同じ日の紀頌之5つのブログ 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩贈徐幹 (2) 曹植 魏詩<29>文選 贈答二 660 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1857 
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩原道 韓退之(韓愈)詩<115-1>Ⅱ中唐詩573 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1858 
 Ⅲ杜甫詩1000詩集南鄰 杜甫 成都(3部)浣花渓の草堂(3 -1)  <383>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1859 杜甫詩1000-383-564/1500 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集田園作 孟浩然 (01/30) 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩楊柳枝 之五 温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-61-14-# 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1860 
      
 ■今週の人気記事(漢詩の5ブログ各部門)
 ■主要詩人の一覧・詩目次・ブログindex 

古詩十九首 (1) 漢詩 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67676781.html
安世房中歌十七首(1) 唐山夫人 漢詩 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67710265.html
為焦仲卿妻作 序 漢詩<143>古詩源 巻三 女性詩
http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67729401.html
於凊河見輓船士新婚別妻一首 曹丕(魏文帝) 魏詩 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67759129.html
朔風 (一章) 曹植 魏詩<25-#1>文選 雑詩 上  http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67780868.html
謝靈運詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/1901_shareiun000.html 謝靈運詩 六朝期の山水詩人。この人の詩は上品ですがすがしい男性的な深みのある詩である。後世に多大な影響を残している。
謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ー
http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩 盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。


李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人 古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩
http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首
*****************************************************************




『楊柳枝 之五』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-61-14-#  花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1860


楊柳枝 (之五)
兩兩黃鸝色似色,裊枝啼露動芳音。
小糠雨が降りやんでその後また降り始めている、黄色のうぐいす色がさらに濃くなってはっきりしてきています、風にそよぐ枝の上で泣き腫らしていて、芳しい香りに心なごます音色に心は動かされます。
春來幸自長如線,可惜牽纏蕩子心

間違いなく春は来ているのだ、柳の枝は幸いにも自然にその枝は長くなっています、惜しむべきことはあの人との腐れ縁、あの放蕩男とのつながりなのです。

兩に兩して黃鸝【こうり】の色 色に似る,裊枝【じょうし】啼露して芳音を動かす。
春來たれば幸にして自ら長く線の如し,惜む可くは牽纏【けんてん】蕩子の心。

楊柳枝005









『楊柳枝』 (之五) 現代語訳と訳註
(本文)
楊柳枝 (之五)
兩兩黃鸝色似色,裊枝啼露動芳音。
春來幸自長如線,可惜牽纏蕩子心


(下し文)
兩に兩して黃鸝【こうり】の色 色に似る,裊枝【じょうし】啼露して芳音を動かす。
春來たれば幸にして自ら長く線の如し,惜む可くは牽纏【けんてん】蕩子の心


(現代語訳)
小糠雨が降りやんでその後また降り始めている、黄色のうぐいす色がさらに濃くなってはっきりしてきています、風にそよぐ枝の上で泣き腫らしていて、芳しい香りに心なごます音色に心は動かされます。
間違いなく春は来ているのだ、柳の枝は幸いにも自然にその枝は長くなっています、惜しむべきことはあの人との腐れ縁、あの放蕩男とのつながりなのです。


(訳注)
楊柳枝 (之五)
兩兩黃鸝色似色,裊枝啼露動芳音。
小糠雨が降りやんでその後また降り始めている、黄色のうぐいす色がさらに濃くなってはっきりしてきています、風にそよぐ枝の上で泣き腫らしていて、芳しい香りに心なごます音色に心は動かされます。
・裊枝 風にそよぐ枝。1 風がそよそよと吹くさま。  2 長くしなやかなさま。
・啼露 1 涙を流して泣く。「啼泣」2 鳥や獣などが鳴く。


春來幸自長如線,可惜牽纏蕩子心。
間違いなく春は来ているのだ、柳の枝は幸いにも自然にその枝は長くなっています、惜しむべきことはあの人との腐れ縁、あの放蕩男とのつながりなのです。

・牽纏 絡み合う、関係する、影響する。しがらみ。くされえん。
・蕩子 「蕩児(とうじ)」に同じ。正業を忘れて、酒色にふける者。放蕩むすこ。遊蕩児。

中唐•白居易『放言五首 其二』
世途倚伏都無定,塵網牽纏卒未休。禍福回還車轉轂,榮枯反覆手藏鉤。龜靈未免刳腸患,馬失應無折足憂。不信君看弈棊者,輸贏須待局終頭。

世途(せいと)の倚伏 すべて定まるなく、塵網(じんもう)のけんてん ついに未だやまず
禍福はめぐりて 車 轂(こく)を転じ、栄枯は蔵鉤のごとく反復す
亀は霊なるも 未だ腸を刳(え)ぐらる患(うれ)いを免れず、馬は失して まさに足を折る憂い無かるべし
信ぜずんば 君看よ 奕棋(えきき)の者、輸贏(しゅえい) すべからく待つべし
美女画557