がしきりにさえずっているので、その鶯の囀りは、しみじみとあなたのこころを感じているのです。

曉鶯005

臉の上 金の霞細,眉間 翠の钿深。
枕に倚りて鴛衾に覆す。
簾を隔てて鶯百囀り,君が心を感ず。





『南歌子 七首』(四) 現代語訳と訳註
(本文)
臉上金霞細,眉間翠钿深。
倚枕覆鴛衾。
隔簾莺百啭,感君心。


(下し文)
南歌子
臉の上 金の霞細,眉間 翠の钿深。
枕に倚りて鴛衾に覆す。
簾を隔てて鶯百囀り,君が心を感ず。


(現代語訳)
ほほのうえには、かぼそい金霞のよそおいでかざり、眉間にはふかく翠りの鈿のかざりをしている。
着飾って麗しくして枕をあててよこになり、鴛鴦のうす絹の掛け布をかけています。
御簾を隔てて鶯がしきりにさえずっているので、その鶯の囀りは、しみじみとあなたのこころを感じているのです。


(訳注)
『花間集』巻一にある。女性が来てくれるのを待ち侘びて春の朝を詠う。
唐教坊曲名。単調二十三字。唐以降の中国王朝における宮廷に仕える楽人や妓女たちに宮廷音楽を教習させるための機関をさす。楽曲や歌舞の習得を主な目的とするが、官妓にあたる妓女を統括する役割もあった。その後の王朝に引き継がれ、清代まで続いたが、雍正帝の時に廃止された。
『更漏子』『定西番』は宮廷で歌われたこの教坊曲である。


臉上金霞細,眉間翠鈿深。
わたしは今日もほほのうえには、かぼそい金霞のよそおいでかざり、眉間にはふかく翠りの鈿のかざりをしているのです。
・眉間翠鈿深 眉の間の正面のところに翠鈿をつけた化粧をいう。深というのは眉の間にほどこされて深く見えるからであろう。


倚枕覆鴛衾。
着飾って麗しくして枕をあててよこになり、鴛鴦のうす絹の掛け布をかけています。
・倚枕 枕をそばだてると訓している。頭をもたたげてななめに枕によりかからせる意とおもう。
・覆鴛駕 駕駕の模様のある被をおおう。


隔簾鶯百囀,感君心。
御簾を隔てて鶯がしきりにさえずっているので、その鶯の囀りは、しみじみとあなたのこころを感じているのです。
・感君心 君の心に感ずる。前に見える
更漏子詞の「感君憐」と同じ意であろう。
君は情人をさすであろう。