楊柳枝 之三 温庭筠


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李商隠詩
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楊柳枝 之三 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-59-12-#  花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1852


楊柳枝 (之三)
禦柳如絲映九重,鳳凰窗映繡芙蓉。
柳の枝をまるで糸を操るように手に取りもてあそぶ、柳の枝は金色に輝く若芽を幾重にもかさねって目に映える。描かれた鳳凰が芙蓉の刺繍を差し込んだうす絹の窓辺に映している。
景陽樓畔千條路,一面新妝待曉風。
あのひとがこないまま夜明けをつげる景陽の鐘がなる、高楼のある川岸に柳並木の道、鏡に向い朝の化粧に変えて、又今日も暁の風を斬ってきてくれるあの人を待つのです。

(之三)
絲の如く柳を禦して九重を映し,鳳凰 繡の芙蓉を窗に映す。
景陽 樓の畔 千條の路,新妝するに一たび面し曉の風するを待つ。

楊柳枝003









『楊柳枝』(之三) 現代語訳と訳註
(本文) 

禦柳如絲映九重,鳳凰窗映繡芙蓉。
景陽樓畔千條路,一面新妝待曉風。


(下し文) 楊柳枝 (之三)
絲の如く柳を禦して九重を映し,鳳凰 繡の芙蓉を窗に映す。
景陽 樓の畔 千條の路,新妝するに一たび面し曉の風するを待つ。


(現代語訳)
柳の枝をまるで糸を操るように手に取りもてあそぶ、柳の枝は金色に輝く若芽を幾重にもかさねって目に映える。描かれた鳳凰が芙蓉の刺繍を差し込んだうす絹の窓辺に映している。
あのひとがこないまま夜明けをつげる景陽の鐘がなる、高楼のある川岸に柳並木の道、鏡に向い朝の化粧に変えて、又今日も暁の風を斬ってきてくれるあの人を待つのです。

景陽楼001











(訳注)
楊柳枝 (之三)

柳を詠う。連作八首のうち第三首。


禦柳如絲映九重,鳳凰窗映繡芙蓉。
柳の枝をまるで糸を操るように手に取りもてあそぶ、柳の枝は金色に輝く若芽を幾重にもかさねって目に映えるのです。描かれた鳳凰が芙蓉の刺繍を差し込んだうす絹の窓辺に映している。
・九重 1 物が九つ、または、いくつも重なっていること。また、その重なり。「―に霞隔てば」〈源・真木柱〉 2 《昔、中国の王城は門を九重につくったところから》宮中。禁中。


景陽樓畔千條路,一面新妝待曉風。
あのひとがこないまま夜明けをつげる景陽の鐘がなる、高楼のある川岸に柳並木の道、鏡に向い朝の化粧に変えて、又今日も暁の風を斬ってきてくれるあの人を待つのです。
・景陽 景陽の鐘。『南斉書(后妃伝)』、斉の武帝が景陽楼に鐘を置かせ、暁に鳴らして時を知らせたことから〕暁に鳴らされる鐘。
・柳の枝は男が通ってくる頃は柳の木に馬を止めてきていた。今は馬が止まっていないのだ。男は来ないのだ。