和新及第悼亡詩二首 其一 魚玄機

2013年2月25日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
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●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集西郊 杜甫 成都(4部)浣花渓の草堂(4 - 2)  杜甫 <407> 五言律詩 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1980 杜甫詩1000-407-590/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集游鳳林寺西嶺 孟浩然 kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞ブログ 1981 (02/25)
●森鴎外の小説 ”激しい嫉妬・焦燥に下女を殺してしまった『魚玄機』”といわれているがこれに疑問を持ち異なる視点で解釈して行く
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性和新及第悼亡詩二首 其一 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-87-23-#  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1982
 
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http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150首 
 



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卷804_18 【和新及第悼亡詩二首】魚玄機


和新及第悼亡詩二首 其一
仙籍人間不久留,片時已過十經秋。鴛鴦帳下香猶暖,
鸚鵡籠中語未休。朝露綴花如臉恨,晚風欹柳似眉愁。
彩雲一去無消息,潘嶽多情欲白頭。

其二
一枝月桂和煙秀,萬樹江桃帶雨紅。
且醉尊前休悵望,古來悲樂與今同。


和新及第悼亡詩二首 其一
(新たに進士の試験に及第したうれしい日に十年前に他界してしまった妻のことを悲しんで作った詩を示されたので、それに和韻した。)
仙籍人間不久留,片時已過十經秋。
仙界からこの人間の世界へ降りてこられたお方というのは、長く地上に留まることができないということなのでしょう。でもあっという間に、十回も秋をすぎてしまったのでしょう。
鴛鴦帳下香猶暖,鸚鵡籠中語未休。
きっと今でも鴛鴦が美しい戸張のなかで、お香がなお暖かに匂っております、鸚鵡は籠のなかには、数えていただいたことばを、今もなお忘れずに口にしているでしょう。
朝露綴花如臉恨,晚風欹柳似眉愁。
朝露にぬれた花ビラは瞳に溢れる恨みの涕のようです。夕方の風に柳の葉が動きます、柳の葉は美しい眉なのに愁いに溢れます。
彩雲一去無消息,潘嶽多情欲白頭。
試験及第で思いが叶い、色美しい朝の雲が消えてしまうように、姿をお隠しになったきり、二度とお姿をおあらわしにならないでしょう。西晋の潘岳は悼亡三首を作りその愛情の豊さを著しましたが、いまのあなた様も悼亡によって潘岳のような白髪頭になられるのでしょう。
(新及第の悼亡の詩に和す 二首 其一)
仙籍【せんせき】は 人間に久しく留まらず、片時 巳に過ぎ 十たび秋を経たり。
鴛鴦【えんおう】帳下 香 猶は暖かに、鸚鵡【おうむ】籠中 語 末だ休めず。
朝露 花を綴れば 臉 恨むが如く、晩風 柳を欹つれば 眉愁ふるに似たり。
彩雲【さいうん】一去 消息無し、潘嶽【はんがく】多情 白頭ならんとす。


原道 韓退之(韓愈)05








『和新及第悼亡詩二首 其一』 現代語訳と訳註
(本文)
仙籍人間不久留,片時已過十經秋。
鴛鴦帳下香猶暖,鸚鵡籠中語未休。
朝露綴花如臉恨,晚風欹柳似眉愁。
彩雲一去無消息,潘嶽多情欲白頭。


(下し文)
(新及第の悼亡の詩に和す 二首 其一)
仙籍【せんせき】は 人間に久しく留まらず、片時 巳に過ぎ 十たび秋を経たり。
鴛鴦【えんおう】帳下 香 猶は暖かに、鸚鵡【おうむ】籠中 語 末だ休めず。
朝露 花を綴れば 臉 恨むが如く、晩風 柳を欹つれば 眉愁ふるに似たり。
彩雲【さいうん】一去 消息無し、潘嶽【はんがく】多情 白頭ならんとす。

美女画555













(現代語訳)

(新たに進士の試験に及第したうれしい日に十年前に他界してしまった妻のことを悲しんで作った詩を示されたので、それに和韻した。)
仙界からこの人間の世界へ降りてこられたお方というのは、長く地上に留まることができないということなのでしょう。でもあっという間に、十回も秋をすぎてしまったのでしょう。
きっと今でも鴛鴦が美しい戸張のなかで、お香がなお暖かに匂っております、鸚鵡は籠のなかには、数えていただいたことばを、今もなお忘れずに口にしているでしょう。
朝露にぬれた花ビラは瞳に溢れる恨みの涕のようです。夕方の風に柳の葉が動きます、柳の葉は美しい眉なのに愁いに溢れます。

試験及第で思いが叶い、色美しい朝の雲が消えてしまうように、姿をお隠しになったきり、二度とお姿をおあらわしにならないでしょう。西晋の潘岳は悼亡三首を作りその愛情の豊さを著しましたが、いまのあなた様も悼亡によって潘岳のような白髪頭になられるのでしょう。

(訳注)
和新及第悼亡詩二首 其一

新たに進士の試験に及第したうれしい日に十年前に他界してしまった妻のことを悲しんで作った詩を示されたので、それに和韻した。
・新及第 進上の試験に及第したばかりの人。
・悼亡 妻の死を悲しむこと。晋の潘岳が妾の死をいたんで「悼亡」とこう題する三首の詩を作ったのにはじまる。潘岳:安仁。滎陽(けいよう)中牟(河南省)の人。陸機と並ぶ美文の文学の大家で,錦を敷きのべたような絢爛(けんらん)たる趣をたたえられた。ことに人の死を悼む哀傷の詩文を得意とし,亡妻への尽きぬ思いをうたった〈悼亡詩(とうぼうし)〉3首はよく知られる。絶世の美男として,また権門の間を巧みに泳ぎまわる軽薄才子として,とかく話題にこと欠かなかった。八王の乱の渦中で悲劇的な刑死を遂げた。


仙籍人間不久留,片時已過十經秋。
仙界からこの人間の世界へ降りてこられたお方というのは、長く地上に留まることができないということなのでしょう。でもあっという間に、十回も秋をすぎてしまったのでしょう。
・仙籍 その妻であった人が、仙女の天降ったものであるという詩想から、この文字か使っている。
・片時 アッという間に。
・十經秋 秋は一年に一度。そこでそれが十たび過ぎたといえば、十年たったこと。


鴛鴦帳下香猶暖,鸚鵡籠中語未休。
きっと今でも鴛鴦が美しい戸張のなかで、お香がなお暖かに匂っております、鸚鵡は籠のなかには、数えていただいたことばを、今もなお忘れずに口にしているでしょう。
・駕駕帳 帳はとばり。寝台のまわりに垂れるまく。それにおしどりの刺繍がしてある。
・鸚鵡 おうむを飼っていた。そのおうむが妾のいたころ、教えられていっていたことばを、いまだに忘れずにいっていること。


朝露綴花如臉恨,晚風欹柳似眉愁。
朝露にぬれた花ビラは瞳に溢れる恨みの涕のようです。夕方の風に柳の葉が動きます、柳の葉は美しい眉なのに愁いに溢れます。
・敬柳 柳の基が夙によってななめになると、層をしかめた形になる。


彩雲一去無消息,潘嶽多情欲白頭。
試験及第で思いが叶い、色美しい朝の雲が消えてしまうように、姿をお隠しになったきり、二度とお姿をおあらわしにならないでしょう。西晋の潘岳は悼亡三首を作りその愛情の豊さを著しましたが、いまのあなた様も悼亡によって潘岳のような白髪頭になられるのでしょう。
・彩雲一去 朝日が昇る前の五色の雲。良いことの表れ、李白の詩に「朝に辞す白帝彩雲の間」という句がある。
・消息 たよりがない。姿を見せない。
・潘岳 西晋の詩人。妻の死を悲しんで「悼亡」の詩を作った。悼亡は「亡き人をいたむ」意。